*2000年01月24日:ある進化論
*2000年01月25日:ある酔漢
*2000年01月26日:ある引退
*2000年01月27日:後ろ姿について
*2000年01月28日:グルダ逝去
*2000年01月29日:DVDを買う
*2000年01月30日:書棚を探す
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*2000年01月24日:ある進化論


 ラマルクらが、キリンの首の長さを説明する時に援用した、用不用説。(高い木の枝の葉っぱを食べるために..という、アレである。)現在の生物学では認められていないトンデモ理論であるというが、どうようにトンデモな現象に適用するについては、(バランスも取れているし)問題あるまい。いまいちど、それなりの対象について、見直してみよう。

 つまり、「底厚靴」である。

 底厚靴を履き続ける娘たちに、用不用説を適用すると..つまり彼女らは、これ以上脚を長くする必要は無い。(底厚靴を履くことによって、プロポーションの調節がすんでしまっているから。)また、なんらかの理由で脚が短くなったとしても、底厚靴の底を、さらに厚くすれば問題ない。

 つまり、底厚靴を履く娘たちの子孫は、異様に短足になるのである。

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*2000年01月25日:ある酔漢


 今夜も、天狗。背後のテーブル2台を占有している、賑やかな(けたたましい)団体は、どうやら会社の飲み会らしいが..時間が経つにつれて、多数を占める、2〜30代の若手男女は、年寄り連中には背を向けて一方のテーブルに集まり、50代と思しき(多分、部長だと思われる)お偉いさんは、もう一方のテーブルの隅に、敬して遠ざけられる形になった。まぁ、自然な成り行きではあるが..

 ..突然、その(推定)「部長」が、「お前ら、俺の酒が飲めんのか!」、と、中味入りのお銚子を、テーブルに叩きつけて割ると、まだ食事が乗っている食器を、テーブルから払い落としたのである。

 さすがに、その団体の若手一同は驚き振り向いて、その(まともに立つことも出来ないほど泥酔している)部長氏を、店員さんたちと取りなし(取り押さえ)、会はお開きになったのだが..

 私はもう、大喜びである [;^J^]。このクソやかましい団体がシラけて解散するきっかけになったからではなく、(いや、それもそれで、とても嬉しいことでしたが、[;^.^])「こんな(定型の)セリフが、リアルワールドで実在したのか!」、という驚きの方が大きかった。

 しかし、理不尽な後始末をさせられた店員さんたちには、お気の毒なことであった。実際、愉快な実例(サンプル)を提供してくれたことはともかく、食物を粗末にしたことは、許せない。皆さんも、こんな真似だけは、しませんように。

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*2000年01月26日:ある引退


 「連絡ゴミ」の排出日。大物(あるいは特別な処理が必要な廃棄物)を出す時には、予め、地域の清掃事務所に連絡しておかなければならないのである。

 もう、数年前から動かなくなっていたカセットデッキと、先日、ついにいかれたCDプレーヤー(PD−M6)である。15年間は使ったはずだ。ご苦労様でした..

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*2000年01月27日:後ろ姿について


 つねづね、不思議に思っていることがある。それは..なぜ、大概の自動車は、後ろから見ると“不細工”なのであろうか、ということである。正面、斜め前、あるいは真横から見ると実に“カッコイイ”車も、むしろそれらのアングルからの姿がカッコ良ければカッコ良いほど、真後ろからみると“酷い”ことが、珍しくない。デザイン的には「トランク」がとことん邪魔なのだ、ということだろうか? しかしそれは、エンジンも同じことだと思うのだが..

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*2000年01月28日:グルダ逝去


 熱心なファンでは無かったが..彼のベートーヴェン・ピアノソナタ全集は、かつて、愛聴していた。才気溢れるピアニストであった。これでまた少し、現世が退屈になってしまったかな..

