2014年10月06日：台風１８号ガン無視 [;^.^]
2014年10月07日：大道芸初日手配
2014年10月08日：皆既月食チラ見 [;^.^]
2014年10月09日：「〔少女庭国〕」
2014年10月10日：国立国際美術館／大阪市立科学館／関西フィル
2014年10月11日：ホドラー展／北斎展／��荷義之展／魔界
2014年10月12日：種村季弘展／谷中安規展

2014年10月06日：台風１８号ガン無視 [;^.^]

　早朝、引き続き大荒れ。６：３０頃までは凄まじい嵐だったが、まぁ収まってきたので、いつもと大体同じ７：３０前に出る。ところどころ浅い冠水。さすがに道は進みが悪く、いつもなら８：００までには着くところ、８：２０頃に会社。

　．．駐車場に、車がほぼ無い [;^J^]。私の部署では出社していたのはひとり。しばらくしてからもうひとり来たので、計３人。どうやら、金曜日の夕方、社内のウェブ掲示板に、「月曜日は暴風警報が出ているあいだは出社に及ばず。解除されたら（安全と判断できれば）すみやかに出社せよ」、と、総務から通知が出ていたらしいのだが、１．私は風邪気味だったので、そんなの読まずに速攻で帰宅していた、２．実はまだ浜松の暴風警報は解除されていなかった、の、合わせ技というわけで。[;^J^]

　まったく、テレビも観ないで出てきたからなぁ．．改めてネットで確認したら、今朝、浜松に上陸していたらしいでないの [;^.^]。いい歳こいて「吹けよ風、呼べよ嵐」するチャンスだったのに（← 意味不明。[;^J^]）

2014年10月07日：大道芸初日手配

　咳風邪はだいぶ治まってきたかな．．

　早朝、「ももクロ春の一大事2014 国立競技場大会 NEVER ENDING ADVENTURE 夢の向こうへ Day1/Day2 Blu-ray BOX ［4Bru-ray Disc+CD］＜初回限定版＞」をタワレコオンラインで予約する．．横長で邪魔だなぁ。[;^J^]（ついでに書いておくが、私は極力、アマゾンを使わない。書籍は「honto」、ＣＤ／ＢＤは「タワレコオンライン」である．．まぁ、書籍については、honto は入荷というか発売開始がアマゾンより遅れることが多いので、紹介リンクはアマゾンにしておくことがほとんどだが、自分は、honto から買っている。）

　右耳の状態は、悪くは無いが良くも無い。ボコッという（ある意味「衝撃的」な）症状には至らないので我慢（というか「無視（気がつかないフリ）」）はできる範囲なのだが、「暗騒音的な低周波のゴロゴロ」は、確かにつきまとっている。（これまで何度も「フクフク感」と表現してきたが。）あたかも窓ガラスが風にガタガタと鳴るように．．この程度の状態で安定してくれるのなら、どうせあと３０年はもたない、下手すると２０年ぐらいで終わる人生なので、このまま逃げ切りたいところだが、悪化するというのなら、話は別である。セカンドオピニオンを検討する。

　「大道芸ワールドカップin静岡」の季節である。１０／３１（金）〜１１／３（月・祝）までなのだが、今年は１１／１（土）の「手塚治虫ファン大会2014」と、もろにバッティングしている。毎年２日出動しており、１日目は「プレミアムショーケース（有料の野外舞台）」でワールドカップ部門のパフォーマンスを全て鑑賞、２日目は駿府城公園や街中をぶらぶら、というパターンなのだが、今年は土日月ではその形を作れない。なぜなら、プレミアムショーケースでワールドカップ部門のパフォーマーを全員観られるのは１０／３１だけ。あとは、１１／１と１１／２に半分ずつ。（そして私は、１１／１には東京にいる。）．．仕方がない、業務の方は（月末だが）なんとかなるだろう、と、１０／３１（金）に有休取得。（強引だなぁ。[;^J^]）翌日は朝から上京して「手塚治虫ファン大会2014」。深夜に帰って、残り２日間のうちどちらか（両方は、体力的に無理）、また静岡へ、というプラン。

