*2006年08月21日:気配り欠如の字配り
*2006年08月22日:汗と血と
*2006年08月23日:冥王星脱落/タワレコ破産
*2006年08月24日:チーター/トリビア
*2006年08月25日:ドア、二題
*2006年08月26日:怪談2本消化
*2006年08月27日:DVD−R再生不良
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*2006年08月21日:気配り欠如の字配り


 業務上、とあるチュートリアルソフトで勉強している。要は、CD−ROMに収録されている画像と文章を読んでいくだけの話であるが..その文章が「センタリング」されているのである。

 神経を疑う。

 このソフトを作成したメーカーは、自分でこのソフトを使ってみたのであろうか。自分で読んでみたのであろうか。「センタリング」された文章がいかに読みにくいものであるのか、理解も想像もできないのであろうか。行末から行頭に視線を戻すさいの移動距離がランダムなので、リズムに乗れず、非常に疲れるのだ。書店で普通に売られている書籍を想起すればわかりそうなものだ。チュートリアル的な(マニュアル的な)書籍であれば、ほぼ100%、縦書きの場合は上詰め、横書きの場合は左詰めされているはずである。

 「詩」なら良い。そもそも効率的に読むべき文章(というか文字列)ではない。また、個人のブログやウェブ日記ならば、センタリングされていても文句は言わない。金を払っているわけではないし、頼まれもしないのにこちらが勝手に読んでいるだけであって、嫌気がさしたら読むのを止めるまでのことだからだ。

 このソフトは違う。業務で使うことを想定されている「商品」なのである。メーカーにはきつくフィードバックするつもりだ。日本の産業界の生産性を、いささかなりとも引き下げているのは確実だからだ。

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*2006年08月22日:汗と血と


 以前も書いたことであるが、私は汗っかきである。それも特定部位の。

 具体的には、両耳の真後ろ4センチぐらい。そこから汗が「流れ出す」のである。それはもう、穴でも開いたかと思うぐらいに流れ出すのである。少し暑い日に外出すると、あるいは屋内であってもちょっと力仕事をすると、もう、頭の後ろ半分の下半分が、風呂上がり状態である。襟もびしょびしょで、つまめば汗を絞り出せそうだ。ハンカチも1枚では足りない。複数枚用意して、交互に(乾かしながら)使っているのである。

 このようにして、ハンカチで後頭部を押さえたりぬぐったりしながら歩いているとき、しばしば想い出すのが「明治開化安吾捕物帳」(坂口安吾)なのである。この連作には勝海舟が(いわば)アームチェア・ディテクティブとして登場するのだが、作品中の描写として、彼はいつも瀉血(しゃけつ:病気の治療のため、血液の一定量を取り除くこと。血液中の有毒物質を除いたり、一時的に血圧を下げたりする目的で行われたが、最近では交換輸血の場合以外には行われない)をしているのである。それも腕などからではなく、何故か後頭部をナイフで切り、そこから適量の血を抜くとともに止血のために、懐紙で押さえているのであった。

 (今日のタイトルを読んで熱血な内容を想像した人、残念でした。[;^.^])

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*2006年08月23日:冥王星脱落/タワレコ破産


 投票は明日のようだが、ほぼ流れは決まった由。以下、NHKのウェブから引用する。


 チェコのプラハで開かれている国際天文学連合の総会では今月16日、惑星の定義に関する原案が発表され、太陽系の惑星の数は9つから3つ増えて12になるとしていました。しかし、この原案に対し惑星の数が今後、際限なく増えるという意見や、めい王星は惑星とはいえないといった反対意見が相次ぎ、事務局で修正案を検討していました。そして22日にまとまった修正案によりますと、まず惑星については、太陽の周りを回る安定した丸い形の天体で、その軌道上で圧倒的に大きい天体だと定義しました。この結果、現在9つある惑星のうちめい王星については、軌道が海王星と重なっている部分があり、圧倒的に大きいとは言えないなどとして、惑星から外し、太陽系の惑星は1つ減って8つになるとしています。その一方で、めい王星やいったんは惑星の候補となったセレスなど4つについてはわい小惑星と呼ぶことにしています。国際天文学連合では、この修正案には一定の支持があるとして今後最終的な調整をしたうえで今月24日に開かれる総会への提案を目指すことにしています。

 ..合衆国の教科書からは「第9惑星:冥王星」が削除されない、に、10000カノッサ。[;^.^]

