*2022年07月25日:幻想美術選「竜門図」円山応挙
*2022年07月26日:早朝、久々の停電
*2022年07月27日:シンセ脚発送
*2022年07月28日:ワルワルデー
*2022年07月29日:ミステリマガジンを..
*2022年07月30日:FCLA夏オフ 2022 第一日
*2022年07月31日:FCLA夏オフ 2022 第二日
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*2022年07月25日:幻想美術選「竜門図」円山応挙


 「幻想美術選」、記念すべき第300回。節目の回にこの作品を採り上げることは、実は遥か以前から決めていた。

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「竜門図」(円山応挙、1793年)

 円山応挙(1733〜1795)については説明不要だろうが、念のため → Wikipedia画像検索結果。この画題についても、説明不要だろう。「鯉の滝登り」の図である。

 なんとモダンな、なんと未来的な絵画空間だろうか! 三幅対の両翼には滝壺で静かに泳ぐ鯉の姿を静謐なタッチで。そして中央には、素晴らしくシンプルなスピード感の描線で、垂直方向に飛び上がっていく鯉! 両翼と中央の「高さ」が異なっているのも、まことに効果的なポイントである。

 応挙のこの画題の作品は複数あり、なかには三幅対ではなく、滝壺の鯉と滝登りの鯉、各一幅の(同じ高さの)対の作品もある。また、この組み合わせの(高さの)三幅対であっても、「下」ではなく「上」で揃えて、展示されることもある。私がこの「竜門図」を初めて観て息をのんだのは、「リアル 最大の奇抜府中市美術館」でであるが、その時はここにご紹介している展示方法であった。

 私はこの作品を..いや、この鯉を、「応挙の異次元ロケット」と呼んでいる。そうは見えないだろうか..? この中央の鯉は、単に垂直に滝を登っているというよりは、「虚空に向かって飛翔している」ようには、見えないだろうか..?

 異次元を目指して..

 幻想の彼方に..


 さて、2016年の2月以来、実に6年以上、300回に渡って続けてきた「幻想美術選」も、ここらでちょっと、ひと休みしようかと思う。別にネタが尽きたわけではなく、バックヤードにはまだまだ幻想美術、幻想画家がスタンバイしているのだが..さすがに普通はいったん休むでしょ [;^J^]。300回も続けたら。[;^.^]

 (..ま、こんなことを言うやつに限って、1〜2ヶ月後には、しれっと再開したりしがちなんですけどね。[;^J^])

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*2022年07月26日:早朝、久々の停電


 朝から小雨。会社に6:30に着いた頃には大雨となり、雷鳴が接近してきた。8時過ぎに工場が1分ほど停電したが [;^J^]、問題なし。

 午前中にはいったんあがったのだが、暗い曇天。その後結局、終日、雨。

 島田陽子、昨日、大腸癌で逝去。享年69..早期発見はできなかったのだろうか。残念である。合掌..

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*2022年07月27日:シンセ脚発送


 不就労日。快晴。高丘のヤマトの営業所から夏オフで使うシンセの脚を、Tさん宅宛てに宅急便で発送する。

 ちなみに、昔は宅急便は160サイズ(縦横高さの合計が160cm以下)が上限で、これを越えると「ヤマト便」扱いとなるのであった。私のシンセ脚の梱包は、ほぼぴったり160サイズで、測りようによっては越えることがあり、ヤマト便にされてしまうと到着が数日遅れて致命的なので、毎年ヒヤヒヤしていたのであるが、昨秋、ヤマト便の廃止に伴って、宅急便に180サイズと200サイズが追加され、このストレスが無くなったのであった。(今回は結局、160サイズで送れました。)

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*2022年07月28日:ワルワルデー


 フェイスブックで見かけた、ツイッターからの引用。

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 確かに理に適っていると思うが、長年、独り暮らしの私の場合、毎日が「ワルワルデー」なのである。これ以上、ストレスを解消できないのである。どうすればいいのだ。どうすればいいのだ..[;^.^]凸



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*2022年07月29日:ミステリマガジンを..


