*2007年09月03日:敷居の高さ
*2007年09月04日:FSS
*2007年09月05日:ターメリックスープ
*2007年09月06日:台風襲来
*2007年09月07日:賞味期限
*2007年09月08日:本の王国/キャベツ炒め
*2007年09月09日:握らないおにぎり、失敗 [;^J^]
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*2007年09月03日:敷居の高さ


 一応仕事の話であるが、業務上知りえた秘密というほどのものでもない、当たり障りのない(ある意味普遍的な)内容なので、そこんとこよろしく。

 「サーバー上にある(大量の)テキストデータを解析したい」という相談を、後輩から受けた。それはとある測定機が吐き出した測定データで、ざっと数百のフォルダに、ざっと数万のファイル収められている。各ファイルには複数種類のフォーマットの行が混在しているが、着目しているのは、


A 0:-0.346, A 0 & B 0:1.482, B 0:-0.528

 ..というフォーマットの行。これが1ファイルあたり数十行存在するのであるが、要するにこれをエクセルでグラフ化したいのである。従って、この文字列を以下のように書き換え、ついでに複数フォルダの複数ファイルについて、もれなく処理するようにスクリプトを組めばいいのである。


"A 0","-0.346","A 0 & B 0","1.482","B 0","-0.528"

(もちろん、ダブルクォートで囲んでコンマで区切る代わりに、タブで区切っても構わない。)

 私がやるなら、昼休みの暇つぶしぐらいのもんであるが..これは急ぎの仕事ではない(というか、相談してきた後輩自身が、自発的に思い付いた課題である)ので、彼にやらせてみることにした。彼はいわゆる「ハード屋」であって、ソフトのことは知らないのだが、この程度のことを自力でできるようになれば、仕事の幅がずいぶん広がることになる。

 問題は、道具選びである。今後、応用が効く技術をこの機会に身につけるという観点からは、Windows上でアプリを作る方法を憶えてもらうのが良い。Windows上のアプリならばノートパソコンに入れて出張先にもっていくこともできるし、開発環境ごとPCに入れておけば、移動中の新幹線の中で最終デバッグあるいはコーディングを行うことも(そういうギリギリの状況が望ましいものであるかどうかはさておき [;^.^])可能であるし。[;^J^]

 では、開発言語は? ..ここで詰まってしまった。Visual Basic系にせよ、C#系にせよ、とんでもなく敷居が高い。いや、「敷居が高い」というよりは「敷居の幅が広すぎる」のである。別に難しい言語ではないのだが、本当にやりたいコアの処理(この場合はちょっとした文字列変換)をやる前にやらなければならないこと、覚えなければならないことが、あまりにも多い。私は、Windows上でのGUIのプログラミングを(こともあろうに [;_ _][;^.^])Visual C++から憶え始めてしまったのだが、これに比べればVisual C#は遥かにマシだったはずだ、と、昔読んだ Visual C#の入門書を引っ張り出してみたのだが..やはりダメだ。牛刀どころか、ドラゴンだって斬り倒せそうである。

 ここは年寄りの特権として、「昔は良かったなぁ..」、と、ため息をつかせていただこう。コマンドラインの世界ならば、窓を開けるだの閉めるだのダイアログを出すだのボタンを置くだのメニューバーがどーとかツールバーがどーとかフォントだスクロールだ、そんなことは一切考えなくて良かったのである。コアの処理だけプログラミングすれば必要十分だったのだ。先に、今回の仕事は「私がやるなら、昼休みの暇つぶしぐらいのもん」と書いたが、これは、フォルダをまるごとリナックスにコピーして、shとawkとsedでスクリプトを書くことを想定していたからである。

 しかし、この技術(sh/awk/sed)を、今時の若者に教えるべきであろうか。もちろんノートパソコンにリナックス環境を作ることはできるし、Windowsとの間でファイル(フォルダ)の転送もできるのだが..これはこれで敷居が高いことではあるまいか。ソフト屋(の卵)ならばともかく、ハード屋(の卵)なのである。今の時期に憶える(身につける)べきことは、これより他に、たくさんあるはずだ。結局今回は、「まず、エクセルのマクロでやれるところまでやってごらん」、と、アドバイスするにとどめたが..

