*2014年02月17日:会社の近所で歓迎会
*2014年02月18日:ここまで来ると面白い [;^.^]
*2014年02月19日:オリンピックのおかげで..
*2014年02月20日:Tさんの訃報
*2014年02月21日:確定申告/Tさんの通夜
*2014年02月22日:上野と東京駅で展覧会×4
*2014年02月23日:山種美術館/ラファエル前派展
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*2014年02月17日:会社の近所で歓迎会


 今日は、残業は無し。終業後、会社直近の和食屋で、部署への異動者の歓迎会である。この店、会社のすぐ近くなのに来たことが無いのだ。灯台もと暗し..というより、そもそも日常的には外食をしなくなっているからなぁ..上京上洛上阪などの際は、もちろん外食するわけだが。

 最近の私にしては、わりと深酒したほうであるが、しかしもちろん飲み過ぎることもなく、代行運転で帰宅したのは、21:10だったかな。

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*2014年02月18日:ここまで来ると面白い [;^.^]


 昨日届いた愉快なスパム。

> 差出人:
> 日時: 2014年2月17日15:16:15 JST
> 宛先: ************@i.softbank.jp
> 件名: 【縁】孫の気持ちを思うと、あまりにもかわいそうで…。両親の他界だけならまだしも、第一発見者になってしまったショックは、このままでは消し去れない。謝礼の準備も整いますが、経理のものが只今免税処理をしております。数日後には謝礼2400万円を全額お渡しできると思います。
>
> 孫の気持ちを思うと、あまりにもかわいそうで…。両親の他界だけならまだしも、第一発見者になってしまったショックは、このままでは消し去れない。謝礼の準備も整いますが、経理のものが只今免税処理をしております。数日後には謝礼2400万円を全額お渡しできると思います。
> ****様
> ▼全て表示(free)▼
> http://*.**********.74xkd.co/im/************************************************
>
>
> ★お問い合わせはサポートまで★

 ..どこからどう突っ込んだものやら..ここまで来ると、勝負を挑まれているとしか。[;^.^]

 今日も鍵番 [;_ _]。22:50に帰宅。この時刻になると、行き付けのスタンドが閉まっていてガソリンを入れられないのが痛い。別に、24時間営業のセルフのスタンドは近所にいくらでもあるのだが、プリペイドカードの種類を増やしたくないしな..(ちなみに、行き付けのスタンドは、セルフではない。)

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*2014年02月19日:オリンピックのおかげで..


 ..テレビは特別プログラムを組まれ、普段見ているバラエティ番組はバンバン飛ばされ、お陰で見なくても済み、(うっかり内容がよかった場合に)録画する可能性もあらかじめ奪われ、BD−REも節約できる。オリンピック(番組)はただのひとつも見ていないが、この調子で1年中オリンピックをしていてくれると、見る番組が減って時間も金も節約できて、助かるんだけどなぁ..(← 2周半ぐらい屈折した状態。[;^J^])

 今日は、残業はそこそこで切り上げて、無事にいつものスタンドでガソリンを入れる。早めに就寝。

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*2014年02月20日:Tさんの訃報


 社内Webの「通知」に、目が釘付けになった。Tさんが(昨日)逝去された..

 同年輩だが、会社では私よりも数年度先輩である。もともと技術畑の人で、R社がPCM音源に軸足を移す時代に、功績を残された。近年は労組で活躍されていた。健康を害されていたことは存じ上げていたが..最後にお顔をおみかけしたのは1〜2年以上前だが、当時から、体調が良いとは思えなかった。

 明日(金)が通夜、土曜日に告別式である。土日はもう上京の予定を組んでしまったので、通夜に出席しなくては..

