*2009年11月09日:地デジ、不調
*2009年11月10日:「ウイスキーは..
*2009年11月11日:私の贔屓の芸人たち
*2009年11月12日:「化粧の城」
*2009年11月13日:Hさんの送別会
*2009年11月14日:慾は深まるばかりです [;^.^]
*2009年11月15日:MobileMe を導入する
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*2009年11月09日:地デジ、不調


 昨夜から、地デジで、だいいちテレビ(静岡第一テレビ)を受信できない。画面が乱れるとかのレベルではなく、ブルーバックに「受信できません」というメッセージが出てしまう。他のチャンネルは問題なし。まぁ、だいいちテレビの番組はほとんど見ていないので、今すぐ手を打つ必要は無いのだが、そのうちなんとかしないとなぁ。

 皮膚科のI医院へ。2ヶ月近く前からなかなか完治しない「虫さされ痕」を診てもらうためである。痛みも痒みも全くなく、ただ単に、いつまでたっても塞がらない..(私は、年に一度ぐらい、こういう目に合うのである。)

 零下200度?の液体窒素で焼いてもらった。(イボ取りと同じ療法だとのこと。)これで綺麗に治まるといいのだが..その場ではなんとも無かったのだが、夜、寝る頃になって、「焼け跡」がいい感じに疼いてきた [;^J^]。私は、こういう痛み(感覚)が、けっして嫌いではないのである。[;^.^]

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*2009年11月10日:「ウイスキーは..


 ..お好きでしょ?」..というわけではないが、直近のスーパーにて、うっかり、サントリーの角瓶とソーダ水を買ってしまった。[;_ _](そういうコーナーが設けられていたのだ。)こういうのは、勝ち負けで言うと負けである [;^J^]。ハイボールなんて、いったい何年ぶりだろう。

 夜、いい感じの雨になる。

 森繁久彌、逝去。

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*2009年11月11日:私の贔屓の芸人たち


 起床したら、大雨である。風も強い。空気が生ぬるくて、気色悪い。

 好きなお笑い芸人について、書いてみよう。まずは母集団を確認しておく。私はお笑いをライブで観ることはなく、ほとんど全てテレビでしか観ていない。それも基本的には地上波のみで、西側の地方局は入らない。(ごくまれに、CSで舞台中継を観ることはある。)

 定期的に観ているお笑い番組は、「爆笑レッドカーペット」「爆笑レッドシアター」「ザ・イロモネア」ぐらいかな。(芸人が滑稽なことをやる“バラエティ番組”は、ここでは除外する。)「エンタの神様」は、どうも好きになれないので観ていない。ネタの(出演者の)問題というよりは、司会者が全く何もしないという番組構成が、つまらないからである。(2年ぐらい?見ていないので、最近は違うのかも知れませんが。)あと、瞬間芸みたいな短いものばかりでなく、長尺のネタもたまにはしっかり観ないとね、と、深夜に「笑・神・降・臨」などを観ることがあるぐらいかな。

 ..というわけで、母集団が偏りまくっているのでほとんど無意味かも知れないが、現時点での私的ベストファイブを心覚えまでに書いておくと、

1.バカリズム
2.柳原可奈子
3.アンジャッシュ
4.バナナマン
5.鳥居みゆき

 ..要するに、知的な芸人たちである。(若干1名について、異論がありそうな気もするが。[;^J^])鳥居みゆきについては、実はネタで笑うことは、10回に1回ぐらいしかない。(呆れることや感心することは、たまにあるが。)ただ、彼女を見ていると、なぜか幸せな気分になれるのである。[;^.^][;^.^][;^.^]

 浜松市立図書館から、メール着信。先週申請していた「日本幻想作家事典」の購入が決定したとのことである。[^J^]

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*2009年11月12日:「化粧の城」


 さいとう・たかをの膨大な作品群の中で、私が読んだことがあるものは多分半数にも(遥かに)満たないと思うが、その中でも「影狩り」は、好きな部類に入る作品である。といっても、手元には1冊もなく、買ったことも恐らく一度しかなく、もっぱら、喫茶店やラーメン屋に備え付けられている、クタクタにくたびれたSPコミック(だったかな)で読んできたのである。偏見かも知れないが、いかにも「読み捨て文化」の所産であるこの種の作品は、こういう読まれ方が似合っているのではあるまいか。いずれにせよ、近年の「ゴルゴ13」よりは、よほど優れた作品であったと思う。

 学生時代のことだから、30年ほども昔になるであろうか。当時、千葉県野田市に下宿していたのだが、その夜は神保町の場末の喫茶店(確か地下だったように記憶する)の一番奥の薄暗い席で、終電の時刻を気にしながら、紙袋一杯の漫画本を読んでいた。おそらく、ひと山いくらの投売りの籠をあさってきたのだろう。上述のように普段は買わない「影狩り」も、何冊か混じっていた。


 その中に、「化粧の城」が、あったのだ..


