2022年03月07日:幻想美術選「グリムの幽霊城」アントン・ピエク
2022年03月08日:3~4月に出来れば観たい展覧会
2022年03月09日:「オルフェ」のこと
2022年03月10日:感情表現
2022年03月11日:リズム体のこと
2022年03月12日:「100万回死んだねこ」
2022年03月13日:フライパンのガラス蓋
「幻想美術選」、第286回。今回ご紹介するのは、オランダに生まれ同国で活動した、挿絵黄金期の画家である。
Anton Pieck(1895~1987、Wikipedia(英文))は、本国で「オランダのアーサー・ラッカム」と称された。童話や古典、あるいはカードやカレンダーなどのコマーシャルアートまで、幅広い分野で活躍したが、私見では、風景もいいのだが、楽しげな街角や室内の描写が、特に優れていると思う。本当に、時を忘れて見入ってしまう..(画像検索結果)
私は彼の名前を、例によって荒俣宏の「妖精画廊」で憶えたくちである。今回ご紹介する作品は、彼の画集「Zyn Leven Zyn Werk」から採ったもの。ジョン・マーティンの「万魔殿に入る堕天使たち」と(なんら関係はないであろうが)同じ構図である点が、面白い。「赤」と「青」の違いにも、興趣をそそられる。
もう、やけのやんぱちでリストアップしております。[;^.^]
森アーツセンターギャラリー
「ボストン美術館所蔵「THE HEROES 刀剣×浮世絵-武者たちの物語」」
~3月25日(金)まで
東京ステーションギャラリー
「ハリー・ポッターと魔法の歴史」
~3月27日(日)まで
Bunkamura Gallery
「江口寿史 RECORD展 ~『RECORD』出版記念~」
~3月31日(木)まで
東京国立博物館
「特別展「ポンペイ」」
~4月3日(日)まで
東京都美術館
「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」
~4月3日(日)まで
東京都庭園美術館
「奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」
~4月10日(日)まで
名古屋市美術館
「ゴッホ展―響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」
~4月10日(日)まで
Bunkamuraザ・ミュージアム
「ミロ展 ―日本を夢みて」
~4月17(日)まで
東京国立博物館
「特別展「空也上人と六波羅蜜寺」」
~5月8日(日)まで
東京国立近代美術館
「没後50年 鏑木清方展」
3月18日(金)~5月8日(日)まで
平野美術館
「花鳥画展ー花は根に鳥は古巣にー」
4月2日(土)~5月29日(日)まで
東京都美術館
「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」
4月22日(金)~7月3日(日)まで
森アーツセンターギャラリーの「THE HEROES」には間に合いそうもないが、これは7月から静岡市美術館に巡回するので、そちらでフォローできる。
あとはとにかく月末から月初にかけて、会期切れの団子状態 [;_ _]。「ハリー・ポッターと魔法の歴史」と「江口寿史 RECORD展」には、最悪行けなくても諦めがつくが、「特別展「ポンペイ」」には、なんとか駆けつけたい..「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」は、大阪でフォロー可能。「ゴッホ展」にはルドンの「キュクロプス」が来ているので、ただこの1枚を観るためだけに、なんとしてでも..ゴッホはこの際、どうでもいいから。[;^.^]
先週の日記にて、「最近は、酒を途中で飲み飽きてしまうようになってしまった [;_ _]」という、情けないありさまをカミングアウトしたのであるが [;_ _][/_;][;^.^]、「酒を断る」シーンを、鮮明に憶えている映画がある。
ジャン・コクトーの「オルフェ」(映画.com)である。
ほぼ劈頭。「詩人カフェ」で飲んでいた、スランプに悩む詩人オルフェは、同席していた紳士に「もっと飲むか?」と勧められて、「もういい」、と断ったのである..別に伏線でもなんでもない、ただそれだけのやり取りなのであるが、「より深く酩酊すること」が酒を飲む目的だと思い込み、一滴でもたくさんのアルコールを摂取すれば「勝ち」だと考えていた、愚かな大学生・倉田わたるには、オルフェの拒絶が、まったく理解できなかったのである。[;^.^][;^.^][;^.^]
ちなみに私の手元にあるのは、レーザーディスクである(HILLCRANE、HCL1016)。今ならサブスクの見放題で見られるんだろうが(多分)、こういう「宝物」は、あえて高い金を払って(身を切って)、手元に置いておきたいものなのである..古い価値観だとは承知しているが。
私は「感情表現」のツールとして、「絵文字」を使わない。使うのは「(アスキーキャラクターを組み合わせて作る)顔文字」である。理由については、言うまでもない。「ポータビリティ」である。「顔文字」ならば、おそらく世界中のほとんどありとあらゆる端末から入力可能であり、かつ、おなじくほとんどありとあらゆる端末で「同じように(意図どおりに)」表示される。「絵文字」では、そうはいかない。環境が異なると、互換性を確保できないのだ..まぁ、廃墟通信をお読みになっているような方々には、釈迦に説法ではある。
ただし、私が使う顔文字の種類は(たとえば、Wikipedia でリストアップされているものに比べると)非常に少ない。大体、[^J^]、[;^J^]、[^.^]、[;^.^]、[^O^]、[;^O^]、[;_ _]、m[;_ _]m、[/_;]、\[^O^]/ ぐらいのものである。これで10種類。つまり、感情表現のバリエーションは(僅か)10通りということになるのだが、これらを組み合わせて、微妙な感情を「調合」しているのである。 昨日、使ったばかりの例を挙げると、→ [;_ _][/_;][;^.^]。また、分量を調整して重み付けも操作する。→ [;_ _][;_ _][;_ _][/_;][/_;][/_;][;^.^]、など。こういうのは、西洋画というよりはむしろ日本画の「絵具」に似ているな、とか..
