*2025年05月19日:大氣耳鼻咽喉科
*2025年05月20日:眼鏡新調など
*2025年05月21日:「大地の歌」のシンセの検討
*2025年05月22日:Perplexity
*2025年05月23日:「美しきシモネッタ」特別公開展/星野之宣 原画展
*2025年05月24日:夏オフ用3台目の鍵盤、確保
*2025年05月25日:MIDI MERGER 発注
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*2025年05月19日:大氣耳鼻咽喉科


 曇天。降りそうなので、傘をもって8:10に徒歩で発ち、中山駅の近くの大氣耳鼻咽喉科に向かう。ここに来るのは初めてである。徒歩30分ぐらいの距離であり、自動車だと具合がいいのだが、あいにく、この病院には駐車場がない。(駅ちかだとありがちなことである。)電車を使うと、馬鹿馬鹿しいことこの上ない三角回りになる。自転車が最適と思えるが、雨が降りそうなのでね..

 ..ま、血迷って自転車にしなくてよかった [;^J^]。途中、きつい坂道を延々と下るのだ。自転車だと帰りが地獄になるところだった [;^.^]。8:45、着。診察は9:00から。列はそれなりだが、さほどは待たない。

 鼻から管を突っ込んで [;_ _](咽頭内視鏡検査という奴かな)、声を出しながらの映像撮り。「声帯溝症(せいたいこうしょう)(の、軽度のもの)」との診断である。声帯に溝(というか小さな窪み)が出来ていて、これが発声に影響している(声がれの原因になっている)のだろう、という見立て。ただ、これ自体の治療については、どうも消極的に見える。(手術などは現実的ではない、という雰囲気を漂わせている。)いささか不満。それはそれとして、昔から気になっている、喉に常に痰(のように自分では思えるのも)がからんでいて、これが原因で声がれが発生しているような気もする、という私からの申告については、それもありうるということで、薬が処方される。感染症/アレルギー性鼻炎/痰のからみ、などについての薬たちである。

 診察は9:55に終わり、隣りの薬局で薬をもらって、10:20に発つ。いまいち納得のいかない診療なので、薬の効果を見きわめつつしばらく通ってみて、状況がかわらないようなら、石黒先生から紹介されたもう一軒の医者を訪れてみることにしようかな。

 往路は35分かかったのだが、復路はきつい上り坂となるので45分かかるかも知れない [;_ _]。雨は大丈夫そうだがこんなに歩きたくないので、歩いてすぐの中山駅から、自宅近くのバス停までの相鉄バスを使うことにした。往路もバスで来れば良かったようなものであるが、この経路のバスの本数が比較的少ないことと、もう少し楽な道かと思っていたので、歩いてきた次第である。[_ _][;^J^]

 10:45に発つバスは、自宅の近くのバス停まで30分。(自宅直近のバス停ではない。)ここからだと自宅まで徒歩10分ぐらいなのだが、買い物など寄り道しつつ、11:50に帰宅。

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*2025年05月20日:眼鏡新調など


 快晴、風強し。

 9:16の横浜駅西口行きバスで発ち、1時間後に着く。有隣堂など。相鉄線で鶴ヶ峰にとんぼ返りし、11時過ぎにいったん帰宅。昼過ぎに改めて車で出て、宮ノ下交差点の眼鏡市場で、新調した眼鏡を引き取る。初めての鼈甲系である [^.^]。なか卯で昼食。

 帰宅してから、某金融資産をふたつの普通預金口座(いずれも自動引き落としされるワーキング)と(全世界株式系の)投資信託に分配する。このご時勢にと訝しがられるかも知れないが、相場が荒れているときは「動揺せずに今までの方針どおりまっすぐ進む」のが、長い目で見て最善解であろうという考えである。(これはあくまでも私個人の考え方であり、他人にアドバイスできるほどの知識もスキルもないし、責任はもてない。各自、勝手にやってくれ。[;^.^])

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*2025年05月21日:「大地の歌」のシンセの検討


 曇天。 白根診療所で月いちの健診..今さらながら当たり前のことを書くが、「月いちの健診」って、すぐに来るな [;_ _]。体感として前回から2週間ぐらいしか経っていないのだが..[;_ _][;^.^]

 帰宅してから、久しぶりにきちんと掃除をして、Hさんの来訪を待つ..さらに今さらながら当たり前のことを書くが、「客」がなんの役に立つかといって、「掃除」のトリガーになることだよな。[;^.^][;^.^][;^.^]

