*2013年11月18日:この薬を続けてみるか..
*2013年11月19日:有吉先生の進路相談
*2013年11月20日:もういい..[;-_-]
*2013年11月21日:仕事中に..[;^.^]
*2013年11月22日:「日本幻想文学大全」
*2013年11月23日:ロマンティック・バレエの世界/吾妻ひでお原画展
*2013年11月24日:京都展再訪/吾妻ひでお原画展再訪
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*2013年11月18日:この薬を続けてみるか..


 右耳の状態は、やはり朝からよくないが、しかし試しに交響曲を1曲聴いてみたら、聴くことは聴ける。症状が収まっているタイミング次第ということか..

 午前半休。浜松医科大学医学部附属病院耳鼻咽喉科のM先生。神尾記念病院でのセカンドオピニオンの結果報告と、そこで試しに処方していただいた漢方薬が「効いているのかどうかはわからないが、大体その頃から症状が収まっている日が多い。ここ1週間ほどは、また悪化気味だが」..という報告。しばらくはその薬をこちらで処方してみましょう、ということになった。

 いずれにせよ、薬が切れる11月30日には、また上京して神尾記念病院で診察を受ける予定だったので、このタイミングで、神尾記念病院に、地元の病院でこの薬を処方してもらう予定である旨、仁義を切ることにしよう。

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*2013年11月19日:有吉先生の進路相談


 今夜の「ロンドンハーツ 3時間スペシャル」は、「奇跡の1枚」と「有吉先生のタレントマジ進路相談」の二本立てである。いずれも私が好きな企画であるし、出演タレントも、おおむね好みの人々なので(というか、嫌いな人はほぼ出演していないので)、BDに録画落とし。

 「奇跡の1枚」については、特に言うべきことは無い。例によって鳥居みゆきは素晴らしいし [*^.^*]、五月みどりの写真も驚異である。[;*.*](至近距離で見れば、難点はいろいろあるのだろうとは思うが。[;^J^])また、嗣永(ももち)も、あの珍妙な髪型を解いて、まともなメイクをすれば、Aクラスのアイドル顔であることが確認できた。[;^.^]

 「有吉先生のタレントマジ進路相談」は、なんと、8回目らしい [;^J^]。録画を保存していたのは、2回だけだが..今回は、相談者(正確には、タレント本人ではなく、うちのタレントをなんとかしてくれという相談がマネージャーから番組に来たタレント)に波田陽区が含まれていたことで、特別な回となった。[;^J^]

 いつもと空気が違うのである。このコーナーに出演するタレントとマネージャーの、誰に対しても誠実に向き合ってきた有吉であるが、こと、波田陽区に対しては、単に真剣・誠実というだけではなく、ほとんど苦しそうですら、あった。無理もない..かつては同じ、「一発屋」枠だったのである。「いや、これはね、ちょっとやっぱり..いっしょだったんですよ..ほんと、いっしょですから..紙一重..ですから..あの..なんも言えないんですよね..」..このあとの、有吉の真剣なトーク/ダメだしは、実に見ごたえがあった。

 手元のHDDの中に、1本の録画がある。「行列のできる法律相談所 一発屋さん大集合(2008/06/22)」。5年前の番組であるが、この回に出ていた「一発屋芸人」は、ダンディ坂野、小島よしお、波田陽区、有吉弘行..つまり、まったく同列だったのである。当時から、有吉のトークのうまさは(一発屋芸人の中では)きわだっていたものの、どちらかと言えば、持ちネタ(パターン)が有る分、波田陽区の方が輝いていたかもしれないが..5年間で、これほどの大差がついたのだ..もちろん、有吉は例外的な(ほとんど奇跡的な)復活例であるし、波田陽区が特にダメだということではなく、彼と同程度に沈んでいく芸人は、むしろ(大)多数派なのであろうが..