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*2007年09月04日:FSS


 とにかく時間がかかりそうなので後回しにしていたのだが、もうこれ以上先送りに出来ないので、覚悟を決めて「ファイブスター物語」(略称「FSS」、永野護、角川書店)に着手した。本編を読む前に巻末の年表とか用語事典とか設定資料集に目を通さなければならないので(そういうタイプのコミックなので)、エラい手間である [;^.^]凸。現時点で12巻刊行されているのだが、今日はようやく第2巻まで読了。やれやれ。[;^J^]

 まだ既刊分の1/6しか読んでいないのであるが、ここまで読んだ範囲で感想を言えば..ほとんど病的なまでの「願望充足」の世界だなぁ、ということになる。私はこういうのは..好きである [;^.^]。願望充足は病的に限る。中途半端はいかんっ! ..

 ..えーと [;^J^]、ここで「願望充足」と言っているのは、「ファティマ(の設定)」のことではない。(もう面倒なので、ファティマとかの説明は略す。[;^J^])強いて一言で言えば、この作品世界を規定している「年表」のことである。作者は、この架空世界における、不老不死かつ全能の存在にしてしかも市井の庶民(職人)の生活をも送るトリックスターである「アマテラス」という、最高に美味しい登場人物に同化し感情移入し、彼が時空を超えて堪能すべき世界を構築している。それが「願望充足」なのだ。その象徴が「年表」なのだ。この世界は決して理想郷でも桃源郷でもなく、むしろ戦争が繰り返されている悲惨な世界なのであるが、「その悲惨さをも含めて、その世界をまるごと所有する」者の視点から見る限り、実に美しい世界なのである。そこに住みたい、そこで生きたい、そこに君臨したい、アマテラスのごとく..という、作者の(健全かつ病的な)夢想が伝わってくる。私はそれに共感できる。

 私が想起したのは、「カシオペアのψ」(C・I・ドフォントネー)という小説である。作品内容は大いに異なるが、「願望充足の切実さ」「それによって生み出された美しい星系」という共通項をもつ、まるで兄弟のように似ている作品だと思うのである。

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*2007年09月05日:ターメリックスープ


 昨夜の日記に書き忘れていたのだが、昨夜はベーコンが余っていたので、レシピ本(「365日のおかず百科」)でベーコンを使った料理を探し、「ターメリックスープ」を作ることにしたのであった。

 レシピには4人分の量が書かれているので、素直に4人分作った。(昨夜は割り算が面倒だったのである。[;^J^])ベーコン【2枚】には熱湯をかけて脂抜きし、1cm角に切る。タマネギ【1/2個】ニンジン【3cm】葱【1/2本】セロリ【1/2本】キャベツ【1枚】ジャガイモ【1個】を、1cm角の薄切りにする。バターまたはサラダオイル【大さじ1/2】を熱し、以上を炒めて、水4カップ投入。煮立ったら弱火にして野菜が柔らかくなるまで煮て、塩【小さじ1】、胡椒【たくさん [;^.^]】、白ワイン【適量】、ターメリック【小さじ1/2】。以上で4人分。これとは別に(1人分のトッピングとして)オクラ【1本】の小口切りと、スパゲッティ【10本程度】を茹でて2cm切りにしたものを加える..今回は茹でてから切ったのだが、これはどう考えても、ペキペキと折ってから茹でる方が楽であった。[;^J^]

 おお、これは美味いぞ! [^.^] 要は野菜スープなので、具材の組み合わせなどの応用はなんとでもなる。いろいろ工夫してみよう。

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*2007年09月06日:台風襲来


 台風接近。総務から、早めに帰れとの指示が出る。帰宅時、少々風雨が強くなり、叩きつける雨が横殴りの風で路上を斜めに流れて行く状態。道路の向きがわからなくなる上にセンターラインも側溝もろくに見えやしないので、勘と記憶が頼りである [;^J^] ..とは言いつつも、さほど酷く降られることもなく、無事帰宅。

 パヴァロッティ、逝去。病気だということも知らなかった..残念である。合掌。

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*2007年09月07日:賞味期限


 朝、買い置きしていたヘルシアを飲もうとしたら..賞味期限が8月初旬ではないか [;^J^]。冷蔵庫にも入れられずに、この夏を乗り切った猛者である。開封して嗅いでみたら..確かに、私が知っているヘルシアの匂いではない [;^.^]。残念ながら、廃棄である。

 帰宅してから、昨日買っておいたバターを切ろうと、冷蔵庫から取りだしたところ、(私は200gのバターを購入したら、20分割してタッパーに入れて使っている。1個10gになるので、計る手間が不要で便利なのである、)冷蔵庫の奥の方から、その存在をすっかり忘れていたバターが1箱、出てきた。賞味期限は今週末である [;^.^]。ま、賞味期限を少々過ぎたところですぐに傷むわけでも風味が落ちるわけでもないが..それにしても、可及的速やかに使ってしまわなくては。やれやれ..