 予定どおり、14:30に到着。今年の夏オフで採り上げることを検討している「大地の歌」(マーラー)の最終楽章の、シンセの検討である。ハープ2台とコントラバスとチェレスタ、タムタム(銅鑼)。そして、木管楽器群の代奏。現時点では、コントラファゴット、バスクラリネット、イングリッシュホルン(コーラングレ)の奏者が夏オフに参加するかどうか未確定で、かつ、これらの楽器に重要なソロがある。参加がない場合、別の楽器かまたはシンセで代奏しなくてはならないのだ。

 シンセサイザーは私のFantom−Sのみであり、これとNさんのエレピを車で会場に運び込み、エレピをシンセの外部MIDIキーボードとして使って、「シンセ(鍵盤)奏者2名」..これが近年の体制であるが(エレピなしのシンセ1台のみの年も、しばらく続いた)、「大地の歌」は、これでは足りないのだ。3台目の外部MIDI鍵盤は私の方で調達するとして(この場合、2台の外部MIDI鍵盤からのMIDI信号をFantom−Sに流し込むためのMIDIマージャーも必要になる)、奏者をうまく分配できるのか..

 Hさんと検討した結果、Fantom−S自体の鍵盤は、例によってコントラバスパートを担当し、これまた例によって私が演奏する。(アルコ奏法とピッチカート奏法の切り替えなど、特殊操作が必要となることもあり、なかなか余人にはまかせられないのだ。)エレピは、シンセの外部鍵盤として、ハープパートを担当する。ハープは2台なのだが(これまたよくあることだが)交互に弾いている個所が多く、さほど無理なく1台の鍵盤でひとりで演奏できる譜面にまとめられそうである。(Hさんが譜面を作成する。)いわゆるハープグリッサンド奏法は、外部MIDIからは出来ないのだが(あまりに煩雑なので技術的な説明は全カット [_ _])、この曲では、Cdur(Cmajor)とFdur(Fmajor)のグリッサンドがあるのみ。Cdur については仕込み不要で、エレピの鍵盤の上で、普通に指を滑らせればいい。Fdur についてはFantom−Sの鍵盤で操作する必要があるのだが、確認したところ、タイミング的に、コントラバスのロングトーンを押鍵したまま、グリッサンドを弾けることがわかった。これで、コントラバスとハープについては解決。

 そしてこれから調達する第3の鍵盤で、残りをまかなう。チェレスタパートは、曲の終盤のみ。そこまでは、木管パート(コントラファゴット、バスクラリネット、イングリッシュホルン)の代奏に専念できるのだが、これらの楽器が同時に奏される個所もあるし、そもそもどの楽器の代奏が必要なのか(あるいは他の生楽器でもカバーできるのか)など、現時点では不確定要素が多すぎるので、とりあえず検討用の(これらの合体)パート譜をHさんが作成することになった。これ以上の詳細は、今日の所は先送りである。

 問題は、タムタムである。Fantom−Sの鍵盤でコントラバス(一部、ハープ)のパートを奏しながら、この機種の特徴である「パッド」にタムタム音を仕込んでおいてトリガーする(叩く)ことはできるし、従来からそのようにしてきたのだが、この曲においてはタムタムパートがほとんどソロ楽器なみに重要。正直なところ、シンセで実現できるタムタム音には、そこまで細かい表情をつけることができない。(生のタムタムは、叩き方だけではなく、ミュートの仕方にも多彩なバリエーションがあるのだ。)現在、Hさんが本物のタムタムをレンタルできないかどうか打診中であるが、予算の問題もあるし..いちおう次善の策として、できるだけ多彩なタムタム音(奏法)を実現できるよう、仕込んでみるが..

 なにはともあれ、事態(状況)はかなりクリアになり、不安要素は大幅に減った。18:30にHさんをお見送りした。

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*2025年05月22日:Perplexity


 夜間、降っていたらしいが、明るい曇天。

 「第3の鍵盤」を物色していたのだが、メルカリで PC-180(Roland)を見つけて、発注。3800円である。

 旭混声合唱団の練習会が終わってから、日ノ出町のダイイチへ。合唱団のコスチューム(ジャケット)を購入して退出したのが、16:40。日ノ出町駅への帰り道に横浜ロック座があるのだが、わざわざこれから混雑するであろう時間帯にストリップを観る必要はない [;^J^]。「極味家」の隣りの「伝説のすたどん屋」で、すたみな肉そば。18:10、帰宅。

 Hさんから、Perplexity(Wikipedia)による「大鴉」(エドガー・アラン・ポー、Wikipedia)の分析が届いた。これは凄い..

