*2021年05月03日:「浜北鑑定団」など
*2021年05月04日:都田テクノロードなど
*2021年05月05日:緊急事態宣言だらだら延長
*2021年05月06日:眼鏡アップデート/来週末のプランニング
*2021年05月07日:幻想美術選「抽象的な籠」藤野一友
*2021年05月08日:愛知県もか..
*2021年05月09日:「アンゴウ」/ランサムウェア
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*2021年05月03日:「浜北鑑定団」など


 快晴。昼頃に車で出る。152号を浜北方向に北上し、浜松環状線(65号)に逆時計回りで入る。

 何年ぶりだか見当もつかんが、久々に「浜北鑑定団」に立ち寄ってみた。ざっくり品揃えを確認したのみ。コミックの在庫数は一見して、BOOK OFFの諸店舗より豊富なのだが、実は、シリーズの各巻を複数ダブらせたうえで全巻揃い、というケースが非常に多い。全巻まとめ買いとかできるので便利なのだが、在庫のバラエティの広がりは、BOOK OFF系の方が豊富であるように見える。この傾向は、昔から変わらない。(全ての「BOOK OFF」「鑑定団」について一般的に言えることかどうかは知りませんが。)

 昼は、浜松西インター近くのスシロー。たまにはいいもんだ。さほど空腹ではなかったし、回転ずしというのは必要なぶんだけ無駄なく購入/摂取できるので、体にも地球にもやさしく合理的..というのは、大間違い [;^.^]。回転ずしというのは、時間をかけて少しずつ果てしなく追加注文ができるので(そもそも「追加注文だけで構成されている」業態であり)、どこかでなんとかして歯止めをかけないと、体にも地球にも財布にもやさしくないのである..[;_ _][;^J^]

 はまゆう図書館に寄り、適当に迷走してから帰宅。

 「有吉のまさかズレてませんよね!?」というバラエティ番組で、久しぶりに柳原加奈子を見たが、やはり非常に可愛い [*^.^*]。既に主婦であるが、見惚れてしまったよ。[*^.^*]

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*2021年05月04日:都田テクノロードなど


 晴天。10:30に自転車で出て、都田テクノロードを北上する。普段は車で走り抜けている道であるが、一度、徒歩か自転車で通ってみたかったのである。都田テクノロードには、ずっと、水路が併走している。そのさらに外側に遊歩道が整備されている。その遊歩道が気になっていたのであるが..なるほど。こうなっていたのか。

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 水路の壁面は、車道を走る車からは、見えない。遊歩道側からみると、なかなかおしゃれ。素材がちょいちょい変更されるし、壁画やレリーフもある。今日の所は端から端までは走破しないのだが、夏までにでも。



 11:10に、環状線に入る。11:15、谷島屋書店で時間調整。11:30、「かつ治 三方原店」でロースカツ定食。久々に来たが、美味いな。食の細い私が、ご飯をおかわりしてしまったよ。[^.^]

 昼過ぎに帰宅。20キロも走っていないな。もう少し遠出すればよかった。

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*2021年05月05日:緊急事態宣言だらだら延長


 午前中から徐々に雨。11:00を回ってから、例によって車で無目的ドライブに出る。11:40、「浜菜坊」に着く。少々並んでいたが、12:20にはカウンター席に座れた。生しらす丼などに舌鼓を打ちながら、読書。自宅よりも捗るのである。[;^J^]

 14:00に出て、適当ドライブ続行。知らない道、知らない道を選びつつも、なんとか浜名湖を時計回りに一周することに成功し [;^J^]、夕方前に帰宅。

 緊急事態宣言、2週間から1ヶ月程度、延長の見込み。出口戦略があるのならば、訊いてみたいものである..

