*2007年04月09日:続・カレーライス
*2007年04月10日:煮物と塩分
*2007年04月11日:おフランス版
*2007年04月12日:横スクロールは苦手です
*2007年04月13日:カート・ヴォネガットJr.逝去
*2007年04月14日:ホワイトニング9日目/千住真理子
*2007年04月15日:鶏の重ね煮を作る
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*2007年04月09日:続・カレーライス


 昨日半分残して冷凍しておいたカレーを解凍して、晩飯とする。以前、同じ手順で作ったカレーを同様に冷凍/解凍したときは、なんだか汁気がなくなりモコモコした感じになってしまったのだが、今回はそんなことはなく、(ほぼ)作りたて同様の味(食感)を再現できた。

 考えられる理由としては、「前回はジャガイモごと冷凍してしまったのだが(これをやるとジャガイモの食感が損なわれる)、今回はジャガイモは取りだして別途冷蔵しておいた」「前回は(ジャガイモのせいもあって)容器の中に平坦に入っていなかったために(電子レンジによる)解凍時に中々暖まらず、何度も解凍し直しているうちに徐々に乾燥してしまったのだと思われるが、今回は出来るだけ平たく冷凍していたため、一発で熱がとおった(従って、水分がほとんど失われなかった)」..ってところかな。

 賞味期限が切れかかっているベーコンがかなり残っていたので、2枚を別途フライパンでカリカリに焼き上げ、カレーライスに投入した。なんでも受け入れてくれるのがカレーライスの懐の深さであるのだが、それにしてもその他の具材(ジャガイモ&ニンジン&マッシュルーム)と、かなりミスマッチではあった。[;^J^]

 昨夜とは違う味にしてみようということで、買ってきたチリーペッパーを振りかけてみたのだが、量の細かい制御が苦手な人間がこういうことをした結果として当然のことながらとても辛くなってしまったので [;^.^]、口内の洗浄のために白ワインを大量にがぶ飲みせざるを得なくなったのであるが、これは全くやむを得ない、当然の権利以外の何物でもないことである。[;^.^]

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*2007年04月10日:煮物と塩分


 肉じゃがを作りながら、なんだかおかずが足りない気がしたので、大根&白菜&油揚げの煮物も並行して作る。他の料理を作りながら空いている鍋で片手間に作れるのが、このメニューの値打ちである。

 この煮物を初めて作ったときは、麺つゆ(煮物用途には5〜6倍に薄めるタイプ)を50cc入れたのだが、その後の何回かの試作の結果、これではどうやら多すぎることが判明しており、(作った直後は良いのだが、一晩置くと味が濃くなりすぎるのである、)現在のところは30ccに落ち着いている。

 塩分が気になるところだが、(成分の量が表示されていない商品も多いのだが)先日買い足しておいた麺つゆは、100g(100cc)中、塩分が7g。30ccだと2g。これで2食分なので1食あたり1gか。塩分の適正量は1日あたり6gなので、問題ないでしょう。いずれにせよ、素材は野菜とほんの少々の油揚げだけで、実にヘルシーかつローコスト。しかもこれだけでも特におかずが不足しているとは感じないのである。なんて安あがりで幸せな食生活なんだ。[^J^]

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*2007年04月11日:おフランス版


 某メーリングリストで共同購入した「栞と紙魚子 第2巻 蒼い馬」(諸星大二郎)と「失踪日記」(吾妻ひでお)の仏語版が、取りまとめをされたK氏から届いた。「栞と紙魚子 第1巻 生首事件」の仏語版については以前紹介しているが、(2006年12月22日の日記、)とにかく大変丁寧な仕事である。「失踪日記」の方は版元が違うが、同じ水準の翻訳出版である。

 「栞と紙魚子」は、「新宝島」や「夏目漱石」や「鳥居」に注が付いているのに、「TAMAGOCHI」には付いていないのが面白い。フランス人(のオタク)には、説明不要な外来語なのかも知れない。

 「失踪日記」についても、大変誠実な仕事がされている。とり・みきとの巻末対談から、カバー裏のインタビューまで翻訳されている。また、当然ながら右開きなのだが、奥付頁に「これはオリジナルのレイアウトで出版されており右から左に読む。従って、今あなたが見ているのは最終頁である」という注記と、ページ内のコマと吹き出しをどういう順序で読むかというサンプルが掲示されている。これには非常に感心した。

 注釈がついているところを拾っていくと..(以下が注釈の全てではないのだが)「タクアン」「酒の自動販売機(の存在)」「焼き鳥」「リカちゃん」「風の又三郎」「カンチューハイ」「コタツ」「コミケ」「オヤジ狩り」など。「千円」には「ENVIRON 7 EUROS」、「しゅわっち」には「CRi D'ULTRAMAN UN SUPERHEROS JAPONAiS」[^.^]。吾妻ひでおの作品名もたくさん出てくるのだが、これらは基本的には本文中にはローマ字表記で、注釈で意味の説明をしている。「トラウマがゆく」は本文では「TORA UMA GA YUKU」だが、注釈で「LE CHEVAL-TIGRE S'EN VA」..これは誤訳。「虎馬」と訳してしまっておる。[;^J^]