 実は昨日、Hさんとの(シンセの検討をしながらの)雑談の中で、今となっては脈絡不明なのだが、ポーの「大鴉」の話題になり(ほんとに脈絡不明だわ [;^J^])、私がこの有名な詩(ポーの生前の大ヒット作)とセットであるところの「構成の原理」という「論文」について、熱く語ったのである。これは、「大鴉」がどのようにして作られたかを解説する「自作語り」なのであるが..

*大衆と批評家双方の好みに適うような詩を一篇書いてみたい…
*その構成の一点たりとも偶然や直感には帰せられない…
*数学の問題のような正確さと厳密な結果をもって完成されたものである…
*最初に考えたのは長さのことだった。
*次に考えたのは、伝達すべき印象或は効果の選択ということだった。
*次の問題は、美に最高の表現を与える調子は何かということだった。
*リフレインの効果ほど弘く用いられているものはない…
*快感は専ら同じことの反復という感じから引き出される…
*全体として音の単調さは守りながら、思想の単調を破る…
*最上のリフレインは一語である…
*最も引き延ばせる子音rと、最も響きのいい母音o…
*詩の調子として決めていた憂愁と結び付けうる言葉は、Nevermore …
*Nevermore という言葉を何度も続けて用いるための口実が必要になった。
*この困難さは専らその言葉が人間によって発せられるという前提から…
*ものが言えて理性を持たない生き物にしようと考えついた。
*こうしてぼくは、憂鬱な調子の、長さ百行ばかりの詩の各連の結句に、Nevermoreという一語を単調に繰り返す不吉な鳥、鴉に思い至ったのであった…

 ..まだまだ続くのだが、まるで推理小説の結末で探偵が犯罪のトリックを解き明かして見せているような、事実、江戸川乱歩も讃嘆措く能わざる名編として称揚したほどの、手に汗握る面白さ..と熱を込めて語ったのを、憶えていらっしゃったのだろう [;^J^]。Hさんが使われている Perplexity に、「大鴉」を分析させてみたとのことであるのだが..

 「ポーの「大鴉」という詩は、芸術サロンでの朗誦の文化(広くないライブの場で音声で演じられるものを楽しむ)を背景として、鴉の鳴き声を思わせる響きなどの効果を計算して書かれたと言われています。そのような側面から、この詩(原語)を分析してください。また、原文を全て表示した上で、この観点から解説できる全てを解説して下さい」という質問への回答は、権利関係がよくわからないのでここには転記しないが、ちょっと驚くべきものである。私は理系大学出身なのでよくわからないのだが、昔の文系大学ならば、卒論として通用してしまうレベルではないだろうか。(文系出身のHさんも、「昔の文系の4年生大学の卒論だったら、もしオリジナリティが高かったならば、余裕で院に誘われるレベル」との見立てである。)

 だからこそ、ソースの確認が重要。ここまでの考察を裏付けの確認なしに受け入れてしまうのは、本当に危ない。Perplexity が素晴らしいのは、ソースへのリンクが埋め込まれていること。今回は、ネット上の19編の論文を引用している..各国語のソースを読んで確認するのも大変だけどさ。[;_ _][;^.^]

 もちろん、ある程度は(あるいは大部分は?)「切り貼り」なのかも知れないが、まぁ、人間が論文を書くときも、ある程度は(あるいは大部分?[;^.^])「切り貼り」してることもあるしなぁ..[;^.^][;^.^][;^.^] なんにせよ、「よい」出力を得るためには、出力を確認してスクリプト(プロンプト)を修正する、というフィードバックループを何度か繰り返して「誘導」するわけであるが、この過程は極めて「クリティカル」である。意図的にあるいは無意識のうちに、歪んだ(自分の意に添う)出力を出させてしまう可能性がある..

