*2005年03月14日:「ヘンリー8世の6人の妻」
*2005年03月15日:第九の謎
*2005年03月16日:時計屋考
*2005年03月17日:そこに、石が..
*2005年03月18日:ま、いろいろな意味で楽しみではある
*2005年03月19日:お気楽、最終回
*2005年03月20日:まんがの森/浜響演奏会
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*2005年03月14日:「ヘンリー8世の6人の妻」


 「レコード芸術」誌の先月号。海外CDレビューのページで、音楽学者の今谷和徳氏が、「ヘンリ8世の6人の王妃のための音楽」(Signum Classics、SIGCD044)というCDのレビューをしている。


 16世紀のイングランド王ヘンリ8世(在位1509〜1547)が、音楽のパトロンとして重要な存在であり、自ら数多くの曲を作曲したことはよく知られており、これまでにも、ヘンリ8世の宮廷で展開された音楽を集めたCD、あるいは王自身の作品を集めたCDはいくつか存在した。しかし、このCDのようにヘンリ8世の6人の王妃に焦点を当てたものは、まずなかったのではなかろうか。

 ..クックック。あんた、リック・ウェイクマンを知らないね。[;^.^]

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*2005年03月15日:第九の謎


 35年以上昔の話である。

 当時は、ソノシート・ブックというものがあった。今どきの人は、「ソノシート」など知らないだろうが、要するに、ペナペナのプラスチック製のレコードである。サイズは、概して直径17センチくらいだったかなぁ。片面10分程度。

 その「ソノシート」が、4枚だか8枚だか付属している「大作曲家シリーズ」という書籍の、「ベートーヴェン」の巻だけが、実家にあった。そして私は、この「ソノシート」を、結構、良く聴いていた。収録曲は、何しろ昔のことなので良く憶えていないのだが..「エリーゼのために」と、「悲愴ソナタ」の第1楽章は、確実に入っていたと思う。それと、「エグモント序曲」か「フィデリオ序曲」か、どちらかが入っていたはずだ。多分、「フィデリオ」かな。(片面高々10分間なので、長い曲は収録できないのだ。)

 問題は、交響曲で..「交響曲第9番」の「第4楽章」が収録されていたのだが..当然、10分間に収まるわけが無い。これは3面にわけて収録されていた。ア・ラ・マルチア、オケの間奏、と続いて、主題が回帰するところまでと、アンダンテ・マエストーソと二重フーガ。そして、アレグロ・マ・ノン・トロッポ以降である..今、考えてみると、3面目が短すぎる様な気がするが、記憶違いではないと思う。実際、音楽的には、これ以外の分割方法は無いと思う。

 さて、小学生のみぎりの私は、どこでどう勘違いしたものか、第九の第4楽章というのは、この「最初の面」だけだと思い込んでしまったのである。確かに、あの有名な主題は何度も繰り返されるし、一応、ソナタ形式の展開部らしき個所もあるし、そのあとの主題の「再現部」もある。形は整っているように思えたのである。「..しかしそれにしても、あっけない終わりかただなぁ..再現部は短すぎるし、コーダも無いのか?」..私が、ソノシートの2面目、3面目に気がついたのは、何ヶ月も(もしかすると1年以上も?)経ってからのことであった。[;^J^]

 爾来、この曲(第9第4楽章)は、「変な構成の楽曲だ」と思っているのだが..(← やや、逆恨み的 [;^.^])

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*2005年03月16日:時計屋考


 滅多に入ることもないが、街中の「時計屋」は、何かと気になる存在である。古い店舗であれば、多くの場合、「時計屋」「眼鏡屋」「宝石屋」が同居している。つまり、「時計」も「眼鏡」も、昔は宝石並みの貴重品だったと言うことである。当分、腕時計を買うこともあるまいが、次に買うときには、ホームセンターなどではなく、こういう、少し贅沢な店で買うのもいいかもな、と、思ったりする。

 それにしても、他の人はどうだか知らないが、私の場合「時計屋」と言えば、筒井康隆である。「脱走と追跡のサンバ」なのである。井戸時計店似の店があるのならば、一度、訪れてみたいものである。

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*2005年03月17日:そこに、石が..


 年に一度の人間ドック。ほとんどの検査は9:30頃までに終わってしまい、あとはひたすら、午後の結果説明を待つだけ、という、この催し物は、従って、普段なかなか取れない読書時間をたっぷりと取れる、得難い機会なのである。

 結果は、まぁ..コレステロールとγGTPの数値が感心しない、という、例年のパターン。ただひとつ、いつもと違う指摘を受けたのは..結果説明の担当女医(美人)が、「腎臓に、石がありますね」..