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*2000年01月29日:DVDを買う


 銀行 → 郵便局 → 別の銀行、と経由して、久々にヤマハへ。しかし目当てのCDは、入荷していなかった。隣りのCompMartをチェックしてから、ジョーシンでDVDプレーヤーを購入。

 買うと決めてから、一週間である。この決断の素早さが、私の取り柄である。

 決断を早めるための秘訣を公開しておこう。それは、「必要以上に情報を集めない」ことと、「考えない」ことである。(をぃ。[;^J^])機種は、SONYのDVP−F11。フロントローディングの、コンパクトな新製品である。(私は、こういう新しいジャンルのハードウェアに手を出す時、まず、SONYのコンパクトな製品に手を出す、というクセがある。15年くらい前に、最初に買ったCDプレーヤーが、やはりSONYの、D−50だった。)

 取りあえず購入したソフトは、「2001年宇宙の旅」。笑うなよっ! [;^O^] 知り抜いているソフトだからこそ、LDと比較してのDVDの実力を、判定しやすいのである。[;^J^]

 さて、再生してみて..まず気になったのが、暗い画面でしばしば現れる、縦縞..というより、非常に目の粗い「スリット」状の模様である。これは、真っ暗な画面ではなく、その画面内に、何か(非常に)明るいもの(例えば、惑星)がある時に、現れる(ことがある)。

 最初、これは「ノイズ」かと思ったのだが..ノイズにしては大きすぎる、というより、広すぎる。これはどうやら、圧縮のしすぎによるもののようだ。LDでは、もちろん、このような「縦縞」は見えないのだが、DVDで「縦縞」の現れた箇所を、LDでよーく見ると、確かに、そのような「明暗のムラ」が、僅かにあるのである。それが、圧縮の過程で強調されて出てきたものらしい(と、推測する)。

 少なくともこのソフトにおいては、こういう「暗い領域」での「明るさの解像度」が十分に取られていない箇所が、ままあり、それで、このような「段階」が(「縦縞」以外にも)目に付くことになる。

 じゃあ、LDよりも「画質が劣る」のかというと、そういう単純な話ではないのだ。LDでは、特に暗い画面で、細かいノイズが非常に目立つのだ。昔は、これほど気にならなかった。というか、気が付かなかった。これは、ろくに手入れもしていないので、(黴などの)経年変化でも起きたかのかも知れないし、単に、昔と今とでは、画質を見る基準が違う、ということなのかも知れない。とにかく、この細かいノイズは、DVDには、ほぼ無い。圧縮の過程で消えたのかも知れないし、圧縮などとは無関係な(独立した)処理工程で、リフレッシュして消されたのかも知れない。また、明るい部分では、前述した問題点(「明るさの解像度」の粗さ)は気にならないし、この「粗さ」が出ていない画面は、概して非常に美しい。

 これが、DVDソフト一般の傾向かどうかは、わからない。何しろ、サンプルが(まだ)1枚しかないのである。「アナログ的な質感ではLDに及ばない点もあるが、実力は十分にある。但し、MPEG2エンコードが丁寧に行われれば」、とは、言えようか。頭出しの速さなどの機能性は、LDよりも遙かに高いし、150分の映画が一枚に収まっているのも嬉しい。LDが駆逐されるのも、時間の問題か..

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*2000年01月30日:書棚を探す


 昨日、書き忘れていたが、東急ハンズに書棚の追加発注の電話をしていたのだった。結果は、(私の指定製品は)製造完了。仕方が無い。

 ということで、適当な書棚を、探しに出かける。部屋のレイアウトの事情により、W860 × D300〜400 × H900、という制約条件があるのだ。これが2台欲しい。

 何店か回って見たが、ずばりの物が無い。結構いいものもあったのだが..W890であった。この3cmは、譲れないのである。[;^J^] 来週あたり出直して、改めてカタログ等でゆっくり検討させてもらおう。(今日は、行きつけ、というわけでも無いが気に入っている家具屋が、勉強机セールをやっていて、カウンターが非常に混んでおり、遠慮してしまった、という次第である。)

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Feb 3 2000 
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