*2013年07月01日:リチャード・マシスン逝去
*2013年07月02日:「スライム」の謎
*2013年07月03日:今週のミラクル9
*2013年07月04日:ツイスターの追憶
*2013年07月05日:薄けりゃいいってもんじゃない
*2013年07月06日:広島往復チケット購入
*2013年07月07日:人形の顔..[;_ _]
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*2013年07月01日:リチャード・マシスン逝去


 ..あれ? 昨日、確かに止まっていた(ので捨てる心づもりをしていた)腕時計が、ふつーに動いてるし [;^J^]。よくある話だ、馘にしようとすると仕事を再開する [;^J^]。しゃーない、しばらく様子を見るか。[;^J^]

 あぁ、また、気が付いていなかった。6月23日に、リチャード・マシスンが亡くなっていたのか..享年87歳。合掌..

 彼の代表作のひとつが、SF小説「I am Legend」。何度か邦訳されているので、邦題も複数ある。「吸血鬼」「地球最後の男」など。映画化も何度もされており、邦題は「地球最後の男」「地球最後の男オメガマン」「アイ・アム・レジェンド」。ちょっと詳しい人ならば(あるいは、ちょっとウィキった人ならば [;^J^])、映画史的に、「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」をはじめとするゾンビ映画の源流となったことを、ご存知だろう。

 6年前にも廃墟通信で書いたことだが、もうみんな忘れているだろうから、もう一度書こう。これらの映画のうち、おそらく(現代の観客には)もっとも有名であろう「アイ・アム・レジェンド」が、いかにダメな映画であるか、ということを。「ダメ」の定義にもいろいろあるが、原作の素晴らしいSF的展開を完全に無視した幼児的結末をつけてしまったという点で、最低な映画であるということを。(..ま、結末を別にすれば、そこまで酷い映画でもない。特段、観る理由もないけどね。)

 「I am Legend」! これは、SF小説史上、屈指の名タイトルなのである! ..主人公ひとりを残して、全人類が吸血鬼になってしまった世界。「最後の人間」である主人公は、夜は完全武装の要塞に立てこもって吸血鬼たちの襲撃をしのぎつつ、吸血鬼たちが動けない(抵抗できない)昼間に、吸血鬼たちを殺して回る..彼のこの行動は、吸血鬼たちの視点から見れば、まさに、前世紀から生き残った存在による、忌むべき(恐るべき)所業(無差別殺戮)にほかならない。ついに彼らに捕らえられた「最後の人間」である主人公は、畏れと敬意をもって処刑される。そうだ、私は(もはや「人間」ではなく)「伝説の怪物」になってしまったのだ(I am Legend)..

 ..まさに「SF精神」の神髄とも言うべき、世界観の素晴らしい逆転である。しかるに、この映画では、「I am Legend」に、全く「逆の」意味が付与されてしまったのだ..もしかして、R指定ならぬ、幼児限定映画でしたか?

 ウィキペディアを見てみたら、「セルソフト版に収録された「衝撃の別ラスト版」では、原作と同じ“価値観の逆転”が描かれている」そうな。わざわざ買って(あるいは借りて)確認するのも大儀なのでパスするが、もしかして、最初は原作を尊重した、原作どおりのラストだったのだが、試写会の反応だかスポンサーの横槍だかで、平均的なアメリカ人の観客にも受け入れられる(理解できる)、英雄的なラストシーン(アメリカ人が世界を救う!)に変更されたのかも知れないね。[-人-][-人-][-人-]

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*2013年07月02日:「スライム」の謎


 ..というほどのことでもないんだけどね [;^J^]。「スライム」という商品は、1978年に出現したらしい。ウィキペディアにも、あるいはその他の情報源をぐぐっても、そう書いてある。

 ..どうも、釈然としない。私が小学校を卒業したのは1970年だが、確かに小学生時分に、「スライムのような玩具」で遊んだ記憶があるのだ。三年生〜四年生ぐらいの頃だっただろうか? つまり、ちょうど10年前ということになる。シチュエーションは忘れたが(病院の待合室だったような気がするが)、はしゃいで頭髪にくっつけてしまい、えらく難渋したことを憶えている。

