*2007年08月27日:「呪怨 パンデミック」「トランスフォーマー」
*2007年08月28日:皆既月食、見られず
*2007年08月29日:「百鬼夜行抄」を観る
*2007年08月30日:ヘッドフォン破損
*2007年08月31日:若鶏の南蛮漬け
*2007年09月01日:オムレツ、成功! \[^O^]/
*2007年09月02日:オムライス、失敗! [;^.^]
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*2007年08月27日:「呪怨 パンデミック」「トランスフォーマー」


 本日は有休取得済み。いつもよりも出足が遅く、「ゆう遊空間 宮竹店」に着いたのは8:50。11:50まで読んでから駅前へ。浜松駅ビル(みたいなものである)メイワンの文具店でラベル(DVDケース貼付用)を購入し、N証券で株券紙屑化対策を行う。ザザシティのトーホーシネマで今夜の映画のチケットを購入してから、久しぶりに志都呂のイオンへ車を走らせる。DVDケース、ジャージーなどを購入してから1Fの回転寿司で7皿食べ、いったん帰宅する。

 夕刻まで昼寝してからバスで再出動し、トーホーシネマで映画を2本観る。

 「呪怨 パンデミック」- 過去の呪怨シリーズに付け加えたものは、(呪いがシカゴに飛び火したりはしたが)何もない。だから、過去の作品のリピート(エコー)を求めるのならば、観ても損はしない。

 呪いの本体は死なないし、理不尽だし、関係者は皆殺しにされるし、というフォーマットがあらかじめ分かっているので、安心して観ていられる [;^J^]。いくつかのシーンでは確かに飛び上がったので、わたくし的には元は取れたといえる。[^J^]

 「トランスフォーマー」- 変形(トランスフォーム)の映像は、確かに凄い。素晴らしい。しかしCGを使っている以上、このぐらい出来て当たり前だとも思ってしまう。なにしろ、「ジュラシック・パーク」から13年も経っているのだ。言い古されていることではあるが、驚きも感動も麻痺してしまっているというのは、悲しむべきことではある。もしもこれがCGではなく、実物大の(あるいはミニチュアの)メカで撮影されていれば、それこそ腰を抜かすほど驚き感動したであろうに。

 突っ込みどころ満載の脚本であるが、(関係者がそれを意識したのかどうかは知らないが)「日本のロボットアニメの実写版」としての良さは、確かにある。いかにもひ弱な主人公がたくましく育っていく過程。怪物的なトランスフォーマーたちと通わす友情。しかし、「日本のロボットアニメ」では絶対にあり得ない(致命的な)欠陥が、ひとつある。それは、ヒロインのねーちゃんである [;^J^]。もしかしてアメリカ人には、彼女が「美少女」に見えるのであろうか?(あるいは「美女」に?)「「ロボットアニメ」のヒロインは「美少女」でなければならない」という日本文化の本質を、コピーする気はさらさらなかったようだ。[;^J^](別に、それはそれで構わないが。)

 2本観終えたら、23:50。既にバスは終わっており、45分歩く気にもなれなかったので、タクシーで帰宅。1320円也。

 西村寿行死去。

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*2007年08月28日:皆既月食、見られず


 それなりに楽しみにしていたのだが、残念ながら浜松西部は曇り空。ま、仕方がない。何年前のことだか忘れたが、観たことはあるんだしさ。

 サイデンステッカー、死去。

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*2007年08月29日:「百鬼夜行抄」を観る


 CSで放映されている「百鬼夜行抄」を毎週録画しているのだが、ようやく第1話を観る時間を取れた。(全9話で、既に第3話まで放映されている。もともとは昨年、地上波で放映されたものである。)

 思っていたよりは良い出来である。妖魔の描写を心配していたのだが、予算の少なさを逆手にとって(?)ある意味チープというかレトロというか昭和40年代的光学処理風味な [;^J^] 特撮であるのが、かえって効果的である。これで金と時間が潤沢にあれば、中途半端にリアルで観るに耐えないものになっていたであろう。

 俳優陣は概ね好演であるが..主役の飯嶋律(りつ)を演じる細田よしひこの「セリフ棒読み」には参るなぁ [;^J^]。しかし(「セリフ棒読み」云々とは別の次元で)難しい役だとは思う。なにしろ基本的に、「活気のない、動かない、ボ〜っとしている傍観者」なのである。そして大根役者がほとんど宿命的に落ちてしまう落とし穴であるが、「ボ〜っとしている役であるが故に、ボ〜っと立っているだけでも、形としては(表面的には)一応成立する」。つまり、エネルギー準位が非常に低いところで、「需要(役柄)」と「供給(演技)」のつじつまがあってしまうのだ。こういう役柄を高エネルギーを投入して(つまり、高いレベルの演技をして)表現するのは、ベテランでなければ無理である。