　終業後、Ｏ内科医院。もはや風邪は治っており、喉の色も胸の音も、全く問題なし。咳だけが残っているのである。薬を変える。

　夜、ネットで、１０／３１のプレミアムショーケースのチケットを購入する。セブンイレブンで受け取れるので便利だ。

　ノーベル物理学賞に、中村修二氏など日本人３氏。いろいろ考えさせられる結果ではある。言うまでもないことだが、中村氏は、いわば「日本を見限った」人であるということ。そしてこのほとんど毎年のような科学系のノーベル賞ラッシュ（というほどでもないか）が、いつまで続くのか、ということ。戦後数十年間の「蓄積」が、今、成果（あるいは評価）として花開いているわけである。今、次世代のためにどの程度の蓄積がなされているのだろう？（ひとごとのように語る資格を持つ世代ではないが．．[_ _]）

2014年10月08日：皆既月食チラ見 [;^.^]

　１９：３０頃から２０：３０頃までの皆既月食は、雲間からチラ観できました [;^.^]。悔しいから、今夜はこれだけ。[;_ _]（何年も前に、壮絶な（幽玄な）迫力の皆既月食をたっぷりと鑑賞しているから、悔しくなんかないやいっ（← いきなり矛盾。[;^.^]））

2014年10月09日：「〔少女庭国〕」

　午前半休。浜松医科大学医学部附属病院耳鼻咽喉科（← 今さらながら長すぎるしやや冗長感もある [;^J^]）。Ｍ先生に、セカンドオピニオン受診のための紹介状を書いていただくよう依頼する。準備できるのは、来週以降。

　咳、なかなか治まらないなぁ．．

　「〔少女庭国〕」（矢部嵩、ハヤカワＳＦシリーズＪコレクション）を、Ｋ氏から「今日中に読め！」と強要 [;^.^] されたので、他の tsundoku（国際語化祈念）を後回しにして（近頃の私には珍しく）一気読み。

　．．このカバーのミスリーディングはすさまじい [;^.^]。純朴なラノベ読者を釣って悪夢に（地獄に）叩き込もうという、編集・制作サイドの、邪悪な想念が手に取るようにわかる。[;^J^]

　普通に考えれば、観察者（オブザーバー）＋●●●・●●●●●型。実際、その視点（神の視点）の記述は、ちょいちょいさしはさまれるし、●●●・●●●●●も繰り広げられるのだが．．うーん、ネタバレを避けて書こうとしたら、実はどこがネタの根幹なのかの解釈の幅が広く、何を避けて記述したらいいのやら．．[;^.^] この作品を評するときに一番頭の悪い言葉が「不条理」。一番「負け」なのが「ボルヘス（等）への言及」。とにかく、凄い迫力である。骨太のＳＦ（古くさい言い回しを敢えて使うと、文明テーマ、宇宙テーマ、時間テーマを全て含む．．但し異形の意匠で）であることは保証する。あなたが「本物の」ＳＦファンなら、必読！ と、言い切ってしまおう。（← なにげに喧嘩を売ってるわけではないのです。[;^.^]）

2014年10月10日：国立国際美術館／大阪市立科学館／関西フィル

　有休取得済み。６：１０に発つ。７：１０浜松発の下りこだまで大阪へ。１０：１０、国立国際美術館。「ジャン・フォートリエ展」である。

　実は、あまり親しんできた画家ではない。「世界美術全集」の類の「２０世紀美術」の巻の後半に、数点収録されているのを観てきただけである。「フォートリエ → アンフォルメル」という、まさに「教科書的」な図式で認識していたわけだ。（「アンフォルメル」がわからなければ、ぐぐるかうぃきるかしてくれ。）正直に言えば、興味の埒外にあったわけであるが．．しかし私が偏愛する画家の作品（展覧会）ばかり観ていると（たとえば（西洋美術だと）「北方ルネサンス」とか「フランドル」とか「ロマン派」とか「象徴主義」とか「ラファエロ前派」とか「シュルレアリスム」とか「異端・異形」とか）、自家中毒を起こしてしまう。視野狭窄に陥る。たまにはリハビリが必要だ。

