*2016年02月29日:また痛い..[;_ _]
*2016年03月01日:「バイバイでさようなら」
*2016年03月02日:週末は魔都へ
*2016年03月03日:そりゃダメになるわ [;_ _]..
*2016年03月04日:「残穢」
*2016年03月05日:坂田靖子原画展/ガレの庭
*2016年03月06日:レオナルド展/宮川香山展
*目次へ戻る *先週へ *次週へ


*2016年02月29日:また痛い..[;_ _]


 右肩の後ろ、下の方が痛くなってきた(咳すら響く)ので、大事をとって午後半休。(雨..)T整形外科医院へ..

 ..なんらかの理由で肋骨を痛めただけとのこと [;_ _][;^J^]。骨折や変形などは認められない。やれやれ [;^.^]。湿布1週間で様子見である。

*目次へ戻る


*2016年03月01日:「バイバイでさようなら」


 ももクロのサードアルバムAMARANTHUS」(EVIL LINE RECORDS、KICS-93308)の収録曲の中で、特に気に入っているのが、「バイバイでさようなら」である。

 これは、ももクロとしては全く異例の(異様な、とすら言える)作品である。「死ぬ間際の一人称」なのである..(作詞:只野菜摘)

私の目の前に 終わりがある
答えをみつけなさいって 迫られてる

怖くてたまらないよ けれどそこを
越えていかなきゃならないとしたら

 ..この歌い出し(というか歌の前半)では、恐怖、後悔、なぜ自分が(死ななくてはならないのか)..という怒りなどが支配的で、当然、暗い曲調なのだが、後半では諦観を越えて、むしろ晴れやかな、祝祭的な音楽となる..

 素晴らしい作品だと思う。

 ただ、惜しいかな、アレンジのミスがある(..と、私は思う)。どういうことかというと..チーン、と、鈴(りん)が鳴っているのだ。仏式の葬式で導師が鳴らす、あれである。これは、おかしいと思う。この歌詞では、一人称の主人公は、まだ死んでいない。意識がある。死ぬ直前なのだ。つまり、病院でも自宅でもいいが、「死の床」についているのである。しかし、鈴(りん)が鳴っているということは、葬儀の最中だということになる。(来るべき葬儀の鈴(りん)を幻聴している、とは、聞き取れない。あくまでも、リアルタイムに背後で鳴っている音である。)とすると..この主人公は、棺の中で、恐れたり悔やんだりしていることにならないか。棺の中で、意識を保っていることにならないか。これではまるで、早すぎた埋..(恐い考えは、ここまでといたします..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^])

*目次へ戻る


*2016年03月02日:週末は魔都へ


 肩の後ろの痛みは、だいぶ楽になってきた。少なくとも咳に反応したりすることは、もはやない。もう数日間湿布をすれば、大丈夫だろう。

 ..というわけで、今週末は、心安く上京できる、というわけだ。別に仕事が暇なわけではないが(その真逆なのだが [;^J^])、このタイミングで上京しておかないと、惜しい展覧会をいくつか見落としそうなのだ。

 予定としては、

*スパンアートギャラリー
 「坂田靖子 原画展
 3月5日(土)〜3月15日(火)まで

*東京都庭園美術館
 「ガレの庭 花々と声なきものたちの言葉
 〜4月10日(日)まで

*江戸東京博物館
 「レオナルド・ダ・ヴィンチ――天才の挑戦
 〜4月10日(日)まで

*サントリー美術館
 「没後100年 宮川香山
 〜4月17日(日)まで

 ..ここまでかな。あと、国会図書館にも行かなきゃならんし、土曜の夜は、魔界都市・新宿で飲むことになりそうだし、これ以上は突っ込めないだろう。

*目次へ戻る


*2016年03月03日:そりゃダメになるわ [;_ _]..


 朝食を食べながら「サイエンスゼロ」の録画を視ていて、改めて愕然とした。

 海馬(短期記憶)から大脳皮質(長期記憶)への転送機能に、何よりも大切なのは、(適度な)運動と(十分な)睡眠..やばい [;_ _]。どちらもアウトだ [;_ _]。そりゃ、物覚えが悪くなるのは、当然だわな..[;_ _][;_ _][;_ _] どうしよう、どうしよう..まずは時間の捻出からなのだが..