 やや突飛な連想かも知れないが、音楽の演奏(楽器と歌とを問わず)においてはフォルテシモ(極大音量)よりもピアニシモ(極小音量)で奏する(歌う)方が遥かに難しい、という事実に通ずると思う。下手っぴいは、力を抜いて楽して小さい音を出してしまうが、実は、小さい音であればあるほど(大変なエネルギーと緊張感に支えられた)精密なコントロールを要求されるのである。

追記:

 「俳優陣は概ね好演」と書いたが、主人公の祖母(飯嶋八重子)を演ずる市毛良枝だけは、ミスキャストだと思う。演技力の問題ではない。若々しすぎて、主人公の母親(飯嶋絹)を演ずるいしのようこ(これはハマリ役)との年齢差が感じられないのだ。観始めたときには、主人公のいとこの飯嶋司(つかさ)の母親(つまり、飯嶋絹の妹)かと思ってしまったぐらいである [;^J^]。髪だって真っ黒である。少なくとも「祖母」として認識しやすくなるよう、白く染めるぐらいの記号化は施していただきたいものであるが..もしかして、大女優の我が儘が通ってしまった状態?(← 邪推ですよ、邪推 [;^.^])

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*2007年08月30日:ヘッドフォン破損


 ヘッドフォンが、ちょい壊れた。(よくある話であるが)全く本質的でない部分である。頭頂部の(左右のスピーカーをつないでいる)「バンド」を構成する2本の金属のうち1本が、右のスピーカーから外れてしまったのだ。外れた部分の断面を見るとギザギザになっているので、単に「抜けた」のではなく、内部で「折れた」ことがわかる。

 まことに中途半端で決断しにくい状況である。外れた部分を差し込んで、そっと被れば使えるのだ。もしも修理に出すとなると..2週間&5千円(下手すりゃ1万円)ってところ? この程度の損傷には見合わないよなぁ。なにより問題なのは、代替品(別のヘッドフォン)を持っておらず、このヘッドフォンを修理に出してしまうと、戻ってくるまでヘッドフォンを使えないこと。スピーカーもあることはあるのだが、ほんの補助用で、テレビのバラエティ番組程度にしか使えない。音楽を聴くには、この(ある程度まともな音が鳴る)ヘッドフォンが必須なのである。(どうしてまともなスピーカーを持っていないのか(かつては持っていたのになぜ廃棄したのか)というと、もちろん、増殖する書籍群に、その場所を譲り渡したのである。愚問である。)

 この機会に予備のヘッドフォンを買ってから修理に出す、というアクションは、様々な理由から取れないし..やっぱ、瞬間接着剤?[;^.^]

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*2007年08月31日:若鶏の南蛮漬け


 小分けして冷凍している鶏もも肉をそろそろ片付けようと、これを使った簡単な料理をレシピ本(「365日のおかず百科」)で探してみた。「若鶏の南蛮漬け」が、手持ちの素材だけですぐに作れそうである。

 なにしろ、作り慣れている「鶏ソテー」の応用に過ぎない。酒【大さじ1】みりん【大さじ1】醤油【大さじ2】で下味を付け、ソテーと同じ要領で焼いたら、出汁【1/2カップ】醤油【大さじ3】酢【大さじ3】砂糖【大さじ2】唐辛子の輪切り【1本】を煮立てて、これに漬ける。網で焼いた葱も漬ける..前述書には「漬ける」としか記載されていないのだが、まぁ多分こういうことなのだろう、と、数分間、煮込んでみた。あとは肉を切り分けて適当な野菜と一緒に盛りつけて、できあがり。

 ..多分、これが「若鶏の南蛮漬け」の味なのであろう [;^J^]。あるいは多少違うかも知れないが、美味しいので問題なしだ [^.^] ..もしかすると、タルタルソースと組み合わせる料理だったかしらん? ま、すぐに手軽に作れるメニューなので、そのうち試してみよう。

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*2007年09月01日:オムレツ、成功! \[^O^]/


 ワールドコン(世界SF大会)が横浜で開催されているのであるが、様々な理由により参加を見送った。ある意味、一生一度の機会を逃がしたわけだが、そんなことを言っていたら、一生一度の機会なんぞ、これまでの半生に何十回何百回逃がしてきたか見当もつかんっ [;^.^]

 ..というわけで、いつもの週末。5:50に起き、6:17に発ち、6:37から9:30までゆう遊空間。自宅に直帰。

 昼食には「具入りオムレツ」(「365日のおかずの学校」のレシピによる)を作ってみた。


1. トマトソースは、トマトケチャップ【大さじ6】赤ワイン【大さじ4】バター【大さじ1】固形スープ(チキン味)【1個】ローリエ【1枚】を、ひと煮立ちさせるだけ。
2. 具(1人分)は、合い挽き肉【25g】タマネギ【1/4個】マッシュルーム【2個】を炒めて、塩/コショウ/ナツメグを少々。
3. 卵【2個】を溶いて、塩【小さじ1/6】牛乳【大さじ2】コショウ【少々】を混ぜる。

