*1997年01月06日:Netscape 3.0の仕様変更
*1997年01月07日:シドニー・シェルダン、リブ50
*1997年01月08日:社会のルールを破るとき
*1997年01月09日:リブ50に死角なし [/_;]
*1997年01月10日:昇格試験、NOBR
*1997年01月11日:“祭り”について
*1997年01月12日:新聞とインターネット
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*1997年01月06日:Netscape 3.0の仕様変更


 昨年末、秋葉で買い損なったリブのユニバーサルACアダプタを、地元のコンピュータショップで発注する。(近日中に、ヨーロッパに行く予定があるのだ。)まだ新年の営業が始まったばかりで、在庫状況が判らないのだが、どうもメーカー在庫切れではないか、と思われるフシがある。渡欧に間に合うだろうか?

 ようやく、ネットスケープ3.0が届き、インストールする。大きな問題はなく、私のホームページも大体、2.01と同様に見えるのだが、ひとつだけ。NOBRタグが、効かない。[/_;]

 これが効かないと、横640ドットの画面で「廃虚通信」を読むときに、目次頁で一日が一行に収まらず、見栄えが実に悪くなるのだ。はいはい、見栄えのコントロールはユーザーに委ねられているのであって、ページ作成者が見栄えの互換性に気を使いすぎるのは、HTMLの精神に反する、ということは、よく知っています。しかし、この位のことは制御させていただきたい。

 NOBRタグの仕様変更?(バグ?)については、どこかで読んだような記憶がある..

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*1997年01月07日:シドニー・シェルダン、リブ50


 シドニー・シェルダンを読んだことは無い。だから批判などしない(出来るわけがない)。「超訳」の件で叩かれることが多いが、ま、あからさまに謳わないだけで実体は超訳、という翻訳書などいくらでもあるだろうし。ただ、どこか感覚が違うなぁ..とは、ずっと思っていた。売り方の感覚が、である。

 その“違い”をあからさまに示している吊り広告を見たのは、数ヶ月前だった。あまりにも印象的だったので、一字一句覚えている。

「簡装版になり、いっそうお求めやすくなりました!」

 これを読んで、「お買い得だ、買おう!」と考えるのは、例えば(差別的認識かも知れないが)、主婦で、かつ、普段あまり本を読まない人ではあるまいか?

 これは、欲しくてたまらないのに金銭とスペースの都合により買えないハードカバーを、文庫落ちするまで、執念深く何年でも(恨みを込めて)待ち続ける心理とは、全く異なると思うのだ。

 リブ50が、発表&発売される。ペンティアム75、HDは810M、本体メモリ最大32Mである。リブ30を買ってから一ヶ月少々なので、内心穏やかではないが、少なくとも一ヶ月強という“期間の利益”は、確実に得たわけだし、リブ50を今注文しても、実際に入手できるのは、さらに数日(数週間?)先になるであろうから、推定される“期間の利益”は、さらに大きくなる。改善されたカタログスペックで一番悔しいのが、本体メモリの大容量化である。20Mでは狭い。逆に、これ以外では、決定的な差は無い。CPUが速いに越したことはないが、私のメインの用途は、テキストエディタによる文章書きである。HDは換装できる。相変わらずレジュームはできない。そして、バッテリーの持続時間は、確実に短くなっている。

 そう。気にすることはない。気にすることは、ないのだぞ..[;^J^]

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*1997年01月08日:社会のルールを破るとき


 もしかすると、10年以上昔のことかも知れない。東京駅の新幹線ホームでの出来事である。

 時間になって乗降口が開いたとき、乗車待ちの長い列の後ろの方から、両手と背中に大荷物を抱えたひとりのオバサンが、ホームの端、列と車体の間を全力疾走してきて、列の先頭の人を押しのけて、一番に飛び込んでしまったのである。もちろん、並んでいた列からは「おいおい!」「なにするんだ!」という抗議の声も飛んだが、あまりにも厚顔無恥なルール破りに、唖然として声も出なかった人の方が、多かった。私もそうである。

 乗車してみたら、彼女は手早く(3人席をひとつ回転させて)6人分の席を確保していた。もちろん、後から順番を守って乗り込んできた人たちからは、(正当な)罵言の嵐である。「ばっかやろう!」「何考えているんだ!」「恥ずかしくないのか!」「みんな、並んでるんだぞ!」..