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*2021年05月06日:眼鏡アップデート/来週末のプランニング


 GW明けは、久々の自転車出勤。

 レンズが出来たという連絡を受けて、帰途、メガネのアイへ。度数は2段階アップしたとのことだが、傾向は変わっていない。右眼の視力をレンズで矯正しようとすると、近くに焦点を合わせて遠くをぼやかすか、逆に遠く(中遠距離)に焦点を合わせて近くをぼやかすかの、二択になる。(私の右眼は、左眼よりも柔軟性がないのである。)そして基本的に、後者が採られるのだ..一定以上の中遠距離視力が確保できないと、自動車の運転ができないし..仕方ないなぁ。近くは左眼で、中遠景は右眼で、という使いこなしになるのかな..とにかく慣れないと..(長時間近距離を見る場合は、メガネを外せばいいのであるが。)

 国会図書館からメール。5月14日(金)と15日(土)に抽選申し込みをしていたのだが、14日に当選した。(15日は落選。)平日の方が閉館時刻が遅いので、これはラッキーであった。

 ということで、週末の作戦を練る。東京に来るなと言われましても、これは「仕事」なんでね。不要不急の要件ではないのだ。20日が(一応の)デッドライン。最後の追い込みをかけて、詰めておきたいのだ。

 14日(金)は国会図書館と決まった。15日の午後は(緊急事態宣言に関わらず開館しているらしい)米澤嘉博記念図書館で調査。(12:00開館なのだ。)16日には東京を脱出して、名古屋の愛知県美術館で「トライアローグ」展かな。15日の午前中が空いてしまっており、もったいないのだが、残念ながら多摩図書館は閉館しているしなぁ..

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*2021年05月07日:幻想美術選「抽象的な籠」藤野一友


 「幻想美術選」、第246回。今回から3回連続で、現代日本の画家をご紹介するのだが..

 ..私には、聴こえる..劫を経た中高年SF者(もの)たちの、低くざわめくような呟きが..「ヴァリス..おぉ、ヴァリス..」という、おぞましくも名状しがたい響(どよ)めきが..

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「抽象的な籠」(藤野一友、1964年)

 シュルレアリスム画家・藤野一友(1928〜1980)は1965年に脳卒中で倒れており、その画業は僅か15年。しかしその数少ない作品群のアベレージは極めて高い。(画像検索結果

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 彼は「SFイラストレーター」ではなかったのだが、その作品は、サンリオSF文庫のフィリップ・K・ディックの著作の表紙に採用され、SFファンにとっては、そのイメージが支配的・決定的である。代表的な例を挙げると、「虚空の眼」に採用された「レダのアレルギー」(1961、左図)、「ティモシー・アーチャーの転生」に採用された「卵を背負った天使」(1964、中図)、そしてとりわけ忘れがたいのが、「聖なる侵入」に採用された「眺望」(1963、右図)である!

 これらは、ディックの小説のために描かれた絵ではないし、小説の内容ともほとんど(まったく)関係ないのだが、ディック作品のなにやら神秘的な、しかし別に宗教書というわけでもない軽さ(底の浅い神学談義(別にディスっているわけではない [;^J^]))と、絶妙に響きあっている。



 ここでご紹介する「抽象的な籠」は、ディックの最大の“問題作”「ヴァリス」の表紙を飾ったという、ただこの一点だけで、日本の翻訳SF史上に不滅の名を残したと言ってもいい。ディック作品の邦訳の(推定)95%を読破している私は、実は、この後期の「神学系」を苦手としているのだが(翻訳・解説が大瀧啓裕でさえなければ..いやいやここではこの件はおいておこう [;_ _][;^J^])、この表紙絵にずいぶん“救われた”記憶がある。「ヴァリス」は(あえて言い切ると)「電波系の私小説に過ぎない」のだが、その内容との、つかず離れずのミスマッチ感が「深さを錯覚させる」のである。(だから、ディスってるわけじゃないってば。[;^.^])

 生命体か建造物かも定かでない巨大な女体の中で、エロスとタナトスのドラマが密(ひそ)やかに繰り広げられているこの作品は、しかしながらもちろん、ディック作品の文脈を離れても、現代日本の代表的な「シュルレアリスム絵画」であり続けることだろう..

