*2008年05月12日:人間ドック/四川省で大地震
*2008年05月13日:理想の古書店
*2008年05月14日:激マズ総菜 [;_ _]
*2008年05月15日:インスタント・ムニエル
*2008年05月16日:Undeliverable mail
*2008年05月17日:「ミスト」
*2008年05月18日:「猟奇的な彼女」録画失敗
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*2008年05月12日:人間ドック/四川省で大地震


 毎春恒例・人間ドック。例によって肝機能とコレステロールがいまいちいまにいまさんいまよん..[;_ _]。ついでに新趣向として、視力がかなり大幅に下がっている。左はともかく右が0.6。眼鏡とコンタクトを作り直さないとなぁ。普通、こんな歳になってから近視が進むだろうか。肉体年齢が若いねぇ..(← 良かった探しが痛々しい。[;^.^])なんにせよ、1ヶ月後に再検査。

 中国・四川省で大地震が発生したらしい。

 これはニュース(というか速報・第一報)の宿命なのだが、最初の時点では、たいした数字(被害)ではないのである。1日ごとに数字が単調に増加していくのだ。阪神・淡路大震災の時がそうだったし、9.11テロの時の朝日新聞の最初の見出しは(今でも鮮明に憶えているのだが)「死者・不明 6人」だったのである。

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*2008年05月13日:理想の古書店


 1ヶ月前の日記に、「とんでもない(未読の)小説を発掘しては驚愕している自宅の書棚は、下手な古本屋よりもスリリング」と書いたが、考えてみれば、大概のどんな古書店よりも、条件は良いのである。[;^J^]

 現在の未読(積読)は(雑誌とマンガを除いて)約1000冊だが、これらはただ漫然と買い集めたものではなく、少なくともかつて「読みたい!」という強い興味を持って購入したものなのだ。さらに言うと、昔から本が増えすぎることを心配していた私は、書籍をできるだけ精選して購入してきた。つまり、粒ぞろいの1000冊なのである。しかもそのうち約半数は、もはや買ったことも忘れているのだから、背表紙を見るだけで新鮮な驚きと喜びがあるってわけさ。[;^J^]

 単行本や文庫本や画集だけではないぞ。雑誌の未読のバックナンバーだって(数えたことはないが)1000冊よりは2000冊に近いだろうし、マンガの在庫の豊富さは今更語るに及ぶまい。エロ本だってたくさん備え付けられているのだ。どこからどうみても、理想の古本屋ではないか。[;^.^]

 数年ないし数十年前に購入した時点で、既に古本だった書物も大量にある。古本の自乗。「時間の澱り」の自乗である。この芳醇なコクと香り! これらの書物を重層的にくるんでいる「時」それ自体が、書棚から部屋の中に漂いだしてくる。かつてはこの1000冊近い積読を一生のうちに読みきることはできない、どう計算しても高々半数しか読めない、と、絶望的な気分になったものであるが、いまや、読めなくても良いではないか。もしもここが古書店(あるいは図書館)ならば、そもそも蔵書を読みきることなどありえないではないか。「いつかは読めるかも知れない」という、遙けき未来への憧憬こそが(読んでしまった書籍群から醸し出される過去の「時」の堆積よりも)美しいではないか。これらの(未読の)古書籍群によって作られている閉塞宇宙の心地よいアトモスフィアに身を浸して(癒して)いれば良いではないか..という想いに身を委ねるに至っているのである..これを、「達観」と見るか「堕落」と見るかは、あなたの人間性次第だ。

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*2008年05月14日:激マズ総菜 [;_ _]


 私の自炊のレパートリーから完全に外れているジャンルがある。「揚げ物」である。油の後始末が面倒だとか、1人分だけ作るのは効率悪いとか、油ものはできるだけ控えたいとか、ありましてね。

 とはいえもちろん、好物ではあるのだ。最近は年に数回しか居酒屋に行かないのだが、そういう機会があれば大概注文しているのが、鳥皮の唐揚げである。(自宅でも、鳥腿肉の皮が余ったら(唐揚げではないが)カリカリに焼いて酒のつまみにしたりしている。)体に良いとは思えないおかずだが、美味しいんだから、仕方がない。[;^J^]

 というわけで、帰宅時に寄ったスーパーの惣菜コーナーで鳥皮の唐揚げを見つけたので、買って帰ったのであるが..これがもう、素晴らしく不味い! [/_;][/_;][/_;][;^.^] 味の問題ではなく、なんだろう、肉と油のバランスが悪すぎるのか、油の質が悪いのか。電子レンジの「カラっとフライ」モードでリカバーしても、ふにゃふにゃの食感だし..この私としたことが、全部は食べきれずに三分の一ぐらい残して捨ててしまった。[;_ _][;_ _][;_ _]

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*2008年05月15日:インスタント・ムニエル


 鮮魚コーナーで鮭の切り身を物色していたら、「ムニエルの素」という粉末のパックが目に入った。まぶして焼くだけでムニエルになるとのこと。面白そうなので、買ってみた。

 ..うーむ、どこか違う [;^J^]。塩辛すぎるのは、これは辛口の塩鮭の切り身を買ってきてしまった私の落ち度。ツインパンで両面こんがりと焼いてしまったのも..私の落ち度か [;_ _][;^.^]。火加減、加熱時間とも、過剰であったか。(表面がカリカリしていて、それはそれで酒のつまみとして、悪くない仕上がりなんですけどね。[;^J^])