 ..ミスマガと略すと、文脈が混乱する(..今夜は、ネタが無かったんだよぅ..[/_;][/_;][/_;])

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*2022年07月30日:FCLA夏オフ 2022 第一日


 夏は、夏オフ。今年も、夏オフ..といっても、残念ながら、2020年と2021年は、開催中止となったのだが [_ _]、まずは、1996年以来のレポートを以下にリンクしておこう。


*1996年 第一日 第二日
*1997年 第一日 第二日
*1998年 第一日 第二日
*1999年 第一日 第二日
*2000年 第一日 第二日
*2001年 第一日 第二日
*2002年 第一日 第二日
*2003年 第一日 第二日
*2004年 第一日 第二日
*2005年 第一日 第二日
*2006年 第一日 第二日
*2007年 第一日 第二日
*2008年 第一日 第二日
*2009年 第一日 第二日
*2010年 第一日 第二日
*2011年 第一日 第二日
*2012年 第一日 第二日
*2013年 第一日 第二日
*2014年 第一日 第二日
*2015年 第一日 第二日
*2016年 第一日 第二日
*2017年 第一日 第二日
*2018年 第一日 第二日
*2019年 第一日 第二日

 快晴。重いシンセを担いで5:45に発ち、パスで浜松駅へ。(さすがに、シンセに加えて一眼レフ(D850)まで肩にかける元気は欠片もなく。[;_ _][;^.^])6:55のひかりで、9:05、我孫子。5分後に、駅前すぐの「けやきプラザ」の2Fの「ふれあいホール」。夏オフで使うのは初めての会場である。

 既にシンセ脚、ミキサーアンプ、スピーカーは届いている。舞台上でシンセと接続して、音出しと、会場に合わせての追い込みの微調整。昼食は、プラザ内の「福祉ショップ&軽喫茶 ぽぽら」でカレーライス。昼頃に受付をすませて、待ちに待ちました! 3年ぶりの夏オフである!(以下、例によって、もっぱらシンセ回りの備忘が中心となります。[_ _])

 まず、「交響曲第5番「運命」」(ベートーヴェン)では、コントラバスパートをKAさんに弾いてもらった。例年、コントラバス奏者は1人か、多くても2人なのだが、今年はとうとう0人なのである [;^J^]。この曲は、コントラバスがいないとはじまりませんからね。続いて、「歌劇「マドンナの宝石」間奏曲第1番」(ヴォルフ・フェラーリ)のハープパートをSAさんに。「月の光」(ドビュッシー)オケ編曲版のハープパートを、KAさんに。「ポルカ「雷鳴と電光」」(J.シュトラウス2世)のコントラバスパートは、当初は私が弾く予定だったのだが、KAさんに余力がありそうだったので、お願いしました。[;^J^]

 続いて、吹奏楽枠。吹奏楽曲のパート譜はネットで入手(閲覧)しづらいことが多く、例年、当日のでたとこまかせのスリリング枠なのだが [;^.^]、「行進曲「オーバー・ザ・ギャラクシー」」(斉藤高順)と「カドリーユ」(後藤洋)のグロッケンパートをKAさんに。「第一組曲」(ホルスト)は、シンセはお休み。「オリンピック・マーチ」(古関裕而)では、チューブラーベルとグロッケンのパートを、SHさんに弾いていただいた。

 「アンダンテ・フェスティーヴォ」(シベリウス)では、コントラバスパートを、私が弾いた。「交響曲第7番「未完成」」(シューベルト)のコントラバスパートは、SAさん。

 そしてわたくし的には、この夏オフのハイライトである、「レクイエム」(フォーレ)のハープパートとオルガンパートを、NYさんに弾いていただいた。ハープとオルガンが同時に弾く個所が少なくないので、本来は鍵盤2台、奏者2人が必要なのだが、(今頃になって大事なことを書き忘れていたことに気がついたが [;^J^]、)今年は諸事情で、鍵盤が1台しか用意できなかったのである。従って、この(全7曲からなる)「フォーレのレクイエム」では、曲によって、どちらか大事なパートを弾いたのである。(事前に指揮者のTさんと相談して、ハープパートを選んだ曲については、オルガンパートをオケでカバーするよう、編曲していただいたり。)終曲の後半では、ハープとオルガンがほぼ同じ動きとなるので、そこでは、ハープとオルガンが同時に鳴るようなセッティングを用意した。

 「交響詩「フィンランディア」合唱つき」(シベリウス)のコントラバスパートは、私が弾いた。(結果的に、シベリウスは2曲とも私。)途中、トレモロが延々と続くところでは 面倒なので トレモロのプリセットサウンドを使った [;^J^]。なかなか便利だぞ、これ。[;^.^]

