*2022年09月26日:うる星やつらの追憶 その一
*2022年09月27日:うる星やつらの追憶 その二
*2022年09月28日:眼科定期診察
*2022年09月29日:抜糸など
*2022年09月30日:EEPROM の追憶
*2022年10月01日:浜名湖ガーデンパーク
*2022年10月02日:秋刀魚が高いが..
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*2022年09月26日:うる星やつらの追憶 その一


 「うる星やつら」が、いよいよ10月13日深夜から(静岡県では)テレしずで放映される。いったい何年ぶりだ [;^.^]。テレビアニメやドラマを録画するという習慣をあまりもたない私であるが、これはさすがに録画する。ついでに、若い連中に、思い出話でもしておこうか。といっても、作品自体の思い出話というよりは、「この作品と私との関わり」についての、思い出話である。この作品で、私は「オタクデビュー」したのであるが、オタクといっても、キャラクターグッズを買い集めたわけでも、コスプレしたわけでも、映画の初日のために何日も行列したわけでもない。いかにも倉田わたる的な、より「知的な」作業をしたのである。(..いい歳をして無駄な波風を立てるな。[;^J^])

 実はこの件は、「四半世紀近く前」に「廃墟通信」でご紹介しているのだが(ここで(時の流れに)本格的に眩暈がしたのだが [;^.^])、さすがに誰も憶えていないだろうから、ほとんど全文引用してしまおう。

 「うる星やつら」の「キャラクターデータベース」を作成したのである。会社に入社したのが1984年の春であるが、手元に残っている(手書きの)マニュアルには「1984」と書かれているので、恐らく大学の最終年度に作成し、入社してからもしばらくはメンテしていたものと推測される。BASICで作成され、5インチフロッピーにプログラムもデータも保存していたこのシステムは、遥かな昔に失われてしまったが、取扱説明書だけは残っていたのであった。

 確か最初は、「方眼紙」に書いていたはずである。Y軸(マイナス方向)に「キャラクター」、X軸(プラス方向)に「エピソード」を並べ、交点の各升に、そのキャラクターが、そのエピソードで、「どういう役回り」をしたのかを、記号で記入した。

 4段階評価であった。

 A:主役級。彼(女)がいないと、このエピソード自体が成立しない。

 B:脇役級。上記Aと下記Cの中間。

 C:コマかせぎ級。彼(女)がいないと、1ギャグ(または1コマ)抜ける。

 D:余白埋め級。モブシーン(群衆シーン)に埋め草として現れるのみ。

 このクラス分けは、今でも極めて合理的なものとして評価出来ると思う。微妙なケースは確かに存在するのだが、ほぼ機械的に安定して分類できるのである。

 1cm×1cmの升に、それぞれ「◎」「○」「△」「・」という記号を書き込んだような気がする。方眼紙は、Y軸25cm×X軸18cmである。従って、18エピソードを越える度に、横に貼り足さなくてはならない。Y軸(キャラクター列)の伸びかたも、半端ではない。たちまち、畳1枚を遙かに越えるマトリックスとなった。

 畳1枚の時点では、まだパソコンは導入しなかった。私の記憶が正しければ、当時はまだ、PC−8801の時代だったからである。

 このデータベースは、エピソード名はともかく(「第何話」という省略記法は可能なので)、キャラクター名を表現するために、どうしても「漢字入力」が必要であった。PC−8801は、漢字を表示することは可能であったが、入力するのが異常に面倒であった。BASICプログラム中に、16進数の文字列を書かなくてはならないのである。例えば、“&H88AB”(全く不正確な例である)と書くことによって、漢字一文字を表示できるのである。これでは(毎週、数人は増えてゆく)キャラクター名の入力手段としては、使えない。

 PC−9801の登場が、状況を一変させた。私が購入したのは、2DD(両面倍密、640Kバイト)フロッピーを1台搭載した、PC−9801Fであったが、この機種に搭載されていたBASICは、「単漢字変換」と「ランダム・アクセス・ファイルの作成」が出来たのである。「うる星データベース」を電算機化せよ、という神の声であった。「単漢字変換」と「ランダムアクセス」は、「十分」ではないにせよ「必要」条件は、満たしていたのである。

