*2025年06月23日:「リライト」
*2025年06月24日:「ゴジラ・THE・アート展」/「鰭崎英朋」
*2025年06月25日:「ドールハウス」
*2025年06月26日:解散が続く
*2025年06月27日:PC−180、再発注 [;^.^]
*2025年06月28日:神奈川県合唱祭/懇親会
*2025年06月29日:音色ブラッシュアップ
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*2025年06月23日:「リライト」


 明るい曇天。昼食はなか卯で「はいからそば こだわり卵」。

 トーホーシネマのサイトで、ららぽーと横浜の17時からの回で、「リライト」のチケットを購入..なんか見覚えがあるタイトルだな..と確認してみたら、法条遥の原作(「リライト」)を積んでいた。[;^.^](リンク先は文庫版だが、書庫内で積まれていたのは、ハヤカワSFシリーズJコレクション版。)「読んでから観るか、観てから読むか」というキャッチコピーが最初に使われたのは(ChatGPT によると)「風の谷のナウシカ」(1984)らしいのだが(これはやや疑問、どうも角川映画だったような気がするのだが、40年前の記憶なので信用するなよ、私を [;^.^])、私は基本的には「読んでから観る」派なので、大急ぎで読了した。[;^J^]

 ..わかりにくい話だな [;_ _]。佳作以上だとは思うのだが、すんなりとは飲み込めない [;^.^]。時間テーマの作品は、だいたいこうなる。ジャンル自体がそもそも無理筋の設定・無理筋の展開だからね。[;^J^]「リライト(過去の書き替え)」と「パラドックス」の関係というか絡み合いが一筋縄ではいかず、再読を強く要求される。

 こんなん、映画になるんかいな..と、心配しつつトーホーシネマに出向いたのだが、なるほど、やはりプロの仕事。論理的にややこしいところは思い切って削ぎ落とし(ついでに、殺人とかイジメとかのダークな要素も削ぎ落とし)、「一夏の(不思議な)体験」としてまとめている。それでもやはりスッキリとした読後感(じゃなくて観賞後感)とはならず、「何度でも観にこい」という(おとなの)邪念 [^.^] があらわである。ロケが素敵。役者もいい。(まぁ、橋本愛の存在感がありすぎて、こいつが実はキーパーソン(黒幕)だということが、一目瞭然ではあるのだが。[;^J^])わりと気に入っているのは、未来から来た少年(園田保彦)が港の工場の煙突からの煙を見て、「内乱..?」、と、不安な表情を見せるところである。

 お暇ならどうぞ。悪くないよ。原作未読でもいいだろう。

 そうだ、これは、指摘しておかないと。パンフレットの、園田保彦役の安達慶のキャスト紹介。「2005年9月29日生まれ、神奈川県出身。2019年7月に入所し、ジュニアとして活動をはじめる」..最初、意味がわからなかったではないか。彼が「入所」した時点では「ジャニーズ事務所」であり、「ジャニーズJr.」として活動開始したのである。なぜ、こんなところで情報を落とすのだ。「ジャニーズ」の存在自体を、日本の黒歴史として歴史から抹殺するつもりなのか。「リライト」を実行しているのか..(なんと、あまりにうまく着地してしまい、我ながら驚愕。[;^.^])

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*2025年06月24日:「ゴジラ・THE・アート展」/「鰭崎英朋」


 曇天。降りそうだ。庭の南端、道路に面したところに植えていた日焼けしたベゴニアを、玄関に近い場所に避難(植え替え)した。これで陽光に照らされる時間は半減すると思うのだが、さて、どうなるか..

 ヤフオクで落札したリブ100が動作しなかった件、5日前に出品者に連絡したのだが返答が来ていないので、再度連絡した。

 わけあって出遅れたのだが、11時に六本木。11:10、六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリー。「ゴジラ生誕70周年記念 ゴジラ・THE・アート展」(〜6月29日(日)まで)である。

 読者がこれを読んでいる頃には既に終わっているのだが [_ _]、この展覧会の基本的なコンセプトについては、「ゼネラルプロデューサー 養老孟司」の「メッセージ」を読んでいただくと..どうです、わかったようなわからんような、意味があるような無いような..[;^.^] 文化人に評論させると、大体こうなるよな。斜め読みしてスルーしておけばいいだろう。