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*2013年11月20日:もういい..[;-_-]


 最近、「ネプリーグ」を、きちんと観なくなった。以前から(リアルタイムではなく)いったん録画してから(タイムシフトで)観ていたのであるが、最近は、その録画を、早送りやスキップで拾い見するだけで済ませるようになったのである。

 東進ハイスクールの講師たちが出てくるようになってからだ。彼らのファンの方々には申し訳ないが [_ _]、私は、もういいです [;_ _]。こういうのは、最初の2〜3回は面白いのだが、所詮はそこまで。[;_ _]

 もっとも気に障るのは、言うまでもなくH先生であるが、しかし彼の場合は、自分が一過性の色物(一発屋)に過ぎないということを(やはりもっとも)自覚しているようなので、まぁ、大目に見てもよろしいかな..(← ちょ〜上から [;^.^])

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*2013年11月21日:仕事中に..[;^.^]


 ..「筐体」と書く機会があったわけである。で、まずは、「狂態」[;^.^]..リトライして、「嬌態」[;^.^][;^.^]..ま、確かに私がタイプする頻度順である。ちゃんと学習しているよ。[;^.^][;^.^][;^.^](誤変換ネタはやめたいのだが、ネタが無い日は背に腹は..[;_ _])

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*2013年11月22日:「日本幻想文学大全」


 10日ほど前に読んだ2冊だが、ネタが無いので読書記録からコピペ。(過半の作品は既読のアンソロジーであるし、この読書記録自体、書きかけのメモ同然なのだが、ネタが無い日は背に腹は..[;_ _])

 日本幻想文学大全 幻妖の水脈」(東雅夫編、ちくま文庫)

 「序」澁澤龍彦(青銅社版『日本幻想文学大全 幻想のラビリンス』より再録)。「源氏物語」より「夕顔」−生き霊が暴れる場を選んだわけではないのか [;^J^]。「今昔物語」より「水の精が人の顔を撫でる話」「鬼のため妻を吸い殺される話」「馬に化身させられた僧の話」(「高野聖」かな)「大きな死人が浜にあがる話」(バラードかな)。「雨月物語」(上田秋成)より「白峯」−やはり凄いね。「怪談」(小泉八雲)より「耳無芳一のはなし」−原型ならではの凄み。「夢十夜」(夏目漱石)−やはり、運慶の話が、いい。「観画談」(幸田露伴)−厖大な水のイメージは、鏡花的か。絵画のモチーフも含めて、極めて私にはまっている。「高野聖」(泉鏡花)−論評無用だが、「およそ人間が滅びるのは、地球の薄皮が破れて空から火が降るのでもなければ、大海が押被さるのでもない、飛弾国の樹林が蛭になるのが最初で、しまいには皆血と泥の中に筋の黒い虫が泳ぐ、それが代がわりの世界であろうと、ぼんやり」−凄絶な幻想である。

 「遠野物語」(柳田國男)より。「死者の書」(折口信夫)−しいて言えば鎮魂の物語。言葉自体の美しさを愛でるべきか。「冥途」(内田百閨)−残念ながら、昔から、なんど読んでも、入ってこない..「女誡扇綺譚」(佐藤春夫)−舞台設定の勝利。濃密な幻想。「押絵と旅する男」(江戸川乱歩)−やはり、乱歩の最高傑作クラスか。「想い人の存在する絵の中に入れた」、という「成就(極楽)」と、「しかしその絵の中において、自分だけが年老いて行く」という「地獄」。「セメント樽の中の手紙」(葉山嘉樹)−高橋葉介のアレの元ネタかな? [;^J^] 「一千一秒物語」(稲垣足穂)より。「予言」(久生十蘭)。「桜の森の満開の下」(坂口安吾)−何度読んでも息を呑む。まさに神品。奇跡的な傑作。「月夜蟹」(日影丈吉)−悪くない。「仲間」(三島由紀夫)−傑作。「唐草物語」(澁澤龍彦)より「火山に死す」−好きな作品ではあるが、幻想文学かなぁ..「風見鶏」(都筑道夫)−これも、昔から愛惜してやまぬ超傑作。現実と非現実(夢)の出会うところ。「牛の首」(小松左京)−怪談としては、禁じ手だとも思うが。[;^J^]