*目次へ戻る


*2016年03月04日:「残穢」


 残業せずに 仕事を放り出し、ららぽーと磐田へ直行。道が多少混み気味でヒヤヒヤしたが、それでも18:15に着き、18:20(〜20:20)の回の残穢 ‐住んではいけない部屋‐に間に合った。(「ざんえ」と読む。)ギリギリである。[;^J^]

 小野不由美の原作は未読..というか、知らなかった。[;_ _][;^J^]「cakes:SFマガジンの記事、コラム、読み物一覧」でレビューを読み、興味を惹かれたという次第であるが..いやぁ..やはりJホラーは、素晴らしい。[^J^](もちろん、Jホラーにも駄作は(多数)あるのだろうが。)恐怖の醸し出しかたが、上品だ。

 主人公は、読者からの投稿をネタに実話怪談を書いている女流作家。ごく平凡な設定である。この作家が、超自然現象否定派だというのも「あるある」。しかしそんな彼女が、ある投稿に引っ掛かる..隣の部屋から物音が聞こえてくる..という、「ネタ」としてはこれ以上(これ以下?)はないだろう、という、超平凡な「怪異現象」である。(私が棲まうアパートも、築30年を遥かに越えているので、夜毎のラップ音など、日常茶飯事である。[;^J^])その「音」の「原因」というか「音を作りだしているもの」も、映画のかなり早い段階で明らかになる。これも「怪談」では「定番中の定番」である。「いったい、こんな調子で大丈夫か? この映画..どこがいいんだ..?」、と、心配になるほどなのであるが..実は、ここからが凄い。

 ネタバレにならないように書くから安心して欲しいが、なんで「ソレ」が、その部屋にあるのかがわからない。この部屋でも、このマンション(書き忘れていたが、怪異現象が発生するのは、とあるマンションの、しかも複数の部屋なのである)でも、自殺騒ぎも殺人事件も起きてはいない。何か原因がある..と、女流作家と、きっかけとなる投稿をしてきた女子大生が調査(取材)を始める..それにより、その原因となった(らしい)事件は判明したのだが、さらにその原因がある..つまり、どんどん遡っていくのである。ひとつひとつの怪異現象の独自性というよりは、手繰っても手繰っても、行き着かない、それどころか、どんどん、知りたくもなかった(忌まわしい)過去が、連鎖的に、大量に、引きずり出されてくるところが、恐ろしい..やがて調査は、とんでもない大惨事(による大量死)の記録にまで、辿り着いてしまう..そして..

 ついに、「祟りの本丸」とも呼ぶべき廃屋を突き止め、そこに乗り込むのだが..詳述はしないが、これがハリウッド映画なら(あるいはヨーロッパ映画やアジア映画でも?)エクソシストやゴーストハンターの出番である。ところが、Jホラーでは、そういう展開にはならない。主人公たちには、なんの能力もない(というか、調査(取材)能力しかない)。そしてハリウッド映画なら(以下略)「敵」を殲滅するか、あるいは返り討ちにあって皆殺しにされるか、いずれにせよ派手な展開が期待されるところだが..そうはならない。それが逆に、恐ろしい..つまり、解決されないのだ。「祟り」が。

 主人公たちには、なんの落ち度も、罪もない。(連鎖する複数の)事件の関係者(の遠縁)ですら、ない。しかし、この土地の「穢れ」に触れてしまった。そしてそれは、どこまでも着いてくる..多分、主人公グループの半数は、映画の(物語の)終わったあとで、呪い殺されるだろう..

 俳優陣では、女流作家を演ずる竹内結子が、最高に素晴らしい! いかにも低カロリーな、傍観者的立ち位置の、落ち着いた所作(演技)。(なんとなく、諸星大二郎の「妖怪ハンター」シリーズの、稗田礼二郎の「役に立たなさ」を想わせるところがある。[;^J^])それに、「はやぶさ/HAYABUSA」以来5年を経て、いい感じに熟成して、はっきり言って、どストライクである![^.^](← それはいいから。[;^J^])世界中の女性をひとりだけ残して皆殺しにしろと命じられたら、迷うことなく彼女を残す!(← 落ち着け。[;^.^])橋本愛、佐々木蔵之介らも、見事に脇を固めている。怪奇現象の描写は、むしろこの映画の本質ではないのだが(どんどん手繰られる、厖大な(呪わしい)「過去」の「連鎖」こそが主人公なのだが)、しかし必要十分に、「イヤな」ビジュアルで、怯えさせてくれる。

 多分、あなたがこの日記を読む頃には、もう公開は終わっていると思うが、ソフトの発売、あるいは電波に乗るのを待つだけの価値はある、と、断言しておこう。(ボケッと読んでいたそこの読者、メモしておくように![^.^]◎)

