*2013年12月02日:薬をまた変える
*2013年12月03日:抱き合わせ販売 [;^.^]凸
*2013年12月04日:歯科医院で定期検診
*2013年12月05日:忘年会/久々に聖レイ
*2013年12月06日:「闇の国々」もっと読みたい
*2013年12月07日:ロイヤル・オペラ・ハウスの「トロイアの人々」
*2013年12月08日:バイロイトの「パルシファル」
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*2013年12月02日:薬をまた変える


 午前半休。9:00、浜松医科大学医学部附属病院耳鼻咽喉科のM先生。セカンドオピニオンの結果も踏まえ、もともとM先生自身ポジティブでなかった手術の線は消して、当分、薬をとっかえひっかえして様子を見ることにする。

 根拠は、あるのだ。これまでの(数年間の)経過を振り返ってみると、薬(あるいは療法)を変えてしばらくの間は症状が消え、3週間ほどすると、再発するようなのである。シロウトの直感的な表現で恐縮だが、まるで「体が慣れてしまう」かのように..仮にこの仮定が正しいとすると、複数種類の薬を(2〜3週間程度のインターバルで)交互に使えばいいということになる。もしかすると、ある薬に「慣れて」しまうと、二度とその薬は効かなくなってしまうのかも知れないが..

 以前、てんかん系の薬を使っていた。「筋肉の痙攣である」という仮定のもと、その痙攣を軽減するためであった。やがて、この薬も効かなくなってしまっていたのだが..今回は、別のてんかん薬を処方していただいた。(てんかんの薬にも、いろいろあるのだ。)これから当分は、自分の体を実験台にする。なんなら一生、いたちごっこが続いても、構わない。

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*2013年12月03日:抱き合わせ販売 [;^.^]凸


 私の自室のサークラインは、以前からチカチカと切れかかっている。30型と32型のダブル構成で、切れかかっているのは、外側の32型の方であるのだが..自宅直近の杏林堂に買いに行ったら、32型は単体では売っていないのである。30+32型のセットだけ..

 ..こういうのを、悪質な抱き合わせ販売というのだ [;^.^]凸。そうでなくても、30型の予備が2つもあるというのに、またひとつ、30型の予備が増えてしまうではないか..もしかして、いま、無意味にふたつも予備があるのも、結局(数年前に)同じ目にあったからかもしれない。つまり、常に32型の方が寿命が短いのであって、30型は無駄に売りつけられているのではないのかっ!(超義憤っ!! [;^.^]凸)

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*2013年12月04日:歯科医院で定期検診


 良く寝た。酒のせいか薬のせいか。[;^J^](実はてんかん系の薬の多くは、睡眠薬的な機能があるのだ。車の運転には気をつけないと。[;^J^])

 3ヶ月に一度のK歯科医院での検診。この3ヶ月間、歯間フロスをさぼっていた(実のところ、ただの一度も使っていなかった [;_ _][;^J^])わりには、歯茎に問題なし。まったく柔らかくなっていない。ただし、磨き残しはあるとのこと。そりゃそうだろう。これからまたまじめに、歯間フロスすることにするか。

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*2013年12月05日:忘年会/久々に聖レイ


 昨夜も良く寝た。酒のせいか薬のせいか。[;^J^]

 残業をほぼせずに自宅に直帰。バスで街中に出て、19:00に、浜松駅前のホテルクラウンパレスの地下の、桜坂 浜松店。部署の忘年会である。食事も美味かったし、酒も十分に飲んだ。21:00にお開き。飲み放題であるにも関わらず、飲み過ぎず、倒れず、意識も記憶も失わず、普通にバスで(21:45に)帰宅してしまったとは、まったくとことん、つまらぬ人間に成り果ててしまったことであるよ、この私としたことが..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]