 もしかして、1978年に出現した「スライム」は、頭髪にくっつけても、別にベタベタくっつかない優れ物なのだろうか? 買って試してみればすぐに結果が出るのだが、さすがにこの歳になって、わざわざそんなことをする気にも。[;^.^][;^.^][;^.^]

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*2013年07月03日:今週のミラクル9


 「文藝別冊 KAWADE夢ムック 高橋葉介」、早くも重版決定とのこと。[^.^]

 今週の「ミラクル9」。大家志津香がミラクルを連発したので嬉しくなってしまい、いそいそとBD落としの準備をしていたのだが(← 莫迦..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^])、プレイバックして、各クイズの「一般正解率」を改めて見直して、愕然としてしまった [;-_-]。もちろん、調査対象も調査方法も公開されていない、統計的に意味があるかどうか全く不明の、信じるに足りない(つまり、本来、言及する値打ちのない)数字なのであるが..それにしても、これは酷い..

 「秒速150mで走るリニアモータカーが3km進むのに何秒かかる?」(正解:20秒)−世代別正解率は、10代から60代の全世代で、60%〜70%。[;_ _]

 英語穴埋め問題「これは彼のカバンです」「This is □ bag.」(正解:his)−10代:60%、20代:70%、30代:80%、40代〜60代:70%。[;_ _][;_ _]

 「石川啄木の代表作「□の砂」」(正解:一握)−10代:25%、20代〜30代:30%、40代:45%、50代〜60代:50%。[;_ _][;_ _][;_ _]

 「バスが停車するとき、乗客の体は運動の状態を続けようとして進行方向に傾く。これを「□の法則」という」(正解:慣性)−10代〜20代:70%、30代:80%、40代:30%、50代〜60代:40%。[;_ _][;_ _][;_ _][;_ _]

 ..その他の「雑学問題」の一般正解率なんか、高かろうが低かろうが、どうでもいい。上記4問の数字は、いったい、なにごと?

 もちろん、先述したように、まともな調査をしているという保証はない。「でっち上げ」の可能性も高い。しかし、もしもそうだとすると、「この数字ならば(それこそ「一般視聴者」に)受け入れられるだろう(リアリティがあるだろう)」、と、制作側が判断したということになるわけで、ある意味、そのほうが、もっと怖い..[;_ _][;_ _][;_ _]

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*2013年07月04日:ツイスターの追憶


 ..昨夜は、暗い話題で失礼しました [;_ _]。毒消しに、同じく昨夜の「ミラクル9」つながりで、明るい柔らかい [;^.^] 話題を。

 吉木りさは、「ツイスター」(といってもいろいろあるが、1966年にアメリカで開発されたパーティーゲーム)を知らないのであった。[;^J^](池田鉄洋も答えられなかったが、彼はゲーム自体は知っていて、名前が出てこなかっただけのようである。)世代の違いか..最近は、はやらないのかな。

 どんなゲームかご存知なければ、画像検索の結果をご覧あれ。4色の水玉が並んでいるシートの上で行うゲームが、それである。これ、無邪気な子どもたちがやっているぶんには、微笑ましいばかりで、なんの問題もないのだが、色気づいたハイティーン男女、あるいは成年男女がやると、ちょっと(かなり)アレな展開になりかねませんでね [;^J^]。私は清らかな小学生だったんで、そんなことは、全然考えもしませんでしたけどね。[^.^][;^.^]

 ちなみに、今夜の日記のタイトルは頭韻を踏んでいるのだが、あなた、まさか、「頭韻」という言葉は知っていたでしょうね。[;^J^](← 昨夜の日記つながりで、疑心暗鬼になっているのだが、あなた、まさか、「疑心暗鬼」という言葉は(← やめなさいよ。[;^.^]))

 エジプトで軍事クーデター。

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*2013年07月05日:薄けりゃいいってもんじゃない


 会社で、MacBook Air を触る機会があった。なるほど..薄さは凄いが、その代償として、キータッチが最低 [;-_-]。仕事なら好きも嫌いもないが、プライベートで買っている人々がいるのである。神経がわからん。どうして、こんなの使う気になるんだろう? いや、マジで。これでタイプしていて本当に幸せなんだろうか? どこか(これでいいんだ、と)自分を偽っているのではないだろうか?(宗教上の理由により?[;^.^])(..好きで使われている方々、気分を害されたら、申し訳ありません。m[;_ _]m)