　いくつか紹介しておこう。「管理人の肖像」（画像検索結果）、「兎の皮」（画像検索結果）は、初期の作品。「人質シリーズ」（画像検索結果）は、第二次世界大戦直後の衝撃作。「黒の青」（画像検索結果）、「雨」（画像検索結果）、「小さな心臓」（画像検索結果）は１９６０年前後の作品だが、特に「黒の青」と「雨」の、ものすごい厚塗り（というか、チューブから絞り出した絵の具をそのままなすりつけているような）は、現物を観てもらわないと、伝わらないよなぁ．．

　１１：３５に退出。すぐ隣りの大阪市立科学館へ。まずは１Ｆの食堂でラーメンで腹ごしらえし、１２：００過ぎから見物開始。

　目当てはプラネタリウムの番組。１４：００からの「はやぶさ２、小惑星へ！」、１５：００からの「宇宙人をさがす冴えたやり方 −沈黙のフライバイ−」（言うまでもなく原作は野尻抱介のＳＦ小説である）を見に来たのだが、それまで２時間ほど時間調整がてら展示を見て回ろう．．平日だから落ち着いて見学できるはず．．などというのは、独身者ならではの発想の貧困さ。平日には「校外実習（社会見学）」があるのである [;^.^]。小学生の群れ！ 人山の黒だかり！（← 基本）．．参った、まいった。[;^J^]

　それにしても、科学展示の面白さに喜んで、キャッキャッと走り回っている小学生たちというのは、本当に、本当に「目のごちそう」である [^J^]。中には、ボタンを押して発生する（科学実験の）現象の意味がわからずただただボタンを押し続けている子もいるので、怪しい人にならないように注意しつつ [;^.^]、原理を教えてあげたりして．．（わかってくれたかなぁ？）この子たちのうちひとりでも多くが科学（と技術）の面白さに惹かれて理系に進み、日本の未来を支える一助となり、リタイアした老後の私をいくらかでも安心させてくれることを祈る．．（← そこかよ。[;^.^]）それにしても、放し飼いにしているこの子らをひとり残らず（過不足無く）回収しなくてはならないのだから、引率の先生たちは、大変だ [_ _]。心の底から尊敬しています。[^J^]

　さて、プラネタリウム。まず、１４：００からの「はやぶさ２」．．不覚にも、寝落ちして終演後に係のお姉さんに起こされた [;^.^]。これはリベンジが必要だ。（各回入れ替え制なので）いったん退出したあと、改めて１６：００からの「はやぶさ２」のチケットを買う [;^J^]。１５：００からの「宇宙人をさがす冴えたやり方」は、寝落ちせず [;^J^]。ミニドラマ仕立てになっているが、理系女子が結構リアルに描かれていて面白い [;^J^]。「赤い小人」の宇宙船団が「フライバイ」する映像は、それなりに迫力があり、満足。そして、１６：００から、改めて「はやぶさ２」。まぁ、事前に知っている情報ばかりといってしまえばそれまでだが、なかなか面白かった。今度は「ちゃんと」帰ってきて欲しい。[;^J^]

　１６：５０に退出。３０分ほど歩いて、１７：２０に、ザ・シンフォニーホール。「関西フィルハーモニー管弦楽団 第260回定期演奏会」である。

指揮：藤岡 幸夫
独奏：萩原 麻未
◆ショパン：ピアノ協奏曲第１番 ホ短調 作品11
◆シベリウス：レンミンカイネンの帰郷 作品22-4
◆シベリウス：交響曲第４番 イ短調 作品63

