*2005年04月25日:脱線事故
*2005年04月26日:「ダメだ!この会社」
*2005年04月27日:日本の誇り
*2005年04月28日:連休前
*2005年04月29日:秋葉原/神保町/渋谷
*2005年04月30日:ウランのエロス
*2005年05月01日:渋谷/神保町/秋葉原
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*2005年04月25日:脱線事故


 兵庫のJR福知山線で、脱線事故。夕方時点の報道では死者50人だが、朝の通勤時間帯に、この惨状である。まだ閉じこめられている人も多い。死者数はさらに増えるのではあるまいか。

 惨状というかなんというか..写真を見ても、しばらく、何がどうなっているのか見当がつかないような状況である。どうやって(どういう方向から)マンションにぶつかれば、こういう配列になるのか..大体、数が合わない..あ、そうか。1両目は完全にマンションにめり込んでいるのか。それにしても2両目は?..もしかして、この、ペランとした奴か?..

 悪い冗談である。これではまるで、電車(車両)のパロディである。人間(など)が平べったくなって、ドアや窓の隙間から侵入(脱出)する漫画や映画が色々あるが、それらを思い出した。ほとんど「二次元化」してしまっている。ここに(満員の)乗客が乗っていたことを思うと..

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*2005年04月26日:「ダメだ!この会社」


 「ダメだ!この会社」(倉田真由美、山崎元、小学館)- ..ったく、そうでなくとも読書量(読書速度)に急ブレーキがかかっている昨今、山をなす積読をさておいてこんな本を読んでいる暇があったら..[;^.^]

 ..というのは、さておいて [;^J^]。ま、なかなか面白い本ですよ。目次から適当にピックアップしても、「社長でいることが目的の社長」「IRにご執心の社長」「社長の学・経歴が立派すぎる」「オフィスの言葉数がやたら少ない」「高学歴社員しかいない会社」「役員に銀行出身者がいる会社」「部長がホノルルマラソンに出る会社」「若手抜擢をアピールする会社は胡散臭い」「若手が妙に会社を褒めている」「大企業病を自慢する社員のいる会社」「労働組合の委員長が出世する会社」「すぐにコンサルタントを使う会社」..などなど。非常に多数のポイントが挙げられているので、この中のどれひとつとして当てはまらない会社など(私の勤務先を含めて)ほとんど存在しないであろう。[;^J^]

 93頁に、「会社と一体感を醸し出す貢献」の流れで、著者(山崎元)が、若い頃に会社の先輩社員の引っ越しの手伝いに行った話がある。


すると家具の汚れ具合、その裏側の埃の量などから奥さんの家事のレベルが如実に明らかになったりします。そのとき、自分は決して将来、部下を引っ越しには呼ぶまいと思ったものです。しかし、もちろんそれが嬉しくて気にならない人も上司部下ともにいるわけです。それこそ、人生いろいろ、社員もいろいろです。

 ..私が小学生だった頃。何回目の引っ越しか記憶が判然としないが、確か、父の部下たちが、引っ越しの手伝いに来ていた。鋸を引いて書架の作製などもしていたと記憶する。(当時作られた書架の一部は、今も実家で使われている。)幼い私は、にぎやかで楽しいばかりであったが、上司の引っ越しに動員された彼らがどう思っていたかは、わからない。

 今の私はどうかって? ま、人の引っ越しの手伝いに呼ばれれば、(よほどイヤな相手でない限り [;^J^])否やは無い。しかし、部下や同僚を引っ越しの手伝いに呼ぶかというと..何しろ私の部屋の中で何かモノを動かそうとすると、まず(それらの前やら、それらの上やらに置かれている)本を動かさなくてはならない。そして当然のことであるが、誰もが私の本を触る(取り扱う)資格を持っているわけでは、無いのである [;^J^]。別に難しいことを言っているわけではない。本を汚さない。本を傷めない。本に対して敬意を払う。(上下逆にして箱詰めしたりしない。本に触る前には手を洗う。)..社会人として当たり前のことばかりであるが、昨今は、書店員ですら、しばしば(書籍を取り扱う手つきを)安心して見ていられないありさまだからねぇ..

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*2005年04月27日:日本の誇り


 それにしても..日本が世界に誇る正確なダイヤが、このような過酷な締め付け(遅れに対するペナルティ、恐怖教育)で維持されてきたとは、考えたくないなぁ..JR西日本だけの特殊事例であれかし、と、願うばかりである。

 夜、視界のすみに何か動くものがあったので、もしやと思ったら..やはり! ゴキブリである! 椿事である! なにしろ、私の部屋に出現するのは、5年ぶりなのだ。ここに20年近く棲んでいるが、トータルで4回(5回?)くらいしか見た記憶がない。それほど珍しい事象であるが故に、出現するたびに、こうして日記に書いているのであった。[;^J^]

 いずれにせよ、殺虫剤。ゴキブリに対して使われる機会は、10年間に2回ぐらいしか無いし、実は夏になっても、滅多に蚊も出ないのだが(どういう環境なんだ [;^J^])、一応常備はしているのである。

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*2005年04月28日:連休前


 明日からいよいよ大型連休の始まりであるが、私の連休は、3日間だけである。4/29〜5/1。5/2からは出勤である。ま、代替の休暇は別途とれるので、問題無い。5/3〜5/5に浜松にいるのは、何年ぶりだろうか? 日記で遡れるのは1992年までであるが、(「廃墟通信」は1996年から、)この13年間、記録が無い。