 蛙のツラにションベンとは、このことか。彼女は全く臆する気配も見せず、(全力疾走の汗を拭いつつ)涼しい顔をしている。やがて、彼女の家族が乗り込んで来た。亭主らしき男と、疲れた様子の子どもたち。

 私はつくづく考えてしまった。彼女の行為は、問題無くルール違反である。いくら子供たちが疲労困憊していたとはいえ、それは誰しも同じことなのであり、彼女の家族を特別扱いする理由にはならない。子どもの教育にも、いい訳がない。他人の権利を侵害してまで、自分たちに席を確保してくれた母親に、子どもたちは誇りをもてるだろうか? 私は、彼女の行動を認めるつもりは、全くない。

 しかし..家族の利益のために確信を持ってルールを破った、彼女の(やや歪んだ)家族愛を考えてみると..情けないのは、亭主である。

 この男は、自分の女房が罵詈雑言を浴びせられているところに、あとからのんびりやってきて、彼女が世間体(と、誇り)を犠牲にして確保してくれた席にちょこなんと座り、あとは女房の弁護ひとつせずに、へらへらと愛想笑いをしていたのである。

 これでも、一家の家長と言えるのだろうか? 繰り返すようだが、私は彼女の行為を認めない。恐らく、世の中の大多数の人は、認めないはずだ。しかし、それほど酷い行為を、敢えてとらざるを得ないと判断されるほど、家族が困窮していたのであれば、堂々と横紙破りをするべきは、家長ではなかったか。彼が、世間の非難(と、場合によっては鉄拳制裁)を一身にかぶって、家族を守るべきではなかったか。

 亭主に、それだけの覚悟も甲斐性もないからこそ、女房が非常識な行動を取らざるを得なかったのであろう。子どもの教育に悪いのは、母親よりもむしろ、父親の態度であった。

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*1997年01月09日:リブ50に死角なし [/_;]


 ボイトレのあと、いつもの居酒屋Kでリブ30をホレホレする。(ところ構わずである。)例によって、小ささと画面の美しさは、驚嘆のまとである。そして(パソコンとワープロの区別がついているかどうか怪しい)おかみさんが、「これ、インターネットにもつながるの?」

 どの居酒屋(及び、おミズ系の店)でも、必ず、インターネットという言葉を、向こうから言い出す。言葉を知っているだけかも知れないが、この“概念”の普及率は、かなりのものである。(きっちりデモするために、携帯かPHSと契約して持ち歩く必要がありそうだ。って、何の営業をしているんだか。[;^J^])

 FTPクライアントとして、3.1では、InternetOffice にパッケージされた NetworkFileManager を使ってきた。たいしたソフトではないのだが、FileManager の自然な拡張として、ほとんど同じ感覚でドラッグ&ドロップできるので、楽だったのだ。CuteFTP なども試用してみたが、どうも面倒。ま、週に一度、ホームページをアップデートするのに使うだけではあるが..(ダウンロードについては、Netscape で大体用が足りる。)そして、95では(というより、リブ30のプレインストールされたネットワーク環境では)NetworkFileManager が動かない。そこで代わりのFTPクライアントを探していた。

 InternetMagazineの付録CD-ROMに収録されている、FTP Explorer。これが良さそうである。インターフェースは(バグのせいか?ドラッグ&ドロップが、うまく動作しないが)Explorer に良く似ていて判りやすいし、個人使用ならばフリーであるというのが、よろしい。なぜかアップロードが遅く、期待する速度の半分強しか出ないが、ま、いいでしょう。しばらくは、これで行く。

 ニフのFTOSHIBAの各会議室をウォッチしているのだが、どうやら、リブ50に死角はない。[/_;] リブ30のDX4−100Mに対して、ペンタ−75M、大して速度は変わらんと“期待”されていたが、体感速度はかなり違う、と。また、バッテリーの保ちも、かなり悪くなっていることが“期待”されていたが、これもマイナス20%位で食い止めているらしい。そして実勢価格も、早くも20万を割り込んでいる..(レジュームが搭載されなかったことだけが、救いである。)

 実にバランスのいい名機の登場である。これで、リブファミリーの人気がブレイクすれば、ばんばんざいだ。(だから、泣くなってば。[;^J^])

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*1997年01月10日:昇格試験、NOBR


 職場で昇格試験を受ける。あまり詳しく書くと“業務上知り得た秘密”になりかねないので、あたりさわりのないところだけ。ま、少なくとも「国語」と「算数」の試験は受けた。(他に何を受けたかは、伏せておく。)

 これが実に楽しい。[^J^] ちょっと(ちょっとだけ)骨のある文章を読んで、その大意を短時間で把握する、なんてのは、好きな問題でもあるし、実用上、十分な意味があると思う。こうしてみると、(少なくとも私がティーンエイジャーだった頃には)生徒に軽んじられていた「現国」は、実のところ、最重要科目だったわけだ。

 算数のテストは..じ、時間内に終わらなかった。[/_;] ショックである。[/_;] 解き方の解らない問題は、当然ただのひとつもなく、単純に時間切れ。あと15分あれば、もちろん満点だったし、仕事の上では、この算術能力(計算速度)でなんの問題もないのだが、しかし..