 ..これは、凄いよ。これは、恐いよ。時代劇ホラーの一大傑作であり、「影狩り」全編中でもトップクラスの名作である。これを初めて読んだ、この夜の衝撃は、いまだに忘れられない。

 ある藩の領主が、何かを見て、恐怖のあまり発狂してしまった。その居城に(幕府の犬である)影たちが、城主を発狂にいたらしめたこの藩の秘密を暴いてこの藩を取り潰すべく潜入したが、しかし、その影たちの中にすら、何かを目撃し、恐怖に駆られて城から逃げ出してしまうものが現れ始めた。いったい、この城に、何があるのだろうか..城主の奥方は、大名夫人らしからぬ厚化粧をしているのだが..(30年前の記憶を探りながら書いているので、事件の前後関係が混乱しているかも知れません..[;_ _])

 たしかこの時の私は、留年確定だか何かで、結構やさぐれていたのではなかったかと記憶する。こんな時刻に、下宿から1時間半以上も離れた夜の街のうらぶれた喫茶店の片隅の薄暗い席で漫画を読んでいたのも、現実逃避以外の何ものでもなかったのだろう。そんな暗い心情の私が、このような暗く恐ろしい作品を読んでしまい..

 ..しかし、傷口が深くなったわけではない [;^J^]。むしろ逆である。ここが人間心理の面白いところで、暗いときには暗いものが馴染むのである。ほとんど癒されたとすら、言える。だからといって、別に前向きなことは何も起こりはしなかったのだが..[;^.^]

 この時購入した(多くは傷物だったのであろう)漫画本は、いつしかすべて散逸してしまった。最初に述べたように、今では「影狩り」は1冊も持っていないし、今更コレクションするつもりもないのだが..しかし、この「化粧の城」だけは、買い直してもいいかな、と、思っている。できれば、当時のSPコミック版で。

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*2009年11月13日:Hさんの送別会


 廃墟通信の先週分を一日遅れ [;_ _] で更新し、例によってMixi日記に更新連絡を書き込んだところ、11月7日の記述について、早速コメントがついた。東京から浜松にその夜のうちに戻れる最後の電車(新幹線)に乗り遅れ、朝までどこぞで時間を潰そうにも、ホテルは高いしファミレスでは居眠りしちゃいそうだし、と困惑した件についてであるが..

 ..なぜ、ネカフェ(漫画喫茶)に泊まらなかったの?、と。

 そだ。何故、ネカフェを思い付かなかったんだろう..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^] 都内のネカフェで夜明かしをした経験が無かったからだとは言えるが、しかし、思い付きもしなかったというのは不思議である。飲み放題のオフの後の居眠りから起きたばかりだったので、思考力が不自由だったからだろう、というのが、いかにも容易に思いつく(安易な [;^J^])仮説であるが..夜行バスで帰ることに方針変更をして東京駅までチケットを買いに行く、という複雑な行動を取れているのだから、十分に頭脳明晰だったのである。十分に頭脳明晰だったんだってば![;^.^][;^.^][;^.^]

 ネカフェなんか、それこそ、iPhone でいくらでも検索できるし、まだ22時過ぎだったのだから、山手線圏内のどの店にでも無理なく行くことができたのになぁ..あぁぁ! これを書いていて、さらに思い出したぞ! なぜ、スパ ラクーアを思い出さなかった! 前回ラクーアに泊まった時も、(今回同様)手塚オフのあとだったし、ネカフェを思い付くよりも余程容易に思い出しそうなものだったのに..あぁぁぁぁ! さらにどんどん後知恵が湧いてくる! 勤務先のKさんからしばらく前に頂いていた情報によると、確か、今月中はラクーア(のどれかのサービス)が、廉かったんだ!![/_;][/_;][/_;] まったくもって、もう..[;_ _][;_ _][;_ _]

 ..閑話休題。[;^J^]