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*2014年02月21日:確定申告/Tさんの通夜


 2月11日に休日出勤をした代休を「取らされた」[;^J^]1日。実際には休んでいる暇などないのだが、会社のルールなのだから仕方がない。

 快晴。8:15に徒歩で発ち、9:00にアクトシティの確定申告会場。さほど待たずに済み、9:50頃から手続きをして、10:00には完了。ついでなので、近所の(いつもの)献血ルームに寄って調べていただいたところ、やはり私が現在服用している「てんかん薬」は、NGである。これを飲み続けている限り、私は献血できない。残念だが仕方がない。(酒量や運動量を調整するために)γGTPの変動を(無料で)観測する、もっとも手頃な手段だったのだが。[;^J^]

 午前中にさらに、郵便局とコンビニに寄って、各種支払いとかチケットの購入とか。久々に王将でランチ。12:40に帰宅。

 18:00から、Tさんの通夜である。会場のご自宅は本社工場から徒歩十数分程度と記憶していたので、(まぁ、近くに駐車場は確保されているとは思うが)念のため17:00過ぎに自宅を車で発ち、本社工場に着いたのが17:35頃だったかな。早すぎたのでしばらく車の中で時間調整をしてから、駐車場に車をおいて、徒歩で会場に向かう..冬だということを忘れていたのは痛かったが [;^J^]、運良く、途中で(やはり通夜に向かう)Aさんの車に拾っていただいた。

 ..実は、この時点で、いまだに気が付いていなかったのだが、私は大きなミスをしでかしていたのである [;_ _]。Tさんの訃報を、数人の人には伝えていたのだが、とあるML(メーリングリスト)に告知していなかったのである。昨日、連絡できたはずなのに..そのタイミングで告知できていれば、通夜は無理でも告別式には来られた人もいたはずなのに..なぜ失念していたのかは、この文章を書いている3月1日の時点でも、わからない。何かの勘違いだったのか..(昔はこのMLには同じ勤務先の人が何人も参加しており、その時代の記憶が底流にあって、すでに連絡されているだろう、という思い込みがあったのかも知れない。既に退職された方も多く、全く状況は変わってしまっているのだが..)ひとつ言えることは、近年(やや)疎遠だったとはいえ、私にとっては、R社の(ある意味では)代表的な人だったわけで、昨日、訃報を聞いて以来、判断力が鈍っていたというか吹っ飛んでいた(表層意識で考えている以上に、深層意識ではショックが大きかった)ことは、あるだろう。現に、さりげなく書いてはいるが、今日の午前中のさまざまな事務処理も、やけにミスが多かったのである..

 遺影に手を合わせ、すっかり痩せたお顔に最後の対面をし、ご遺族に(ご負担にならないように、手短に)思い出話をして、退出。(このご自宅には、それこそ20年以上前?新築だった頃に、一度だけお邪魔している。どういう機会だったのかは、まったく思い出せないが..2回目が、通夜とは..)

 本社工場の駐車場までAさんに送っていただき、そこからは自分の車で自宅に直行。19:20、帰宅。

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*2014年02月22日:上野と東京駅で展覧会×4


 6:20に自宅を発つつもりだったのだが、起きたのがほぼその時刻 [;^J^]。やはり心身ともに疲れていたのかな..無理せず1本遅らせることにして、7:00に出発。浜松から7:51のひかりに乗り、結果的には開館時刻(9:30)の少し前に、東京国立博物館着。ちょうどよかった。「日本伝統工芸展60回記念「人間国宝展―生み出された美、伝えゆくわざ―」」と「クリーブランド美術館展─名画でたどる日本の美」の二本立てである。

 まず、「人間国宝展」..あらかじめお断りしておくが、この展覧会と展示の性質上、以下にリンクする「画像検索結果」では、展示作品そのものズバリではなく、展示作品と同じジャンル(というか「群」)の画像が検索されているケースが多い。参考程度に眺めてください。[;^J^]

 喜多川平朗の「上代有文羅(蘇芳小菱羅)」、秋山逸生の「輪花文縞黒檀印箱」..いきなり画像検索結果がありませんが [;_ _][;^J^]。相州正宗の「刀 金象嵌銘 城和泉守所持 正宗磨上本阿(花押)」以下の刀剣群について、私に見る目(鑑識眼)があるとは到底言えないが [;_ _]、それでも、美しさはわかる。息を呑むほどである..[;*.*][;*.*][;*.*] ..西洋や東洋の他国の武器について詳しいわけではないが、絶対にここまで美しいはずが無いと、断言してしまおう。日本人とは、殺生にも芸術品を使う民族なのである。

