*2017年11月27日:次の上洛は4月かな
*2017年11月28日:スランプ? [;_ _]
*2017年11月29日:地下アイドル
*2017年11月30日:幻想美術選「鷲を読む女」ジャック・エロルド
*2017年12月01日:「●●●の夏」? [;^.^]
*2017年12月02日:そごう美術館/東神奈川
*2017年12月03日:「パッセンジャー」再び
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*2017年11月27日:次の上洛は4月かな


 今秋、かなり精力的に京都に通った [;^.^] おかげで、「まっぷる 京都さんぽ地図」の37コースのうち、28コースまで制覇できた [;^J^]。ここまでくると、完了させたくなるのが人情というもの。これまで平均して、二泊三日で5コース消化、というペースだったので、計算では、二泊三日を2トリップ、で、クリアできるはずであるが..少々やっかいなコースが、残っているのである。

 まず、比較的遠隔地である「大原」コースと、「鞍馬・貴船」コース。これらはそれぞれ半日以上消化してしまい、その日は他のコースに回れたとしても、そちらは消化しきれない可能性がある。それと、要予約スポット(「桂離宮」「修学院離宮」「苔寺」)を含む3コース。「桂離宮」「修学院離宮」は、参観希望日の3ヶ月前の月の1日の朝5:00から、ネット受け付け開始。つまり、4月に行きたいのなら、1月1日の5:00から。(元旦早々、何をやらせる。[;^J^])まぁ、3月の予約状況を観察する限り、土日であろうとも、即満員になるわけでもないようだが、やはりアクションが早いに越したことはないだろう。(「苔寺」は、往復ハガキでの申し込み。)

 なんにせよ、来年の4月14日(土)15日(日)が、次の上洛になりそうである。(その1週間前は、多分ぎりぎり春休み期間中なので、回避したい。)なぜなら、京都文化博物館で開催される「ターナー 風景の詩」(2018年2月17日(土)〜4月15日(日))とぶつけられそうだからである。

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*2017年11月28日:スランプ? [;_ _]


 ..なのかな [;_ _]。単に、気力の問題なのかな。[;_ _]

 昔は、なんの苦労もなくサクサクできた、手塚治虫や吾妻ひでおの作品リストのメンテナンスに、なかなか手がつかない..手元に、反映すべきデータがあるというのに..それだけではない。本を読むのも、映像ソフトや音楽ソフトを鑑賞するのも、苦痛とまでは言わないが、大儀である..時間が無為に過ぎて行く..残り時間が、さほど潤沢というわけでもないのに..

 この秋、さんざんリフレッシュしたつもりだったが、まだ足りなかったのか。そもそもそういう問題ではなかったのか..なんとか、リブートしないと..

 12月上旬の予定を、一部組み換える。先週になってようやくキャッチした情報だが、八王子夢美術館で開催されている「没後30年 銅版画家 清原啓子」(〜12/14(木)まで)。この美術館、行ったことないし、12月前半にさらにもう1回上京するのは無理だし..と、スルーしていたのだが..

 ..ぐぐってみたら、八王子夢美術館って、八王子のいちょうホールの、ほとんど隣みたいなものではないか! たまたま12月10日(日)の午後には、いちょうホールに出向く用件があるのだ! 午前中は国立西洋美術館の「北斎とジャポニスム HOKUSAIが西洋に与えた衝撃」をアサインしていたのだが、これはまだ日程に余裕があるので先送りして、「清原啓子」に差し替える。

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*2017年11月29日:地下アイドル


 先々週と先週に録画してあった「ねはりんぱほりん」の「地下アイドル特集」の「前編」と「後編」を、ようやく観た。(今年の2月放映分の再放送らしい。反響が大きかったのかな。)

 これまで、何人かの地下アイドルの顔と名前は知っていたのだが、実態は知らなかった。もちろん、十人十色なのだろうが、当事者たちから、非常に突っ込んだ情報を知ることができた。いい番組だ。(毎回観るつもりはないが。)

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*2017年11月30日:幻想美術選「鷲を読む女」ジャック・エロルド


 「幻想美術選」、第92回。前回に引き続き、今回も(一般の美術ファンにとっては)あまり馴染みがないであろうシュルレアリストをご紹介しよう。

Picture

「鷲を読む女」(ジャック・エロルド、1942年)

 Jacques Herold(1910〜1987)は、ルーマニア生まれ。その絵は、「結晶ないし鉱物的構造と、雲や焔の戯れを交叉させる」と評されている。彼の作品には昔から親しんでいるのだが、改めて確認してみると、手元の図版は10数点しかない。手持ちの情報も、ごく少ない。

 この作品、確かに「鷲」も「女」も視認できるので、「なるほど、変容させましたね!」、と、片づけそうになるのだが..しかし「キュビズム的変容」とは、明らかに異なる。なんというか、現実の写生からスタートしたようには、見えないのだ。確かに、「鉱物質の夢」だ。

 この絵は、ムロタニ・ツネ象の怪奇マンガ「怪奇死郎」(「人形地獄」(サン・コミックス、1970)所収)に、ブラックゾーン(幽冥界)のコンピューターセンターの管理人の姿として、まるまる、引用されている。パクリ(盗作)と言えばそのとおりなのだが、しかし私は、これをむしろ「教養」と捉えたい。これだけの素材を見つけだし、それを自分の作品の中に違和感なく取り入れるという(サンプリング、リミックスに通ずる)手法は、むしろ現代的であるとすら、言えるからだ。

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*2017年12月01日:「●●●の夏」? [;^.^]


 眼鏡を額の上にずらしてかけていることに気がつかずに、眼鏡がない! ない! と捜すのは、定番中の定番。

 iPhone が見つからん! どこに行った!? iPhone 捜索機能(「iPhone を捜す」)は、PCからは一度実行したことがあるんだけど、iPhone からは、どうやるんだったっけ..!?

