*2007年06月11日:国会図書館/現代マンガ図書館
*2007年06月12日:車窓風景について
*2007年06月13日:情報量について
*2007年06月14日:麻宮騎亜について
*2007年06月15日:絵画の修復について
*2007年06月16日:ドライカレーを作る
*2007年06月17日:ナポリタンを作る/浜松合唱団定期演奏会
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*2007年06月11日:国会図書館/現代マンガ図書館


 自宅前のバス停から7:42のバス。これで、国会図書館の開館時刻(9:30)には楽勝で間に合うはずだったが..永田町で(魔が差して)いつもと違う出口から地上に出てみたところ、全く方向がわからない [;^.^]。道行く人を3人ほどサンプリングして国会図書館への道順を聞いてみたのだが、誰も知らない。いつもの悪い癖で「まぁこっちの方角だろう」と適当に歩き出してみたら、これが正確に180度逆方向 [;^.^]。それやこれやで辿りついたのは9:45。15分のロスだが、今更仕方がない。古いSFマンガを5冊ほど読んで、昼前に離脱。江戸川橋へ。

 小雨が少々。昼食は(以前から少し気になっていた)牛丼の店で牛とじ丼..これで気が済んだ [;^.^]。現代マンガ図書館で20冊読んだ時点で閉館時刻の19:00。飯田橋経由で東京駅へ。20:06のひかりだと浜松着21:36で、これの方が早く帰れるのだが、ホームで30分ほども待っているのがイヤなので、10分早く発つ19:56のこだまに乗ってしまう。浜松着は21:52なので16分遅くなるのだが、特に問題はない。それにこちらは浜松止まりというのもポイント高い。(眠ってしまっても安心というわけさ。[^.^])結果的には、居眠りもせずに無事帰宅。

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*2007年06月12日:車窓風景について


 昨日書き忘れていたこと。私は新幹線では大体窓側の席に座っている。基本は読書だが、疲れてくると車窓風景をボーッと眺めている。そんなとき、遠景を眺めやるのもいいものだが、近景の住宅や庭の様子、アパートの窓の中などをチラ見して、見も知らぬ他人の生活や人生について想いを馳せるのがまた楽しいのである(..こう書くと、非常に語弊がありますな [;^J^])。ただし何しろ新幹線。この「チラ見」(というか「想い」)は時間制限付きである。1軒あたり約1秒。最大でも2秒といったところか。それをとっかえひっかえ次々と..[;^J^]

 ..そういえば、学生時代にはアルバイトで、他人の家宅に物理的に踏み込む機会があったのだった。ひとつは大学生時代に短期間やった「味噌の訪問販売」(「食の安全」に対して社会全体としてやや過剰なほどに神経過敏な昨今、この商売は成立しているのだろうか?)..ま、こちらは「玄関」までである。もうひとつは中学生時代だったか高校生時代だったかも記憶が曖昧なのだが「襖(ふすま)屋」の雑用係。これは冬休み期間中だけだったと思う。仕事はほとんど「掃除」だったが(紙のゴミがそれはそれは大量に発生するのである)、襖の配達時にはトラックに同乗させてもらったものだ。これが楽しみだった。注文されていた襖の「配達」といっても、新品の襖を運ぶことは許されない。(素人が運ぶとどこかにぶつけて穴を開ける危険性が高いので。)そうではなく、入れ替えれられる古い襖の運び出しである。

 何が楽しみだったといって、新旧の襖のさまざまな装飾のバリエーションを楽しめること。(わざわざ襖屋に注文するぐらいだから、山水画など、結構凝った装飾が施されている襖が多かったのである。)そして、赤の他人の家宅の奥深く踏み込んで、その様子を(時には人生を)覗き見ることができること..