 21:10、帰宅。

*目次へ戻る


*2016年03月05日:坂田靖子原画展/ガレの庭


 例によって6:05に発ち、例によって浜松駅前バスロータリーから、7:00発の渋谷新宿ライナー浜松2号。(← コピペしました。[;^J^])定刻を10分少々遅れて(全然OK)、11:07、渋谷マークシティ着。半蔵門線で永田町へ直行。

 11:35、国会図書館。少年チャンピオンのチェックであるが、調査を予定していたバックナンバーのうち2冊が他の利用者の利用とぶつかってしまい、いつ返却されて閲覧可能になるか予想できないので、12:35に退出し、急遽、江戸川橋の現代マンガ図書館へ。13:05着。2冊中1冊は、閲覧できた。これしか用が無かったので、13:10に退出。[;^J^]

 13:40、有楽町のスパンアートギャラリー。「坂田靖子 原画展」(3月5日(土)〜3月15日(火)まで)である。

 確か、「闇の本」ぐらいしか所有していないと思うが、単行本を買い集めるほどには入れ込んでいないというだけで、ファンである。原画の色彩感覚はいかにも楽しい。この日記がアップされた時点で、残り日数はもう何日も残っていないと思うが、間に合う方はどうぞ。

 14:15、退出。14:55、東京都庭園美術館。「ガレの庭 花々と声なきものたちの言葉」(〜4月10日(日)まで)である。

 正直に申し上げておく。「ガレ」はどうでもいいのである [;^J^]。ただ、この美術館に来たかっただけだ。「ガレ展」は、いわば口実(あるいはきっかけ)に過ぎない。

 何度か書いていると思うが、とにかく、「東京都庭園美術館」を訪れたことが無い人は、人生を損しているとしか言い様がない。遠隔地の人なら仕方がないが、首都圏在住者なら、言語道断である。この展覧会でなくてもいいから、いつか絶対に訪れなさい。これは命令である。

 無論、ガレのガラス作品も、素晴らしいものばかりである。「紫陽花文鉢」(驚嘆すべき、奥行きのある夕景!)、「ひとよ茸文花瓶」「百合文水差し<暗闇の花>」「蜻蛉文脚付杯」など。しかし(例によって)図録は買わなかったので、スキャンしてのご紹介はできない。何度か書いていることだが、こういう立体物は、平面的な写真(jpegファイルを含む)や印刷物では、再現できない。特にガレのガラス作品は、いろいろな方向から観ることによって、光の入り方/反射の仕方が変わって、全く異なる様相を見せるのである。映像での紹介が、必須である..

 17:00、退出。17:50、新宿三丁目駅の改札着。18:00過ぎに、待ち合わせていたY君、Yさんと落ち合って、三丁目方面へ。[;^.^][;^.^][;^.^]

 えーと、4軒ぐらいハシゴしたかな(魔界を [;^.^])。タイ料理屋とか、そっち系の外国人がすし詰めの立ち飲み屋とか。後半(とっくに0時を回ってる)に行った店(「BOOSTER ROOM」だったかな)は、「テクノとももクロ」という洒落たコンセプト(つか趣味)の店で [;^.^]、「スカパー!音楽祭 2016」(スカパーで 2016/02/28、生放送)の録画(当然、私も確保しています。ももクロがたくさん歌ってるし [;^J^])を肴に、いろいろくっちゃべったり、突っ込んだり。お名前を聞くのを忘れたが、女性のお客が(ももクロとは特に関係ないが)音楽とか電子楽器について(だっけ? 記憶が曖昧 [;^J^])いろいろ「初歩的な質問」をしてくるので、こちらも興じて、いろいろ回答していたような記憶が [;^J^]。「音高と音程の違い」とか。もっとも、Y君にいわせると、彼女はそんなこと(彼女が発している様々な質問の正解)はとっくに知っていて(理解していて)、こちらはまんまと踊らされているだけらしいのだが、Y君も人が悪いので、鵜呑みにはできない。[^.^]

 〆のラーメン屋(「ラーメン 凪 煮干し」だっけ?)もなかなかおいしく、深夜に散会。大体、新宿で(このメンツで)飲むと2:30ぐらいになるので(← 無茶すんな [;^J^])、とっくに終電、終わっている。というわけで、前回に引き続き、ほぼ定宿化している、カプセルホテル「新宿はたごや」。このあたりの相場は知らないが、十分廉価だし、カプセルホテルとしては必要十分な設備だし(風呂も快適 ← これ重要!)、なにより、歌舞伎町内とはいえ、出口付近にあるので、安心感が違う。[;^.^]

