*2003年04月21日:夜明けの想念
*2003年04月22日:資料を売る
*2003年04月23日:入院します
*2003年04月24日:VAIO PCG-U101
*2003年04月25日:ガーン!
*2003年04月26日:続・ガーン!
*2003年04月27日:「楽器と20世紀」展セミナー「楽器と20世紀〜文化としての電子楽器〜」
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*2003年04月21日:夜明けの想念


 <昨夜までのあらすじ>新製品のプログラムリリースが月曜日の朝だというのに、まだいくつかの大きなバグを解決できていない開発チームは、徹夜で作業を進めていたのであった..</昨夜までのあらすじ>

 ..さて、上述の諸問題にもほぼ解決(というか対処)の目処がつき、作業の先が見えてきた、朝4時過ぎ。ひとあしお先に手すきになった私は、シャワーを浴びるために、いったん帰宅した。そして5時半に会社に戻ってきた時には、チームの残り全員、既に(作業を終わらせて)帰宅していたのであった..

 (疲れている同僚たちのために)コンビニで朝食を買ってくる、などという余計な気配りをしなくて、ほんっとーに、良かった! ["^.^]凸

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*2003年04月22日:資料を売る


 つーことで、代休取得。(昨日も、午後は半休を取った。)

 終日、何をしていたかというと..ヤフオクへの出品である。手塚治虫と吾妻ひでおの初出誌調査のために(「エビデンス(証拠)」として)買い集めた古雑誌群が、看過できない量になってきたからである。ゆうパックの箱に詰めて押し入れ等に押し込んであるのだが、取りあえず「大」サイズの箱、3箱分を出品した。週刊少年チャンピオン、月刊少年チャンピオン、別冊少年チャンピオン、プレイコミック、月刊プレイコミック等である。どのくらい引き取ってもらえるかなぁ..

 ..とはいえ、ここまででは、実は作業の半分。上記雑誌群は「エビデンス」として(確かにその雑誌に、その作品が掲載されていることの証拠(裏付け)として)購入したのだから、単純に手放してしまっては意味がない。その作品のページ及び表紙(及びそれでは発行日等の初出データが確認できない場合は、裏表紙や奥付等)のコピーを取っておかなくてはならない。そして..これだけの冊数となると、かかる時間が半端ではない。今日一日では無理だな。数日間かけないと..

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*2003年04月23日:入院します


 午前半休。(一昨日の「午後半休」から数えると、連続2日間の休暇となる。)なぜ休んだのかと言うと..昨夜、四半世紀来の業病である「痔」が悪化したからである。

 別に案ずることもない。自宅から車で10分の距離に、名門の松田病院があり、これまでも、大体数年間に1度くらいの頻度で、いささか悪化させては、ここで治療を受けていたのである。但しそれらは(私の希望に従った)その場しのぎの対症療法(要は、外痔核からの「血抜き」)であったのだ。今回も(当然)そのつもりであったのだが..

 「これはもう、手術して根治しなくちゃだめだよ」..そうですか [;_ _]。2週間の入院ですか [;_ _]。痛いっちゃー痛いが..幸いにも、私が貼り付いていなければならなかった新製品3機種は、既に無事にリリースできている。(今回の発病が、あと数週間早かったら、とんでもない事態に見舞われるところであった。)もう1機種進行中だが、これはもう、私がいなくてもなんとかなるはず。

 2週間と聞いたときには、さすがに少々眩暈がしたが..「これで、積読の消化がすすむ!」、と、思わず喜んでしまったのも、事実なのであった..[;_ _][;^J^] これもまた「業病」というか..[;_ _][;^.^]

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*2003年04月24日:VAIO PCG-U101


 「PC USER」誌をパラパラと読み飛ばしていたら、見逃せない記事が! 「VAIO PCG−U101」のレビュー(というか、新製品紹介)である!

 リブ100よりも多少(横幅が)小さいが、画面は大きく、解像度も細かい。速度・バッテリー持続時間・各種インターフェースなどなど、比較するまでもなく(とっくの昔に製造中止になっている)リブ100よりも遙かに上である。このサイズで(ついに)ここまで実現してもらったのだから、これは買わざるを得ないか..ついに、東芝機の連続購入記録が途絶えるか..!?

 ..しかし、早計は禁物。VAIO U シリーズ(今回の機種は、三代目にあたる)の初代機を買わなかったのは、「小さすぎる」「両手で支えて持って、左右の親指で入力する、というスタイルにフォーカスしすぎている」、と感じたからである。私にとって、リブ100は「単なるモバイル機」ではなく、「デスクトップ機」(いまどき流行らない(意味不明かも知れない)表現を使えば「メインフレーム機」)でもあったのだから、こんなザマでは、リブ100をリプレースするどころではなかった。

 この「PCG−U101」の紹介記事を読む限りでは、この機種にも、多少、その気配が漂っているようであるが..こればっかりは、店頭で実際に使い込んでみないと、判らないからなぁ..ま、楽しみなことである。いつ頃入荷するのかな?

 (最大の懸念は..(多分、XP機だと思うのだが、)DOS窓でVzが使えるのだろうか?ということなのだが..)

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*2003年04月25日:ガーン!


