*2007年07月09日:ループ@国会図書館
*2007年07月10日:国会図書館/浜松へ
*2007年07月11日:盗作疑惑
*2007年07月12日:シンセの動作確認
*2007年07月13日:コピーワンス制限緩和
*2007年07月14日:国会図書館/ASTIオフ
*2007年07月15日:ながらかバスか
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*2007年07月09日:ループ@国会図書館


 実家前のバス停から7:42のバスで出発。国会図書館の開館時刻9:30に遅刻すること5分。

 国会図書館は現代マンガ図書館や多摩図書館に比べて、資料(書籍)の閲覧申請から到着までに時間がかかるのが欠点なのだが、うまく使いこなせば、この欠点が欠点ではなくなる。以下に図式的に説明しよう。

 時間帯にもよるが、端末で閲覧申請してから到着するまで10数分ないし30分程度かかる。同時に借りられるのは(「閲覧申請中」も含めて)3冊である。仮に、申請から到着まで20分かかり、1冊読むのに10分かかるとすると、以下のループを回すことが可能である。(それぞれの書籍をカギカッコ付きの番号で表す。)


09:40 [1]、[2]、[3] を閲覧申請する。
10:00 [1]、[2]、[3] が届く。[1] を読み始める。
10:10 [1] を読み終え返却する。[4] を閲覧申請する。[2] を読み始める。
10:20 [2] を読み終え返却する。[5] を閲覧申請する。[3] を読み始める。
10:30 [3] を読み終え返却する。[6] を閲覧申請する。[4] が届く。[4] を読み始める。
10:40 [4] を読み終え返却する。[7] を閲覧申請する。[5] が届く。[5] を読み始める。
...

 実際には、「到着時間/読破時間」は「20分/10分」ではなく、それぞれ「10分ないし30分」程度にばらつくのだが、現在までの実績としては、ロスタイム(読む本がなくなり手持ち無沙汰になる状態)なしに読み続けられている。ただし、少し考えればわかることだが、10分以下で読める本を連続3冊借りたりすると、到着のペースが間に合わずにロスタイムが発生してしまうので、読むのに時間がかからなさそうな本とかかりそうな本を交互に申請するなどの工夫は必要である。

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*2007年07月10日:国会図書館/浜松へ


 今日も今日とて国会図書館。閉館時刻は19時だが、閲覧申し込みができるのは18時までであり、18:40頃には読む本がなくなってしまった。これは当方のスケジューリングミス。18時直前に数冊閲覧申請して18:20(〜30)に届けさせ、それを19時まで読んでいるべきであった。

 渋谷へ。りそな銀行で軍資金を追加して久しぶりにまんだらけ渋谷店へ。収穫は5〜6冊程度。

 私は現在、大量のマンガを読むプロジェクトを遂行中なわけであるが、(「大量のマンガを読む」こと自体よりも、「大量のマンガのタイトルが記載されているチェックリストにチェックマークを入れていく」ことに快感を感じている傾向があることは、ここだけの話にしておいてください [;^J^]、)その手段として「浜松市内のマンガ食堂/マンガ喫茶で読む」「浜松市内のブックオフで立ち読みする」「上京して都内の図書館で読む」などを採っている。(ブックオフは「立ち読み自由」を謳っていますので、ここには突っ込まないでください。[;_ _][;^.^])しかし実は前記の「チェックリスト」には現役の(新刊書店やブックオフで普通に買える)本も多いので、買ってしまえばいいのである。そのほうが遙かに手っ取り早いケースは非常に多い。

 では、なぜ「買わずにすます」方法を(上記のように)いろいろ試みているのか。何度も書いている話ではあるが [;_ _]..置く場所が無いのである。もちろん、名作(あるいは琴線に触れる)マンガを自宅の書架に置くことに否やは無いが、例えば「海のものとも山のものともわからぬ35巻のマンガ(しかも現在連載中)」を、不見転(みずてん)で発注するわけにはいかない。「巻数の多さとハズレ率の高さは正比例する」という「倉田わたるの第3法則」を慮れば、さらなり。(「第1法則」と「第2法則」は忘れた。[;^J^])だから、精選して買う。「再読・三読すると推測されること(要は、私の廃墟城の書架に相応しいと思われること)」「巻数があまり多くないこと」「できれば文庫であること」などの条件で選ぶのである。

 品川から20:30のこだまに搭乗して浜松へ。浜松着は22:35。まだバスはある時刻だが、いつの間にか大雨となっており、バス停から自宅まで10分間歩く気にはなれなかったので、タクシーで帰宅する。

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*2007年07月11日:盗作疑惑


 またしても、ある曲がある曲の盗作(パクリ)ではないかという騒動。ニュースソースは引用しない。年中行事だし、このニュースに特定する意味がないからである。(はい、正直に書きます、リンクを見失ったのです。[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^])

 普通に考えれば、どんなコード進行のどんなメロディーを書いても、既存のどれかの曲に似てしまう(あるいは全く同じメロディーの曲が存在する)であろう。名前は忘れたが、「書かれるべきメロディーは全て書かれてしまった」と絶望して自殺した作曲家がいたはずだが、これは数百年も昔のことである。

 音楽にせよ美術にせよ文学にせよ、これほどまでに膨大な過去の蓄積がある以上、それらのどれにも似ていない作品を作るのは、容易なことではあるまい。現代のクリエイターは、本当に大変だと思う。自分の(自分にとっては)オリジナルな思いつきに「先行例」がないかどうか、どうやって調べればよいのだろうか?

