*2007年04月30日:インテリの仕事
*2007年05月01日:ソノシートなど
*2007年05月02日:タワー/神保町/現代漫画図書館
*2007年05月03日:二刀流
*2007年05月04日:墓参りと会食と
*2007年05月05日:モアレあるいはポリリズム
*2007年05月06日:都立中央図書館/現代漫画図書館
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*2007年04月30日:インテリの仕事


 昨日と同じ時刻に実家を発ち、同じ時刻に立川の多摩図書館に着く。昨日と同じく古い漫画本を読むのが目的であるが、今日はあまり捗らなかった。いくつかの作品で、うっかり濃い目に感情移入してしまったからである [;^J^]。「感情移入」は、漫画に限らず私の読書速度があまり速くない理由のひとつ(というかほとんど全部)であり、そんなことしてないで部外者的な目線でさくさく読めば数をこなせるのであるが、それではなんのための読書なのかわからない..

 前から気になっていたのだが、立川駅のすぐ近くにウインズ立川という建物がある。明らかに競馬関係の施設なのだが(日曜日には、そういう“香り”を漂わせている方々が集まってらっしゃいますし [;^J^])、馬の足音はしないし、「そもそも競馬場のような巨大な施設が駅前の繁華街に物理的に収まるとは思えないし」、謎だったのであるが..帰宅してから「ウインズ」の意味を調べて、得心が行きました。これが「場外馬券売り場」というものだったのですね [;^.^]。こんなに大規模な施設だとは知らなかった。てっきり、宝くじのスタンドみたいなものかと思ってた。[;^.^][;^.^][;^.^](競馬のことは何も知らないものですから..[;_ _][;^J^])

 今日の「Qさま!」、最初の30分ほどは見逃してしまったのだが、(小中学生レベルの知識を問う)「プレッシャー学力クイズ」の回答チームが、伊集院光とか麻木久仁子とか湯浅卓とかの、いわゆる「インテリ(というか物知り)芸能人」で編成されていた。これまでは(失礼ながら [_ _])インテリとはいい難いレギュラー芸人たちが回答していたのだが..これは明らかに「インテリ」に答えさせる方が面白い。「低レベルの問題が解けずに苦しむ」姿を晒すのは、おつむが弱い(と視聴者に認知されている)人たちよりも、インテリとして視聴者に認知されている人たちの方が(視聴者の嗜虐性 [^.^] の満足度も高く)好適だからである。[;^.^]

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*2007年05月01日:ソノシートなど


 今日は外出せず、終日実家でゴロゴロする。そもそも帰省とは第一義的には親に顔を見せるためのものであり、連日、朝から晩まで外出しているのもどうかと思う。単に実家でゴロゴロしているだけのことが親孝行になるのである(と思う)。

 今は使われていない(かつて私や妹が使っていた)部屋を軽く掘り返して、もう何十年も見ていなかった本やレコードやソノシートブックを発掘した。それなりの懐かしさは感じたが、別に胸がしめつけられるほどのものでもなかった [;^J^]。昔は、ソノシートブックというものがあったのだよなぁ..片面数分間の音声が収録されたソノシートが差し挟まれた本が。今ではソノシートどころかDVD付きの本も珍しくはなく、そのDVDはノートPCや廉価な携帯式DVDプレーヤーで再生できるんだからねぇ。(さすがに、携帯電話では再生できないが。[;^J^])

 妹夫婦が来訪したので、彼らの子供の入学祝いとして画集を2冊手渡す。

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*2007年05月02日:タワー/神保町/現代漫画図書館


 8:31のバスで発った結果、10時よりもかなり前に渋谷に着いてしまった。タワーレコードの開店時刻は10時なので、ドアの前でしばし待つ。(近場に手ごろな喫茶店がなかったので。)まずは7Fで画集を漁るが、収穫無し..というか、食指が動いた画集が2冊あったのだが、もしかしてこの2冊は既に買っているのではないか、それも、ここで買ったのではないか、という不安が拭いきれなかったので [;^.^]、書名をメモしたのみ [;^J^]。浜松に戻ってから確認するが、もしも購入済みであったとすれば、この2冊は購入していながら、「身に入る」ほど読んで(見て)いなかったことになるわけで、大いに反省しなければならない。(私は画集は原則として積読せず、買ったらすぐに目を通しているはずだから。)

 例によって神保町へ。中野書店、コミック高岡、その他数店を回る。古書の収穫は無し。浜松でも普通に買える雑誌と新刊書を買ってしまう。荷物になるだけである。[;_ _]

 江戸川橋へ。昼飯(オムライス)を食べてから、12時から19時まで現代マンガ図書館に籠もる。

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*2007年05月03日:二刀流


 見かけそうで見かけないもの。それは、左右両手で同時に携帯を操作している人である。

 私自身はいまだに携帯を持っていない(PHSである)のだが、複数の携帯を持っている人はざらにいる。仕事用/プライベート用、本妻用/愛人用など、相手別に使い分ける場合が多いと聞く。

 忙しい人(メールのやりとりが多い人)の場合、同時に複数の携帯にメールが溜まっていることは珍しくないはずだ。なぜ、同時に処理しないのだろう? 小学生が複数のテレビを同時に眺めてそれぞれの内容を完全に把握しているのが話題になりはじめたのは、もう30年以上も昔のことである。それから一世代以上の時を経て、今どきの携帯使いは、同時に複数のメールを読んで同時に複数のメールに(左右両手の親指で)返信できる程度にまで情報処理能力が進化していて当然ではないか。もしもそれができないとすれば、携帯世代も、意外にたいしたことないね [^.^](..と、しなくてもいい挑発をしてみるテスト。[;^.^])