 というわけで、少なくとも13年間、5/3〜5/5に開催される「浜松祭り」を観ていないのだ。チャンスである。ま、昼間は仕事しているわけだが、夜の街中には繰り出せるだろう。

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*2005年04月29日:秋葉原/神保町/渋谷


 8:43浜松発のひかりで上京。この中途半端な時刻に逆方向..ではあったのだが、さすがはゴールデン・ウィークと言うべきか、運良く辛うじて座れた次第。(普段ならばガラ空きの便である。)

 まずは秋葉原。社用で「Mac OS X Tiger」を買いに、ザ・コンへ。今日が発売日なのだが..あらら。売り出しは夕方からかよ。しゃーない、5/1に買おう。というわけで、リブレットの新作を触りに、PCフロアへ..あらら。今日の入荷予定だが、まだ入ってきていない。しゃーない、5/1に触ろう。

 エフ商会でDVD−RAMをチェックするが、両面(9.4G、殻付き)ブランド品が、5枚セットで3980円。浜松の相場よりは廉いとはいえ、わざわざ買って帰る気にもなれない、という微妙な水準。見送り。う〜ん、今日の秋葉は、全部外れだ〜〜。

 徒歩で神保町へ。三省堂に入ってびっくり。「失踪日記」(吾妻ひでお)が、1Fの店内案内板の前の一番目立つ所に、山積み(8山+α)。破格の大プッシュである。こんなにたくさん刷っていいものかどうか、逆に心配になる。[;^J^]

 渋谷へ。ヤマハで、「フィガロの結婚」の総譜を探す。新全集版を含めて複数バージョンあることに、今さら気がつく [;^J^]。どれを買えばいいのか即断できないので、今日のところは見送り。

 15時前に実家に着く。

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*2005年04月30日:ウランのエロス


 鶴ヶ峰駅前の本屋へ。明日には浜松に帰るのだが、往復の車内読書用に浜松から持参した(及び、昨日神保町で買い足した)書籍と雑誌を、どうやら明朝で読み尽くしてしまうペースなので、帰路の新幹線車内用の買い出しなのである。[;^J^]

 文庫を1冊。それと、「小説すばる」の6月号。吾妻ひでおのインタビューとイラストが掲載されているという情報を、公式HPで掴んでいたからである。

 そのイラストは、「アニメ、映画、小説、漫画に出てくる、あなたの印象に残るロボットを3人まであげてください。」というアンケートへの回答で、回答者は吾妻ひでおを含めて44人。イラスト中には「今でもウランちゃんが色っぽいと感じる私はりっぱな変態です」と書かれているのだが、それを言うのなら、私もりっぱな変態である。[;^J^]

 ウランのエロスの極北のひとつとして私が推す [;^.^] のは、「ウランちゃんの巻」(全集 第228巻所収)である。子細は略すが、アトムの妹のウランが、ロボットプロレスリング大会に出る。10万馬力のウランは連戦連勝なのであるが、ある日、(マッドサイエンティストにアレされた [;^J^])ウランは2体に分裂増殖し、1体は自宅に、1体は試合へ。試合にでたウラン(の1/2)は、馬力も1/2で、強力な相手ロボットに全くかなわず、(半裸のウランが)メッタメタに、コテンパンに叩きのめされて、壊される..このシーンがもぅ、このシーンがもぅ..[;^.^] そこらのヌルいSMなんか、比較にならんよ。子どもの頃にこれを読んでどう感じたかは憶えていないのだが、学生になってから(サン・コミックス版で)読み直したとき、仰天した。こんなものを子どもに読ませていいのだろうか、と..[;^J^]

 「PLUTO 02」(浦沢直樹 × 手塚治虫、小学館)。傑作である。ということで、第200頁の、初出誌から引き継いでいる誤植を指摘しておく。(編集者は、仕事をしなさい。)警察が「狙撃犯」を雇ってどうするんだっつーの。[;^J^]

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*2005年05月01日:渋谷/神保町/秋葉原


 私のゴールデン・ウィークは、今日まで。少し早めに実家を発って、まずは渋谷へ。タワーレコードとレコファンで、パトリック・モラーツの「The Story of I」、タンジェリン・ドリームの「Phaedra」と「Rubycon」、及びDVDを2枚。

 神保町へ。三省堂。をを、「失踪日記」の山が、さらに高くなっている [;^.^]。一昨日の、さらに倍。奥付を見たら、五刷である。もしかして、メジャー・デビュー? [;^.^]

 徒歩で秋葉原へ。DOSパラでDVD−R(CPRM対応)を20枚。エフ商会を覗いてみたら、DVD−RAM(両面(9.4G、殻付き)ブランド品)が、5枚セットで3000円になっている。これなら、浜松相場よりも十分に廉い。15枚購入。

 ザ・コンで、Tiger購入。PCフロアで、リブの新作(型番失念)を触る。う〜〜ん..萌えない。しかし、悪くない..微妙だなぁ..[;^J^] まぁ、いつまでも Win95 を使っている場合じゃないのだが..乗り換えるかなぁ..

 というわけで、上りは秋葉原→神保町→渋谷、下りは渋谷→神保町→秋葉原である。効率が悪いなぁ [;^J^]。どうして、1日で要件を片付けられないかなぁ。

 13:23のこだまで浜松へ。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: May 7 2005
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