 特に短歌や俳句の場合、言葉の順列組み合わせの可能性は、ほとんど出尽くしているのではあるまいか? これらの世界には疎いのだが、盗作疑惑/盗作騒ぎは、どの程度の頻度で起こっているのだろうか?

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*2007年07月12日:シンセの動作確認


 夏オフ(7/21・22)に備えてシンセ(Fantom−S)の動作を確認する。スマートメディアを認識せず、いささか(かなり)慌てたが、挿入の向きが上下逆だった [;^J^]。あぁ良かった。今からでは修理が間に合わない可能性があった。(しかし、どちら向きでも挿さるという仕様はいかがなものか。[;^.^]凸)

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*2007年07月13日:コピーワンス制限緩和


 日本の独自技術である「デジタル放送のコピーワンス制限」であるが、これが「10回までコピー可能」に緩和されるらしい。もっともこの件は何度も何度も話がひっくり返っているので、どうなるかはまだまだわからない。

 しかし、10回が100回だろうが、実は本質的には意味がない。少なくとも私は、こんなものは「制限緩和」とは認めない。なぜなら、「消耗し始めたメディアからの救出」ができないからである。

 メディアには寿命があるのだ。DVD−RAMだろうがDVD−RWだろうがDVD−Rだろうがその他のメディアだろうが、いつかは必ず読み出せなくなる。しかるに前記の「緩和」は、メディアからメディアへのコピーを認めていない。あくまでも「ハードディスクからのコピー」なのである。ま、あらかじめ複数枚(最大10枚)にパラレルコピーしとけってことだろうが..1枚目が再生不可能になる(例えば)10年後には、大概、残りの9枚も再生不可能になっているのである。ありがたい話である。

 これまで消費者は、カセットにせよビデオにせよ、消耗してきたら「コピーし直す」ことによって、そのコンテンツを手元で「延命」させることができたのだ。デジタル時代になって(日本でのみ)それが不可能になったのである。

 まぁ、放送業界が(これから放映する分だけでもいいから)「コマーシャルも含めて全ての放送コンテンツ」をアーカイブしておき、数十年後にそれらが随時(有料でも構わないので)閲覧可能とするのならば、私もこれ以上強くは言わないのだが。(「YouTube」は、たまにチラ見するだけなのだが、「放送された全てのデータにアクセスできるわけではない」のだから、この用途には使い物にならない。)

 明日は上京するのだが、台風4号直撃って感じ? 上京はできそうだが、帰れるのだろうか [;^.^]。天気予報を見る限りでは、土曜日の夜は、なんだか東海から関東にかけて、嵐っぽいんだけれども。[;^.^]

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*2007年07月14日:国会図書館/ASTIオフ


 昨夜の就寝時刻は2:30。今朝は5:30起床である。少しムリなことをしているのではないかという疑念がさすがにちらりと脳裏をかすめなくはない。[;^.^](以上、先週土曜日の日記からコピペしました。[;_ _][;^J^])

 6:37のバスで出発。浜松駅で今夜の(東京 → 浜松の)ムーンライトながらの指定券を買う。週末ではあるがまだ夏休み前ということもあるのだろう、当日であるにも関わらず運良くゲットできた。あらら、東京23:43発だと思っていたら、23:10発になっている。ダイヤが変わっていたのか。

 7:17のひかり。9:30から国会図書館に籠もる。閉館時刻は19:00だが、今日は16:00前に引き上げて、台風の雨が徐々に強まる中、JR蒲田駅へ向かう。ASTI(吾妻ひでお関係のML)の久々のミニオフで、17:00に蒲田駅で待ち合わせているのだが..1時間近く待ち、17:20を過ぎても誰も見当たらない。あまり動き回るとすれ違うぞと警戒しつつもやむを得ず探し回っても、見つからない。かなり目立つ風体の人々なのだが..[;^J^] 油断して携帯端末を置いてきた(PHSは持ち歩いているがメンバーの電話番号が手元にない)のが痛いなぁ。(移動通信環境に慣れてふやけきっているので、その手段を封じられた逆境に弱くなっているのだ。)店の電話番号はメモしていたので、そこに電話して状況が判明した。待ち合わせ場所は、「京急蒲田駅」だったのである。[;^.^]