　招待券のチケットへの交換は１７：４５からなので、しばらくは（並びながらの）読書タイム。１８：００、開場。１８：４０、指揮者のプレトーク。シベリウスの４番は、この指揮者による全交響曲連続演奏の一環なのだが、特にこの第４番は「（フィンランドでは、ほとんど聖なる作品とまで称揚されているのだが）とっつきにくい作品である」、と、さんざん防御線を張っているのが面白い [;^.^]。私は大好きな作品なんですけどね．．確かに、普通の交響曲みたいなカタルシスは、まったくない。たとえば、チャイコフスキーの「悲愴」の第４楽章も、大概カタルシスがないが [;^J^]、あれは、そこまでの３楽章（特に、「必要以上に」明るく元気な第３楽章）が、十分な下ごしらえをしてくれているから、第４楽章があんなんでも [;^.^] トータルとして、プラスマイナス辻褄は合うのである。ところが、シベリウスの４番と来た日には．．[;^.^]

　１９：００開演。ショパンでは不覚にも数分間寝落ち [;_ _]。ピアノはなかなか良かった。アンコールとしてショパンのノクターン。「レンミンカイネンの帰郷」をはさんで、「第４番」。せっかくなので、あえて「とっつきにくい曲だ」という先入観を入れて聴いてみた。なにしろ何十回聴いたかわからない曲なので（多分、１００回は越えていると思う）、悪い意味で「流して」聴いてしまい、とっつきにくさに気が付けないと考えたからであるが．．なるほど。ひとことで言えば、「情緒不安定」な作品である。アッパーにせよダウナーにせよ、気分が長続きしないのだ。ついていくのが大変だとは、確かに言える。しかしその「取りとめの無さ」を、なんという精妙な書法で組み立てていることか！ 視点次第で、「敬（して）遠（ざける）作品」にも「神作品」にもなる。

　右耳のコンディションは、まずまず。「フクフク」的な「暗騒音」は、楽器の種別を問わず（指揮者のプレトークや拍手でも）常に発生する。そしてその発生は、明らかに音量に比例している。曲全体が大音量になれば逆にマスクされてしまうこともあり、「意識を外せば」、無視することも可能な水準ではある．．

　２１：１０、終演。福島駅への通り道にある「おくまん」で、遅い夕食として軽く飲み食い。ここは、ザ・シンフォニーホールのチケットの半券を見せると、一杯無料になるのである。[^.^]

　２２：４０に出る。今夜の宿は、なんばのＡＭＺＡである。なかなか素敵な露天風呂を軽く楽しんで、さっさと寝る。明日は早いのである。

2014年10月11日：ホドラー展／北斎展／��荷義之展／魔界

　起床は４：４０。５：２０に発ち、６：０３に新大阪を発つのぞみで、８：３０に東京。９：００少し前に国立西洋美術館。「フェルディナント・ホドラー展」である。（開館３０分前。）この画家の名前、知らない人が多いでしょ。スイスでは国民画家とまで言われているのに．．実は非常に自明な理由がひとつある。「壁画」が多いのである。つまり、海外遠征しにくいのだ。（これは、やはり本国では絶大な人気を誇りながら、日本では極めてマイナーなフランスの壁画画家「ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ」と、同じような事情である。）今回も、壁画自体を持ってきたわけではないが、下絵や試作などが数多く展示されている。またもちろん、壁画以外の作品も、多数紹介されている。

　まずは、「オイリュトミー」（画像検索結果）、「感情 III」（画像検索結果）、「昼 III」（画像検索結果）。このあたりの「繰り返し」「シンメトリー（崩し）」をベースとする「リズミカル」な作風が、ホドラーのひとつの典型的なパターン。その一方で、風景画も素晴らしい。「"ホドラー" "風景"」で検索してみたら、こんな感じになったが、この展覧会に来た作品では、「シェーブルから見たレマン湖」（画像検索結果）、「雲のあるメンヒ山」（画像検索結果）、「冬のトゥーン湖とシュトックホルン山脈」（画像検索結果）など。

