*2014年06月23日:耳だけではなく、
*2014年06月24日:ブルーレイって結構、
*2014年06月25日:読めねーよっ![;^.^]凸
*2014年06月26日:人間ドック 2014
*2014年06月27日:さらばプレコミ
*2014年06月28日:東京都写真美術館/四谷シモン展
*2014年06月29日:[宇宙×芸術]展/「明治工芸の粋」展
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*2014年06月23日:耳だけではなく、


 実は眼にも、多少の難点がある。医者にかかっているわけでは(まだ)ないが。

 ひとつは、「飛蚊症」(Wikipedia)。これはまぁ、ありふれた症状であるが..しかし、いささか「浮遊物」の量が多い。時には読書の邪魔になるほどである..

 ..医者に行くべきかなぁ..眼科の受診が必要とか書かれているし..

 もうひとつは(おそらく)「閃輝暗点」(Wikipedia)。ときおり私の視界に現れる謎の光学現象は、この Wikipedia のページに掲載されているアニメーションGIFと、そっくりなのである。4年ほど前に、この日記にも書いているのだが..(以下、当時の日記のコピペに近いがご容赦..)

 早合点は禁物である。Wikipedia に記載されている以下の「症状」のうち、私に該当するのは、3、4だけだからである。

  1. まず、視覚障害が起きる。
  2. 突然、視野の真中あたりに、まるで太陽を直接目にした後の残像のような黒いキラキラした点が現れる。視界の一部がゆらゆら動きだし、物がゆがんで見えたり、目の前が真っ暗になったり、見えづらくなる。
  3. その後、みるみるうちに点は拡大していく。ドーナツ状にキラキラと光るギザギザしたガラス片や、ノコギリのふちのようなもの、あるいはジグザグ光線のような幾何学模様が稲妻のようにチカチカしながら光の波が視界の隅に広がっていく。これは無数の光輝く歯車のような点が集まり回転しているようでもあり、視界の大部分が見えなくなることもある。これらの視覚的症状は短時間に進行する。
  4. そしてこの閃光と暗点は5分から40分ぐらいで広がって、視野の外に出て消えて行く。
  5. この症状は目を閉じていても起きる。症状が治まった後、引き続いて偏頭痛が始まる場合が多い。
  6. この後に頭が割れてしまいそうな激しい偏頭痛が3〜4時間続き、強烈な吐き気・嘔吐などを伴うことが多い。

 ..また、3にしても、「視界の大部分が見えなくなる」ことはない。あくまでも、視界の一部(多くの場合中央付近)に、この不思議な(回転する)ジグザグ光線が出現するのであって、偏頭痛、吐き気、嘔吐などを伴うこともない..とすると、閃輝暗点の極めて軽い(あるいは初期の)症状なのか、または、症状(ジグザグ光線)だけは似ている、閃輝暗点とは別の病気なのか..

 視界の中央で発生し、徐々に外側に広がっていく..40分もかからない。5分〜10分ぐらいで「外に出て行く」。気にならなくなる。発生頻度は月いちぐらいだし、車の運転中に発生したこともないが..

 ..医者に行くべきかなぁ..「中年の場合で、閃輝性暗点だけあって、その後に頭痛を伴わない場合は、まれに脳梗塞、脳動静脈奇形、脳腫瘍や、血栓による一過性の脳循環障害が原因である可能性がある」なんて書かれてるし..

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*2014年06月24日:ブルーレイって結構、


 先日のクイズ番組(確かネプリーグ)で、BDとDVDの販売比率が出題された。ブルーレイは圧倒的な少数派のはずで(世間の大多数は、ハイビジョン画質などよりも価格を重視しているはずで)1:9ぐらいかと思っていたら、3:7で、びっくり。そんなに伸びていたのか..ま、枚数ベースか金額ベースかもわからない(BDのほうが高価なので、もしも金額ベースで3:7なのならば、枚数ベースではもっと少ないことになる)、調査対象・範囲もわからない、例によって雑な数字ではあるのだが。