 雨の中、京急蒲田駅まで急ぐ。駅の少し手前の、会場の店の前で、Iさんが待っていてくださった。いやご迷惑をおかけしました。面目ない [;_ _]。とにかく30分遅れで乾杯。私を含めて総勢6名。日本で一番濃い吾妻ひでおファンの一群である。

 「金春」という店なのだが、餃子がメッチャ美味い! 焼き餃子も蒸し餃子も水餃子も素晴らしい! 前菜もザーサイも文句無し! 業界の裏話その他をたっぷりと愉しみ、22時過ぎに散会。ムーンライトながらに乗るべく京急蒲田駅からJR品川駅に向かったのだが..案の定、運休になっていた [;^J^]。みどりの窓口で指定券の払い戻しをして善後策を相談する。この時点では都内で一泊(品川駅前のアンミラで目を癒し、確か3時閉店なので、あとはファミレスで夜明かし)かな、と覚悟していたのだが..「東京駅から高速バスが出ています。ただし、チケットがあるかどうかはここではわかりかねます」..なるほど。ダメモトで東京駅へ。

 23:10、東京駅八重洲南口の高速バスの券売機で、見事チケット確保に成功! ながらに乗れなかった連中はみんなこっちに流れてくるだろうから、売り切れているに決まっていると諦めていたのだが..しかし、23:50発のバスに乗り込んでみたところ、どうやら私は最後の1枚を購入したもようである。[;^J^]

 6分ほど遅れて出発。通路側の席だしカーテンは閉まってるしではっきりとはわからなかったが、音から判断するに、しばしば暴風雨状態だったと思しい [;^.^]。ちなみに隣の席(窓側)は、妙齢(20代前半)の女性。だから何があったというわけでは全然ないのだが、男の寝顔が視界に入るよりは、妙齢(20代前半)の女性の寝顔を見つめていられる方が良いに決まっている。ただそれだけの当たり前の話である。

 閑話休題 [;^J^]。終点の浜松駅前ロータリーに6:20着。待合室で、自宅方面への始発バス(6:40)を待ち、7:00に帰宅。ビールを飲んで寝直す。

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*2007年07月15日:ながらかバスか


 正午起床。車で街中方向へ起動。りそなで金を下ろし、ヤマハで夏オフで演奏する曲のスコアを買う。谷島屋書店でハードカバーを1冊購入。北に転進してOAナガシマでDVD−R(CPRM対応)を20枚購入。ワンタン軒で「にんたまラーメン」を食べ、ロックタウンの靴屋で靴を新調する。(昨日、雨中を歩き回ったのだが、水が染み込んでエラい目にあったので、もう寿命だな、ということで。)

 昨夜(というか今朝)は、高速バスで東京から帰ったのだが、私は、浜松から東京への上京時にはしばしば高速バスを使っているにも関わらず、東京から浜松に戻るときに高速バスを使ったことは、実はこれまで一度もなかった。(理由は、特にないのだが。[;^J^])

 「ムーンライトながら」と高速バス(JR東海バスの「ドリーム静岡・浜松号」)の、時間と料金について比較してみよう。

 ムーンライトながらは、東京駅23:10発、浜松駅3:10着。(この時刻にはバスはないので)タクシーを使って帰宅するのは3:25になる。料金は、乗車券が4310円、指定席券が510円。タクシー代が(深夜料金で)約1500円。トータル6320円である。

 ドリーム静岡・浜松号は、東京駅23:50発、浜松駅6:15着。始発のバス(6:40)を使って、帰宅は7:00。料金は、ドリーム静岡・浜松号の乗車券が4800円、浜松駅から自宅までのバスが200円。トータル5000円である。

 まとめると、ながらは23:10から3:25まで拘束されて6320円。ドリーム静岡・浜松号は23:50から7:00まで拘束されて5000円である。どちらも一長一短であり、ケースバイケースで使い分けることになろう。


* ながらの方が高くつくが、これは「7:00までの3時間半のフトンでの安眠を、差額の1320円で買っている」と考えることができる。これは決して高くはない。
* ながらの方が40分も早く東京を発つが、これは遊び帰りの足という用途を考えると、見過ごせないデメリットである。23:10に東京駅(または23:20に品川駅)に着こうとすると、微妙に早い時間帯に宴会から引き上げなければならないことになる。
* 首都圏(の「街中」)からの乗車ポイントを比較すると、ながらは、東京駅、品川駅、横浜駅から乗ることができるが、ドリーム静岡・浜松号は、東京駅(と霞ヶ関駅)からしか乗ることができない。
* シートはながらの方が広くて快適であるが、ドリーム静岡・浜松号の方もそう悪くはない。ちなみにドリーム静岡・浜松号では毛布が提供されるが、ながらでは提供されなかったような気がする。(最近は違うかも知れないが。)
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*解説


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Last Updated: Jul 18 2007
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