 ..以上の準備が終わったら、フライパンに油を引きバター大さじ1を加え、卵を投入して、菜箸で、底まで突き破らないように卵の上の部分だけかき回し、中央部が半熟というか「生よりは半熟に近い」状態になった時点で具を乗せ、「(レシピ本によれば)菜箸で手前をつまんで奥側に寄せて、フライパンを箸でトントン叩いて卵を回転させる」..回転しない [;^.^][;^.^][;^.^]凸。フライパン返しを使って強引に回転させ、あとはレシピ本どおりフライパンから皿にひっくり返して移し、トマトソースをかけて出来上がり。


 ..ゲロウマッ!! 我ながら驚いた! 上記のごとく、形をまとめる手際にいささか(かなり)難があり、また、その段階で手間取っていたために少々焼きすぎて焦げ茶色っぽくなってしまったのだが、そんなことはいっさい瑕疵に過ぎないと断言できるほど、味が良い! 確かに外側は少々焼きすぎであるが、内側はいい感じの半熟で具と絡んでいるし、特にトマトソースが、こんなに簡単に作れるのに(ほとんど卑怯なまでに [;^.^])絶品である! 具も、これはナツメグが効いているな。

 う〜む、これは形をまとめる練習をするだけの価値があるなぁ [^.^]。「チューボーですよ!」でオムレツ系の料理を作ったときに、やはりトントンして「回転」させていたような記憶があるので、録画を探してみよう。

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*2007年09月02日:オムライス、失敗! [;^.^]


 ゆう遊空間で6:50から9:50まで読み、自宅に直帰。

 昼はオムライス。昨日作った「具入りオムレツ」が、思いがけぬほど良い出来だったので、欲が出た私は、唯一失敗していた「トントン回転」について、「チューボーですよ!」の「オムライス」の回の録画を探しだし、街の巨匠達の模範実演(及び、マチャアキのギリギリ合格点の実演と、ゲストの宇津井健の全然ダメな実演 [;^.^])を繰り返し再生し研究し、ぬれ布巾を回転させる練習もして、よし、これならなんとかなるだろう、折角オムライスのレシピも仕込んだことだし昨日と同じオムレツというのも芸がないし、ここで一気にオムライスもマスターするか!、と、鼻息をブイブイゆわせながらオムライスを作ったのであるが..


 ..大失敗! [;^.^]

 驕ればただちに足元をすくわれる。まったくライブなイソップ童話で、この状況に我ながら受けまくってしまった [;^J^]。後学のために、記録しておく。

 「チューボーですよ!」を参考にしてアレンジしたレシピ自体には、基本的には問題がないと思う。

 サラダ油を熱し、バター【10g】を溶かして、鶏もも肉【100g】の1.5cm角切りとタマネギ【25g】のみじん切りとマッシュルーム【10g】のスライスを炒めて、白ワイン【40cc】でフランベする。ライス【160g】を投入して塩コショウとケチャップを追加して混ぜて煽り、チキンライスを作る。

 卵【3個】を溶いて、塩【小さじ1/4】牛乳【大さじ3】コショウ【少々】を混ぜる。サラダ油を熱し、バター【10g】を溶かして、卵を投入したら、底まで突き破らないように卵の上の部分だけかき回し、半熟っぽくなったら、チキンライスを乗せ「回転させて」まとめ、皿に盛りつけ、昨日作って1食分冷蔵庫に残っていたトマトソースをかけて、出来上がり..


* [失敗その1]量が多すぎた
小食な私には2食分、普通の人でも1.5食分だと思う。卵3個はともかくとしても、米+鶏肉で260gは多すぎる。合計200g弱でいい。
  
* [失敗その2]チキンライスがベチャベチャ
番組中でも「しっかりと湿気を飛ばせ」と強調されていたのだが、ここを軽く見ていた。これまで作ってきたどの炒飯よりも湿気ていたのだが、「どうせ卵にくるむんだから、ま、いっか」と甘く見たのが敗因。むしろ普通の炒飯よりもさらに湿気を飛ばしておく必要があった。湿気てしまった直接の原因は白ワインの投入だろうが..これは後知恵だが、ラップをかけずにレンジで軽くチンすれば、ある程度リカバーできた(乾かせた)はずだ。以前「愛エプ」で同様にベチャベチャの炒飯を作ってしまった杉田かおるが、先生にそのように指導されていたことを、今、思いだした。[;^J^]
  
* [失敗その3]トントン回転
もちろん、回転しなかったのである [;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]。昨日の今日なのだから、すぐに出来るようになるわけもない。世の中そこまで甘くない [_ _]。具体的には卵がフライパンに貼り付いてしまっていたのであり、これは油(とバター)が足りなかったのだと思う。

 ..とまぁ、なかなかヒドい出来だったのであるが [;_ _]、卵自体の味付けと、昨日作ったトマトソースは、バッチグー。チキンライスも、ベチャベチャ気味なことに目をつぶれば、味付け自体にはなんら問題はなし。解くべき課題は明らかなので、あとは練習あるのみである。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Sep 5 2007
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