 ついで言えば、あるいは、いまだに(世界的には)VHSが圧倒的多数派(かも)、というオチもありうるし。

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*2014年06月25日:読めねーよっ![;^.^]凸


 特に男性向けマンガ月刊誌。そうでなくても誌名が良く似たものが多い上に、派手なばかりで頭の悪そうな(失礼)レタリングで、しかもその上に文字やカットが大量にオーバーラップしているものだから、馴染みの雑誌ならばともかく、初めて捜す雑誌は、書店で誌名を確認するのに非常に時間がかかる。(棚差しになっていれば、さらなり。)どうしても買いたい雑誌ならばともかく(好きなマンガ家の作品が掲載されているという情報を掴んでいるなど)、そうでもない場合、たとえば、そんな名前の雑誌があるらしいが、どんなものだか見てみよう..程度のモチベーションの場合、捜すのが面倒になってやめてしまうことが珍しくない。明らかな販売機会の逸失である。出版社は、この状況に気がついていないのかね。

 その昔、日本のインターネット勃興期を支えた、「Internet Magazine」という雑誌があった。同案多数の雑誌が大量に発生/分化していくなかで、独自性(レゾンデートル)を失って消えていったが..出版社が気がついていたかどうかは知らないが、売れなくなった理由のひとつが、「タイトルが店頭で埋もれてしまって見つけられず、捜すのが面倒なので買うのをやめた読者が少なくなかった」ことであったと、私は信じている。

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*2014年06月26日:人間ドック 2014


 5:40に自宅を発ち、6:00に、人間ドックを受診する聖隷予防検診センター着。受付開始は、7:20である [;^J^]。もちろん一番乗り。何故こんなに早く行くのかと言うと、最後の結果説明が、受付順だからである。つまり、早く帰れるのである。

 結果良し。今年は胃カメラを飲んだが(ちなみに経口であり、鼻を通したことは一度もない。怖いのである [;_ _])、医者が感嘆するほど美しい状態。せっかくなので写真を貼り付けておこうかと思ったが、まぁやめておこう [;^.^]。有意に標準値を逸脱しているのは(もちろん)γGTPであり、かつ、これのみ。最大60以下であるべきところを108なのだから、わたくし的には、全然OK。なにしろ、前々日まで、毎晩飲んでいたんだからね。医者も、経過を見ましょう程度で、問題とはしていない。これより減らせと言われたとしても、20ぐらいなら2ヶ月で減らせる。

 帰路、高丘の郵便局とアマノ書店に寄る。浜松市立中央図書館にも立ち寄ったのだが、なんと休館日 [;_ _]。基本的に毎週月曜日が休館日で、それ以外に月に一度だけ(第4木曜日に?)休館するのだが、なぜか、私が「ふと」浜松市立中央図書館に行くと、その日は必ず、第4木曜日なのである。[;^.^][;^.^][;^.^]凸

 気をとりなおしてクリーニング出しして、15:00に帰宅。2週間前に届いていた「黒執事 Blu-rayコレクターズ・エディション」を、ようやく観る。私は好きだよ、この映画。私の廃墟城に、実にしっくりと収まるのである。原作は数年前に第1巻を読んだっきりなので、この(かなり設定変更されているらしい)映画が原作ファンの目にどう映るかはわからないが..優香がいいのよ、優香が [^.^]。また、メイドのリン役の山本美月も素晴らしい。ドジっ娘メイド&メガネっ娘&メガネを外すと実は*****という、萌え属性、レッドゾーン振り切り状態。[^,^][^,^][^,^]

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*2014年06月27日:さらばプレコミ


 ツイッターで知ったのだが、プレイコミック誌が次号で休刊するとのこと。1968年創刊だから、約半世紀。十分、長く生きた雑誌である。天寿を全うしたといえるのではないか。

 手塚治虫史には「空気の底」「人間昆虫記」の初出誌として、吾妻ひでお史には「やけくそ天使」「スクラップ学園」の初出誌として、永遠不滅の名を残した。お疲れ様でした。[_ _][^J^]

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*2014年06月28日:東京都写真美術館/四谷シモン展


 6:05に自宅を発つ。ポツ雨。バスで浜松駅に着いた頃には、本格的な雨。例によって、7:00発の高速バス、渋谷新宿ライナー浜松2号で、渋谷着は、ほぼ定刻の11:00。雨。JRで秋葉へ直行。(昼食はホームで立ち食いうどん。)