 話題になっているらしい「幸せカナコの殺し屋生活」を、無料で視られる第1話のみ、ネットで視聴した。面白い。[^.^]

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*2025年05月23日:「美しきシモネッタ」特別公開展/星野之宣 原画展


 曇天。8:21のバスで発ち、鶴ヶ峰から新宿行きで(メトロを1回乗り換えて)竹橋に向かうが、昨夜の山手線の架線事故の影響で、ダイヤが多少乱れている。10:10、丸紅ギャラリー。ここに来るのは初めてかな。ほぼ隣の「国立近代美術館」には、よく来てるんだけどな。「「ボッティチェリ 美しきシモネッタ」特別公開展」(〜5月24日(土)まで)である。

 ただ1作品のみの展覧会というのも、潔くて爽やかである [^.^]。時間をかけてゆっくりと観賞。典型的な「ルネサンスの美女」である。美しい。

 ちなみに私は、「(ルネサンスの)美女の代表」とされている「モナ・リザ」に性的魅力を感じたことは、一度もない。それこそ物心ついて以来(小学生時分から)観てきた絵だが、小学生の頃から(早くも)なにか「違和感」を感じていたような気がする。早い話が、「男っぽい」のだ。今の言葉で言えば「クィア的」ということになろうか。それを感じ取るだけの感受性が、あったのである。

 10:35に退出し、東西線で、11:18に吉祥寺。「大衆スタンド てんぐ大ホール」で、日替りランチ。

 12:00、リベストギャラリー創。「星野之宣 原画展」(5月23日(金)〜6月4日(水)まで)である。

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 眼福である。初期作から近作までの原画を、巧みにセレクトして展示している。諸星大二郎の原画も(友情参加として)展示されている(撮影禁止)。誰もが想起するであろう「あのシーン」の原画である。[^.^]



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 左から、「2001夜物語」「ブルーシティー」「星を継ぐもの」の原画。



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 「取材/構想ノート」。



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 左写真は、トラウマ級の名作「月夢」の、決定的なシーン。(ノンブルでわかるように、この両ページのあいだに2ページある。)中写真は、少年ジャンプの手塚賞受賞作という意味でも、「月夢」どうようSF漫画史に残る初期の傑作「はるかなる朝」。(この両ページのあいだのページに「アトランティスの精神と文明は正しくうけつがれねばならない…」というセリフがある。)しかし..

 ..われわれ呪われたあづま者(吾妻ひでおマニア)の目には、これほどの傑作も、同じくSF漫画史上に燦然と輝く名作「不条理日記」シリーズ(吾妻ひでお)全編中でも特に名高いこのシーン(「転生篇」第8頁)の元ネタにしか見えないのである [;_ _]。悲劇である..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^](ちなみにこの頁の残り2ネタは、「暗黒神話」(諸星大二郎)と「超少女明日香」(和田慎二)。)



 6月1日(日)にサイン会が開催されるので、改めて来る予定である。担当編集者のAさんに、久しぶりにお会いした。何か仕事ください。暇だから。[^.^][;^.^]

 13:05に出る。向かいの「古書 藤井書店」で、分厚い画集(図録)を3冊購入。13:52の京王井の頭線で発ち、横浜で有隣堂に寄る。15:28、鶴ヶ峰着。15:53、バスで帰宅。

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*2025年05月24日:夏オフ用3台目の鍵盤、確保


 曇天。スーパービバホーム長津田にセダムを買い足しに行くが、めぼしい鉢は(私に [;^J^])買い尽くされたっぽいので、ザ・ガーデンへ。4鉢購入。なか卯で早めの昼食をとり、午前中に帰宅。

 メルカリで落札した PC-180 が届いた。夏オフ用の第3の鍵盤である。動作確認、OK。

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*2025年05月25日:MIDI MERGER 発注


 昨夜来の小雨が続いている。サウンドハウスに KENTON MERGE-4 を発注。MIDIマージャーである。

 スナック“K”のMさんから、ラインで呼び出しがかかった [;^J^]。ここ最近、ご無沙汰していたからなぁ [;^J^]。今日はオーナーも来るとのこと。20:01のバスで行く。

 日曜日の夜のこととて、最初はすいていたのだが、やがて満席に。なんの話をしたのかは、ほぼ憶えていない [;^J^]。オーナーとガーデニングの話はしたような気がする。コルジリネとかいうカッコいい植物の写真を見せられたんだった。うちの庭に合うかなぁ..

 23時過ぎに出て、23:30過ぎに徒歩で帰宅。

 ヤフオクで、ACアダプタなしで通電未確認のリブ100を、1万8千円で落札してしまった [;^J^]。電源が入らなければドブ捨て、もしも入れば超お買い得である。どきどきわくわく..[;^.^]

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: May 30 2025
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