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*2008年05月16日:Undeliverable mail


 個人用のアカウントでは特にスパムフィルタも運用していないので、連日300〜500本ぐらい、ゴミメールがやってくる。まぁこの程度なら、手動で問題なく片付けられるのだが..1ヶ月くらい前からかなぁ。週に1〜2度、3000本以上届くようになった。増加分のほとんどが、「Undeliverable mail」である。どこかのタワケが、From: だか Reply-To: だかに私のメールアドレスを入れて、大量に不達メールを送信しているのである。まず間違いなく、古いアカウントが大量に含まれている「メールアドレスセット」を使ってスパム送信しているのであろう。(日経ITproのとある記事によると、「現在の相場では、メールアドレスはとても安い。1000万件分で1万6000円程度」とのことである。)やれやれ。こういうのは止めようが無いんだよなぁ。Subject: に「Undeliverable mail」系の文字列が含まれているメールを、片端から JUNK に落とすよう、振り分けフィルタを設定するのみである。

 インスタント・ムニエルを、今夜も作ってみた。(とにかく、手軽なので。)今夜は塩鮭ではない「ムニエル用」の切り身を買ってきたことと、加熱時間を両面1分ずつにしたことで、かなりマトモなおかずになった。まぁ、ムニエルとは違うと思うが [;^J^]、悪くない。

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*2008年05月17日:「ミスト」


 午前中、月いちで診てもらっているO内科へ。血圧はいい感じで推移しているので、1ヶ月、やめてみることになった。来月の検診時まで引き続き朝晩測定し続けて、様子を見る。また、今週はじめの人間ドックで再検査を指示されているので、来月の検診時に血液検査をする。

 夕方から徒歩で出発し、トーホーシネマで「ミスト」(18:30からの回)を観る。この映画の情報は随分以前から入っていたはずだが、すっかり忘れてしまっており、つい先日、いきつけのブログで、公開中である旨の情報を得て、慌てて駆けつけたという次第である。

 原作は、スティーヴン・キングの中篇「霧」。突如出現した霧によってスーパーマーケットに閉じこめられた人々を、霧の中から現れる異次元の怪物が襲撃する..という、どこをどう突っ込んだらいいのか困るほどの [;^.^] B級ホラー映画テイストが充満しており、その語り口の見事さと、実は怪物よりも人間(の魂の闇)の方が恐ろしい..という、例のキング節が堪能できる傑作である。

 映像化は、なかなか見事。正直に言えば「異次元の怪物」の造形が物足りないのだが、アメリカ人に諸星大二郎的センスを求めるほうが無茶だということは解っているし、それほど大きな不満はない。それよりも、原作でも本当の主題であった「人間の心の闇」が、過不足なくコンパクトに描き出されていた。悪くない。悪くないが..

 問題は、原作にはない、この すさまじいまでのバッドエンディング ..[;_ _][;_ _][;_ _] 原作は、人間の魂の邪悪さを描いているとはいえ、実は読後感は悪くない。まぁ爽やかとまでは言わないにせよ、悪者 [;^.^] は退治されるし、作品をしめくくる最後の単語はポジティブだし..それに対して、映画版では、もう実になんとも救いが無い..[;_ _][;_ _][;_ _] 「ホラー映画なんだから、このくらいの後味の悪さはフツーだろう」、と仰る方々もいるとは思うが、私にはきつかった..[;_ _][;_ _][;_ _] ネタバレにならないようぼかして書くが、敗戦直後の沖縄でこれに類する事例があったという実話記事を読んだことがあり、そのときのなんともやるせない気持ちを思い出してしまいまして..

 ..という点を踏まえた上で、お薦めしておこう。一見の価値はあるんじゃないかな。ただし私は、もう観たくない..

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*2008年05月18日:「猟奇的な彼女」録画失敗


 久々に散髪。クリーニング出し。

 23時過ぎ、録画が終わっている「猟奇的な彼女」の第5回を観ようとしたら..世界バレーとやらのせいで30分繰り下がっており、後半が切れてしまっていた [;_ _][;_ _][;_ _][/_;](私の録画システムが、プログラム変更(繰り下がり)の追尾に対応していない理由の説明は、面倒なので略す。)

 前にもこんなことが無かったっけ? と、日記を検索してみたら..2006年10月に「セーラー服と機関銃」がやられており、このときは長澤まさみの宙吊り&水槽漬けシーンが切れるという「大被害」[;^.^] を蒙ったのだが..局(SBS)も同じ、「加害者」(バレーボール)も同じではないか!! [;^.^]凸

 セラ機の場合は、ほぼ1年後に(深夜枠で)再放送されたのだが、あろうことか、同じ回の録画に(レコーダーのトラブルで)失敗している。「猟奇的な彼女」も1年後ぐらいに再放送されると思うが、悪しき前例を踏襲しませんように..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: May 21 2008
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