 帰宅してからPCをチェックしたら、あら珍しや、聖レイのコレクターの方から、質問メールである。あまり大きな声では言えないのだが [;^J^]、私は、エロ劇画家「聖レイ」の(コレクターというわけではないにせよ)私が把握している限りの全ての単行本を、所有している。一体全体、どうしてこのエロ劇画家が気に入ってしまったのか、自分でもわけがわからないんですけどね。[;^J^](ちなみに、良く似た名前のエロ劇画家「ひぢりれい」は、全くの別人なので、勘違いしいように。また、「聖れい」さんは、宝塚の人なので、くれぐれも失礼のないように。[;^.^])ネットから検索するなら、「劇画狂室 聖レイ」をクリックすると、だいたいの絵柄はわかると思う。(良い子はクリックしないこと。[^.^])単行本未収録作品についての質問であり、たまたま私はそれを(確か中野まんだらけで偶然収録誌を見つけて)買ってあったので、書架から探し出し、情報を返信した。図書館でも古書店でも、見つかる可能性は極めて低かろう [;^J^]。彼の健闘を祈りたい。[^J^]

 ここで訂正記事。先日、自宅の近くの「JOEL」という喫茶店が、ついに潰れたと書いたのだが、事実誤認でした [;_ _]。申し訳ない [;_ _]。潰れてはいませんでした。昼間(あるいは朝方)観ると、いっけん(というか、明らかに)廃屋的なのであるが、夜、明かりがともると、普通に営業しているのでありました。[;_ _][;^J^]

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*2013年12月06日:「闇の国々」もっと読みたい


 「闇の国々」第4巻を読み終わってしまった。これが邦訳の最終巻である。なんということだ、もう読めないのだ。[/_;]

 もともと、それほど多くのエピソードで構成されているシリーズではない。正編と番外編、合わせて計26編。うち、17編(正編の全てと主要な番外編)が、全4巻で邦訳出版されたわけだ。残りの番外編9編の出版、強くきぼんぬ。出版社への愛読者ハガキにも書いて出しておいたが、もっと派手な、積極的なアクションをおこすべきだろうか。[;^J^]

 希望は、あるのだ。もともと邦訳は、全1巻の予定だったらしい。(売れるかどうか − 日本で受け入れられるかどうか、全くわからなかったわけだしね。)その後、全3巻まで拡張され、さらに第4巻が追加されたと思しいからである。

 ..ということは、第5巻(補遺)が追加される可能も、なきにしもあらずと思われる。(残りの「番外編」は、もしかすると「落ち穂拾い」に近いレベルであって、これを出版するとシリーズ全体としてのイメージダウンになるとか、そういう判断があるのかも知れないが..)

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*2013年12月07日:ロイヤル・オペラ・ハウスの「トロイアの人々」


 月曜日に薬を変えてから、さほど効いているようにも思えない..少なくとも朝のうちは。ボコボコと、派手に鳴っているのだが..しかし、午後には(あるいは夜には)あまり気にならなくなっている。昔からこんなものだったのか、あるいは、この薬に変えてから、こういう傾向になったのか..

 朝いちから、先日タワレコで買ってきたベルリオーズのCDとBD、各1枚のうち、CD、夏の夜/“ロメオとジュリエット”より愛の情景/“クレオパトラの死”より」(LINN CKD 421、Robin Ticciati、スコットランド室内管弦楽団、Karen Cargill)を、聴いてみた。「夏の夜」を聴いているあいだは、無事。ロメジュリで、ちょっとポコポコと鳴り、クレオパトラは、いささかきついかな..

 昼は、ひさしぶりに湯風景しおり。もはや日光浴で汗を流すというよりは、寒風/涼風の中での我慢大会の様相を呈しているが、それも良きかな [;^.^]。14:30頃、帰宅。

 帰宅してから、思い切って、タワレコで買ってきたベルリオーズのもう1枚。BDの、トロイアの人々」(OPUS ARTE、OA BD7113 D、Antonio Pappano 指揮、David McVicar 演出、ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団、ロイヤル・オペラ・ハウス合唱団、Bryan Hymel、Eva-Maria Westbroek、Anna Caterina Antonacci、他)を視聴してみた。正味4時間15分+特典映像20分強であるが..

