*2013年10月07日:意外な障害 [;^.^]
*2013年10月08日:修繕2題
*2013年10月09日:「アル中病棟」
*2013年10月10日:「モノクロ画像」を..
*2013年10月11日:蝉の脱け殻の謎
*2013年10月12日:イオンで買い物
*2013年10月13日:ターナー展/“癒し”としての自己表現展
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*2013年10月07日:意外な障害 [;^.^]


 右耳の状態。たまに「ポコッ」、と鳴る回数は、昨日よりも有意に多いが、しかし、ボコボコ、ゴボゴボと不快に鳴り続けるということは、ない。逆に、これまでは右耳に比べて圧倒的に鳴る回数が少なかった(体感的には、100:1程度だった)左耳が鳴る回数が、増えているような気がする。(こちらは、「ポコッ」というよりは「パタッ」という、「浅い」感じ。)2〜3倍程度? ただしもともと少なかったので、この程度増えても、ほとんど無視できる回数だが。それと、右耳にせよ左耳にせよ、「音」や「振動」に反応して鳴っているというよりは、「何かのはずみ」で(まるで筋肉の不随意運動のごとく)鳴るのである。

 思い切って、ベルリオーズの「レクイエム(死者のための大ミサ曲)」を聴いてみた。(先日、渋谷タワレコで買ってきた、Colin Davis 指揮、ロンドン交響楽団、ロンドンフィルハーモニック合唱団のライブ(LSO0729)。)..結果、途中で一度も、右耳も左耳も、鳴らなかった。つまり、(クラシック)音楽を聴くことができる状態に、戻っている..

 一時的に症状が軽減しているだけだという可能性は、極めて高い。処方された漢方薬を飲みつつ、様子を見守り続けるしか、ない。それと、いうまでもなく、今がチャンスなのだ。またいつ、「ダメ」になるかわからないので、右耳(もしかすると左耳も)がおとなしくしているうちに、クラシック音楽を、聴けるだけ聴きためておかないと..

 ..と、結構、悲愴かつ感動的な決意をしているというのに、ほとんど喜劇的な障害が発生したりするのである。[;_ _] ..それは、「汗」である。[;^J^]

 説明しよう!

 私は、クラシック音楽を自宅(自室)で鑑賞する際には、ヘッドフォンを使っている。もちろん、スピーカーもあるのだが、それは口径10数センチメートルの小さなものであって、もとより大音量を出すものではない、テレビ(美術番組/科学番組/バラエティ番組)視聴用である。(●●は観ないのか、とか、突っ込まないこと。[;^J^])もちろん、第一義的には近隣への騒音対策であるし、中途半端なスピーカーよりは、ちゃんとしたヘッドフォンの方が、良い音で聴けるからである。

 それはそれでいいのだが..これは、廃墟通信にも何度か書いていたはずだが、昔からその傾向はあったにせよ、特にここ数年、異常に汗っかきな体質に成り果てているのである [;^J^]。それも、頭部限定で。理由は不明。特にすごいのが後頭部で、ちょっと活動的な動きをすると(といっても、肉体労働というほどでもない、たとえば、倉庫で物品の調査/棚卸しをする程度でも)、すぐに襟から、雑巾のごとく汗を絞り出せる状態になる。もちろん、額というか「頭部の前半」からも発汗するわけで、下を向いて作業をしていると、手に持った書類や、眼鏡や、床に、汗がボタボタボタボタと..(誇張だと想ってるだろ、そこのあなた! ほんとにこういう状態なんだから..)おかげで、毎日ハンカチ2枚。絶え間なく後頭部や額を拭き続けているので、すぐに濡れ雑巾状態になってしまうので、1枚を携帯しているあいだは、もう1枚をデスクの上(など)に置いて乾かしている始末なのである。

 まぁ、不便は不便だが、それほど困っているわけでもないのだが..もう、おわかりですね [;^J^]。この体質は、ヘッドフォンと、たいへん、相性が悪いのである [;^.^]。さきほど、(演奏時間、ざっと90分の)「レクイエム」(ベルリオーズ)を聴いたと書いたが、これを聴き通すあいだ、何度も何度も何度も何度も、ヘッドフォンを外して(あるいは浮かして)パッドがあたる付近の耳たぶと特に頭髪を、ハンカチで拭き続けていたのである。[;^.^]

 従来、この問題に気がついていなかったのは、ここ数年、ヘッドフォンでクラシック音楽を聴く機会が、(いうまでもなく、耳の障害のために)激減していたからである。逆に、だからこそ、この異常発汗体質が、ここ数年のものである(5年以上前には、絶対にこんなことはなかった)と言えるのであるが..