 Netscape 3.0だが、NOBRタグは効かなくなったのではなく、振る舞いが変わったのだ。「例え横スクロールしてでも、愚直に1行に収める」のではなく、「1行に収まらない場合は、アンカーの切れ目など、きりの良いところで切る」、いい代えると「アンカーが行をまたぐことはない」という、賢い動作に変わったのである。

 私が求めているのは、何がなんでも(横スクロールしてでも)改行しない、という愚直な動作である。よって、「廃虚通信」からNOBRタグを追放し、もっとも原始的な<PRE></PRE>に落とす。ま、事情がわかればよし。

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*1997年01月11日:“祭り”について


 昨夜から、私の接続先である、社内のインターネットクラブにつながらない。詳述はしないが、モデムトラブルと設定ミスと、重なったようである。完全なボランティア運営であり、専従の作業者がいるわけではないのだから、こういうこともある。これが嫌なら、プロバイダと契約すれば良い。

 “祭り”について。

 “祭り”で何よりも肝要なのは、“祭り”の“ハレ”の時空から、“日常”の“ケ”の時空への移行である。つまりは、終わらせかた。これを失敗すると、祭り全体の印象を汚す。祭りの楽しみの本質は、それの“追憶”にあるのだから(私は、そう信じる)、それを台無しにしては、いけない。いくつか、例をあげる。

 祭りの資材(ミコシなど)が、祭りが終わってからもいつまでも放置されているのは見苦しい、と書いたのは、鴨長明か清少納言か。

 FCLAの大規模オフでは、常に“撤収”が重視される。後片付け自体は、面白くも楽しくもないものだが、良く練られたプランの元に全員が協力すれば、たちまち終わらせることが出来るのであり、それによって、この面白くない時間を短縮することはもとより、いかに撤収を鮮やかにするか、という、もうひとつ別のゲームを作り上げてしまうことによって、最後のとどめの盛り上がりを演出できてしまうのだ。

 1994年の夏に、中国・シルクロードに旅行して帰ってきた時は、日本ではもう夜中近く。浜松に帰るには、東京23時40分発、浜松3時40分着の列車しかない。旅の疲れが染み込んだ体で、重い荷物を持って、そんな時刻に帰宅するのは無茶、それよりも都内で一泊して、翌日ゆっくり帰ろう、という話もあった。しかし結局、私は、この夜行で帰り、それは正解だった。なぜならば、翌日、持ち帰った荷物を持ち上げてみると、恐ろしく重かったからである。まだ精神が、旅行の狂騒状態の中にあったからこそ、こんな重たい荷物を浜松までかついで帰ることが出来たのだ。都内で一泊して、熱を冷ましてしまったら、これは、ただただ重たいだけの荷物として、旅行の印象全体を損なうほどの重労働を、最後にもたらしていたことだろう。

 祭りは、一気に終わらせるのが最上なのだ。高揚しているうちに帰ること。まだ先がある、もう少し面白いことがあるかも、などと意地汚くならずに、後ろ髪引かれる位のタイミングで、帰路につく。すると、あのあと、どんな面白いことがあったのかな..という、悔しいような、羨ましいような、せつないような気持ちになる。

 これこそが、“祭り”の醍醐味なのだ。

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*1997年01月12日:新聞とインターネット


 私が(ろくに読んでもいないが)とっているのは、朝日新聞である。しかし、今朝とどけられたのは、静岡新聞であった。凸[-_-メ]

 このさい、紙の新聞を取るのは止めようかという気にも、なろうというもの。しかし、インターネットで新聞を読むと言っても、例えば、asahi.com では、全然力不足である。あそこには、記事の概要しか載っていない。

 と、ぶつぶつ言っていたら、今月号(というより、先月号か)の InternetMagazineの広告に、毎日新聞の全記事を配送するサービスが載っていた。初期投資3000円に、月々2000円は、それほど廉くはないが、とにかく全記事(とグラフィック?)であることと、ものがテキストなので再利用しやすい、及び、さぼっていても向こうから送り付けてくる(らしい)という点は、魅力。とにかく、ちり紙交換に出す手間はなくなる。無料試用が出来るらしい。ちと真剣に検討しよう。

 リブは、出先で通信とホームページのメンテをするために購入したのだが、実は、自宅でデスクトップで使っている時にこそ、真価を発揮することに気がついた。そう、机の上を広く使えるのである。従来より、本を1冊、余分に開いておける。こうなると、自宅での書き物マシンも、リブにならざるを得ない。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jan 14 1997 
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