 ..素晴らしい! これまでに観た「トロイアの人々」の映像ソフト中の、最高傑作ではあるまいか。

 演奏も演出も素晴らしいのだが、女声陣のビジュアルが、端役にいたるまで、○なのである [^.^]。こういう例は、きわめて珍しい。バレエも、いい。(仄かにエロいし。[^.^])エクトールの亡霊が、血塗れの姿で這いずっているのは珍しく、面白い。アスカニウスのキューピットコスプレ(背中に翼)は、やりすぎだろうが..[;^J^]。第4幕で、カルタゴの空撮ジオラマが宙づりなのは、ディドンが政務をなおざりにしていることの象徴か? 第4幕幕切れ、メルクリウス神が、もろに出現して威嚇するのには、驚いた。第5幕の亡霊の場は、いまいち。

 肝心の木馬は、上記リンク先のジャケット写真からも想像できるだろうが、迫力満点。ものすごいみものである。全編の幕切れで、同じ構造の(おそらくハンニバルの)像が出現するのも、筋が通っている。

 この長丁場のあいだ、右耳がボコッと鳴ったのは、多めに数えて7回。誤差範囲内である。治まっているのだろうか? 午後(夜)は、頻度が(無視できるほどに)下がるのだろうか? 時間帯に依るのだろうか?

 真相は、わからない。たまたま、今日、無事に聴けた(視聴できた)だけのことかも知れないが..それにしても、今、これを観て(聴いて)良かった!

 今、これを聴けるコンディションで、良かった! 本当に、素晴らしいソフトなのである!

 手元にあるその他の「トロイアの人々」の映像ソフトのインプレを、軽く書いておこう。

 Met、SM178-3015、Levine 指揮、Fabrizio Melano 演出、メトロポリタン歌劇場管弦楽団、メトロポリタン歌劇場合唱団、Placido Domingo、Tatiana Troyanos、Jessye Norman 他は、最初に購入したソフト。当時はLDであった。まさかこの作品の映像が観られるとは想像もしていなかった時代に購入したので、当時はなんの不満もなかったのだが、今観ると、演出はかなりつまらない..[;^J^] ジェシー・ノーマンのカサンドラーなど、歌手陣は素晴らしいんですけどね。「王の狩りと嵐」は、管弦楽曲扱いにして、演出なし。ラストはこんなものか。いずれにせよ、最初の映像ソフトとしての価値と功績は、絶大である。

 ART HAUS MUSIK、100 351、Sylvain Cambreling 指揮、Herbert Wernicke 演出、パリ管弦楽団、ザルツブルグ・カンマー・フィルハーモニー、Jon Villars、Russell Braun、Tigran Martirossian 他は、なかなか良い演出であるが、ポイントは、前半の主役であるカサンドルと後半の主役であるディドーンをひとりのソプラノが二役で歌っていること。これは相当、体力的にきつかったはずである。

 OPUS ARTE、OA0900D、Gardiner 指揮、Yannis Kokkos 演出、オルケストル・レヴォリューショナル・エ・ロマンティーク、シャトレ座合唱団、モンテヴェルディ合唱団、Susan Graham、Anna Caterina Antonacci、Renata Pokupic 他は、特に前半の(滅亡を目前とした − しかし、預言者カサンドル以外は誰ひとりそのことに気が付いていない)トロイアの描写は、これ以上の演出が存在しうるのか疑わしいほどの素晴らしさである。天井には(斜めになった)巨大な鏡を設置し、これによって舞台上の人々を「正面からと、真上から、同時に見ることが出来る」。真上からの視点とは、言うまでもなく、「神々の視座」である。そして、「木馬入場のシーン」だ。