 中里無庵の「朝鮮唐津耳付水指」画像検索結果)は、えーと、この検索結果の中のどれだったかな [;^J^]。清水幸太郎の「京追掛紗綾地蛤文浴衣」。小川善三郎の「献上博多織 白共三献立名古屋帯」画像検索結果)は、ずばりこの画像の作品では無かったかも知れないが、ジャンル的にはこれ。これは実に細かい細工なので、画像では伝わらないかも知れないなぁ。芹沢_介の「小川紙漉村文着物」画像検索結果)も、同様。

 「火焔型土器(新潟県十日町市笹山遺跡出土)」画像検索結果)は、もちろん(近年の)人間国宝の作品ではない、日本人なら誰もが知って(誇りに思って)いる奇跡の造形であるが、「人間国宝たちをインスパイアした古(いにしえ)の作品」というコーナーの一例として。藤本能道の「草白釉釉描加彩翡翠図四角隅切筥」、今泉今右衛門(十三代)の「色絵吹重ね草花文鉢」画像検索結果)、前大峰の「沈金雷鳥文飾筥」

 平田郷陽の「抱擁」画像検索結果)は、やはりいいなぁ..徳田八十吉(三代)の「耀彩壺「恒河」」画像検索結果)は、ルーチョ・フォンタナの「空間概念」にインスパイアされたとのこと。なるほど。ほか、田口善国の「王蜂蒔絵飾箱」画像検索結果)、生野祥雲齋の「竹華器「怒濤」」画像検索結果)など。

 11:24に「人間国宝展」を退出して、東京国立博物館の敷地内の「ゆりの木」で昼食。(「東京国立博物館」は、複数の施設/美術館からなっているのである。)11:50から、「クリーブランド美術館展」。

  「仁王経曼荼羅」は、うまく画像検索できなくて申し訳ないが、線画であるのが面白い。「伊年」印の「雷神図屏風」画像検索結果)の、ユーモア。伝岩佐又兵衛の「琴棋書画図」..これもなんとか画像検索したかったのだが、タッチが暗くてどこか不気味なのがユニークである。山本梅逸の「群舞図」画像検索結果)は、影絵なのが面白い。

 渡辺崋山の「大空武左衛門像」画像検索結果)は、言ってしまえば「単なる大男の実物大の肖像画」なのだが、迫力が半端ない。河鍋暁斎の「地獄太夫図」画像検索結果)は、有名ですね。伝没倫紹等賛の「南瓜図」画像検索結果)は、初めて観る作品。蟻が擬人(蟻人)化されておる..て、この駄洒落を言わせるトラップ? [;^.^]

 「薄図屏風」画像検索結果)の近代的なデザインセンスには瞠目させられるし、雪村周継の「龍虎図屏風」画像検索結果)の Kawaii 造形も、特に今の時代には、もてはやされるだろう [;^J^]。あと、画像検索がうまくできなくて申し訳ないが、伝海北友松の「松に椿・竹に朝顔図屏風」「近江名所図屏風」など。

 13:20に退出し、15分後の13:35に、東京都美術館。(上野公園には、こちゃこちゃっと集まっていて便利ですね。[;^J^])「日本美術院再興100年 特別展『世紀の日本画』」前期展示である。3月の後期展示の際には、ほぼ全数入れ替えられるので、もう一度観に来なくてはならない..そういうのを、チケットの二重売りと言うのだ![;^.^]凸

 ..閑話休題(あだしことはさておきつ)[;_ _]、超弩級の傑作群が山ほど来てるので、まいっちゃう。[;^J^]

 狩野芳崖の「不動明王」画像検索結果)、橋本雅邦の「白雲紅樹」画像検索結果)あたりは、美術の教科書ではお馴染みですね..最近の(ここ数十年の)教科書のことは知らんけど [;^J^]。菱田春草の「四季山水」画像検索結果)、下村観山の「弱法師」画像検索結果)、同じく「白狐」画像検索結果)。

 安田靫彦の「五合庵の春」は、うまく画像検索できなかったが、小林古径の「竹取物語」画像検索結果)、平山郁夫の「祇園精舎」画像検索結果)、同じく「天堂苑樹」画像検索結果)。小山硬の「天草(礼拝)」画像検索結果)、福井爽人の「古陽」、小茂田青樹の「虫魚画巻」画像検索結果)。