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 六本木ヒルズの入口で、ゴジラメニューがお出迎えだ [^.^]。まぁだいたい、値段には見合わないんだけどね [^.^]。左から2枚目の写真は、ハロシによる、スケートボードの廃材から制作された「GODZILLA」。村松佳樹による「口」は、なかなかよい。ゴジラの口は、地獄の門だという。

 右端写真のミニチュアを作った東京ビルドは、東宝特撮映画における美術・特撮セットの世界に大きな影響を受けてきたという。ここではゴジラそのものではなく、いわばゴジラ世界が再制作・展示されている。



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 中村哲也による造形、「TZ Godzilla 2024」「TZ King Ghidorah 2024」。これは、欲しいな [^J^]。本展の白眉が、小谷元彦による「the One ―呉爾羅 (仮設のモニュメント6)」。これは、かなり恐かった。



 12時に展覧会を退出。同フロアの「THE SUN & THE MOON」で、しかしゴジラメニューではなく、普通にカツカレーを注文。[^.^]

 12:50に発ち、日比谷線から明治神宮前へ。13:35、太田記念美術館。「鰭崎英朋」(前期:〜6月25日(水)まで、後期:6月28日(土)〜7月21日(月・祝)まで)である。

 鰭崎英朋(ひれざき・えいほう、1880〜1968)は、「最後の浮世絵師」と呼ばれる。「最後の〜」の類は複数数え上げられるのが常であるが(「最後の文士」とかね [^.^])、彼が「最後の浮世絵師」と呼ばれる所以は、江戸時代の錦絵(多色刷りの浮世絵版画)が廃れた後、新たな大衆メディアとして誕生した、雑誌や小説本の(浮世絵の技法を継承した)「木版口絵」の最後を、鏑木清方とともに担ったからである。のちに清方は浮世絵から離れ、「日本画」といういわば「ハイ・アート」に転進するが、英朋は最後まで、「庶民のメディア」としての木版口絵を守り続けた。(川瀬巴水、吉田博らの「新版画」についていえば、これはあくまでも美術愛好家やコレクターたち(しかもしばしば海外市場)を対象とした「芸術品」であり、大衆が気軽に消費する身近な「娯楽品」ではなかったのである。)

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 左から、「半井桃水『写絵』口絵」「柳川春葉『やどり木』口絵」「柳川春葉『誓』前編 口絵」同「後編 口絵」



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 「「新浮世絵美人合 四月 さくら」」「泉鏡花『愛火』口絵」「「姐妃のお百」『娯楽世界』第3年第5号 口絵」



 14:25に発ち、14:45、神保町。4冊ほど購入し、16:49の都営三田線海老名行きで、17:58、鶴ヶ峰に直行。筑前屋で飲み食いし、20:50に帰宅。

 リブ100の出品者から返信があり、ひと安心 [;^.^]。明日、返送する。

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*2025年06月25日:「ドールハウス」


 小雨。ときどき本降り。ヤマトの上白根営業所から、リブ100を返送した。

 いったん帰宅してから、あらためてららぽーと横浜へ。2Fのフードコートの利久で、利久のまかない丼。まぁまぁかなぁ..

 トーホーシネマの11:50からの回で「ドールハウス」を観る。もちろん、長澤まさみ目当てだったのであるが [^.^]、これは拾い物であった。ごくスタンダードでオーソドックスな人形怪談として進行するのだが、オマージュを捧げている(パンフレットのインタビューでもそのように語られている)「わたしの人形は良い人形」(山岸凉子)ほどには、人形がアクティブに動くわけではない。しかしながら、人形を高いところ(タンス?の上)に置くシーンは、明らかに同作品を想起させるし、後半になって「空気感」が変わり、静的なホラーから動的なホラーアクションに切り替わるのも、「わたしの人形は良い人形」テーストといえる。

 長澤まさみ演ずる主婦(鈴木佳恵)が、事故で娘を失った悲しみを癒すために購入した人形が、実は呪われた人形で、その後佳恵がふたたび子どもを授かって、自然、その人形を粗雑に扱うようになってから、人形の魔力が発動し、新たに授かった娘をも取り込み..そして、人形の異常さと危険性に気がついた佳恵の訴えは誰にも(夫にも)信じてもらえず、逆に佳恵が疑われ孤立して..

