*2020年07月06日:幻想美術選「沼の悪魔」フランク・フラゼッタ
*2020年07月07日:私らの世代のオタクは..
*2020年07月08日:7月〜8月の気になる展覧会
*2020年07月09日:朝いちでJAF [;^.^]
*2020年07月10日:妖精を見た
*2020年07月11日:「富士へのあこがれ」展
*2020年07月12日:自転車TSマーク点検出し
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*2020年07月06日:幻想美術選「沼の悪魔」フランク・フラゼッタ


 「幻想美術選」、第203回。ようやくこのイラストレーターの番が回ってきた。[^J^]

Picture

「沼の悪魔」(フランク・フラゼッタ、1974年)

 Frank Frazetta(1928〜2015、Wikipedia)の名をご存知ない方でも、画像検索結果を見れば、「あぁ、あぁ..(^_^)」、と、相好を崩されるのではあるまいか [^J^]。特に、「英雄コナン」(Wikipedia)のイメージとは、わかちがたく結びついている。(「未来少年」とか「名探偵」とかと混同しないように。こちらが「本物の 本来の」コナンである。[^.^] )ピラミッド型に人馬(等)が密集している頂点で、斧、剣、段平(だんびら)、鎌、銃などを右腕で振り上げている構図こそは、まさにフラゼッタの十八番! これに近い状況やシーンを見るたびに、思わず「おぉ、フラゼッタ..!」と、呟いてしまうほどである。[^.^]

 ここでは、筋肉ムキムキのマッチョマンではなく、女性が主役の作品をご覧に入れよう。これまたゴツゴツした体形で、エロスを感じられるかどうかは人さまざまだとは思いますが..[;^J^] 小説の挿画なのか単独作なのかも詳らかにしないが [_ _]、色彩と空気感が、素晴らしい!

 この女は、状況を支配している魔女なのだろうか。あるいは、魔物たちに供せられた生贄なのだろうか..彼女に接近していく沼の怪物の見事な造形! 後姿であって、その顔も表情も(そもそも「顔」があるのかも)わからないところがまた、効果的である。

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*2020年07月07日:私らの世代のオタクは..


 ..「MRI」と聞くだけで、ピクッとなる件。   (..そんだけ。[;_ _][;^.^])

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*2020年07月08日:7月〜8月の気になる展覧会


 ..「7月〜8月の展覧会観覧予定」、と書きたいところなのだが..[_ _]

*静岡市美術館
 「ショパン―200年の肖像
 8月1日(土)〜9月22日(火・祝)まで

*東京都美術館
 「The UKIYO-E 2020 ─ 日本三大浮世絵コレクション
 7月23日(木・祝)〜9月22日(火・祝)まで

*岡田美術館
 「北斎の肉筆画 ―版画・春画の名作とともに―
 〜9月27日(日)まで

*国立西洋美術館
 「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
 〜10月18日(日)まで

 都内の美術館を訪れるのが難しい状況が続いている。緊急事態宣言発令下ではないので、「都道府県をまたいだ移動」を勤務先から禁止されているわけではないのだが..まぁ、静岡県内ならOKか [;^J^]。岡田美術館は、ほんとは神奈川県なのだが、箱根は静岡県との県境ぎりぎり。気がつかなかったことにしておこう。[^.^][;^.^]

 問題は、上野の国立西洋美術館の「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」である [;_ _]。10月までに事態が好転(緩和)しているだろうか..[;_ _] その後、11月3日から来年1月31日まで大阪の国立国際美術館に巡回するとはいえ、その時期、こんどは大阪の状況が悪化しているかもしれないし..[;_ _]

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*2020年07月09日:朝いちでJAF [;^.^]


 朝、小雨。いつもどおり、6:15に車で出勤しようとしたら..バッテリーが上がってた [;^.^]。あらま [;^.^]。ルームライトがつけっぱなしだったようだ。まいったね、こりゃ。

 これまでの(35年ぐらいの)車通勤人生で、バッテリーあがりは、多分3回ぐらいしかやらかしていないはず。とにかく、JAFコール。到着時刻は7:55になる見込みとのことで、こりゃ遅刻確定かな、と思っていたら、7:20に来てくれた。7:40に作業完了。なんと、8:30ちょい過ぎのラジオ体操の最中に、会社に着けた [;^J^]。それもこれも普段から、始業時刻(8:30)の1時間半前(7:00)に出社する、という余裕たっぷりのタイムスケジュールで動いているからである。[^.^]v

 ちなみに、こんなに(必要以上に)早く出社するのは、別に朝残業しているからではない。(そういうのは、原則禁止。)「自宅を7:00に発つと会社に着くのは8:00だが、自宅を6:30に発つと会社に7:00に着ける」からである。つまり、30分、稼げるのである。会社で90分、読書したり廃墟通信の草稿を書いたりしているのである。

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*2020年07月10日:妖精を見た


 会社からの帰途、畑に囲まれた見通しのよいT字路の縦棒の側から進入したとき、横棒の向こう側の縁石の上に、驚くほど小柄で痩せているおばあさんが、座っていた。思わず、「..えっ?..えっ!?」と、二度見してしまったほどの小ささで、一瞬、距離感(遠近感)が狂ってしまった。「コロポックル」を想起すら、した。