 おや、タワレコが破産しましたか。(毎日新聞のウェブより引用。)


 米音楽ソフト販売大手タワーレコードを運営するMTSは、連邦破産法11条(会社更生手続き)の適用を20日付でデラウェア州の連邦破産裁判所に申請した。アップルコンピュータの携帯プレーヤー「iPod」などを使った音楽のネット販売の普及に押されているため。04年2月にも同じ11条の適用を申請し、債権者主導で立て直したばかりだった。
 米20州に89店を抱えており、今回は更生手続きを通して60日以内に身売り先を探す計画だ。だが、買い手が見つからない場合は、債務返済のための資産整理など大幅な事業縮小を迫られる可能性もある。
 日本のタワーレコードは02年にMBO(経営陣による買い取り)で独立しており、米国での破産法適用申請による影響はない。

 ..まぁ、日本のタワレコが安泰ならば(安泰じゃないんだろうが)別にいいや。ここ数年間、CDの半数以上は渋谷のタワレコで購入しているので、ここが潰れると少し困る。

 高田馬場の「まんがの森」本店に電話したところ、7月の原画展(吾妻ひでお「うつうつひでお日記」発売記念)で配布された1ページ漫画は、まだ在庫があるとのこと。良かったよかった。来週上京予定があるので、その機会に入手することにしよう。

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*2006年08月24日:チーター/トリビア


 ガーン。昨日発売のテレビ情報誌によると、毎週水曜日の「ザ・チーター」が来週で最終回だって [/_;]。この番組、好きだったのに。この4月にゴールデンに進出したばかりなのに。それまでは半年間、深夜枠だったのだが、やはりゴールデンは「家賃が高かった」のかなぁ。トリビアの裏なので視聴率が取れなかったのかなぁ。最近のトリビアの視聴率が高いとも思えないのだが。さすがにネタ切れで昔のネタの再放送が多いし、新作の半数以上は駄作だし。ガセビアコーナーもほぼ消滅状態で、あの「嘘つき!」の女の子もとんとご無沙汰だし。[/_;][;^.^]

 そのトリビアも、ぼちぼちゴールデンから撤退して、年6回放送となる。こうなると私が定期的に観ているバラエティ番組は、あとは「チューボーですよ!」と「グータンヌーボ」と「Qさま」と「GORO’sBar」と..それにしてもろくなもんを観ていないな [;^J^]。いや、「バラエティ番組」という時点で、すでにろくなもんでは。[;^.^]

 トリビアで思い出した。先週か先々週のネタだが、「(何かを思い出そうとして)舌先まで出かかっているのだが出てこない」現象を「TOT現象」というらしい。なんの略だか忘れたが、まさに「トリビア」に相応しい、どうでもいい知識だが [;^J^]、こうなると当然、「TOT現象と言う言葉を思い出そうとして舌先まで出かかっているのだが出てこない」ということに。[;^.^]

 (ちなみに、「TOT」と書かれても、泣き顔にしか見えないんですが [^.^]。確かに泣きたくなるような状況ではあるので、表意文字としては正しい。[^.^])

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*2006年08月25日:ドア、二題


 夏とくれば怪談、怪談とくればドアである。(強引である。[;^J^])

 今を去ること数十年。1960年頃には「SF」などというジャンルは認知されておらず「探偵小説」の変わり種ぐらいに扱われていた、というのが史実であるが、同時に「怪談」の変わり種という扱いも受けていたと記憶する。

 というわけで、ドア絡みのSFの話である。(強引である。[;^.^])

 まず、ウェルズの「宇宙戦争」。何度か映画化されているが、ここでは原作(小説版)を取りあげる。火星人の三脚の機械が街を蹂躙するのだが、主人公が隠れている部屋の「ドア」を、機械の触手がまさぐるシーンがある。その触手にはドアの開け方がわからない。しかし、ついに「把手の原理を理解して」ドアを開ける..小学生の頃、ジュヴナイル版でこれを読んだ時に、非常な恐怖を覚えたものである。「火星人」が知的であることは間違いない。だから理屈から言えば「三脚」も知的なのである。しかしひたすら破壊を繰り広げる「三脚」は、知的ではないようにも見える。(これは「戦艦大和」の例を引くまでもなく、あらゆる大型兵器について言える特性のような気がする。)その「知性があるんだかないんだか」という特性を、「ついに(ようやく)把手の原理を理解し」、という描写が、実に見事に描き出していると思うのである。