 以下、かる〜く、突っ込んでおこう。[^.^]

後半、瀬戸康史演ずる夫(鈴木忠彦)が運転するシーンで、一個所、シートベルトしていなかったような?
田中哲司演ずる呪禁師(じゅごんし)神田が、島に上陸する直前の儀式のシーンで、円形の計算尺を使っている。私も昔、使っていた。スマホの電卓アプリで事足りるのだから、これは装飾演出。しかしこのセンス、嫌いじゃないよ。[^.^]
その神田が、儀式の中で人形の悪霊?に襲われて釘を踏み抜いてしまい、退場(撤退)するシーンで、軽トラの荷台に乗ってるのだが、「荷物の見張り」目的ではないのだから、違法である。[^.^]
島でのシーンで、強風に吹きさらされているのに、ペラの紙(地図や写真)をじかに持つなよ。吹き飛ばされるだろ。[;^.^]
事態の異常さに気がついた鈴木忠彦が、PCで検索して情報を集めているのだが、いまやAIに問い合わせる方が、リアルだよなぁ..

 最後に(謎めいた)「島」に渡るという構成は、乱歩の「孤島の鬼」を想わせて、なかなかよい [^.^]。お薦め。

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*2025年06月26日:解散が続く


 雨が残っていたが、7時には、ほぼやんでいた。8時には陽光。

 午後、旭混声合唱団の練習会。夕方のバスで駅前に出て、筑前屋で飲み食い。20:32、帰宅。結局、終日、降ったりやんだり。

 一昨夜のロンドンハーツをリアルタイムで視ておらず、本日、録画を視て初めて知った。「ロンドンブーツ1号2号」が、6月24日に解散したのか..(2人とも別に引退するわけではない。ロンドンブーツという屋号が外れただけである。)円満解散。ロンドンハーツという番組は残り、ふたりとも引き続き出演し続ける。

 私が初めて彼らを知ったのは、「ザ・チーター」という番組で、最初の録画が2006年1月27日である。なんと、20年近くも昔のことか..[;^.^] ちなみに私が「人狼ゲーム」という言葉を知ったのは、かなり最近(たかだか数年前?)のことなのであるが、ルールを調べて、「なんだ、「ザ・チーター」のことか」、と、拍子抜けしたものである。念のためChatGPTに訊いてみたら、

 『ザ・チーター』は人狼ゲームの「ロールプレイ要素を排した推理ゲーム版」として、テレビ用にアレンジされた早期事例といえます。

 『ザ・チーター』は、形式的に完全な「人狼ゲーム」ではないが、「“嘘をつく少数者を見破る”構造」「“投票で排除する”ゲーム進行」という点で、テレビにおける人狼的ゲーム形式の嚆矢(最初期の重要な前例)と評価するにふさわしい番組です。

 ..だってさ。[^.^]

 なんにせよ、お疲れさまでした。特に近年、やらかしはあったものの [;^.^]、田村亮に対して今なお悪感情を抱いている人は、少ないのではないだろうか。祝福されたる解散といっていいだろう。

 TOKIO、解散。(偶然にも、ロンドンブーツ1号2号と、ほぼ同期である。)こちらは事情が事情なだけに..「惜しまれながらの解散」ではあるが、「祝福されたる解散」とは、到底いえないねぇ..[;_ _][;_ _][;_ _]

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*2025年06月27日:PC−180、再発注 [;^.^]


 雲が多い晴天。散髪。

 夏オフ用の第3の鍵盤として調達したPC−180のスイッチが、ひとつ不良 [;^.^]。仔細は省くが動作が不安定で、結果はなかなか致命的(演奏情報を送出しなくなる)[;^.^]。開けてみたところ、単なる部品不良(経年劣化)に見えるのだが..

 1.自分で修理は、あり得ない。まず、このパーツが手に入るかどうか不明。また、半田吸い取り機がないので買わなくてはならない。さらに、この部品が不良原因とは限らない。つまり、金も時間もかかるうえに、根本的なリスク(治らない可能性が低くない)を抱えている。

 2.業者に修理だしも、あり得ない。見積りをとらないとわからないが、夏オフまであと1ヶ月なので、間に合うかどうかリスキーだし、費用もおそらく1万5千円以上かかる。調達価格は4千円もしなかったので、バランスが取れない。

 となると、3.新たに調達する、の一択である。メルカリで4900円の品を見つけ、即、発注..ま、これも不良品という可能性(リスク)は、あるのだが。[;^J^]

 ちなみに、別にこの機種でなくてもいいのだが、夏オフには、私の車(マーチ)で、Fantom−Sと、エレピと合わせて、合計3台の鍵盤を運ばねばならず、つまり、それなりにコンパクトである必要があり、かつ、アフタータッチ情報の送信手段があり、かつ、MIDI出力端子がDINコネクタであること(近年のコンパクトな鍵盤はMIDI出力がUSBであり、手持ちのMIDIマージャーへの入力が困難なのだ)、という条件を満たす、もっとも手頃な機種が、PC−180なのである。