 初日の最後は、「交響曲第5番」(チャイコフスキー)。コントラバスパートは、KAさん。

 今日の宿は、我孫子の隣の天王台から歩いてすぐの、ホテルマークワンアビコ。晩飯は、ここに同宿のTさん、Fさんと、3人で、近所のなか卯。おふたりは普通に丼物だが、私はさほど空腹でもなかったので、生ビール2杯と、唐揚げ3個だけ。これだけで、結構満腹になってしまった。[;^.^]

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*2022年07月31日:FCLA夏オフ 2022 第二日


 曇天。ホテルを8:35にチェックアウトして、歩いてすぐの天王台駅へ..ホームで、ホテルの部屋のコンセントに iPhone の電源ケーブルを挿しっぱなしにしてきたことに気がつき [;_ _]、ホテルに取りに帰った [;_ _]。歩いてすぐの立地でよかった [;^.^]。こんなドタバタをしていても、隣駅の駅前の会場には、9:05には着いた。

 「交響曲第3番」(ブラームス)のコントラバスパートと、「新日本紀行」(冨田勲)のピアノパートを、KMさん。後者では曲中で1回、そして最終和音のあとで1回、ウィンドチャイムのグリッサンドがあるのだが、これは私が奏した。ちょいと気のきいたシンセであれば、リズム音のひとつとしてウィンドチャイムのサンプリング音が内蔵されていることが多いのだが、それらと一緒にされては困る [^.^]。私が丹精を込めて作った、2ランクは違う、高品質のウィンドチャイム音なのである。[^.^]

 「ブランデンブルグ協奏曲第5番」(J.S.バッハ)は、NEさんの持ち込み企画で、彼女がチェンバロパートを奏した。事前の要望に従い、4フィート音を追加した(要はキラキラした)音も用意して、2音色で弾きわけてもらった。

 そして吹奏楽枠。本来は、「波の見える風景[課題曲版]」(真島俊夫)だけの予定であったが、この日はチューバ奏者がいなかったので、指揮者の要望に応えて、他の3曲、「祝典行進曲」(團伊玖磨)、「管弦楽のための序曲」(メンデルスゾーン)、「シンフォニックバンドのためのパッサカリア」(兼田敏)ではベースパート(ただし、指揮者の指示により、チューバの音ではなくコントラバスの音で)。「波の見える風景」では、グロッケン、シロフォン、チューブラーベル、銅鑼。この曲の銅鑼パート以外は、吹奏楽枠は、全てSHさんにおまかせ。

 さらに引き続いて、「戴冠ミサ」(モーツァルト)のオルガンパート、「歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲」(マスカーニ)のハープパート、「交響曲第1番」(ブラームス)のコントラバスパートも、SHさんにお願いした。ちなみに、私のセッティングでは、コントラバスのアルコ音(弓で弾く)とピッツィカート音は、カーソルキーでパートを切り替えて弾くのであるが、演奏中に(左手で弾きながら、右手でカーソルを操作して)アルコ/ピッツィカートを切り替えることができるのは、SHさんとGさん。他の方にコントラバスパートを弾いていただくときは、私が横から手を出して、カーソルキーを操作しているのである。

 そして、最後の2曲。「ボレロ」(ラヴェル)のハープパートとチェレスタパートは、KMさん。(最後の銅鑼は、私がパッドを叩いた。)「威風堂々第1番」(エルガー)は、トリオのハープパートは、KOさん、最後のパイプオルガンの(足鍵盤パートがアサインされている)左手はKOさん、右手がNYさん。

 シンセサイザーに関してざっくりまとめると、3年振りとは思えないほど、うまくいった。事故も、ほぼ起こさなかった。例年は鍵盤を2台使っていたところ1台になってしまったので、制約は大きかった(音にできずに諦めたパートもいろいろあった)が、逆に、設定はシンプルになった。MIDIケーブルでつないでチャンネルを合わせて、さらに音量バランスを..という作業がなくなったのである。また、パートをリストラする過程で、無駄も省けた。たとえばボレロ。これ、1台で、全然問題ない。

 今年は、公式の打ち上げは開催されない。さまざまな店で、個別に小打ち上げが行われていたようである。私はNさんとふたりで、我孫子駅そばの「七輪」で焼き肉を喰いつつ、四方山話。

 20:30頃にお開きとし、20:47に我孫子駅を発つ。22:03に東京を発つひかりで、23:17、浜松着。タクシーで、23:30、帰宅。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Aug 5 2022
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