 ..というあたりまで想いが遡った頃には飽きて疲れて、また雑誌か書籍を手に取るのであった。

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*2007年06月13日:情報量について


 以下のURLがいつまで有効なのかわからないので、本文も一部引用しておく。(http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070613k0000e040078000c.html


 警視庁資料:1万件がウィニーネットに流出 少年実名も

 個人情報が記載された強制わいせつ事件の被害者の供述調書など、警視庁の捜査資料とみられる膨大なデータが、ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」のネットワークに大量流出していることが13日分かった。毎日新聞が入手した。流出データは全体で1ギガ以上、ファイル数としては1万件超。警察からの流出では過去最大となる。警視庁は12日夜に流出事実を確認。北沢署地域課の巡査長(26)の個人用パソコンに保管されていたファイル約1万件が流出し、中に捜査情報が含まれていたとみて調べている。
 関係者らによると、流出データはフロッピーディスク約800枚分に相当し、流出時期は今春とみられる。(後略)

 ..流出云々はさておいて、いまだにフロッピー換算はいかがなものか。「1ギガ」という量の巨大さを読者に実感させるためには、「3.5インチフロッピーを800枚」と物理的に表現するのが想像しやすいと判断したということか。(「ギガバイト」を略してほしくは無かったが。)ま、CFやSDやUSBメモリだと容量が一定していないし、容量次第では今時1ギガバイトなんぞ「たったの1枚(1本)」なんで、迫力ないわな。昔はこういう記事では必ず、「新聞nページ分」などと表現していたものであるが [;^.^] それに比べれば遥かにマシか。(「1024倍はマシか」と書きかけたのだが、さすがにあまりに恥ずかしく。[;_ _][;^.^])

 ちなみに「新聞nページ分」の類例としては、「後楽園球場n個分(これは今でも(「東京ドーム」にリネームされて)頻繁に使われている)」「霞ヶ関ビルn杯分」「ジャイアント馬場n人分」などがあるので、憶えておくと応用が利く。

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*2007年06月14日:麻宮騎亜について


 私には食わず嫌いの漫画家が大勢いるのだが、その最たる例が麻宮騎亜である。「サイレントメビウス」が有名であるが、食わず嫌いのせいで未だに読んだことがない。遥かな昔に書店でチラ見したとき、その画風(特に顔のプロポーション)が生理的に全くダメで、それっきりなのである。

 というわけで、一生、読むつもりはなかったのだが、そうもいかない事情が生じてしまい、さて、読むかと。昔の悪い印象(先入観)があるので「サイレントメビウス」は後回しにして、取りあえず「快傑蒸気探偵団」を読んでみたのだが..う〜ん..

 昔よりは耐性(人生の垢・埃とも言う [;^.^])が付いたらしく、画風については案外大丈夫で、これなら「サイレントメビウス」も読めるだろうと期待できたのは収穫だが、「快傑蒸気探偵団」という作品自体の質が高くない。設定とキャラクターは悪くないんだが、なによりも、これ、「蒸気と全然、関係ないじゃん!」[;^.^] ロボットなどのメカも全て蒸気で動いているのだ、という説明が、序盤でこそ何回かなされているのだが、それらが蒸気動力である必然性などないぞな。特に後半になると、「蒸気動力」を「電力」や「原子力」に置き換えても問題なく成立するエピソードばかりである。「蒸気王」(唐沢商会(唐沢俊一・唐沢なをき))との落差は、極めて大きいと言わざるを得ない。

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*2007年06月15日:絵画の修復について


 書くのを忘れていた。6/4の「迷宮美術館」は絵画の修復について取り扱っており、その中で修復職人が「あとから外せる素材で修復する」と語っていたのが印象的である。つまり、後の時代に現在よりもすぐれた修復技術が開発されたときに、現在の修復を「チャラにして」元の状態に戻し、そこから改めて最新の(より良い)技術で修復することを念頭に置いているのである。(これは書籍の修復でも全く同じことであり、以前、廃墟通信でも取り上げたことがある。)

 「後の時代に取り外される(残らない)仕事に、空しさはありませんか?」みたいな質問に対しては、「今の時代に最良の状態で見てもらうことが私たちの使命ですから..」と、誇り高く答えていた。考えてみれば..われわれの仕事も同じことである。私たちが作っているツールやシステムも、いつか必ず使い物にならなくなる。そのとき、後の世代の作業者が新たにツールやシステムを作り直す邪魔にならないように、作り込んでおかなければならないのだ。

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*2007年06月16日:ドライカレーを作る


 今日の昼食は、ビタクラフトのホームページのレシピを参考にして、ドライカレー。(これは(恐らく)4食分の数字なので、半量を作り、さらにその半分を食す。)

 うむ、なかなか良い [^.^]。カレー粉とすり下ろし林檎は相性がいいのかな。もう少し辛くてもいいな。次回はカレー粉の量を増やしてみようかな。ニンニクももっと効かせてもいいと思うし。