 驚いたのは、「花火」に注釈がついていることである(P.85)。「DES BATONNETS QUi LANCENT DES ETiNCELLES」..フランスには手持ちの花火は無いのだろうか。

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*2007年04月12日:横スクロールは苦手です


 テレビをぼんやり見ていたら、とあるCMで「横スクロール」された。酒が入っていたこともあるが、一瞬にして平衡感覚を失ない、上体が泳いでしまった。自宅の和室なのでこのまま倒れてしまっても特に不都合はないのだが、街中だといささか困ったことになる。

 とにかく私は、横スクロールに弱いのだ。「2004年12月07日の日記」にも書いたことだが、国会図書館で新聞のマイクロフィルムを横スクロールさせながら記事を探していたら完全に三半規管をやられてしまい、2時間ほどソファーに倒れこんでしまった(その間トイレに何往復もして胃袋を空っぽにしてしまった)こともある。

 この業病の原因は不明である。しいて言えば初代ファミコン(スーファミにあらず)の時代からただの一度もゲーム機を買ったことがなく街中のゲームセンターで遊んだこともほとんどない(名古屋撃ちすらできないのである)ことぐらいか。スーパーマリオとかで鍛えるべきだったのか!? [;_ _][;^.^](そろそろPS3を買おうかなぁ..)

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*2007年04月13日:カート・ヴォネガットJr.逝去


 決して熱心な読者だったわけではないが(未読の長編がたくさんある)、しかし「タイタンの妖女」は、とにかくべらぼうに好きだった。これまでに読んだ全ての小説のうち、恐らくベスト10に入るのではあるまいか..何を読んで偲ぼうか..

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*2007年04月14日:ホワイトニング9日目/千住真理子


 朝いちでO内科。先生から、今の学説では「下の血圧」の絶対値自体には重きは置かれてはいない、という新情報を教えてもらった。昔は「下の血圧」が極めて重視されていたはずで、エラい変わりようである。重要なのは「上下の血圧の差」なのだという。その理由(メカニズム)も教えてもらったが、記憶の細部が怪しいので、気になる人は自分で調べてください。(ことがことだけに、いい加減な情報の発信源にはなりたくないのである。)

 いったん街中に出て野暮用を片付けてから昼前に帰宅。昼食には「チキンのカシューナッツ炒め」を作ってみる。う〜ん、まぁまぁかなぁ。単にチキンソテーとカシューナッツを一緒に食べているような気がしなくもなく..[;^.^] カシューナッツ自体にもっと味付けをして火を通すべきだったのだろうか。ただ、レストランで食べる「チキンのカシューナッツ炒め」にも似たような傾向はあるよなぁ..と、ふと思ったりもした。[;^J^]

 15:15からK歯科医院。ホワイトニング9日目。といっても今日は何も施術はしない。歯の写真撮りと、今後どうするかの説明&相談のみである。実際、かなり白くはなった。ただしもちろん芸能人の歯のような白さではない。「まだら」というか「ぶち」は結構残っている。これを退治する方法として、そこを削って詰め物をするという手段はある。保険の範囲内らしく、1本あたり数千円と、リーズナブルなお値段であるのだが..しかし、健康なエナメル質を単に色が悪いというだけの理由で削るのはどうにも抵抗があるし、それは担当のH.Iさんも同意見であった。よし、これ以上のことはしない。今日で一旦終了とする。今後は数ヶ月に一度通院して、普通に生活していく上で自然に付着する黒ずみをクリーニングする、というフェーズに移ることにする。ここまでトータル108,300円。ま、それだけの値打ちはあったと思うが、もちろん考え方は人さまざまである。

 帰宅して一休みしてから、徒歩で浜松市教育文化会館へ。ここにくるのは久しぶりである。千住真理子のリサイタル。全自由席なのだが、さすがにほぼ満席である。クラシック初心者に目配りした名曲小品集で、アンコール2曲を含めた全17曲のほとんど全てが編曲ものである。ま、なかなか良かった。徒歩で帰宅。

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*2007年04月15日:鶏の重ね煮を作る


 朝食には「鶏の重ね煮」を作る。「365日のおかずの学校」に(読者から寄せたれたレシピのひとつとして)紹介されているもの。作り方はとても簡単で、ジャガイモとタマネギをそれぞれ輪切りにして鍋に敷き、その上に塩コショウした鶏モモ肉を置いてワインで煮込むだけである。

 大体美味しくできたが、ジャガイモに沁み込む鶏の脂の量が、やや多すぎた。(皮ごと?)脂を取り除いておくとか、先に軽く炙って脂をざっと絞りだして拭き取っておくとか、なんらかの対策が必要。(こういう単純なレシピは、工夫次第でどうにでもなる/工夫しないと今いちである、という事例でもある。)

 昼はかけそば。晩は煮物とゆで豚とじゃこ下ろし。料理以外に何をしていたかというと [;^J^]、主としてビデオの消化である..というか、正直に書いておこう。とにかく自堕落な一日であった。[;_ _][;^.^]

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Apr 18 2007
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