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*2021年05月08日:愛知県もか..


 緊急事態宣言は、結局、5月31日まで延長された。ここまでは想定の範囲内だったが、おやおや、愛知県もか。「トライアローグ」は観られるだろうか? 会期は6月27日までなのだが..

 明るい曇天。昼前に浜松駅方面へ自転車で出動し、ビックカメラで相談。(相談内容は、私の体面を守るために伏せておく。[;^.^])沼津魚がし鮨で食事をして、帰宅。

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*2021年05月09日:「アンゴウ」/ランサムウェア


 明るい曇天。11:30頃に車で出て、また浜菜坊 [;^J^]。カウンターで食事中、ふと、坂口安吾の「アンゴウ」を、久しぶりに読みたくなった。自宅(廃墟城)に帰れば、どの書架(正確にはストッパーボックス)内のどの本に収録されているのか、わかっているのだが、すぐに読みたかったので、青空文庫で閲読。(こういうとき、クラウドは便利である。)..そして予想してはいたのだが、改めて落涙 [/_;]..何度読んでも、こらえることができないのだ [/_;][/_;][/_;]。全てのミステリのうち、私が読んでいるものなどごくごく一部に過ぎないことは百も承知のうえで、断言したくなってしまう..これは、「暗号テーマ」のミステリの、史上最高傑作クラスではないだろうか..(もしもあなたが未読なら、とても短い小説でもあるし、ぜひともお読みになることをお薦めする。)

 あぁ、やらかしたねぇ..(このリンク、読めないかもしれないので、適当に引用しておく。)


米最大の石油パイプライン停止=身代金要求型のサイバー攻撃

2021年05月09日 03:00 時事通信社

【ニューヨーク時事】米国の燃料送油管会社コロニアル・パイプラインは8日までに、「ランサムウエア」と呼ばれる身代金要求型コンピューターウイルスの被害を受け、操業する全てのパイプラインが稼働停止に追い込まれたと明らかにした。同社は、メキシコ湾岸の製油所から東部沿岸に至る全長5500マイル(約8850キロ)超の国内最大規模の石油パイプラインを運営している。

 ランサムウェアにまんがいち感染してしまった場合、対処方法は基本的には極めてシンプルで安全である。感染したPCなりサーバーなりを廃棄して(仮想マシンならば削除して)新規に調達し、直近の確実な(感染前という確証のある)バックアップから環境とデータを戻す。それだけである。しかし..上に引用した記事中にはないが、今回、100G程度の(機密?)データを盗まれたようだ。そしてもちろん、身代金を支払わなければ公開する、と脅かされている..

 「盗んだデータ」で脅すのは、実はランサムウェアの本質ではない。ぶっちゃけ、誰かが落としたUSBメモリを悪意の人間が拾っただけで、本質的に同水準の攻撃を開始可能だ。侵入したシステムのメモリを暗号化するなどの「高度な」技術は、いっさい不要。表立っていないだけであって、連日、日常茶飯事的に発生しているのだろうと推測する。それはともかく、いずれにせよ、高みの見物としゃれ込んでいる場合ではないのだよ..

 偶然、面白いページに出くわした。(→「アートを楽しむために、旧約聖書をエピソード別にまとめてみる」)美術関係や宗教関係のプロの文筆家ではない、一介の美術ファンのアマチュアが、勉強しながらまとめたノートであり、だからこその面白さが、確実にある。結構な量なので、通読するのに時間を要した [;^J^]。「アートを楽しむために、新約聖書をエピソード別にまとめてみる」という続編もあるのだが、こちらは昨夏で(諸事情あるようだが)中断している。とはいえそこまでは、やはり大変面白いので、旧約聖書版と合わせて、お暇ならご一読を。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: May 13 2021
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