..そんだけ。[;^J^]
今から半世紀近くも昔のこと。クラシック音楽以外の、ジャズ、ロック、ポップスなどなどのことを(ろくに)知らない食わず嫌いの偏見たっぷりだった美少年の、(微笑ましい)逸話である。
学園祭などで(うまくもない)ロック演奏を聞かされては、「うるせーな..[;_ _]」、と、顔をしかめていた彼は、「リズム体(リズム隊)」という耳慣れない言葉を知った。リズム体とは、ドラム、ベース、ギター、ピアノ..
よーするにおまえら全員かよ![;^.^]凸 この(くそうるさい)音楽には、リズム以外、なんもねーのかよ! [;^.^][;^.^][;^.^]凸
..そんだけ。[;^J^]
EPSONのスキャナー、GT-S650を、OAナガシマに修理出しする。なんだか画質が甘く(ピンぼけ気味に)なってきたからである。補修部品の供給が逼迫しているため、1ヶ月ぐらいかかるかも知れないとのこと。仕方がない。
「100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集」(福井県立図書館編、講談社)を購入し、たちまち読了。非常によく知られている本であるし、既に読まれている方も多いだろうから、私にツボった「覚え違い(というか司書への質問内容)」を、いくつかご紹介するのみにとどめておく。
「いろんな客」、「ドクタードリンク宇宙へgo」、「そのへんの石」、「昔からあるハムスターみたいな本」、「独身男性が若い女の子を妻にしようとして色々失敗した話」、「ラムネかサイダーみたいな名前の新人作家」。
(..以下、ここの読者諸賢にはまったくの蛇足だろうが、正解編 → 「うろんな客」、「ドリトル先生月へゆく」、「路傍の石」、「ハムレット」、「痴人の愛」、「清涼院流水」。)
私がメインで使っているのは、径28cmのストーンマーブル(フッ素樹脂塗膜加工)のフライパンである。満足度は高いのであるが、ひとつ、困っていることがある。「うまく蓋が閉まらない(密閉できない)」のである。特に、あとから買い足した「ガラス窓付き」の蓋が、ちゃんと合わない..サイズは合っているのに..
蓋が歪んでいるのだろう、と、買い直したのだが、それもちゃんと閉まらない..どこの国で作ったものかは確認していないが、工業製品の精度が、こんなものなのだろうか..?
まぁ、密閉してきっちりと熱を回したいときは、タジンポットやビタクラフトの鍋を使えばいいのだし、さほどの大問題ではないのだが、これらには覗き窓がついておらず、調理の進行をモニターすることができないのは、ちょっと困る。(たとえば、目玉焼きを作るときに。[^.^])
というわけで、都田テクノポリスのカインズホームセンターに車を走らせ、三度目の正直とばかりに、全面ガラス製の蓋を買った。これは明らかに、私が使っているストーンマーブル製のフライパンと組み合わせて使うことが想定されているからであるが..
..帰宅してから試してみたら、また、合わない [;_ _]凸。これまで購入してきた3つの蓋の全てに、工作精度の問題があると考えるのは、確率的に無理がある。もしかすると、フライパンが歪んでいる(真円ではなく、楕円である)のではなかろうか..[;_ _] というか、3つ目を買う前に、この可能性に気がつけよ..→ [;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]
といっても、もう夜だし、厳密に測定する元気もないので、来週のどこかで、今回購入したガラス製の蓋を持参して、カインズに行くことにしよう。蓋と合うフライパンをチョイスするのである(..あれば。[;_ _])
Last Updated: Mar 17 2022
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