 ブックオフ数店を回ってから、マンガ食堂Mで3時間ほど。当初の予定では深夜まで粘るつもりだったのだが、鼻風邪っぽいので早めに帰宅して、風邪薬を飲んで寝る。

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*2007年06月17日:ナポリタンを作る/浜松合唱団定期演奏会


 完全に鼻風邪をひいてしまったようである [;_ _]。熱はないのだが、「そもそもさほどの症状ではない」のか、「昨夜飲んだ風邪薬で対症療法的に一時的に抑えているだけ」なのかが判然としない。

 昨夜は(鼻風邪でもあり)珍しく早寝したので、23:30からの「チューボーですよ!」をリアルタイムに見ていなかった。早朝から録画をプレイバックしたところ、今回のテーマはスパゲティナポリタンで、手頃な食材で手軽に作れ、しかも非常に美味しそうである。というわけで、午前中にスーパーに食材を買い出しに行き、昼食はナポリタン。トマトソースと具は2食分作り、その半量を1人前(100g)のパスタと合わせる。

 トマトソースの材料は、オリーブ油(大さじ2)ニンニク(1片)玉ねぎ(50g)セロリ(20g)ベーコン(10g)白ワイン(120cc)トマト(2個)ケチャップ(70g)ハチミツ(小さじ2/3)鷹の爪(1本)ローリエ(1枚)オルガノ/塩/コショウ(各適宜)である。フライパンにオリーブ油を敷いてニンニク、玉ねぎ、セロリ、ベーコンを弱火で炒め、白ワインを入れて強火でアルコールを飛ばす。湯剥きしたトマトを小さめに角切りしたものと、ケチャップ、ローリエ、鷹の爪、オルガノを投入して中火で煮込む。全体に味と香りを馴染ませたらハチミツを投入し、塩コショウで調味して軽く煮詰める。

 具は、玉ねぎ(80g)マッシュルーム(40g)ハム(50g)ソーセージ(50g)ピーマン(1個)を中火で炒める。これに固茹でしたパスタ(1.7〜1.9mm程度の太麺)を投入し、ざっと混ぜたら、トマトソースを絡める。皿に盛って、パセリを散らして出来上がり。

 う〜む、これは美味い! ケチャップ臭さがない、なんとも上品な味! [^.^]。このレシピ、いただきである。汎用品だけで作れるのもいいね [^.^]。(ちなみにソーセージとしてはチョリソを使った。)

 なお、トマトの「湯剥き」といっても、私の場合は、湯を沸かすのが面倒なので、フォークにぶっ刺してコンロで火炙りの刑である [;^J^]。また、中華鍋でパスタと具とトマトソースを絡めるのだが、私の中華鍋には長い柄がついていないので、「ああいう風」には煽れない。そこで、「A.左手にクッキングミトン(耐熱手袋)をして片方の把手を持って揺すりながら、右手は菜箸でチャッチャッチャッ」「B.菜箸をおいて右手にもクッキングミトンを装着してもう一方の把手を持って両手で煽る」「A、Bを素速く繰り返す」という手段を取らざるを得ないのであった。[;_ _][;^.^]

 さて、鼻風邪気味ではあるが、浜松合唱団定期演奏会には行くことにしよう。(映画はやめておこう。)バスで出動。アクトシティ中ホール。14時開演。うむ、これは、来て良かった [^.^]。新作(委嘱作)の初演3作も含めた4ステージ。

 休憩時間にロビーでうろうろしていたら、旧FCLAのR氏、K氏、M氏も。実はM氏は隣の席に座っていたのだが、お互い(の変貌 [;^.^])にいまいち自信がもてず、互いに「彼ではないかなぁ?」と疑問に思いつつも、声もかけていなかったのであった。[;;^.^]

 最終ステージは管弦楽(浜松交響楽団)を加えて、ラターの「マニフィカト」(フルオーケストラ伴奏版)。私は「合唱の人」では無いということもあるのかも知れないが、やはりこの曲が一番面白かった。アンコールは2曲。1曲目はやはりラター。曲名は失念したが、昔FCLAのオフで演ったことがある曲。2曲目は木下牧子の「かもめ」(本来はア・カペラだが、オーケストラ伴奏版)。

 メイワンの書店をチラ見して(のだめの18巻のみ購入)、バスで自宅に直帰。今夜は外出せずにおとなしくしているつもり。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jun 21 2007
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