　「木を伐る人」（画像検索結果）には、見覚えのある人も多いんじゃないかな．．ていうか、これがホドラーの作品だったことに、今回、初めて気がつきました [;_ _][;^J^]。長いこと、スイスの紙幣に採用されていた図柄らしい。

　ついでに、同美術館で開催中の「ネーデルラントの寓意版画」も覗いてみたが、こちらは印象はややマイルド。悪くはないけどね。

　１１：３０、退出。例によって上野駅の上のぶんか亭で昼食を取り、１２：０５、上野の森美術館。「ボストン美術館浮世絵名品展　北斎」である。（上野駅近傍の美術館をハシゴするときには、ぶんか亭で昼飯を食うことが多い。てっとり早いのでね。）

　この展覧会の出展作品については、もういちいちリンクを貼らないし、図版のスキャンもしない。一部を除いて、よっく、よっく、存じ上げている作品ばかりである。画集で観ているだけではなく、いずれも「本物」を何度も観ている。ただ、これが浮世絵の面白いところで、「どの本物も、色が違う」のである。ボストン美術館の浮世絵コレクションは、その状態の良さ、色の美しさに定評があり、それは確かに、しかとこの目に焼き付けた。とにかく、色が濃い。（リンクを張ったり、絵葉書をスキャンしたりしても仕方がない、という意味、わかるでしょ？）

　１３：４５に退出し、１４：２０、弥生美術館。併設されている喫茶店（「夢二カフェ 港や」）でひと休みしてから、「〜鋼の超絶技巧画報〜　��荷義之展」。個別の作品の図版を検索している場合ではないので、というか、もう面倒なので（← あまりにも本音 [;^.^]）、「��荷義之」で検索しておいた。→（画像検索結果）。見覚え、ありまくりでしょ？

　会場には、オタク界の重鎮（特に腹回りが [;^J^]（← 天に唾 [;^.^]））らしき人たちが、目立つ．．海洋堂の宮脇修一氏もいるではないか。私はそっちの世界の人ではないので、ご挨拶は遠慮しました。[;^J^]

　１５：５０、退出。次の予定は、新宿三丁目の店に１８：３０なのだが、中途半端に時間が余ったので、通り道にある神保町に、１６：２０。街ブラしていたら、「Ａｒｔ Ｓｐａｃｅ Ｓａｗａ」というギャラリー（イベントスペース？）が、これは新装開店なのかな？ 何やら小松崎茂の展示をしているらしいので、ふらふらと入ったのが、１７：４０頃。

　「機械化 小松崎茂の超兵器図解」という書籍の出版記念の催しらしい．．ここにも宮脇氏。[;^.^]（そりゃ、��荷いったら、小松崎もいくわな。[;^.^]）さすがに思わず、「さっき、弥生美術館にいらっしゃいましたよね？」「いやぁ、ははは（笑）」．．いや、これだけの会話でしたけどね。[;^J^]

　その後、あちこち拾い歩きしてから、魔界都市・新宿に着いたのが１８：００。多少は迷うことを織り込んで早めに着いたのだが、もちろんなんら迷うことなく、一発で店に到達 [;^J^]。早すぎる [;^J^]。仕方がないので、安全そうな路地を選んで [;^.^] 付近を散歩するが、間がもたないので、まだ待ち合わせ時刻になっていないが、１８：２０頃に店（「オストレア」）に入って、席を用意してもらう。

　１８：３０過ぎ、ほどなく、Ｙ君とＹさん。（おふたりとも新宿ジモティー。ここから至近距離にお住まいらしい。）３人で、牡蠣料理を堪能する。Ｙ君は同僚。ＹさんはＹ君の友人で、なんと、廃墟通信の最初期からの読者様である [_ _]。こんなもんに、２０年近くもつき合わせてしまい、すみません。[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]