 キャラクタ別、エピソード別に、それぞれ範囲指定して、表示と以下で説明する“活躍度”の計算結果が、ワンタッチで出せるようになった。そして、極めて興味深い結果を、次々にはじき出すことができた。

 私の主眼は、「各キャラクターの“活躍度”の採点と、その採点結果の変遷」であった。“活躍度”は、いうまでもなく、前記の“A”の配点を最も高く、“D”の配点を最も低くして、(登場しないキャラは、無論0点、)算出するのである。

 いくつか例を挙げると、初期の時点では「ラム」の“活躍度”は、実はそれほど高くない。最初は「あたる」と「しのぶ」が主役だったのである。そこに食い込んで来るのが「面堂終太郎」であり、「テン」である..そして彼ら主役級はもちろんのこと、「サクラ」や「錯乱坊」ら重要な脇役陣の“活躍度”の変遷..

 「方眼紙」時代には、カシオの関数電卓の歴史的名機、fx−15にプログラミングしていたのである。それが全キャラクタについて、ワンタッチで計算出来るようになった。パソコンの偉大さを、つくづく実感したものだ。

 しかし、いまいち「モデル」の本質が判っていなかった私は、いまから思えば、噴飯ものというよりむしろ“微笑ましい”ボケを、かましていた。それは“活躍度”の計算方法である。

 AからDまでの“加重”の仕方が複雑で、対数計算までしていたのである。

 「人間は、自然界や人間界の事象を、対数カーブで認知する」という、教養課程的な取ってつけたような“知識”を取り入れたわけだが、(漫画に登場するキャラの登場頻度曲線が、自然界や人間界の事象であるかどうかはともかく、)その大元の発想は良いとしても、計算式の各項に乗ぜられる“定数”が、不自然であった。つまり、結果として得られる“活躍度”の数字を“それらしく”整えるために、姑息なことをしていたのである。

 これが“邪道である”ということは、まだ判っていなかったのだ。モデルは“シンプル”かつ“頑丈”でなければならない、という原則が、まだ身に付いていなかったのだ。

 手書きマニュアルを、電子化したものが、これ(→ MASK )である。「なんだ、ただのリレーショナル・データベースではないか」と言うなかれ。1984年当時、パソコンで走るまともなリレーショナル・データベース・ソフトを入手しようとすれば、ドエライ金がかかったのである。さらに、マニュアルを読んでいただいた方には、「メインメモリ128Kバイト」でも走るよう、心を砕いていることがお判りいただけたと思う。(128Gバイトでも128Mバイトでもない、128Kバイトである。)今はさらにその傾向が強いが、当時から、まともなスペックのソフトほど、メインメモリもディスクスペースも大食いしたのである。プアなハード環境で、小回りの効く「軽くて速い」システムを作ろうとすれば、ゼロから自作するしかなかったのだ。

 これが、オタク・倉田わたる THE ORIGIN なのである。

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*2022年09月27日:うる星やつらの追憶 その二


 若い読者は知らないかもしれないが、VHS(ビデオテープ)の時代とDVDの時代のあいだに、LD(レーザーディスク)の時代があったのである。サイズは、LPレコードと同じ直径30cm。自宅を訪れた若いセールスマンに見せてやったら、「そんなに大きなものから映像が出るんですか!」、と、面白い驚きかたをしていた。[;^J^]

 以下、裏をとらずに記憶だけで書く。いちいち Wikipedia など参照していたら艶消しだからである。年寄りの特権だ、間違っていても悪く思うな。[;^.^][;^.^][;^.^]

 「うる星やつら」こそが、「LDボックス」の走りであった。たしか1987年頃に発売された、テレビシリーズ全話を収録した、「50枚組33万円」..この数字は、今なお衝撃的である。「1枚あたり6600円!?」、と、驚かれるかもしれないが、当時のLDは、1枚当たり1万円以上することが珍しくなかったので、これでも「お買い得」だったのである。

 そして私の勤務先(面倒なので実名報道、ローランド)において、私はまだ入社3年目の下っ端だったのだが、私の目が届く範囲でも、先輩社員が(たしか)4人、これを購入していた。「なんて会社だ!」、と、人生を預ける決心が付いたのは、別件である。[;^J^](ちなみに私は購入しなかった。社会人3年生に、そんな金があるわけがない。)

 ただし、この50枚組は、品質問題を抱えていた。音声にも映像にも、しばしばノイズが飛ぶなどしたのである。ある程度はやむを得ないことだったのかもしれない。なにしろ、初めてのLDボックス、しかも50枚組である。量産技術も、品質管理技術も追いついていなかったのだろう。製造業に勤める人間としては、理解できないことではない。

 もちろん、無償交換してもらえたのである。無償交換してもらえたのであるが..問題は、その「期限」である。「購入後、1ヶ月以内」..