 ..早く、涼しくならないかなぁ..[;^.^][;^.^][;^.^]

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*2013年10月08日:修繕2題


 朝、右耳のボコボコ回数は、昨日よりもさらに増えている。しかし、主として朝だけでは、ある。まだまったく、何とも言えない..

 あらら? デスクトップPCで使っている zcopy の振舞いが、おかしい。もう、10年以上も使っている、全幅の信頼を置いているバックアップツールであり、主として日々の(あるいは少しまとまった作業をしたあとの)、差分バックアップをとる用途に使っているのであるが..バックアップ対象ファイルを検索する途中で「中断」してしまう。確かに昨日、このツールの動作中に、(仔細は忘れたが)PCがイレギュラーな状態になったので、もしかすると再起動などしたかも知れないが..そのときに、何か環境が壊れたかな? なんにせよ、もう出社時刻だ..

 終業後、修理部門に寄って、修理だししていたシンセを(修理完了連絡を受けていたので)受け取った。帰宅後、zcopy のメンテに取りかかる。再インストールしても同じ。(というか、ツールの作りが古すぎるので、インストーラ/アンインストーラが存在せず、設定ファイルごと、適当なフォルダに置くだけなのであるが。)仕方が無いので、レジストリエディタで適当に検索し、それらしい個所をクリア(削除)してから zcopy を起動し、設定しなおしたら、OK。大丈夫かいな、こんな対処で。[;^J^]

 予約していた失踪日記2 アル中病棟」(吾妻ひでお、イースト・プレス)が、やっと届いた。336頁もある、分厚い単行本である。さっそく読みはじめるが、一晩ではとても、読み終わらない..

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*2013年10月09日:「アル中病棟」


 今日も、22:30まで残業である [;_ _]。別にこの程度の超過勤務は、たいして辛くもないのだが、問題は、1ヶ月あたりの残業可能時間に、上限があることなのである。そしてもちろん、サービス残業は厳禁なので、まだ上旬だというのにこんなに残業をしていると、月末にはほとんど残業できなくなってしまうのが、心配なのである..

 「失踪日記2 アル中病棟」、読了。素晴らしい!

 「失踪日記」に比べると、舞台(展開)が地味なのは否めない。なんといっても失踪日記の前半は、ホームレス生活の話であり、ホームレス生活 → 配管工生活 → アル中生活、という、派手な展開があった。それに対して、今回は、入院してから退院するまでの、限定された舞台での物語である。

 ..にも関わらず、ページを繰る手が、止まらない! なんといっても、ひとくせもふたくせもある患者たちの、群衆劇としての、面白さ! 情報マンガとしての面白さももちろんあるし、絵的にも素晴らしい。病院の外に(認められた範囲で)散歩に出かけるシーンが何度もあるのだが、そこでの風景描写は、いずれも出色である。そして、ラスト3ページの余情..

 もちろん、これは私小説(私マンガ)ではないから、演出/脚色が施されているのは、間違いない。早い話が、ナースと女性患者が全員、こんなに可愛いことは、確率的にもあり得ない [;^.^] と思うのだが、しかし、エンタメならば、かくあらねばならないのは、言うまでもないことだろう。[^.^]

 最後に、私が一番惹かれたシーンを紹介しておこう。それは(少し意外に思われるかも知れないが)、36頁の最初の大ゴマ。「御木本(みきもと)女王様の夜のティーパーティ」のシーンである。(厳密に言うと、前頁の最後、彼らがぞろぞろとやってくるコマから。)私は、「ある権力者(あるいは人気者)が、取り巻き連を連れてやってきて、酒宴(あるいはパーティ)を張る」というシチュエーションを、偏愛しているのである。小説やマンガや映画に限らず、オペラでも絵画作品でも。

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*2013年10月10日:「モノクロ画像」を..


 ..いちいち「ももクロ画像」と空目してしまって、戻すのに(毎回)ひと手間かかっているのは、普通のことだよね。[^.^][^.^][^.^][;^.^]

 今日も21:15まで、残業。まじでヤバイ [;_ _]。月末のために(のこり残業可能時間を)貯金しておかなくてはならないのだが..

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*2013年10月11日:蝉の脱け殻の謎


 23:00帰宅 [;_ _]。しかし、ひとやま越えたかも?