 別に、アップル製品に限ったことではない。ウルトラブック。これも、確かに薄さは凄いと思うよ。勢い余ってパネルが「しなる」ところもまた、良きかな [;^.^]。しかしやはりキータッチが..[;-_-][;-_-][;-_-] ユーザーインターフェースの根幹だと思うんだが。

 MacBook Air やウルトラブックを使う「先進的な」ユーザーたちにとって、キーボードなどはセカンダリーな(補助的な)インターフェースに過ぎない(もっぱら、その他のインターフェースを使う)のかも知れないね。

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*2013年07月06日:広島往復チケット購入


 昼前にいったん外出して、クリーニング出し。金を下ろして、広島往復チケット購入。「第52回日本SF大会 こいこん」用である。今年は、7月20日と21日。

 まったくうっかりしていたのだが、去年の夕張とは異なり、新幹線で(陸続きで [;^J^])行ける場所だし、交通手段についてはなんの心配もしていなかったのであるが、夏休みの初日(しかも土日)の、下り方向ではないか。そうでなくても、円安で国内旅行志向。どの程度混むのか、まったく見当がつかないので、念のため、指定席を確保しておいたというわけである。(但し、往路(20日の朝の下り)のみ。復路(21日の夜の上り)は自由席。)

 谷島屋、遠鉄ストア、杏林堂、ツタヤとハシゴして、13:30頃帰宅。遅い昼食。

 関東甲信が梅雨明けとのこと。東海はまだなのかな。

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*2013年07月07日:人形の顔..[;_ _]


 再来週末(7月20日〜21日)は日本SF大会だが、その2週間後(8月3日〜4日)は夏オフである。参加表明がまだだったのでアップしておき、例年、直前まで忘れているホテルの予約も、今年は早々に済ませておいた。念のためシンセの動作確認。OK。

 今夜の「有吉反省会」..唖然とした。ゲストというか「反省人」は、森下悠里なのだが..いったいどうして、こんな顔になっちゃったの? [;_ _][;_ _][;_ _] もちろん、整形手術なのだが..申し訳ないが、“悪い意味で”「お人形みたい」である [;_ _]。完全な作り物。それも全く無個性な。気味が悪い..正視できない..(見たい人は、勝手に画像検索しなさい。私は、リンクを貼る気になれない。[;_ _])彼女のファンの方々、彼女の現在の顔が好きな人々、そしてなによりも彼女自身に対して、本当に失礼な言い方で恐縮なのだが [;_ _] ..しかしこれが私の、偽らざる気持ちなのである [;_ _]。可愛かったのに..昔は本当に可愛かったのに、どうしてこんなことしちゃうんだろう..[/_;][/_;][/_;]

 ビフォア/アフターを比較すると衝撃的であるが、しかし整形手術といっても、そんなに大したことをしているわけではないらしい。例のヒアルロン酸注射で、鼻を高くし、目のクマを取り、あとはもっぱらメイクによるとのこと。(本当にそれだけか? と、疑問に思っているのだが [;^J^]、)それをきいて(勝手に)少し安心した私ではある。本当にそれだけなら、今ならまだ、「帰ってこれる」からね [;^J^]。しかしそのメイクたるや、「いわゆる「整形メイク」」とかで、つまり、わざわざ「整形手術したっぽく見せている」とのこと(この場合は、「手術の効果を実際以上に強調している」ということになる)。伊集院光も突っ込んでいたが、「なんじゃそりゃ!」[;^.^][;^.^][;^.^] こういう言葉(「整形メイク」)が存在するということは、つまり、「いかにも整形手術した」風の顔に憧れている女子が、大勢いるというわけか。でも、本当に整形手術するには、金か勇気か、あるいはその両方が不足しているので、メイクで「なんちゃって整形」しているというわけか。

 どうりで、こんな顔の女子が(浜松ではあまり見かけないが、雑誌の中などには)ゴロゴロいると思った。今の森下悠里は、彼女らの中に入ったら、他の子と全く見分けがつかないよ。そういう顔に憧れているんだろうから、もうこれ以上、野暮は言わないが..いつか、帰ってきておくれ..[/_;][/_;][/_;]

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jul 11 2013
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