 ヨドバシの2Fで、ポータブルなUSB HDDの現状を視察。う〜む..(様々な意味で..)3Fで単眼鏡を買う。展覧会用である。これまで持っていなかったのだが、さすがに(もはや)細かいところがね..[;_ _][;^.^] 店員の説明によると、その用途だと、4千円台の製品か2万5千円クラスの製品かの二択だとのことだったので、とりあえずは廉い方で。試用したところ、これでも十分な性能があると思えたし、仮に将来買い換えることになったとしても、この値段なら惜しくない。

 引き続き、まんだらけ秋葉原店でダブり本を5冊ほど売る。100円乃至300円だが、まったく納得のいく値付け。まんだらけは買い取り価格の根拠を説明してくれるので、安心感があるのだ。ただし某ジャンルのDVD(10数点)は対象外(取り扱っていない)とのことだったので、これは河岸を変え、とある地下の店で二束三文でたたき売る。これまた全く不満はない。浜松では(BOOK OFFを含む)いくつかの店を持ち回っても、どこでも引き取ってもらえなかった(このままでは廃棄するしかなかった)シロモノなのである。棄てずにすんだだけで(エコ的に)大満足である。荷物も軽くなったしね。[;^J^](「ジャンル」の詮索など、まったく無用のことである。有能で多忙なあなたは、そこまで暇ではないはずだ。[^.^])

 恵比寿へ。13:30、東京都写真美術館着。まず、3Fの「スピリチュアル・ワールド(平成26年度東京都写真美術館コレクション展)」へ。

 東松照明の「太陽の鉛筆 シリーズ」画像検索結果)、郎静山の「春樹奇峯」、内藤正敏の「婆バクハツ! シリーズ」画像検索結果)、横尾忠則の「テクナメーション シリーズ」画像検索結果)など。(図版検索のしかたが大雑把ですみません [;_ _]。なにしろ今週も、締め切り大遅れなものですから。[;_ _])

 引き続き2Fの「佐藤時啓 光―呼吸 そこにいる、そこにいない」へ。この美術館にきた本来の目的は、この展覧会である。彼の作品についてはタイトル的にも個別の検索は難しい(面倒である)ので、もう一括して、こんな感じで..(決して、手抜きではないのです。[;_ _])すごいでしょ。どうやって写したと思います? ..詳しくは、ウェブで。[;^.^][;^.^][;^.^][;_ _]

 そしてB1Fの「世界報道写真展」..すみません、これらは本当に個別の検索が面倒なので、展覧会のページ(及びそこからリンクされている公式サイト)に掲載されている写真で我慢してください [;_ _]。やはりなかでも、世界報道写真大賞を獲得した、ジョン・スタンマイヤーの出稼ぎ労働者たちが携帯電話をかざしている写真が、素晴らしいと思った。逆にあまり感興を感じなかったのは、一連の(選手名と結びついていない)スポーツ写真。フォルムや画像としては美しかったり面白かったりすることもあるのだが..「ぶらぶら美術・博物館」で山田五郎も学芸員に食い下がっていたが、「これが報道写真なのか?」、という、根本的な「定義域」で引っかかってしまうのである..別に、悲惨な戦火・自然災害や、絶滅危惧種の写真ばかり見たいわけではないんだけどね..

 15:20に発ち、16:10に横浜のそごう美術館。「SIMONDOLL 四谷シモン」である。彼の人形をまとめて観るのは、初めてかも。驚くほど保存状態が良いものもあれば、崩壊が進んでいるものもあるのだが、後者は後者でまたなんとも、ゾクゾクするほどの凄みを放っている。

 これも、同じタイトルの作品が多いので検索が難しいな..大雑把なくくりになるが、ご容赦。[_ _] 「解剖学の少年」画像検索結果)、「未来と過去のイヴ シリーズ」画像検索結果)、「機械仕掛けの少女 シリーズ」画像検索結果)、「目前の愛 シリーズ」画像検索結果)、「木枠で出来た少女 シリーズ」画像検索結果)..そしてなんといっても、「天使−澁澤龍彦に捧ぐ」画像検索結果)である。

 17:05に退出。18:00に横浜・鶴ヶ峰の実家。今日は結局(たまにやむにせよ)終日、ほぼ雨だった。

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*2014年06月29日:[宇宙×芸術]展/「明治工芸の粋」展


 実家前のバス停から、8:16のバスで発つ。僅かに雨。9:55(開館時刻直前に)東京都現代美術館。「ミッション[宇宙×芸術] −コスモロジーを超えて」であるが..