 もちろん、ほんとにそこまで小さかったはずはない。冷静に思い返してみたところ、多分、小学生ぐらいの身長だったと思われるのだが、私の常識内の(先入観としてもっている)「老人の身長」の範囲から、「わずかに(多分、一割程度)」外れていたのである。

 たったこれだけのことなのだ。ほんの少しの「常識」からの逸脱が、途轍もない非現実感を惹起するのである。私がいまさら何かのクリエイターになる可能性は低いが、これは、文学/音楽/美術/漫画などなど、あらゆる分野について適用できる黄金則ではないだろうか。

 (ちなみに今夜のタイトルは、もちろん、ウルトラQの名作エピソードのタイトルのパロディである。この日記の読者ならば、この程度の「常識」は、もっていてほしいものである。[^.^])

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*2020年07月11日:「富士へのあこがれ」展


 朝いちで、都田テクノのカインズ。キッチン用の秤の買い換えなど。思い出したので文房具売り場へ。ほとんど10年ぶりか20年ぶりぐらいにボールペンを買う [;^.^]。ボールペンというのは、わざわざ買わなくても、いつの間にか手元にあったりするものなのであるが [;^J^]、そういう類の在庫がついに切れてしまいましたのでね。

 そして私はもちろん知っている。ナチスの科学力 日本の文房具は世界一イイイイイ」(..およしなさい。[;^J^])もちろん、高い金を払えば、である。しかし私には、500円とか1000円とかの(それはそれは素晴らしい書き味なのであろう)ボールペンを買う勇気がない..絶対に、紛失するに決まっているからである。[;_ _][;_ _][;_ _]

 そこで逆側に振って、使い捨ての廉いやつを探したら..10本セットで198円..[;^.^] ボールペンって、こんなに廉いものだったの? [;^.^] ひいたわ [;^.^]。10〜20年ぶりの浦島太郎だからな [;^.^]。「一部ファックス用紙・インクジェット用紙に書くと書けなくなる場合があります」とか注記されており、さすがは安物だと安心したが [;^J^]、別にそれで全然構わない。いまどき「ファックス用紙」に書き込む機会などないし、この値段なら、何本ダメになっても紛失しても、惜しくない。[^.^]

 湯風景しおりへ。途上、ときどき大雨。食事処で、先日購入しておいた金魚屋古書店 17」(芳崎せいむ)を、読了。第16巻から6年も間が空いていたのか..掲載誌の休刊ね。なるほど。これで最終巻。よい作品がきちんと終わることができたのは、やはりめでたいことである。

 自宅への帰途、平野美術館に寄る。「富士へのあこがれ−静岡県側から見える姿−」(〜8月10日(月・祝)まで)である。「−静岡県側から見える姿−」とはまた、展覧会のコンセプトレベルで、某県に対していきなり戦闘的だなぁ。[^.^]

 この小さな美術館は、だいたいいつ来てもがらすきであり、3密とは無縁の快適な鑑賞環境 [^.^]。まずは、平川敏夫の「冨嶽涛風」画像検索結果)。川瀬巴水の「東海道風景選集 駿河由比町」画像検索結果)と、吉田博の「興津」画像検索結果)は、おなじみの作品。前者は多分、収録画集を持っているはずだ。木島櫻谷の「富士峰図」は、画像検索できなかった。

 そして本展のハイライトは、やはり、不染鉄の「山海図絵 -伊豆の追憶-」画像検索結果)! 何年前だったかなぁ。たしか東京ステーションギャラリーで不染鉄の展覧会が開催されたことがあって、そのとき、この大作が来ていたと思うのだが、タイミングが合わずに、その展覧会を観に行くことはできなかったのである。ようやく、観ることができた! やれ嬉しや。

 そしてこればっかりは..この作品ばかりは、実物を観ないと..富士山の俯瞰図なのだが、俯瞰するにもほどがあり [;^J^]、駿河湾から日本海まで、描きこんでいるのである [;^J^]。それも、日本海側の雪化粧の街並みまで [;^.^]。まったく驚くべき大画面であって、田舎町の家々、それらの庭先の洗濯物、学校、列車、その車窓に見える乗客たち、道端や港で立ち話する人々、小さな漁船の上で魚をさばいていると思しき漁師たち、そして海中の魚たち..これらの魅惑的な細部が、パンフレットに印刷されているそこそこ大きな複製でも、まったく見えないのである..会期はまだあるので、浜松近辺の方は、ぜひどうぞ。

 (..日記を読み返してみたら、2年前に静岡県立美術館で開催された「めがねと旅する美術展」で、この作品を観ていたではないか..[;_ _][;_ _][;_ _] 図録に収録されていたが、やはりまったく、ディテールは視認できない..[;^.^][;^.^][;^.^])

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*2020年07月12日:自転車TSマーク点検出し


 久々に雨が降らない日。フラワーパーク。湯風景しおり..(ワンパターン..[;_ _][;^.^])

 帰宅してから、ナカノサイクルセンターに、自転車をTSマーク点検出し。(明日が期限なのであった。)結構あちこちガタが来ているので、部品交換など、金がかかりそうだが、仕方がない。せめてあと3年。浜松に住んでいるあいだは乗り続けてやりたいのだが..

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jul 16 2020
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