 日本幻想文学大全 幻視の系譜」(東雅夫編、ちくま文庫)

 「松風」野上豊一郎編訳(観阿弥+世阿弥)。「化鳥」(泉鏡花)−昔から、いまいち、はまっていないのだが..「牛女」(小川未明)−よい話ではあるが、日本幻想文学史上の代表作のひとつと言えるほどのものかなぁ..? 「猫町」(萩原朔太郎)−何度読んでも、Great! なんらかの理由で、人生において、あと1編しか小説を読んではならぬと制限されたとしたら..私は、これを選ぶかも知れない。「魔術師」(谷崎潤一郎)−恋人が魔術師にファウン(牧神)にされてしまったので、自分もファウンにしてもらう女。高橋葉介のアレの元ネタかな? [;^J^] 「木魂」(夢野久作)。「蜜のあわれ」(室生犀星)−(物理的にも)擬人化された金魚との対話。「妙な話」(芥川龍之介)。「ひかりの素足」(宮澤賢治)−宮澤賢治は、ときどきこういう話を書く。哀れでたまらない..

 「片腕」(川端康成)。「Kの昇天」(梶井基次郎)。「父を失う話」(渡辺温)−やはり洒落ている。「文字禍」(中島敦)−最後の最後に「物理的に」殺されてしまうのが、詰めが甘いところ。[;^J^] 「虚空」(埴谷雄高)−竜巻に巻き込まれる後半の展開が異様。「百鬼の会」(吉田健一)。「摩天楼」(島尾敏雄)−夢の国の冒険談なのだが、幻想が強靱である。「地下街」(中井英夫)。「デンドロカカリヤ」(安部公房)−植物への変身譚。「少女架刑」(吉村昭)−死んで、解剖されて、埋葬されるまでの、主観描写。「春の寵児」(赤江瀑)−少年のエロス幻想。「巨刹」(倉橋由美子)−これも、エロティックな幻想(妄想)。

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*2013年11月23日:ロマンティック・バレエの世界/吾妻ひでお原画展


 6:00に発つ。快晴。浜松駅前ロータリーから7:00発の、いつもの高速バス(渋谷新宿ライナー浜松号)で上京。暖かい。

 渋谷マークシティに、11:13着。30分弱の延着は、まったく想定の範囲内。りそな銀行に寄ってから、11:30、タワレコ。ベルリオーズのCDとBDを各1枚購入してから、10分後に退出。フーズフーズでオムライス。

 12:30、ニューオータニ美術館。「ロマンティック・バレエの世界 妖精になったバレリーナ」。実は会場に着くまで、深く考えていなかったのだが、ロマンティック・バレエの時代は、ベルリオーズの時代とぴったり重なっている。彼が、ロマンティック・バレエの代表曲を作曲したというわけではないのだが、関連年表には、「幻想交響曲」や「ファウストの劫罰」も載っているし..そうか、今日は(タワレコでも買ってきたことだし)ベルリオーズの日だったのか [;^J^] ..となると、これから訪れる原画展つながりで、吾妻ひでおもベルリオーズにこじつけなきゃならんのだが [;^J^]、残念ながら、ベルリオーズと吾妻ひでおには、倉田わたる以外の接点はなさそうである。[^.^](..という書き方をすると、歴史的重要人物みたいでしょ [^J^]。このトリック、憶えておくといいよ。[;^.^])

 13:15に退出し、13:50に西武池袋ギャラリー。「吾妻ひでお原画展」である。(あなたがこれを読む頃には、終わっている。)入口の色紙の中では、諸星大二郎と、とり・みきが、ツボ。[^.^]

 質量ともに、非常に充実した展示である。単にバランスがいいだけではない。たとえば、「ななこSOS」からは、「哀愁のロマコメ光線」の回の生原稿が全て展示されているのだが、少女マンガの繊細なタッチ自体をギャグにしているこのエピソードは、もちろん、印刷物でも面白いのだが、生原稿で観ると、さらにいっそう感興深い。瞳の中のホワイトは、こうやって散らすのか..などと、見入ってしまいました [;^J^]。また、「地を這う魚」の最終話「別離れ」が全ページ展示されているのも、お手柄である。この、ほとんど異常な量の描き込みの迫力は、生でみると物凄い。