 よろしいか。全50枚組。約200話。25日で割るとして、「8話/日」のペースで「毎日毎日」、試聴し続けなくてはならないのである。それも、カウチポテトしながらではない。不良品を交換してもらえるか否かの瀬戸際なのだから、食い入るような目で、真剣に、画面のすみずみまで注視し、わずかなノイズも聴き落とさないよう、神経を集中して、「8話/日」のペースで「毎日毎日毎日毎日」..それがどれほど好きな作品であろうとも、普通に考えれば、「地獄」というものではあるまいか..[^.^][^.^][^.^]

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*2022年09月28日:眼科定期診察


 不就労日。曇天。7:35に車で出て、8:05、海谷眼科着。予約は9:00である [;^J^]。平日のこの時間帯、もっと道が混んでいるような気がしていたのだが、まぁいいや [;^J^]。9:00から、半年ごとの状況確認定期診察である。

 白内障の手術をしたのは、もうだいぶ以前のことになるのだが、予後はまったく問題なし。ただ、それはそれとして、白内障とは別の原因(硝子体自体の汚れ)で右眼に微かな霞みがあるのだが、これとは慣れて付き合っていくしかないとのこと。前回の診察でも説明はされているのだが、「これを除去しようとすると、大事(おおごと)になる。白内障は、水晶体の濁った内部を吸引して取り除き、代わりに人工の眼内レンズを入れればいいし、後発白内障は、水晶体の袋にレーザーを当てて切開するだけであるが、硝子体の汚れを取るためには、硝子体を直接いじる外科的手術が必要となり、最悪、それによって失明する可能性は、ゼロではない。視力が落ちているわけではないし、ちゃんと見えているのだから、取るに値するリスクではない」..別に悪化するものでもないらしいし、様子見が適当と言われれば、それはそれで納得がいく。

 10:15に出て、高丘の郵便局で振り込み1件、高丘のアマノ書店、ガソリンスタンド、志都呂イオンのサイゼ、と回って、夕方前に帰宅。

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*2022年09月29日:抜糸など


 リフォーム業者Aに、今回は新築に決定したため御社は採用できませんでした、というお断りとお詫びのメールを送ったところ、「ていねいな対応、ありがとうございました」、という返信がきた。もしかして、相見積もり業者に対してクローズ連絡をしない人が、少なくないということなのだろうか?

 井上医院で、先週の皮様嚢腫摘出手術の後処理(抜糸)。痛くない [;^J^]。あとはしばらくテーピングしておくだけ。

 「エアフェスタ浜松 2022」の有料観覧席を申し込んでいたのだが(「エアフェスタ浜松2022有料観覧席について」)、落選ですがキャンセル待ちしますか、とのメールが来た [;_ _][;^J^]。もちろん、すると返信。当日になっての繰り上げ当選もありうるらしい。当たりますように..[;-人-][;-人-][;-人-]

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*2022年09月30日:EEPROM の追憶


 信じようと信じまいと、フラッシュメモリなど存在しない時代があったのである。

 その頃、電子楽器などのファームウェアは、EEPROM に書き込まれることがしばしばであった。不揮発性メモリであり、また、マスクROMと違い、ライターを使って書き換えることが可能であった。つまり、ファームウェアのバグが(建前上は全部)落ちてリリースされるまでに、われわれプログラマは、何度も何度も何度も何度も EEPROM をライターにセットして、書き換えたのである。

 構成にもよるが、2個をペアにして実装されていることが多かった。われわれは慣習的に、それらを「Aロム」「Bロム」と呼んでいた。ある製品の EEPROM には、こんなラベルが貼られていた。

 「どーでもA」「ちかれたB」

 ..そんだけ。[;^.^]

 三遊亭円楽、肺がんのため、逝去。享年72。ちょっと早いなぁ..合掌..