　２１：０５に退出。さて、二次会だが．．私には右も左もわからない。地獄でダンテを導くヴェルギリウスのごとき二人に、三丁目から二丁目界隈を引き回される [;^J^]。２１：２５、ＫというＢＡＲへ。（どうも穴場っぽいので、店の名前は伏せておく。悪く思うな、私も、ひとりでは二度と行けそうもない（道がわからない）[;^.^]）。酒（ジンのロック）の杯を重ねただけだが、結構居心地良く長居したな。退出したのは２３：２０。

　二人に連れられ、無事に魔界を脱して人間界へ [;^J^]。新宿駅ＪＲ改札口で散会。水道橋に向かい、０：１５、スパ ラクーア。テワラン９０分コースで体をほぐし、今日一日の疲れを癒す。

2014年10月12日：種村季弘展／谷中安規展

　８：１５にラクーアを発ち、開館５分前の９：２５に板橋区立美術館。「種村季弘の眼　迷宮の美術家たち」である。

　非常に面白かったが、これは、数点の図版を（リンクなりスキャンなりで）紹介しても仕方がないなぁ．．彼の眼鏡にかなった作家・作品群の展示なのだが、あまりにもバラエティに富んでいるので、一部を切り取ると、かえって誤解を生むというか逆に全体像が見えにくくなるというか．．公式図録「種村季弘の眼 迷宮の美術家たち」（柿沼裕朋、平凡社）を買っていただくと、わかりやすいのですけれど。[;^.^][;^.^][;^.^]

　１０：３０に退出。町田へ．．町田大道芸とかいう催しをしているが、残念ながら時間がないのでスルー。駅前商店街で昼食（ラーメン＋チャーハン＋ギョーザという、このわかりやすさは、どーよ [;^.^]）。１３：１５、町田市立国際版画美術館。ここでも子どもたちをメインターゲットに、版画教室的な何かとか制作系の何かとかいろいろ催し物（＋屋外では屋台いろいろ）をやっているのだが、見ている暇がないので、やはりスルー。「マックス・クリンガーの銅版画」が目的だったのだが、完全にノーマークだった「谷中安規展」が面白そうだったので、先にこちらを観る。大当たり。[^.^]

　まずは、「"谷中安規"」でざっくり検索してみよう。→（画像検索結果）。どーです。いーでしょ、いーでしょ！ [^.^]

　絵葉書からのスキャンも貼り付けておこう。左から、「ムッテル・ショウス（ムッターハウス）」（1933）、「街の本 動坂」（1933）、「自転車Ａ」（1932）。

　ちょうどこの日は、この「谷中安規展」が巡回している、別の美術館の館長の講演会もやっていたので、これはラッキー！と、聴講したのだが．．これは、大ハズレ [;_ _][;_ _][;_ _]。印象批評にもなっていない「ぼくは、好きなんだなぁ．．」、で、ほぼ要約できる内容 [;_ _][;_ _][;_ _]凸。「傘がよく出てきますね」、とか、そんなの展覧会観たら誰でもわかるっつーのっ [;^.^]凸 その意味（傘が何を象徴しているのか、とか）を、教えてくれよ．．推測でも構わないから．．前の方に座ってしまったので、中座するのも失礼だと思って我慢して聴いていたが、９０分間の時間の無駄。私も、講演（的なもの）を頼まれており、準備している時間が取れないので、まだ実現はしていないのだが、「これをやってはダメだ．．」という、反面教師としては極めて有効に機能したので、その意味では、ありがとうございました。[;_ _][;^J^]

　さて、この美術館にきたそもそもの目的であった「マックス・クリンガーの銅版画」展だが．．こちらは、「手袋」（画像検索結果）、「ドラマ」（画像検索結果）、「ある愛」（画像検索結果）、という、いずれも私がよっく存知上げている作品集がほぼ全てだったので、その意味では、ハズレ。でもこれは、この展覧会の責任ではなく、私の方の問題。[;^J^]

　１６：２０、退出。大和回りで横浜・鶴ヶ峰の実家へ向かい、１８：００前に着いた。台風１９号が接近しているはずだが、ここらでは、雨、まったく降らず。

倉田わたるのミクロコスモス

Last Updated: Oct 18 2014

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