 結石など経験が無いので、勘が働かないのだが、12ミリと言えば、かなり大きいのではなかろうか。「石がこのままじっとしてくれていれば、どうということはありません。動き始めると、痛みますよ」「そういえば、ここ数ヶ月、右の横っ腹の下の方が、シクシク痛むことが多いんですが..」「大丈夫です。それは結石の痛みではありません。石が動く時の痛みはそんなものではなく、(私にも経験があるのですが、)それはもう、七転八倒の苦しみです (^.^)」..と、女医さん(美人)は、にこやかに、爽やかに。[;_ _][;^.^]凸

 そんなことなら、予防的に、超音波で砕くなり薬で溶かすなりしていただけないだろうか、と、相談したら、「私は泌尿器の専門ではないのでなんとも言えませんが、今の時点でその種の治療をすると、自費になるかも知れませんねぇ..」「..なにか、生活習慣上、気をつけるべきことはあるのでしょうか。カルシウムの取りすぎがいけないと聞いたことはありますが..私は牛乳が大好きで、毎日、がぶ飲みしているのですが..」..すると、女医さん(美人)は、デスクにガバッと突っ伏すという、面白くてわかりやすいパフォーマンスリアクション。[;^J^]凸

 ..トホホな気分で、病院をあとにしたのであった。

※1 今夜の標題(「そこに、石が..」)は、手塚治虫のショートショートシリーズの佳品、「SFファンシーフリー」の第4話、「そこに指が」(初出は、SFマガジン、1963/06)のパロディである..って、わかってくれた人は、何パーセントいるんだろう? [;^.^]
※2 これは3/17の日記だが、この文章を書いているのは3/23である。ちょっと反則だが、読者諸賢をぬか喜び心配させるのは本意ではないので、未来からのコメントを追記しておくと..腎臓結石では無かった。例の女医(美人)が、カルテを読み間違えたのである。プンプンものであるが..目を楽しませてくれたので、許す。[;^.^]
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*2005年03月18日:ま、いろいろな意味で楽しみではある


 ローランドの社長が交代し、ぐっと若返った。どうしても仕事がらみになるので、さっさと切り上げるが、少なくとも「業績不振の責任を取って退陣」、などという話ではないので、その点は誤解無きよう。(どちらかと言えば、その逆である。)

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*2005年03月19日:お気楽、最終回


 ちょっと寝過ごして、1本乗り遅れた。いつもの7:20発ではなく、7:50発のひかりで上京。別にこれでも十分に間に合うので、問題は無い。東京駅銀の鈴の大型コインロッカーにシンセを入れてから、まずは国会図書館。開館が9:30のところ、9:40頃に着いたのだから、これで十分である。さて、昨秋から導入されたITシステムの使い勝手だが..

 ..誰だよ、これを実装したのは [;-_-]。実に“微妙に”使いにくい。設計が間違っているとは言わないが、「手触り」が粗い。仕上げが雑だ。一例をあげると、端末で、いちいち画面の下の方までスクロールしなければならない(いわゆる「次へ」ボタンが、画面の底の方にある)のだが、その割にはスクロールマウスが用意されていないので、手間がかかる。そもそも画面の下の方にしか「次へ」ボタンが無い、という実装がおかしい。

 他にも、以前より不便になってしまったことは沢山ある。到着をしらせる「電光掲示板」が、以前は、大きなフォントの明るいオレンジ色の数字だったのだが、フォントが小さくて暗い、白い数字になってしまった。以前は遠くから見えたのだが、今は、ディスプレイの手前まで歩いていかないと見えない。

 もっとも腹が立つのが、一度に3件しか入力出来ないことである。一度に借り出せるのが3件までなので、この制限がかかっているのは「当然」なのであるが、「紙」の時代には、予め大量に(数十枚以上)請求票を書き溜めておき、1冊返却するたびに、すぐさま次の請求票を窓口に出す、ということができていたのだ。今は、1冊返却するたびに、いちいち端末に戻って、検索しなければならない。(その時端末が混んでいたら、どうするのだ。)一度に3件しか借りられないという制限はもっともなことだとしても、端末からバッチ処理的に予約入力できるべきだ。

 ..と、プンプンしながら、調査。吾妻ひでおは新発見無し。手塚治虫は、


21世紀の映画を想像する(座談会)(岸田純之助、福島正実、岡俊雄氏)::8:キネマ旬報:64/10/上旬

 ..この雑誌、一度、端から端まで絨毯爆撃する必要があるかも知れんなぁ..未だに、こんなのがポロポロ見付かるし..しかし、5年前ならいざ知らず、今の私には、もうそれだけの気力も時間も無いぞ..[;_ _]