 会社から帰宅した後、あらためて街中にバスで出て、19:30(の少し前)に「bistro d'amuser」という店へ。勤務先の上司(正確に言うとトゥリー構造のルート側の上司ではなく、斜め上の上司 [;^J^])である、Hさんの定年送別会である。

 余談だが、私が廃墟通信で誰かの名前を伏せて(頭文字で)書こうとするとき、何故か名字がハ行であることが多く、「H氏」「Hさん」と、日本語の語感としてはいまいち具合が悪くてさりげに困ることが多いのだが [;^J^]、今回に限り、この語感でも問題は無かったようである [;_ _][;^.^]..余談ついでにどうでもいいことに気がついたが、「廃墟通信」も、伏せれば「H通信」ではないか。[;^J^][;^J^][;^J^]

 ..閑話休題。[;^.^]

 それはともかく、料理は、とてもおいしゅうございました。[_ _][^J^](カジュアルフレンチである。)なにしろ「Hさん」なだけに、このこじゃれた店を貸切にしてあって、ほんと〜に良かったと思ったが、仔細は略す [;^J^]。二次会は、モール街のスナックRでカラオケ。もちろん、アニソンなどは入れずに、「翼をください」あたりで小賢しくお茶を濁したことである。[;^.^]

 Iさん、Nさんとタクシー相乗りで、1:20に帰宅。今夜は雨になるという予報だったのだが、たまにポツポツくるぐらいでなんとか降らず、助かった。ただし雨雲は分厚く広がっているようで、なんとも不気味に暖かい。

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*2009年11月14日:慾は深まるばかりです [;^.^]


 朝っぱらから大雨である。これが6時間ほども前倒しになっていたら、結構、鬱陶しかったところだ。この週末、悪運強いぞ。[^J^]

 ..あ、ダメ、悪運尽きてる [;^J^]。地アナでだいいちテレビを見ようとしたら、もうボロボロ [;^.^]。だいいちテレビの地デジ側が受信できなくなっているのは月曜日から気がついていたのだが、アナログもダメか..というか、地アナのアンテナで地デジも受信しているのだから、考えるまでもなく一蓮托生なのであった [;_ _]。このボロボロさ、ほとんど、面白いぐらいである [;^J^]。ノイズザーザー、ゴーストバリバリ、しばしば歪んで、ブラックアウトすらする。これがアナログだから、歪みまくりながらもなんとか絵と音になっているが、デジタル信号はどうしようもありませんや。

 NHKは、総合、教育とも、まぁマトモに映っているので、これはやはりテレビ(チューナー)の問題ではない。アンテナ(から引き込み線までの系)の問題である。大家さんに連絡しておかないと。

 iPhone のアプリも少しずつ増やしてきたが、欲しいジャンルは、まだまだたくさんある。そのひとつが「漢和辞典」なのだが、これといったものが見つかっていない。検索すればいくつかヒットするのだが、例えば「広辞苑」にしても、ユーザーレビューが賛否両論に分かれているのである。「否」の方は具体的な不具合(あるいは不都合)をレポートしてくれていることが多いのだが、それらを読むと、ちょっと引いてしまう。漢和辞典は概して値が張るので、そうそう気楽には買えないし..

 もうひとつ欲しいのは、「テキストエディタ」なのである。(またこいつは性懲りも無く..と、舌打ちしたね、そこのあなた。[;^.^])

 まぁ、大体は「メモ」(XPで言うところの「メモ帳(Notepad)」)で用が足りているし、別に iPhone で長文エッセイを書くつもりも、プログラムコードを書くつもりもないので、高度な機能は不要である。検索/置換ができれば十分であり、この程度のエディタアプリならば存在するのだが..私がどうしても欲しいのが、「十字カーソルボタン」なのである。これを備えているエディタが今のところ見つかっていない。みんな、困っていないのだろうか?

 確かに、タッチパネルインターフェースなのだから、本来「カーソル移動ボタン」などは不要なはずであるが、例えばある文字を削除したいとして、その文字とその右側の文字の「間」をタップする必要があるのだが、これに手こずることがしょっちゅうなのである。私はそれほど不器用なほうではないし、確かに指先は太いとはいえ、アメリカ人の指先の太さの平均値を上回っているとも思えない [;^J^] のだが、それでも手こずるのである。みんな、困っていないのだろうか?