 ..

 ...

 ....

 .....そう、捜しているオブジェクトであるところの iPhone を、その iPhone を使ってリモートで捜そうとしていたのである。[;_ _](なんとなく、リカーシブ。あるいは、頭山。[;^J^])われながら、いったいどうやって、手にしていて、しかも見て、操作してすらいる iPhone を、「見えなくする」ことができたんだ!? [;^.^][;^.^][;^.^]

 驚くばかりの、大トリックである。これではまるで..

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*2017年12月02日:そごう美術館/東神奈川


 快晴。6:05に自宅をたち、(久々に徒歩ではなくバスで [;^J^])浜松駅へ。北口のバスロータリーから、7:00発の渋谷新宿ライナー浜松2号。例によって渋谷までは乗らず、10:33、用賀PAで臨時降車。そのまま東急線で横浜へ向かう。

 横浜で(金を下ろすなど)寄り道してから、12:00、そごう美術館。「平山郁夫 シルクロードコレクション展」(〜12月3日(日)まで)である。

 平山郁夫自身による、シルクロードの旅でのデッサンの数々やシルクロードに題材をとった作品たちと、シルクロードでコレクションしてきた文物の、展覧会である。

 大作としては、「パルミラ遺跡を行く・朝」画像検索結果)、「古代ローマの遺跡 フォロ・ロマーノ ローマ」画像検索結果)、「パルミラ遺跡を行く・夜画像検索結果)の三部作。それと、「大唐西域壁画」画像検索結果)の「大下図」の抜粋など。

 この地域にも平和な時代があり、それは、僅か数十年前のことであった、という事実が、ほとんど信じられない..その平和を破壊し、現在の状況を作りだしたのは、間違いなく人間であり、それ以外の原因は、存在しないのである..

 14:10に退出し、14:30、東神奈川駅改札そばのコーヒーショップで読書しながら時間調整。

 定刻の15:20より少し前に人数がそろい、毎年末恒例の、O君の墓参り。もう、17年目になるのかな? 16:00、東神奈川駅前の「木曽」という店。これも、毎年恒例。(ほかにも店の候補はあるのだが、人気店らしく、数か月前には予約が埋まってしまうのだ。[;*.*])

 近況。昔の話。健康の話。さすがに世相か、出演している演奏会の録画をタブレットで youtube で回し見したりする。トイレに立ったときに気がついたのだが、隣の店の客、荷物(楽器)をみんな廊下に置いている [;^.^]。まったく、なんという治安の良さだ。[;^.^]

 20:00にお開き。(みな、還暦直前なので、昔と違って、午前まで二次会三次会とか、気がついたら誰かの家、とか、そういう無茶は、もはやしない。[;^.^])20:46に新横浜を発つこだまで、22:26、浜松着。バスに乗ったが、気がついたら、バス停をいくつかオーバーラン [;^.^]。23:20に狸坂バス停で降り、徒歩で、23:50、帰宅。

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*2017年12月03日:「パッセンジャー」再び


 今日は終日、(ちょっとした買い物を別にすれば)自宅に引きこもり。やらなければならない雑務が山をなしているのだが、結局できたのは、録画の処理+α。[;_ _]

 昼からWOWOWで放映されていた「パッセンジャー」を録画しておき、夜、プレイバック(というか、拾い観)。映画館で観たときの感想は、2017年04月23日の日記を参照のこと。(ネタバレなし。)

 パッケージソフトを買うほどではないな、と判断したのは事実であるが、この映画、(世評は必ずしも高くないようだが)嫌いではない。

 確かに、論理的に追い込んでいくと、成立させるのが難しい設定ではあるのだ。この映画に対する批判のもっとも主要なものは、「再冬眠できない」ことの、納得いかなさである。(もうひとつは、フェイルセーフが穴だらけということだが、ここでは触れない。)そのとおり、納得いかない [;^J^]。これだけの巨大宇宙船の豊富な設備と資材と、超高度な医療技術があるのにさ [;^J^]。でも、それを言い出したら、この物語が根本的に成立しないのである。もやもや感をなくしつつ物語を成立させるためには、再冬眠ができない、という、この物語のキモに説得力を持たせる必要があり、そのためには、この宇宙船(アヴァロン)を、しょぼくする必要がある..それでは、もやもや感はなくなっても、映画としての魅力は大きく落ちるであろう。この映画の魅力の大きな部分は、この巨大宇宙船の魅力なのだから..つじつまを合わせてつまらなくするようでは、角を矯めて牛を殺すというもの。

 上記に代表される、脚本や設定の詰めの甘さのほかに、SF的というか科学的な描写の難点も、散見される。しかし、それを直してしまったら、映画としての魅力が以下同文。確かに、欠点は多いのだが..

 ..しかし、この物語は、美しい。

 感動できなければ損をしている、と、私は思う。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Dec 7 2017
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