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*2022年10月01日:浜名湖ガーデンパーク


 快晴。10:00前に発って、浜松の街中へ。りそなで金を下ろす(..イヤなので読み返したくないのだが、毎週毎週りそなで現金を下ろしているような気がする..[;_ _])ビックカメラで、録画保存用のHDD(2T)を2台買い足す(..これまたイヤなので読み返したくないのだが、やはり毎週HDDを買い足しているような気がする..[;^.^])

 その足で、今日はフラワーパークではなく、浜名湖ガーデンパーク。11:15、着。

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 スイフヨウが見頃である。



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 どういうわけか、フラワーパークと異なり、こちらには彼岸花がほとんど植えられていない。赤と白。その隣りの花は、アメリカフヨウかタイタンビカスと思われるが、直径30cm近いのだ。周囲に比較するものが無い場合、大きさを表現するのは、難しい。[;^J^](右端は、オマケ。[^.^])



 12:30に発ち、また、浜松駅前へ。13:00に新川南駐車場に入れ、今度はメイワン谷島屋で本を買う。(どういうスケジューリングだ。[;^J^])なんだかんだで、16:30、帰宅。

 「未来惑星ザルドス」Wikipedia)が、再公開されるらしい。実は私はこの映画を観たことがないのであった [_ _]。まぁ、配信でいつでも観られるのかもしれないが、映画は映画館で観るに越したことはない。「11月4日からシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開」とのこと。静岡/浜松に来ないようなら、東京まで観に行くつもりである。

 アントニオ猪木、心不全により逝去。享年79。

 毀誉褒貶著しい人であり、私としても特に晩年の活動については首をかしげざるを得ない点が多々多々あるのだが、しかし昭和から平成にかけての存在感は、圧倒的であった。「卍固め」が代名詞だが、私にとっては、猪木と言えば「延髄切り」である。このシンプル極まりない技は、いわくいいがたい「狂暴さ」「禍々しさ」を帯びており、それは「死神の大鎌の一閃」を連想させるからかもしれないが、それが私にとっての猪木のイメージを支配しているのである。

 合掌..

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*2022年10月02日:秋刀魚が高いが..


 快晴。昼過ぎに出て、古書肆の時代舎。ビックカメラで(またしても [;_ _])2TのHDDを1台買い足す [;_ _]。なんでこんなに買っているのかというと、10年以上昔からBD−Rに録画している番組群のバックアップを取っておくためである。無論、BD−Rはまだまだ(劣化せずに)再生し続けられるかもしれず、逆に、HDDにももちろん寿命があるわけだが、「物理的性質の異なる複数のメディアにバックアップを取得し(望ましくは)物理的に十分に離れた場所に保管しておく」、というのが骨法でしてね。[^J^](それに、いったんHDDに収めてしまえば、また数年後に(劣化する前に)新しいメディアに移すのが簡単だし。)

 秋刀魚が高いのは、私の力でどうこうできる問題ではないので [;_ _]、その値段についてはここでは触れないこととして [_ _]、今更ながら気がついたこと。秋刀魚の塩焼きを食ってると、私の幸福度は爆あがりする。[^.^]

 もちろん、わたの苦味!これが食べられない人は(大人にも)大勢いて、その気持ちはわかるのだが、とにかく美味い。わたの苦みと舌触りなくして、なんの秋刀魚の塩焼きぞ!

 しかし、当たりはずれはある。居酒屋で秋刀魚の塩焼きを注文して、腹を割いたらわたが生焼け、あるいは消し炭、あるいはやせ細っていてほとんどない..しばしば訪れるこの悲哀もまた、秋刀魚の苦みのうちである..[/_;][;^.^]

 無論、どんなにわたが好きだからと言って、こればかり食うのは、願いさげである。油たっぷりの身の(ごく)一部だから、美味しいのだ。何十年前か忘れたが、当時、蟹味噌が大好きだった私は、結構高価だった蟹味噌の缶詰を買って、ひと缶、一気食いした..気持ち悪くなった [;^.^]。ま、そういうわけだ。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Oct 7 2022
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