 狙うポイント付近を適当にタップし、そこにカーソルを置いて、あとは「カーソル移動ボタン」をタップしてカーソルを移動するほうが、よほど簡単確実ではないだろうか。

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*2009年11月15日:MobileMe を導入する


 快晴である。浜名湖立体花博がそろそろ終了だし、いっぺん見に行こうかと思ってはいるのだが、なぜか気分が乗らず、今日もパスしてしまう。

 富塚町のブックオフまで、「新耳袋」(10冊)などを売りに行く。もちろん、焼け石に水であるが、この程度のスペースでも空けないよりはマシである。昼食は、久しぶりに富塚町のシシリーでパスタ。

 iPhone とファイル共有をするために、MobileMe を導入することにした。(まずは、60日のフリートライアル。)IEはサポートされていないので、Safari か FireFox を入れなくてはならない。どちらでもいいのだが、XPデスクトップ機に取り合えず Safari をダウンロード&インストールし、MobileMe に登録&ログイン。

 MobileMe の諸機能のうち、当面、用があるのは「iDisk」と「iPhone を探す」だけである。まずは「iDisk」の実験。XP機から4メガバイトのエクセルファイルをアップロードし、次に iPhone で Sheet2(表計算アプリ)を起動する。設定画面で「iDisk サービス」をONにすると..をを、アップロードしたファイルが見える [^.^]。早速これを開くと..

 ..落ちるし。[;^.^]凸

 もっと小さなエクセルファイルなら、問題なく開くことができるのだが、小さなエクセルファイルなら、無料の「Googleドキュメント」でも転送できるっつーの![;^.^]凸 iPhone に巨大エクセルファイルを送り込んで、それを Sheet2 でブラウズするために、わざわざ有料サービス(MobileMe)を購入しようというのに(といっても、まだお試し期間中だが)、Sheet2 にそもそも受け入れ態勢が無かったってか。[;^.^]凸

 昼間っから缶ビールを1本空けて憤りを鎮めてから [;^.^]、MobileMe のもうひとつの重要な機能である「iPhone を探す」を実験する。よしよし、所在地を探す/メッセージを表示または音を鳴らす/パスコードをリモートロック、いずれも、問題なく成功 [^.^]。リモートワイプ(iPhoneからすべてのデータを完全に消去し、初期設定に戻す)の実験は、省略した [;^J^]。バックアップは取ってあるのだから、恐がらずに演習するべきなのだが、ま、先送りということで。[;^J^]

 まぁ、これらの機能(だけ)のために、年間9800円、高くはないと考えるべきかなぁ..

 ふと、気がついた。もしかしたら、GoodReader も iDisk をサポートしてるんじゃないか?(..ト、ヘルプを読む)..サポートしてた! ついでに、ヘルプをよく読んでみたら、エクセルファイルもサポートしているではないか [;^J^]。これならもしかして、Sheet2 を買う必要はなかったかも? 早速、4メガバイトのエクセルファイルを読み込む..(Sheet2 と違って、直接開くのではなく、いったん iPhone 内にダウンロードするのである。)OK! さて、これを開いてみるが..

 ..あ、だめだ。これは使えん。遅すぎるわ [_ _]。4メガバイトのエクセルファイルを読み込んで、比較的小さな最初のシートを開くまで40秒程度かかるのは許容範囲内だが、巨大なシート(3メガバイト弱、2万行弱)を開くのにあまりにも時間がかかりすぎる。(待ちきれずに中断したので、所要時間は不明。[;_ _])GoodReader は多様なファイルフォーマットをサポートしているようだが、テキストファイルビューアーやPDFファイルビューアーの仕上がりに比べて、エクセルファイルビューアーの品質は、いささかバランスを欠いていると言わざるを得ない。(Sheet2 同様、スクロールバーがないので、仮に実用時間内に2万行のシートを開けたとしても、ブラウズは困難だったと思われる。)

 ..というわけで、巨大なエクセルファイルのビューアーとしては、Sheet2 も GoodReader も、事実上使えない。引き続き、使えるビューアーを探すことといたしましょう。(念のためフォローしておくが、いずれのソフトも、そこそこのサイズのエクセルファイルならばブラウズできるし、そこそこのサイズのファイルならば行数もそこそこだろうから、スクロールバーが無いことは問題にならない。)

 それはそれとして、GoodReader は全体としては実に使いやすい素晴らしいアプリである [^J^]。Sheet2 は当面はお蔵入りすることになるが、いつかそのうち、表計算をしたくなることもあるかも知れないので [;^J^]、捨てずに保存しておくこととする。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Nov 19 2009
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