 昼前に退去して、神保町へ。特に収穫無し..と言うか、今日明日は、荷物を増やさない方向に意識が向いている。実のところ、ここ数ヶ月間、あまり書籍を買っていないので、三省堂に入ったとき、ついうっかり、20〜30冊買いそうになってしまったのだが..理性が勝ったのであった。[;^J^] 昼食は餃子。

 徒歩で秋葉へ。石丸3号店は改装中。ソフトワンでCD1枚。石丸本店で、ようやく、長年の懸案であったヘッドフォンを購入。(オーディオテクニカのATH−AD2000。)古炉奈でひと休みしてから、ラジ館へ。7FでDVD−RAMを30枚(10+10+5+5)買う。書籍を買い込むよりは遙かにましだが、しかし十分に荷物が大きく重たくなってきた。

 東京駅へ。銀の鈴のコインロッカーからシンセを出して、飯田橋経由で大江戸線・東新宿駅へ。東横イン歌舞伎町にチェックインしてから、新宿経由で幡ヶ谷へ。アスピアホールで、お気楽オフ最終回である。

 長年にわたって、お気楽オフを主催されてきたMさんが亡くなってから、はや数ヶ月。彼女を偲ぶとともに、ここで一区切りをつけなければならない。今夜の演目は、ブラームスのドイツ・レクイエムと、フォーレのレクイエムより「ピエ・イエズ」。そして、ベートーヴェンの交響曲第9番(全曲)である。私のシンセは、ブラームスとフォーレで、ハープとオルガンとして使用された。

 盛会であった。まさに故人の人徳である。反省会(宴会)は、いつもの店(幡ヶ谷駅の上の「呑兵衛」)。このあと、東横インに宿をとった6人は、ホテルに帰投したのち、ロビーで落ち合ってから歌舞伎町に彷徨い出す。何、その類の店を探したわけではない [;^J^]。そんな精力は残っていない。夜食(ラーメン)を食べたかっただけである。結局、とある中華料理屋へ。ホテルに戻ったのは、もう2時頃。さらにA氏の部屋に集まってだべるが、私はここで沈没。3時頃に起こされて、部屋に戻った。

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*2005年03月20日:まんがの森/浜響演奏会


 さて、今日は大忙しである。いったん東京駅に出て、銀の鈴のコインロッカーにシンセを入れてから、高田馬場のまんがの森・本店へ。開店は11時だが、10:55に着いた頃には行列が出来ていた。吾妻ひでおの原画展が、今日から今週一杯、開催されるのである。サイン本の販売もある。(サイン会ではない。)また、ここで「失踪日記」を購入すると、A4版1ページの、新作マンガのコピー(「失踪日記のこと」)をもらえる。

 ASTI(吾妻ひでおML)のIさんも来ていた。実は昨夜は、久々(数年ぶり)のASTIオフがあったのだが、お気楽オフともろにバッティングしてしまい、参加できなかったのであった。

 20分後の11:15には店を発って駅へ向かう。東京駅12:06発のひかりに、ぴったり間に合う。何しろ14:30からは、浜松のアクトシティで浜松交響楽団の演奏会があるのだ。[;^J^]

 それにしても、この大荷物をどうしよう..多分、アクトシティのクロークは開いている(営業している)はずだが、この重たいシンセを預けるのも迷惑である。ということで、浜松駅に13:30頃に着いてから、タクシーで自宅往復。身軽になってアクトシティへ。

 演目は、まず、モーツァルトのピアノ協奏曲第16番(ピアノ・ソロは、菊池洋子)..うーん、私は協奏曲を聴く時は、耳が厳しい [;^J^]。このピアノは、いまいち私をファンタジーに誘(いざな)ってくれない。技術的にも、やや疑問。粒が揃わないのだ。揃えばいいってもんでもないのだが、モーツァルトでは、ちょっと辛い。

 休憩時間、ロビーで勤務先の同僚たちと会ったので、「ななこSOS」(吾妻ひでお)のサイン本を見せびらかす。[;^J^]

 メインの演目は、マーラーの交響曲第9番。出だしで少しもたついたが、しかしこれは曲がそのように書かれているのだから仕方がない [;^J^]。なかなか良い演奏だったと思うが、ところどころ居眠りしてしまったのは、ここ2日間の疲れから、容赦していただけると思う [_ _][;^.^]。それにしても、終楽章のエンディングのピアニッシモは、やはり長すぎると思うぞ [;^.^]。妙な喩えで恐縮だが、ジョイスの「ユリシーズ」の最終章「ペネロペイア」を想起した。[;^J^]

 街中で少し遊んでから帰ろうかと思ったが、ちょっと薄着をしてきてしまったので、用心して、バスでさっさと帰宅。とはいえまだ宵の口なので、イオンへ車を走らせて、特売中のエイデンで買い物。スマメ、DVDスリムケースなど。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Mar 23 2005
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