 連日、こんなありさまなので、廃墟通信に書くネタが無い。読書もできていないし、(残念ながら)クラシック音楽を(耳の症状が再発しないうちに)聴きためることも出来ない..(もしかして、昨日もネタが無くて困っていたことに、あなた、今ごろ気がつきましたか? [^.^][^.^][^.^][;^.^])

 仕方がないので、メモ帖から。これは多分、数ヶ月前だな。私のアパートの玄関前というかドアの横の壁に、複数の蝉のぬけがらが付いていた。つまり、ここで羽化した。ただ、それだけのことなのだが..

 ..釈然としない。なぜなら下はコンクリで、蝉の幼虫が抜け出してこれそうな地面から、10数メートル(20メートル近く)離れているのである。蝉の幼虫って、地表に現れてから、アスファルトとコンクリの上を、10数メートルも歩くものなのだろうか? それとも、風で吹き飛ばされてきたのだろうか..?

 ..ま、それだけの話である。

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*2013年10月12日:イオンで買い物


 ,,と、残業が続いている次第なので、廃墟通信がなかなか書き進まない。原則として木曜日の早朝にアップしているのだが、今日は土曜日だというのに、まだ今週号が書き上がってない..もう、陽も高いというのに..

 ..天気がいいね。陽光が惜しいね..というわけで、まだアップできていないというのに、11:30にいそいそと自宅を発ち、湯風景しおりへ [;^J^]。2時間ほど、日光浴である [;^.^]。陽射しは暑いのだが、太陽の高度が既に相当低く、野天風呂を囲む木々の影が長くなっていて、直射日光を浴びられる時間が短くなっている。また、風が強く、汗にならない。

 というわけで、早めに切り上げて、駅前に移動。ちょっと買い物をしてから、久しぶりに志都呂イオンへ。靴下、スラックス、掛け布団を買い、17:00に帰宅。寒いとまでは言わないが、涼しい。

 改めてツタヤに出直し、雑誌をチェックしてから帰宅。夜(21時過ぎ)になってから、廃墟通信の今週号を、ようやく、2日半遅れでアップした [;_ _]。これだけ遅れたのは、久しぶりである。[;_ _][;^J^]

 あらららら? デスクトップ機の zcopy が、また、正常動作しなくなっている [;^J^]。レジストリをクリア → 再設定しても、ダメ。まぁ、zcopy がレジストリをどのように使っているのか(参照しているのか)知らずに荒療治しても、ダメということだろう。そりゃそうだ。

 仕方がないので、Windpws XP 標準搭載の xcopy でバッチファイルを作り、当座を凌ぐ。これでも大体、用は足りるのだが、シンク機能というかミラーリング機能というか、コピーのデスティネーション側から、ソース側には無いファイルを削除する機能が無い(らしい)のが、ちと、不便。ゴミが溜まる一方なのである [;^.^]。まぁ、そういう機能をもつバックアップツールは世の中にいくらでもあるだろうから、見つくろうことにしよう。今夜はもう、これでいいや。(ちなみに、リブ100で使っている zcopy は、今日も元気に、正常動作している。)

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*2013年10月13日:ターナー展/“癒し”としての自己表現展


 6:10に、自宅を発つ..発ったはいいが、今秋一番の寒さ。Tシャツ1枚では無理である。(← 当たり前だ。[;^.^])すぐに引き返して、Tシャツの上にジャケットを羽織り、それでもまだ少しやばそうなので、(せっかく着たジャケットとTシャツをいったん脱いで)、ランニング。その上にTシャツとジャケット..いくらなんでも、ランニング+Tシャツはないだろう、と、あなたは突っ込むだろうし、私にもそのくらいの常識はあるのだが [;^.^]、既にだいぶタイムロスしているし、しまい込んでいるワイシャツを取り出す手間が惜しかったのである。(結果的に今日いちにち、この3枚体制では微妙に暑くて、明らかにランニングがトゥーマッチだったのが、癪に障る。[;^.^]凸)

 浜松駅前から7:00の高速バス(渋谷新宿ライナー浜松号)。途中、事故渋滞があったが、定刻から20分程度の遅れで済み、11:10、渋谷マークシティ着。駅ホームの立ち食いうどん。12:10、上野の東京都美術館。「ターナー展」である。