 もう一例。「ジュラシック・パーク(映画版 第1作)」である。言うまでもなく、ヴェロキラプトルが「ドアを開ける」シーンである。映画では「押し下げる」と開く式のドアなので、回転式よりは難易度が低いと思うが、「恐竜がドアを開ける」というシンプルなアクションによって、「恐竜の知性」を見事に(恐怖をともなって)描き出していた。もっとも、「知性」といっても、高々ドアを開けられる程度のことである。このささやかさ、秘やかさがいいのだ。第3作になると、ヴェロキラプトルは明らかに社会生活を営んでおり、ほとんど「恐竜人類」直前とすら言えるきわどい描写がなされていた。これは行き過ぎだと思う。

 (もうひとつあげて三題噺にしたかったのですが、思い付きませんでした。[_ _][;^J^])

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*2006年08月26日:怪談2本消化


 クリーニング出し。郵便局。イオン。

 録画消化。「富江 replay」「怪談累が渕」など。まぁそれぞれ水準作かな。富江シリーズは全部録画してあって、これが第2作。あと4本かぁ [;^J^]。まぁここまでの2本を観たかぎりでは、うじうじした人間関係に依存しない、ドライで非情なホラーのようなので、消化しやすいと言えば言える。(要は、気が重くならないということです。)ちなみに原作は読んでいません。

 夏休み中にCSで全話放送された「帰ってきたウルトラマン」の録画は、これから何ヶ月かかけて消化することになるが [;^J^]、2話ほど欠落しているのに気がついた。一時的にハードディスク(のワーキングエリア)の容量不足が発生したらしい。まぁ仕方がない。その個所はレンタルソフトで視聴すればよし。

 第2話だったかな、ウルトラマンが格闘中に「タップ」していたように見えるが [;^J^] 気のせいだろう。(一度でいいから、腕ひしぎ逆十字をかける(またはかけられる)ところを見てみたい。[;^.^])

 それにしても、現在地上波で進行中の「ウルトラマンメビウス」と、CSで進行中の「ウルトラマンティガ」の録画の消化が全く進まず、合計数十時間分も溜まってしまっているのですが、これらと「帰りマン」と並行処理をした日には、もう何がなんだか。[;^.^]

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*2006年08月27日:DVD−R再生不良


Picture

 勤務先(細江工場)の向かいにあるベル21内のホームセンターで、ひさびさに「ストッパーボックス」を18個注文する。(6個単位なのです。)これで合計何個になるんだろう。200は越えていないはずだが。一時期は、もうストッパーボックスはこれ以上はあまり要らないのではないかと思っていたのだが、なんのなんの、DVDレコーダーを買って以来の20ヶ月で、DVD−RAMとDVD−Rが、ストッパーボックス15個分も溜まってしまったのである [;^J^]。恐怖である。

 ストッパーボックスと言われてもわからない人が大半であろうから、3年前の日記に掲載した写真を再掲しておく。記事はこちら →(「2003年09月21日」)。



 昼はワンタン軒。昨日今日と、行く先々の書店で見つけられなかった「ミステリマガジン10月号」と「ウルトラファイト番外地」(唐沢なをき)を、イケヤ文楽館高丘店で発見する。あなどれん。[;^J^](この店、思いっきりあなどっていました。[;^.^])

 昨日も今日も「日本沈没」はパス。来週にしよう。多分、まだやってるよね?

 「チューボーですよ!」を録画したDVD−Rのうち、1枚が再生できない。う〜む。録画してから3ヶ月ぐらいなので、経年劣化とは考えられない。別に傷がついているようにも見えないのだが。やはりDVD−Rは弱いのかなぁ。太陽誘電のメディアなのだが。大事な録画は基本的にDVD−RAMにしているのだが、地上波番組(特にバラエティ)はDVD−Rに録画していることが多い。コピーワンスかかっていないんだから、今のうちにDVD−RAMに入れ直す?(そんな時間、ないよなぁ..)いっそ、ハード(DVDレコーダー)側の不具合なら、修理すればいいだけなので気が楽なのだが、数週間はかかるオーバーホールに、そう簡単に出すわけにはいかない。サブ機はあるのだが、予約などの設定の移行が面倒だしぃ..[;_ _]

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Sep 2 2006
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