 那波多目功一の「うすれ日」は、うまく画像検索を絞りきれなかったが、花の絵である。これにつけられた作者の解説が面白い。撮影はできないし書き写すには長かったので、要約(の記憶)だが..要するに、写生中に花の精に出会ったみたいな?(..曲解してる? [;^.^])

 今村紫紅の「熱国之巻(熱国之朝)」画像検索結果)。速水御舟の「洛北修学院村」画像検索結果)は、青、すごっ![;*.*] 小松均の「雪の最上川」画像検索結果)の雄大なパノラマ。

 後藤純男の「淙想」。清水由朗の「炎源」は、ハワイ、キラウェア火山の光景。岩橋英遠の「神々とファラオ」

 速水御舟の「京の舞妓」画像検索結果)は有名な作品で、細密描写の極致である。畳の目のひとつひとつまで描きこんだ画家は、しかしこの方向には、これ以上進まなかった。ある極限を極めたら、次の極限を目指す..また、彼はこの作品で、舞妓を描きたかったのではなく、群青の絞りの着物が描きたかったそうな。それにしても舞妓は怒るだろ、こんな顔に描かれたら [;^J^]。小倉遊亀の「径」画像検索結果)のスマートなセンス。小倉遊亀の「舞妓」画像検索結果)も、素晴らしい。

 15:30に出て、15:50、東京ステーションギャラリー。「プライベート・ユートピア ここだけの場所 ブリティッシュ・カウンシル・コレクションにみる英国美術の現在」である。

 正直に申し上げて、全ての作品に共感できたかというと、出来なかった作品の方が多い [_ _]。しかしそれは、現代美術展の宿命(もしかして本質?)である。面白いと思った作品をいくつか挙げると、ジェイク・アンド・ディノス・チャップマンの「私の大きな塗り絵の本」画像検索結果)、デイヴィッド・シュリグリーの「アイム・デッド」画像検索結果)(この犬、実は剥製である)、ライアン・ガンダーの「四代目エガートン男爵の16枚の羽毛がついた極楽鳥」画像検索結果)など。

 17:10に出て、18:35に、横浜・鶴ヶ峰の実家。

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*2014年02月23日:山種美術館/ラファエル前派展


 寒い。実家前のバス停から8:41のバスで発つ。山種美術館に、開館直後の10:05に着いた。「特別展 Kawaii 日本美術 ―若冲・栖鳳・松園から熊谷守一まで―」の後期展示である。

 前期展示との差分を中心にチェック。後期展示の目玉は、もちろん、伊藤若冲の「樹花鳥獣図屏風」画像検索結果)であるが..この日記を書いている時点で過去日記を検索しても、このタイトルが出てこない。観たこと無かったっけ? 絶対にあると思うんだが..静岡県立美術館に所蔵されているので、常設展示で観たことがあったのかなぁ..何か別の展覧会で観てはいるもののタイトルを日記に引用しなかっただけ? とにかく、贅言は無用。一見の価値は絶対にあるので、観に行く機会のある方は、是非。

 ほか、森狙仙の「猿図」、長沢芦雪の「百鶴図」(これは確実に、他の展覧会で観ています)。柴田是真の「古代雛図」は、うまく検索できなかったが、コラージュ的な近代的な感覚に驚いていたら、制作年代が「江戸時代−明治時代」ということで納得。

 11時過ぎに出て、11:40に森アーツセンターギャラリー。「ラファエル前派展」である。これ、ラファエル前派が好きな人は必見! 見逃しちゃだめ! 絶対!(← 薬物では、ありません。[;^J^])

 ジョン・エヴァレット・ミレイの「マリアナ」の(うまく画像検索できなかったので申し訳ないが)見事な色彩の対比。それと、植物の描写。展覧会全体を通じて、植物の細密描写が印象的な作品が多い。同じくミレイの「オフィーリア」画像検索結果)について、何か余計な解説を付け加える必要があるだろうか? なんというか..もう、圧倒的である。ミレイが写生した現場も特定されているらしいが、よくまぁ、捜し出したものだと思う..いつまでも観ていたいのだが、強引に先に進む。