*目次へ戻る


*2016年03月06日:レオナルド展/宮川香山展


 カプセルの中で5:00過ぎに目が覚めたが、2時間ではあんまりだ。せめて4時間は眠ろうよ、と、無理矢理二度寝三度寝し、朝風呂もいただいて、8:00に発つ。明るい曇天。朝食は、新宿駅への道すがらの、はなまるうどん。

 8:50(開館40分前)に、両国の江戸東京博物館。「レオナルド・ダ・ヴィンチ−−天才の挑戦」(〜4月10日(日)まで)である。

 結構な行列ができていたし、会場内の人は多かったが、全体として流れているので、それほど疲れない。ピタッと動きが止まっているのは、「糸巻きの聖母」画像検索結果)の前だけである。(この絵1枚のために、15〜30分は、並ぶ必要がある。)それだけのことはある作品である。何よりも質感! 聖母周辺の空間が歪んでいるような気がするが、このクラスの作品になると、それも「味」のうちである。

 ざっくり言って、「糸巻きの聖母」と、レオナルドの数多くの素描と(それに基づく後世の画家の模写と)、「鳥の飛翔に関する手稿」と、レオナルド派の画家の作品と、レオナルド派や後世の画家によるレオナルドの作品の模写からなる、展覧会である。(それと、レオナルドの工学的発明(発想)の実体化模型と。)レオナルドの「素描」に着目するのが「通(つう)」というものだろうが、やはり正直なところ、「糸巻きの聖母」と「鳥の飛翔に関する手稿」の存在感が、圧倒的である。そして逆の意味で印象的なのが、レオナルド作品の「模写」の、クォリティの低さである [;_ _][;^J^]。私に見る目が無いのかなぁ..いやいややはり、つまらん絵が多いと思うぞ。[;^J^]

 まぁ、「糸巻きの聖母」を観るためだけに行く価値はあると思いますが、そこは各自、判断してください。

 11:00に退出し、六本木へ。ミッドタウンの2Fの店で、ハヤシライス。12:30、サントリー美術館。「没後100年 宮川香山」(〜4月17日(日)まで)である。

 宮川香山の高浮彫は、かなり昔、横浜の美術館で10点ほど観ているのだが、これほどまとまった数をまとめて鑑賞する機会は、今回が初めてである。まずは当然、「高浮彫枯蓮ニ蟹花瓶」画像検索結果)。そして、「高浮彫牡丹ニ眠猫覚醒蓋付水指」画像検索結果)。その他、超絶技巧の高浮彫の例としては、「高浮彫蓮ニ鼠花瓶」画像検索結果)や、「高浮彫蛙武者合戦花瓶」画像検索結果)など。

 しかし..われながら何を贅沢なタワゴトを吐いているかと自覚はしているのだが..超絶技巧の作品群も、これほど集められてしまうと、感覚が麻痺するというか、ここまで出来て当たり前に思えてしまうというか、要するに、食傷してしまうのである..[;_ _][;_ _][;_ _] まったく、罰当たりもいいところだが..[;_ _][;_ _][;_ _]

 そうなると、作風を変えたあとの「釉下彩盛絵杜若図花瓶」画像検索結果)に、思いっきり、本当に思いっきり、癒されることになる。[;^J^](これはこれで、超絶技巧なのだが。)うまく検索できなかったが、「釉裏紅暗花柳図花瓶」「青釉船形花瓶」なども、息を呑むほどの傑作。「宮川香山=高浮彫」、という、ステロタイプな括られ方をされている傾向もあるような気がするが、むしろ後期の、絶妙な色彩世界をこそ、堪能(認識)して欲しい。お薦めの展覧会である。

 14:40に退出。品川を15:34に発つこだまで、17:22、浜松着。

 駅ビル(メイワン)8Fの谷島屋で、文藝別冊 イエスを発見。もう仕方ないので [;^J^] 購入。買う前にざっと立ち読みして知ったのだが、クリス・スクワイアが、昨年、逝去していたのか..[_ _](2015年6月27日。享年67歳。早すぎる..[_ _])

 18:20、帰宅。

*目次へ戻る *先週へ *次週へ


*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Mar 12 2016
Copyright (C) 2016 倉田わたる Mail [kurata@rinc.or.jp] Home [http://www.kurata-wataru.com/]