 私はこのオペラの映像を複数もっているが、「木馬入場」をト書きどおりに(物理的に、具体的に)再現している演出は、ひとつもない。映画やアニメならばともかく、実際の歌劇場の舞台では物理的に困難(不可能)であるということと、無理に(可能な規模に)縮小して実現すると、極めて貧相なものになってしまうからである。そこで、いずれの演出でも知恵を絞って、いわば「象徴的に」表現するわけである。この公演もその例にもれないが..最高峰の出来であるというほかはない。天井に釣られた鏡の向こうで、壁が(従って、実際には床が)開き、木馬が「覗き込む」のであるが..ここで私は思わず息を呑み、座り直してしまった。まさにトロイアを滅ぼすに相応しい禍々しさ、恐ろしさなのである。

 ディドーンが自殺する最後の場面についても、触れておかねばならない。この公演では、珍しいことに初稿が用いられており、ディドーンの「ローマ…、ローマ…、不滅の!」という、最後の叫びが存在しない。音楽的にも演劇的にも、通常演奏される最終稿(前記の叫びが存在する)が、やはり優れていると思うが、この珍しいバージョンに接することができたという意味でも、実に価値が大きい盤であった。

 そして、大問題なのが [;^J^]、Cmajor、70 6104、Valery Gergiev 指揮、La Fura dels Bous 演出、バレンシア州立管弦楽団、バレンシア自治州合唱団、Lance Ryan、Gabriele Viviani、Giorgio Giuseppini 他である。これについては、「2011年07月02日:「トロイアの人々」SF版 [^.^]」に、詳しいインプレを書いているので、お暇ならどうぞ。[^.^]

 晩、「伝えてピカッチ」の録画を観た。吉木りさ、可愛いなぁ [*^.^*]。脚、綺麗だなぁ [*^.^*]。吉木りさ、可愛いなぁ [*^.^*]。脚、綺麗だなぁ [*^.^*]。吉木りさ、可愛いなぁ [*^.^*]。脚、綺麗だなぁ [*^.^*]..オペラ歌手が少々美形であろうとも、所詮、一流のグラドルの敵ではないのである。[*^.^*](← 何を言っておるのだ。[;^J^])無論、女性チームのキャプテンの優木まおみも可愛いが、まぁ、人妻だしな..(← まだ、根に持ってる。[;^.^])

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*2013年12月08日:バイロイトの「パルシファル」


 昨夜は非常にコンディションが良かったが、別に、耳のボコボコ現象が治っているわけではないんだよな..少なくとも、朝がたは。朝(あるいは午前中)にしか発症しない(あるいは症状が酷くならない)というのであれば、それなりの対策(生活習慣の変更)も、割り切りようも、あるんだけどな。

 朝いちで休日出勤。1日かかる予定だったのだが、午前中で終わり、13:25に帰宅。

 バイロイトの「パルシファル」の録画(バイロイト音楽祭、2012/08/11 LIVE、フィリップ・ジョルダン指揮、シュテファン・ヘアハイム演出)を、これまた1年以上寝かせていたのを、ようやく視聴してみた。これまた4時間コースであるのだが..[;^J^]

 ボコボコ現象の発生が、10回。うち、比較的長時間にわたって、何度も(反射するがごとくに)繰り返したのが、が3回..ぎりぎり、許容範囲内かなぁ..

 もともと、共感しにくい作品である。特に第3幕。(あまりに面倒なので、あらすじの紹介とかは全部略 [;_ _]。興味があったら、ぐぐるかうぃきるかしてちょうだい。[;_ _][;^J^])。演出がまた..ドイツ現代史にヴァーグナー家の歴史まで重ねられているとかで、もうお手上げ。わかりやすいアイコンはあるんだけどね。第一次世界大戦での傷病兵たちとか、ナチスの台頭とか、戦後の廃墟とか..でも、「議会」が出てこられると、もう大変 [;^J^]。やはり、「異邦人」の「異教徒」には、敷居が高い作品なのかなぁ..ひたすら、あまりに美しく、あまりに壮大な音楽を、聴くのみでしたとさ。[;^J^]

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Dec 12 2013
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