 展覧会のための描き下ろしイラストも一点。写真は撮れないので、備忘代わりに記しておく。タイトルは「球体と少女」。青い球体をもつ少女。その球体の上に、もうひとりの少女が立ち、赤い球体を押している。「'13.10.6」の記載あり。

 そして、あらかじめ覚悟していたことではあるが [;^J^]、やはり実物を観ると辛抱たまらず、版画を1枚、買ってしまった [;_ _]。一番、高いやつを..[;_ _](なんのために、りそなに寄ってきたと思ってる? [;^.^])これで、先月の残業は、無かったことに..[;_ _][;_ _][;_ _][;^J^] ものが届くのは、来年2月である。楽しみなことである。[^J^](その他のグッズも、もちろん全て、大人買いである。)

 17:35、退出。17:40、会場で会ったIさん、Oさんと「月の雫」。20:00、散会。20:55、水道橋の、スパ ラクーア。

 タイ古式マッサージの120分コースを頼んでしまった。1万2千円である [:_ _]。金銭感覚がアレしてしまっていたのは、認めざるを得ないところである。[;^.^]

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*2013年11月24日:京都展再訪/吾妻ひでお原画展再訪


 7:50、ラクーアを発つ。8:18、東京国立博物館。開館72分前である [;^J^]。「京都 洛中洛外図と障壁画の美」の後期展示を観に来たのであるが、さすがに列の先頭であったが、とはいえしかし、「チケット購入」の列に並んでいるのであって、これでは実に中途半端なのである。なぜなら、チケットを購入済みの人は、別の列に並んでおり、チケットを購入してから、改めてそちらの列の末尾につかなければならないからである。どうせ並ぶのなら、ネットなりコンビニなりでチケットを買ってからにしましょうね..て、いつも忘れてしまっているのだが。[;^J^]

 前期と展示替えの作品を中心に。各種洛中洛外図はもちろんだが、狩野孝信の「牡丹図襖」画像検索結果)のシャープな岩と優美な牡丹も、実に見ごたえがある..の・だ・が! [;^.^]、作品の価値とは全く違うところで大問題が発生し..[;^J^]

 「『ぷっ』すま絵」、とか、「この岩がとてもいいわ」、とか、「狩野派であればこそ可能な技法」、とかとかとか、脳内で暴走する別人格を、誰か止めてくれっ![;^o^]

 東京国立博物館内の「ゆりの木」で昼食。京都たんくろ和牛重。このあと、本館、庭園、平成館の常設展示、東洋館の地下などをそぞろ歩いてから、14:45、退出。あぁ、しかしここは、とてもいいなぁ..日本美術や東洋美術が好きな人なら、半日以上、一日は遊んでいられる。そしてまた、各館の1Fエントランスには、全館の各フロアで開催されている催し(展覧会)のインフォメーションが掲示されているのであるが、「今日は何をやってるのかな♪」、と、物色している親子連れが、実に多数。いいなぁ、いいなぁ。地に足のついた文化とは、こういうことだよなぁ..

 15:30、西武池袋ギャラリー。昨日に引き続いて、吾妻ひでお原画展。会期は明日までであり、最終日にも来たいぐらいであるが、平日なのでそうもいかず、私の観覧は今日でお終いである。残念。

 偶然、吾妻ひでおさんと諸星大二郎さんが、連れだって来られたので、Aさん、Tさんと共に、観て回る。興味深いお話(吾妻さんによる自作解説)が、いろいろ伺えた。その後、アシスタントAさんも合流して、計6人で、8Fの喫茶店でお茶。「ミステリーゾーン」や「アウター・リミッツ」の話。「ウルトラQ」の話題も出たかな。その他いろいろ。17:40頃、散会。

 18:26、東京発のこだま。20:23に浜松に着き、20:55、帰宅。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Nov 29 2013
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