 午前半休をとって、松田病院へ。手術と入院の日程設定と、事前検査なのであるが..事務局の人の説明を聞いて、ガーン! 入院中は、PCを使えないんだって! 2週間も! メールの読み書きはもちろん、日記も読書記録も書けない〜〜〜っ!!! [/_;][/_;][/_;][/_;][/_;]

 ..まぁ、正確に言うと「PC使用禁止」ではなく「コンセントの使用禁止」らしい。じゃあ、バッテリーで使えばいいのだが..リブ100の長時間バッテリーの保ち時間は3時間半くらいで、現時点ではヘタレていないバッテリーは3本しか持っていないので、2週間は保たないよぅ..ま、「ひげ剃りの充電も出来ないのですか!」、と、まなじりをつり上げて詰め寄ったら、「まぁ、そのくらいは..」..と、ヘタレていたので、抜け道はいくらでもあると思いますがね..

 ..しかし、数分後には、既に「抜け道」を探すつもりはなくなっていた。良い機会ではないか。私がPCを触りだしてから(多分)25年位、インターネットを使い初めてから15年弱。この間、「2週間ものあいだ、PCにも触らずネットにもアクセスしない」、などという経験は、一度もなかったのである。(何故か「リハビリ」という観念を、瞬間的に想起したことではあった。[;^.^])

 晩になってから、例によってこだわりやまのカウンターで飲んでいたら、勤務先の昔の先輩である(かなり昔に退社されて、今は別の会社で仕事をされている)Hさんと、ばったり出会った。(..Hな人、というわけではない。アルファベットで略すると語弊があるな [;^J^]..とはいえ、日本語で略すると「ひ」さん..で、これはこれで“語弊”というか“音弊”が..[;^J^])

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*2003年04月26日:続・ガーン!


 ちと大きめの小石を、踏んづけた..革靴のカカトにハマった..歩いていると、カチカチとうるさい..ほどなく、音がしなくなり、不快な(カカトの、硬質の)感触も無くなった..しかし、石が外れた形跡は無い..

 道端で(一服しているというフリをしつつ)、靴を脱いでカカトをチェックしてみたら..ガーン! ..カカトに大穴が開いて、石が飲み込まれていた..それも、昨日今日の穴ではなく、随分以前から、様々な物件が入ったり出たりしていた様であった..

 まぁ、買い直すしかないが..しかしここ数日、「物いり」過ぎるなぁ..この靴、安物を買ったという記憶は、全く無いんだが..

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*2003年04月27日:「楽器と20世紀」展セミナー「楽器と20世紀〜文化としての電子楽器〜」


 午前中から始動。ヤマハでCDを数点購入してから、ラーメン三太で昼食。

 13時に(久しぶりに)浜松市楽器博物館へ。「楽器と20世紀」という特別展が5/6まで開催されているのだが、本日13時からの特別展セミナー「楽器と20世紀〜文化としての電子楽器〜」に、申し込んでいたのであった。

 パネラー全員をここで紹介することはしないが、見逃せないのが、コルグ会長の加藤氏とコルグ取締役の三枝氏が講演と座談会に参加していることであって、特に加藤氏は、業界の重鎮の一角をなす(すなわち、こんにちの電子楽器業界を作った一人である)重要人物なのである。

 私の勤務先(ローランド)でこの特別展のポスターを見た人のうち少なくとも何人かは、「敵地に乗り込みますか..」..と、興じていた..説明しよう!

 こんにち、電子楽器の主要メーカーは、事実上、日本にしか存在しない。欧米のブランドの多くは、「名のみ高き」存在である。アジア系資本の傘下に入ったものもある。そして日本の電子楽器メーカーは、ほとんど全て、浜松に集まっているのである。(すなわち、ヤマハ、河合、ローランド。)唯一に近い例外が、コルグなのである。

 さて、その加藤氏は、業界創世紀の秘話(というほどでもないかな)を語ってくれたのだが..終わり際に、「電子楽器は(ナマのパイプオルガン等と比べて)なんてつまらない音がするんだろう」、「電子楽器は美しくない、アコースティック楽器と違って“磨きたくなる”電子楽器は存在しない」、「どこのメーカーも音色を“パクリ”あっているのだから、個性を無くしてつまらなくなるのは当たり前だ」、等々と“放言”しはじめ、司会者らが「コルグの会長が、こういう発言をされて良いのでしょうか(汗)」..などと、フォローしてもフォローしきれていなかったのが微笑ましいが..[;^J^]..ちなみに、「(聴講席には浜松のメーカーの技術者が大勢いるのだろうが)コルグの社員だと思って、私の言葉を聞いてもらいたい!」..ということで、つまり、私らは叱りとばされていたわけです。[;^J^]

 私は、最初は、これは「“敵地”ゆえの気安さかな」、と思っていたのだが..(つまり、コルグの社員は、ここにはほとんどひとりもいないので、普段、腹膨るる思いをしつつも言いたくても言えなかったことを、ここでは存分に語れる)、どうやら、これはこの人の“地”である [;^J^]。普段から、社員相手にギャンギャンまくし立てているのであろう。[;^J^]

 講演会のハーフタイムに、テルミンの実演があった。これの実演には、既に何度も接しているのだが、今回、改めて気がついたことがある。この奏者(本邦における第一人者であるという、竹内正実氏)は、「小指で演奏している」のである。つまり、親指の位置を空間内で決めて、そこからの掌の「スパン」で、音程を取っているわけだ。なるほどねー。

 講演会が終わってから、ジョーシンへ。入院準備の一環として(一番廉い)イヤフォン付きCDプレーヤーを買う。(「ヘッドフォンだと横になれないからダメだよ」、というアドバイスをいただいていたのであった。)

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: May 1 2003 
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