 ..うーむ..これは(わたくし的には)外れであった [_ _]。企画者の方々、及びこの展覧会のファンの皆さんには申し訳ないが..[_ _] 個々の展示(映像作品が多い)は悪くないのだが、印象が散漫。ベクトルがブレているのである。また、図録が間に合っていない(予約受け付け中である)のも、印象を悪くしている。(この美術館の展覧会では、こういうことがしばしばある。事務処理能力に問題があるのかしらん?)なにしろ、印刷物の図録に意味があるのか、ダイナミックに動く「コズミックアート」の数々を1枚のカラー写真で表現(再現)できているのか、むしろBD(DVD)が必要なのではないかを、見本を睨んでじっくりと見極めなければならないところ、見本すらないのである。予約できるわけないだろう。[;^.^]凸

 13:00に退出。近所の大衆食堂で昼食。14:00に、三井記念美術館。「超絶技巧! 明治工芸の粋 −村田コレクション一挙公開−」である。聡明な読者(あなたのことですよ [^.^])は気がついただろうが、昨日、ヨドバシで単眼鏡を買ったのは、この展覧会のためなのであった [^.^]。いや本当に買っておいて良かった。これでも、細部まで味わい尽くせたとは言えないのだが..

 最初に言っておくと、やや問題表現ながら、「正気か!?」、と、何度も呟いてしまったことは、白状しておこう..いやまったく、「正気の沙汰ではない」、のである! なぜ、ここまでやる必要がある..(だからこそ、こうして後世にまで残され、驚嘆され続けているのであるが..)

 牙彫・木彫では、まず、山崎南海の「自在海老」画像検索結果)。石川光明の「蓮根に蛙」画像検索結果)。そしてなんといっても展覧会のシンボルといえるのが、安藤緑山の「竹の子、梅」画像検索結果)である! これは本当にものすごい。どこからどう見ても、本物のタケノコにしか見えない! 他にも彼の、たとえば「蜂の巣」画像検索結果)をはじめとする一連の牙彫・木彫は、すべて素晴らしい。

 七宝では、まず、濤川惣助の「藤図花瓶」画像検索結果)。無線の白、金の有線の葉や蔦のメリハリ。並河靖之の「山水図香炉」(金の有線の肥痩の表現の面白さ)と「桜蝶図平皿」画像検索結果)。濤川惣助の「菖蒲図皿」(ぼかしの表現が上手い)、粂野締太郎の「蝶尽し香合」(微粒子のごとく埋め尽くされた蝶の群れの「触覚」まで表現されている..パラノイアックというか..狂気の沙汰としか言い様がない)、林小伝治の「四季草花図花瓶」画像検索結果)。

 薩摩では、精巧山の「雀蝶尽し茶碗」画像検索結果)。

 刺繍絵画では、西村總左衛門、千總の「読書図」、同じく「豹に鸚鵡図」画像検索結果)。無銘の「波涛図」、竹内栖鳳原画の「雪中蒼鷹図」画像検索結果)。

 金工では、村上盛之の「冬瓜大香炉」画像検索結果)、正阿弥勝義の「柘榴に蝉飾器」画像検索結果)。

 一連の自在では、やはり、高瀬好山の「鯉」画像検索結果)が、図抜けている。

 漆工では、白山松哉の「羽蒔絵香合」。そしてほとんど究極の、「日月烏鷺蒔絵額」画像検索結果)。これは、単眼鏡を使っても、ダメ。手にとって、高倍率の虫眼鏡で精査すれば、さらに別次元に連れて行かれるのだろう..

 16:45、退出。17:03東京発のひかり。(東京駅から近くて便利である。)18:32、浜松着。駅前のビックカメラで、やはりUSB HDDの在庫状況をざっと視察してから、19:40、帰宅。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jul 5 2014
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