 アーサー・ヒューズの「聖アグネス祭前夜」画像検索結果)、フィリップ・ハーモジニーズ・コールデロンの「破られた誓い」画像検索結果)、ジョン・エヴァレット・ミレイの「両親の家のキリスト(「大地の仕事場」)」画像検索結果)。そして、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの「見よ、我は主のはしためなり(受胎告知)」画像検索結果)こそは、眷恋(けんれん)の作品! 少年時代に初めて(画集で)観たラファエル前派の作品が、これである。まさに、前代未聞の「受胎告知」図! いきなり(身に憶えのない、しかも「救世主」とやらの)妊娠を告げられた女性の、不安と狼狽と..そして「よりによってなんで私が」という「迷惑感」をはっきりと読みとることができる。光輪を描いたり天使を空中浮揚させたりしているのは、時代に対する妥協に過ぎず(あるいは画家も時代の子なのであって)、本当はもっとリアルに(普通に)描きたかったはずである。これを観られただけでも、この展覧会に来たかいがあった!

 以下、自然描写系。ジョン・ブレットの「ローゼンラウイ氷河」画像検索結果)は、ターナーの同類の作品を想起させるが、それよりも遙かに描写が緻密である。ウィリアム・ダイスの「ペグウェル・ベイ、ケント州 −1858年10月5日の思い出」画像検索結果)も、凄い。この作品は、知らなかった。検索結果のうち、もっともサイズの大きい画像ならわかるだろうか。絵の上端の中央付近に、「ドナーティ彗星」が見える。ウィリアム・デイヴィスの「ある日の猟果、ビドストン・ヒル」は、画像を検索できなかったのだが、これもまた、荒野を埋め尽くす植物のイメージが圧倒的。

 ウィリアム・ホルマン・ハントの「良心の目覚め」画像検索結果)。ロバート・ブレイスウェイト・マーティノウの「我が家で過ごす最後の日」。後者は画像を検索できなかったが、おそらくは亭主のギャンブル狂いで家を取られる最後の日、悲嘆にくれる女性たちと、お気楽に(陽気に)やけ酒を飲む男たちの対比が印象的。エドワード・バーン=ジョーンズの「シドニア・フォン・ボルク 1560年」画像検索結果)は、画像検索結果中、絡み合う蛇のようなドレスを着ている女性の絵。ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの「サー・ガラハッド、サー・ボース、サー・パーシヴァルは聖杯から聖体を拝領する。しかしパーシヴァルの姉は道中で亡くなった」は、これも昔から画集で親しんでいる眷恋の作品だったのだが、やはり画像を検索できませんでした [_ _]。ジョン・エヴァレット・ミレイの「安息の谷間「疲れし者の安らぎの場」」画像検索結果)は、初めて観る作品。いいなぁ..

 そして、ここからロセッティの凄い絵があとからあとから!(どーでもいいが、掲示されていたラファエル前派及び周辺人脈の「相姦図」[;^.^] を見る限り、どう考えてもロセッティが一番わるもんだよな [-_-]凸..(← すみません、つい、感情的な発言を。[;^.^]))

 まず、「ベアタ・ベアトリクス」画像検索結果)! これ1点だけでも、展覧会が成立する! 観れば観るほど凄い絵、凄い世界である..「モンナ・ヴァンナ」画像検索結果)もまた、画集で観て以来の眷恋の作品。初めて観ることができた。そして、展覧会のアイコンに選ばれた「プロセルピナ」画像検索結果)! いつまでも観ていたい。本当にいつまでも、観ていたい..

 エドワード・バーン=ジョーンズの「夕暮れの静けさ」画像検索結果)は小品であるが、風景に溶けだして行く空気感が、独特である。そして同じ画家の「「愛」に導かれる巡礼」画像検索結果)。やはり植物のイメージと、そして、色彩。画家はこの作品のために、実に20年間も苦心し続けたというが、今ならこのアイデア(コンセプト)を思いついたら、適当なサンプルを(コピーライトに抵触しないように)切り貼りしてエフェクトをかけて、まぁ1晩とはいわないが数週間以内に仕上げられるだろうし、それが、現代の(ある種の/ジャンルの)クリエーターに求められる資質であろう..考えさせられた。

 13:55に退出。15:03、東京発のひかりに乗り、16:32、浜松着。17:20、帰宅。

 いろいろとヘビー過ぎる1週間であった..

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Mar 1 2014
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