 「ダラム大聖堂の内部、南側廊より東方向を望む」「月光、ミルバンクより眺めた習作」「ノラム城、日の出:色彩の習作」画像検索結果)は、よく知られているんじゃないかな。「「トゥイード川と湖」スケッチブック」は、スケッチなんてもんではない、精密な彩色に驚く。ほとんど完成品である。

 「バターミア湖、クロマックウォーターの一部、カンバーランド、にわか雨」画像検索結果)。「グリゾン州の雪崩」画像検索結果)、は、有名な作品なのだが、ターナーファン以外には、ターナーの作品として認知されていないような気がする。荒々しいタッチが、いわゆる「ターナーっぽさ」とは、少し違うからね。「ディドとエネアス」は、うまく画像検索を絞り込めず、残念。遠景の都市が、凄いのだ。

 「ヴァティカンから望むローマ、ラ・フォルナリーナを伴って回廊装飾のための絵を準備するラファエロ」画像検索結果)こそは、有名な作品。これを観られて感激だが..大画面(というか実物)をよくみると、ラファエロの表情が、少し面白い [;^J^]。そして、「レグルス」画像検索結果)が、凄い! 絵も凄いが、設定が凄いのだ。これは、「瞼(まぶた)を切り取られたレグルスが、陽光のもとに引きずり出されて、強烈な太陽光線で失明した」姿を描いたのでは「なく」、「その瞬間に、レグルスが視た光景」を描いているのである! ネットから検索した画像(jpgファイル)では、凄みが伝わらないなぁ..本物は、この「黄色い光」が、「凄い」ことになっているのだ! わたくし的には、この作品が、本展でのベストワンである!

 「チャイルド・ハロルドの巡礼−イタリア」画像検索結果)は、懐かしいなぁ..ベルリオーズの「イタリアのハロルド」のレコード(CD)ジャケットの、定番でしてね [;^J^]。「ハイデルベルク」画像検索結果)、も、初めて観る作品だが、実にいい。

 以下、画像を検索できなかった作品が続いて申し訳ないが、「ヴェネツィア、日の出(「大運河とジュデッカ島」スケッチブックより)」「ヴェネツィアに向かって」「サン・ベネデット教会、フジーナ港の方角を望む」「海の惨事(別名「難破した女囚船アンピトリテ号、強風の中で見捨てられた女性と子どもたち」)」「荒れた海とイルカ」

 「戦争、流刑者とカサ貝」「平和−水葬」画像検索結果)は、ペアの作品なのだが、なぜか、後者のほうが圧倒的に有名である..というか、前者は、初めて観た。(画像も検索できなかった。)流刑者=ナポレオンを描く、珍しい作品である。「風景:タンバリンを持つ女」画像検索結果)も、素敵だなぁ..

 14:25、退出。八王子に向かい、16:00、八王子市芸術文化会館「いちょうホール」。「第20回“癒し”としての自己表現展」である。

 吾妻ひでお氏の、新作が出展されているはずなので観に来たのだが..おぉ、吾妻ひでお氏がいらっしゃるではないか! ほかの方々と談笑してらっしゃったので、新作1頁マンガ(「舟に乗る」)を鑑賞しつつ、隙を見計らう [;^J^]。ひとりになられたところで、早速、ご挨拶。吾妻ファン仲間のIさんと3人で、しばし歓談。何よりもまず、「アル中病棟」が面白かったことをお伝えし、裏話を伺う。(実は、○○○○○○○○○○○○○○○、とかね [;^J^]。エンタメですからね。[^J^])今後、出そうとしている本、描く予定のマンガの話など。まだまだやりたいことは、沢山おありのようである。[^J^]

 歓談のあと、遅れてやってきたOさんと3人で、16:40頃、退出。八王子駅のあたりで店を探し、17:00過ぎに、串焼屋の「鳥兆」。結構、美味い。

 18:30に散会。(やたらと早いと思われるだろうが、1時間半、飲み食いしてたんだからね。[;^J^])18:53に八王子を発つ横浜線。新横浜で降りるのに失敗し [;_ _]、東神奈川から引き返して [;^J^]、20:22に新横浜を発つひかりをゲット。(八王子 − 新横浜って、微妙な距離なんだよぅ。[;^.^])21:32、浜松着。22:15、帰宅。

 右耳のボコボコ現象は、相変わらず、「無い」に近い。1日に5回程度「パタッ」と鳴って、「始まったか!?」、と、ビクッとするが、突発的/一時的であり、あとが続かない。さらに、様子見..

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Oct 17 2013
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