 ちなみに、両手で本妻と愛人の両方に同時に返信するという行為を繰り返していると、いつかは相手を(左右を)間違えて返信してしまう可能性は低くなく、その場合、事態の収拾に失敗すると、離婚話に進展することも大いに考えられるが、人生、そのくらいのスリルと緊張感はあってしかるべきではないだろうか。

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*2007年05月04日:墓参りと会食と


 朝のうちに母と出発して、横浜駅で下の妹夫妻と合流し、計4人で金沢八景へ。横浜霊園の亡父の墓参りである。晴れていて何よりであるが、いささか暑過ぎる [;^J^]。桜木町に移動し、みなとみらいのパンパシフィックホテル内のクイーン・アリスというフランス料理店で上の妹一家と合流し、計8人で会食する。(13:40からのランチである。)17回忌の略式法事というわけだ。

 料理はそれなりに美味しいと思ったが、デザートにシャーベット盛り合わせを選んだのは失敗だった。死ぬほど甘かった [;_ _]。向こう当分、甘味はいらん [;^.^]。食べ終わったのが15:30過ぎなので、今夜は晩飯は省略である。

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*2007年05月05日:モアレあるいはポリリズム


 この話は以前にも書いたかも知れないが、私が忘れているぐらいだから読者が憶えているわけがない、と、勝手に決めつけて書くことにする。[;^J^]

 私は、道を歩くときに、周囲の人と歩調を合わせないようにしている。周囲の誰とも合わないのが理想的であるが、人ごみの中を歩いているときにはそれが難しいこともしばしばで、その場合は少なくとも前を歩いている人と歩調を合わせないようにしている。

 なぜかと問われても困る。これは一種のオブセッション(強迫観念)であり、自分でも理由がわからないのだ。強いて記憶の底を探れば..「ゴルゴ13」のとあるエピソードが原因かも知れない、とは思う。確かタイトルは「動作・24分の4」..

 このエピソードの中で、ゴルゴを倒すべく、4人のヒットマンがゴルゴを(公然と)尾行するシーンがある。もちろんゴルゴは気がついているし、ゴルゴに気がつかれているということも、この4人は先刻承知である。お互いに相手の出方をはかりながら歩いているのだが..その4人がパッと散って一斉にゴルゴを撃とうとしたその瞬間にゴルゴが振り向き、ひとりあたり24分の1秒という神業で4人を射殺してしまう。(合計、24分の4秒。これがタイトルの由来である。)で、このシーンを隠し撮りしたフィルムをプレイバックしながらディスカッションしている男たちの会話だが..「どうして、ゴルゴは襲撃される瞬間がわかったんだろう?」「4人は、尾行しながら、いつしかターゲットであるゴルゴと歩調をあわせていた。その足音が乱れる瞬間の“意味”は、ゴルゴには自明であっただろう」..とかなんとか。(ちょ〜曖昧な記憶なので信用しないように。[;^J^])これを読んで以来、他人と歩調(足音)をそろえるのを無意識のうちに忌避しているのではないか..と、推測されるのである。[;^.^]

 さて、歩調をそろえない(同じテンポで歩かない)のならば、どういう歩調で歩くのか。基本は、4:5である。大体私の方がテンポが速いので、前の人の4歩を、私の5歩で刻む。逆に、前の人の方がテンポが速い場合は、前の人の5歩を、私の4歩で刻む。この比率のペースを維持するのは、わりと簡単である。

 前の人のテンポと私のテンポが極めて近い場合は、5:6(6:5)、または6:7(7:6)で歩くこともあるが、比率が1:1に近くなればなるほど、難しくなる。日常生活にわざわざ(本来まったく不要な)難しさを導入するのはいかがなものかと思われるかも知れないが [;^J^]、「常日頃からリズム感を暖めておく」のは悪い考えではない。お試しあれ。

 なお、6:7だろうが7:8だろうが、いったん巡航ペースに乗ると努力(意識)せずともそのリズムを維持できてしまうので、時々違う比率に切り替えてリフレッシュすることをお薦めする。

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*2007年05月06日:都立中央図書館/現代漫画図書館


 午後は(12時からは)江戸川橋の現代マンガ図書館で確定。さて、午前はどうしようか..と考えて、どこもここも今ひとつ「はまらない」ので、まぁ惰性だが渋谷経由で神保町・秋葉原あたりを冷やかすかねぇ..と、かな〜りいい加減な態度で出発。

 横浜から東急線で渋谷に向かったのだが..中目黒に着いた時点でいきなり気が変わり [;^J^] 日比谷線に乗り換えて広尾へ。徒歩数分の都立中央図書館に着いたのが、9:55。10時に開館。1時間ほど籠もって6冊読み、すぐに江戸川橋に向かい、昼食を抜いて現代マンガ図書館に到着したのが、やはり開館時刻の12時の2分前..なんだか実に勤勉に合理的に動いているように見えるが、なに、行き当たりばったりだったのである [;^J^]。閉館時刻の19時までに33冊読む。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: May 9 2007
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