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*2025年06月28日:神奈川県合唱祭/懇親会


 快晴、暑い。

 8:31のバスで発ち、8:49、鶴ヶ峰発。9:15、桜木町、9:25、神奈川県立音楽堂。ここに来るのは、実に久しぶりである。聴衆としてではない。出演者側。「第68回 神奈川県合唱祭」の第3日。「Aブロック」の10組目。旭混声合唱団。曲目は、「混声合唱曲集「ほほえみ」から 茜の空に ―短歌による―」(作詩 大沼徳子、作曲 鈴木憲夫)。

 ロビーで団員たちと待ち合わせ、リハ室に移動して着替え。ちなみに、今回男性は、黒ベスト/白ワイシャツ/黒ズボン/黒蝶ネクタイ/黒靴、という装束なのであるが、実はちょっと危なかったのである [;^J^]。ズボンについては、ウェストの調整が出来るタイプなのでなんの心配もしておらず、事実、問題なかったのであるが、危なかったのは、ベスト。完全に油断していて、直前まで試着していなかった。前回着たのは何年も前であり、その後の変化がありまして..[;_ _]..まぁなんとか、腹式呼吸はできました。[;_ _][;_ _][;_ _](次の演奏会までに買い直しておかないとだわ。[;^.^])

 出来は..不満足である [;_ _]。とにかく、普段の練習会場とこのステージとでは、音響条件が全然違うのだ。自分の声ばかりが、やたらとドライに大きく聞こえる。自分の声がバランスを逸して響きすぎているのではないかという不安から、声量を抑えてしまう..せめてこのステージでリハできて、フィードバック(「まだまだ全然声が届いていないよ!」とか)をもらえていればねぇ..

 13:30から、徒歩15分ほどの「イタリアンダイニング ザ サウス」で、懇親会であるのだが..タイムテーブルが、なかなか面白いのだ [;^J^]。演奏終了後の更衣室での更衣が「13:00〜13:10」→ 解散 → 懇親会「13:00〜15:00」なのである。おわかりだろうか。時空間レベルで成立していないのである [;^.^]凸..まぁ、店の方の都合とかもあるらしく、幹事の苦労も偲ばれるので、文句は言わない [;^J^]。13:30までには全員集まって始まりました。[;^.^]

 飲み放題付きのプランなのであるが、年齢的にあまり飲まれない方も多いので、最年少である私が責任をもって、何人分もいただきました。[;_ _][;^J^]

 15:10、散会。二次会は、もちろんなし [;^J^]。鶴ヶ峰に直行して、16:30までに帰宅..

 起きたら、21時..[;_ _][;^J^]

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*2025年06月29日:音色ブラッシュアップ


 シンセの仕込みの検証と修正を行う。

 音色ごとのオクターブ設定のバグ修正。

 木管楽器の音色(バスクラリネット、イングリッシュホーン、コントラファゴット)のビブラートの深さの調整。これらの音色にプリセットされていたビブラートは、やや深すぎるのだ。単音で聴くぶんには気持ちよくカッコいいのだが、実際の演奏に使うにはいささか大げさすぎると判断し、浅く調整しなおした。

 各木管楽器とコントラバス、コントラバストレモロは、アフタータッチ信号でクレッシェンド/ディミヌエンドできるよう設定ずみであり、このアフタータッチ信号は、パネル面のノブやスライダーから送出するようにしていたのだが、Fantom−S本体にエクスプレッションペダルを接続した場合は、これも使えるようにしてみた。左手でノブを回すのと、エクスプレッションペダルを踏み込むのと、どちらが使いやすいかは、私見ではなんとも言えない。両方使えるようにしておいて、演奏者が選べるようにしておく。

 スナック“K”のMさんから、呼び出しがかかってしまった [;^J^]。前回から1ヶ月空いているので、仕方がない [;^J^]。20:01のバスで発ち、20:15に店に入る。

 別に、実のある話をするわけでもないのだが、面白かった話題をあげると、大学を卒業したばかりのMさんは、授業(ゼミ?)で、ChatGPT を使っていたとのこと。そりゃ、必要なスキルではあるわなぁ。

 21:50に出て、22:17に帰宅。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jul 4 2025
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