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*2007年09月08日:本の王国/キャベツ炒め


 今朝はマンガ喫茶(「ゆう遊空間」)はパスである。午前中は、O内科、散髪、クリーニング出し。

 昼はキャベツ炒め。作り置きしておいたゆで豚【100g】キャベツ【1枚】葱【適当】ニンニク【適当】を、サラダ油【大さじ2】をひいたフライパンで炒める。味付けは(以下は2人前の数字だが)、テンメン醤【大さじ1】醤油【大さじ1/2】豆板醤【小さじ1/2】胡椒【適当】。ふむ。テンメン醤や豆板醤を使うだけで、結構、中華の味になるもんだなぁ。ちーと油が多かったかな。調味料群を投入する前に、軽く拭いておくべきだったかも知れない。

 「本の王国」から、会員証の更新のお知らせが来ている。志都呂のイオンの少し西側にある店である。どうしてここで会員証を作ったんだっけ? 以前、ここに寄ったときに、レンタルすべきDVDだかVHSだかを見つけて、その時にかなぁ。私見では、書店としても、CD/DVDの販売屋としてもレンタル屋としても、規模的に中途半端な店だと思うのだが..ま、今月中に更新すれば1枚無料レンタルできるということなので、ここは素直に更新しておくか。というわけで、夕方になってから、「本の王国」へ車を走らせる。今のタイミングで借りたい映画もなかったので、これが初体験ではあるが「お笑い」のDVDを借りた。「M−1グランプリ 2005」である..おや、コミックのレンタルもしているのか。品数はたいしたことなさそうだが..

 帰宅してから、夕食はまたしてもキャベツ炒め。なぜなら、昼は実はニンニクを入れ忘れていたからである。リベンジなのである [;^J^] ..うむうむ、やはりこれは忘れてはいかんな。

 食後、借りてきたDVDを観る。ブラックマヨネーズのネタに感動した。

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*2007年09月09日:握らないおにぎり、失敗 [;^J^]


 今朝は起動が遅く、ゆう遊空間に着いたのは8:50頃である。午前中一杯読んでから帰宅。昼はターメリックスープ。ついでに、先日ようやく録画を観た「ためしてガッテン!」で紹介されていた「握らないおにぎり」に挑戦して、玉砕した。[;^.^]

 この番組では、まず、「美味しいお握り」というのは「一粒一粒の間に空気を豊富に含み、噛むとバラバラにほぐれるお握り」であるということを実証していた。(米粒同士が密着していると、炊くことによって米の表面に染み出てきた旨味が、舌に接触しないのである。)近年のコンビニお握りは、この原理に忠実に大量の空気を吹き込まれているので、家庭で(固めに)握られるおにぎりよりも美味しいことが多いとのこと。もちろん、「おにぎりは柔らかめに握りましょう」、とは、多くのレシピ本に書かれていることであり、それを心がけている人は多いのであるが、実際には固く握りすぎているらしい。

 この番組で紹介されていたのは、お茶碗にご飯を盛って軽く押し固め、それを別のもっと大きい茶碗に伏せてご飯を移し、そこで「くるくるとご飯を回す」方法である。裏返して反対側もくるくると回す。これによって、ドラ焼き型のお握りができあがる。これを軽く三角形にまとめて出来上がり..

 ..もう全然まとまりませんでな [;^.^]。実は私は、そもそもこれまで、おにぎりを作ったことが無かったのであった。[;_ _](その必要がなかったので。)まずは普通の方法で普通の三角おにぎりを作る練習をしてからだなぁ。

 本の王国にDVDを返却し、コミックレンタルコーナーをざっとチェックする。在庫量はたいしたことないし、もっぱら新しい作品しか置かれていないのは確かだが、行きつけのマンガ喫茶やブックオフで見当たらない作品も、それなりにある。ここも利用することにしよう。今日のところは、取り合えず9冊借りた。(「花田少年史」(一色まこと)と「CUTE×GUY」(立野真琴)。)

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Sep 13 2007
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