*2019年12月23日:コーンフレークとかトトロとか
*2019年12月24日:彼らにとっては朗報だ [;_ _]凸
*2019年12月25日:手塚治虫の「ロマン」
*2019年12月26日:iPhone 頓死 [;_ _]
*2019年12月27日:横浜で恒例の宴会
*2019年12月28日:ゴッホ展/サラ・ベルナールの世界展
*2019年12月29日:「月館の殺人」「パタリロ源氏物語!」
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*2019年12月23日:コーンフレークとかトトロとか


 昨夜録画した「M−1」の録画をざっと観る。情報の遮断に失敗していたので、どこが優勝するかはわかっていたのだが、まぁ、仕方がない..もしかして、この日記の読者に、まだ知らない人がいるかも知れないので、結果は伏せておく。

 とりわけ感銘を受けたのが、かまいたちの「UFJ」と「トトロ」。それと、ミルクボーイの「コーンフレーク」と「最中(もなか)」である。(..この2組が決勝に進出したことは、わかってしまいますね。[;^J^])「トトロ」のパフォーマンス中、トトロを観たことが一度もない人の挙手を客席に求める局面があるのだが、手を挙げたのが僅か6人であるということに、軽いショックを受けた。[;^J^](私は観たことないのです。[;^.^])

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*2019年12月24日:彼らにとっては朗報だ [;_ _]凸


 なんというか、もぅ..[;_ _]凸


iPhone 4S〜Xなど複数のApple製品で修正困難な脆弱性、米CERT/CCが注意喚起

磯谷 智仁

2019年12月23日 15:21

 プロセッサ「A5」から「A11」のいずれかが搭載された複数のApple製品において、「SecureROM(ブートROM)」に任意のコードを実行できる脆弱性が存在するとして、米CERT/CCが注意喚起を行った。脆弱性情報サイト「JVN(Japan Vulnerability Notes)」では、ファームウェアアップデートによる対策ができないとして、脆弱性を含まない製品へ移行するよう呼び掛けている。

 CERT/CCやJVNが公開した情報によると、SecureROMには、デバイス起動時において解放済みのメモリ使用の脆弱性(CVE-2019-8900)が存在しており、物理的にアクセス可能な第三者から任意のコードを実行される恐れがあるという。

 共通脆弱性評価システム「CVSS v3」のスコアは7.7。影響を受けるデバイスは以下の通り。

・iPhone 4SからiPhone Xまで
・iPad第2世代から第7世代まで
・iPad mini第2世代および第3世代
・iPad AirおよびiPad Air 2
・iPad Pro 10.5インチおよび12.9インチ第2世代
・Apple Watch Series 1からSeries 3まで
・Apple TV第3世代および4K
・iPod touch第5世代から第7世代

 なお、A12以降のプロセッサを搭載するiPhone Xs、iPhone XR、iPhone 11シリーズおよびiPad Pro 12.9インチ第3世代は同脆弱性の影響を受けないとしている。

 同脆弱性は、「axi0mX」と名乗るセキュリティ研究者によって「checkm8」と呼ばれるエクスプロイトコードが9月にGitHub上で公開されて話題になっていた。


 ..腹が立つのは、アップルにとっては、これが「朗報」だということである [;_ _]凸。なぜなら、最新機種への買い換えを「正当な理由で」「強要」できるからである..[;_ _][;_ _][;_ _]凸


 バカリズムと夢眠ねむの結婚報道。彼女の名前は、「ポスト非リア充時代のための吾妻ひでお」(河出書房新社)のカバー写真でしか知らなかったのだが(読み方を調べてしまいました [;_ _][;^J^])、めでたいことである [^J^]。「有吉反省会」でいじられるのが楽しみだ。[^.^]

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*2019年12月25日:手塚治虫の「ロマン」


 「SFマガジン」2月号の82頁、SFマガジン60周年の想い出を綴る梶尾真治の短文の中に、「そして、手塚治虫神さまの『鉄腕アトム』『来るべき世界』『ロック冒険記』『ロマン』に出会ってしまったこと」..という一節があった。

 ..この誤植は、あるあるなのである [;_ _][;^J^]。正しくは、「0(ゼロ)マン」。この作品の読者である梶尾真治はもちろん正しく「0」と書いたはずであるから、責任は編集者にある、「SFマガジン」の編集者ともあろうものが、手塚治虫のSF漫画の代表作のタイトルを知らないようでは..と憤然としていて、妙なことに気がついた。編集部で「手入力」したのだろうか?

 電子データ入稿なら、「0」が「ロ」に化けるわけがないのだ。まさか、手書き入稿? あるいは、プリントアウトの紙入稿? 電子データで入稿されたものの文字コード等が合わなくて読み込めなかったので手打ちし直した、という事態は考えられるが..

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*2019年12月26日:iPhone 頓死 [;_ _]


 終業後、会社の駐車場でキューブに乗り込んでエンジンをかける前に、ポケットから iPhone を取りだして明日のタイムスケジュールを確認しようとして..全く反応しないことに気がついた [;_ _]。どう操作しても、電源が入らない。原因調査のしようがない。[;_ _]

 すぐに車を降りて職場まで引き返し、同僚たちに相談する。異口同音に、それは iPhone のバッテリーの持病だよ、バッテリーが弱っていると環境温度の低下で即死するよ、充電すれば回復するよ心配ないよ、と慰めてくれたのだが..やや釈然としないところがある。1.バッテリーを交換したのは今年の2月であること、2.今日はさほど寒くないこと..とはいえ、アドバイスはありがたい。[_ _]

 19:20に帰宅してすぐに、iPhone をACにつないで充電を開始するが..

 ..21:00現在、いまだ完全に無反応。24:00現在、やはりまったくの無反応..運を天に任せて寝る..(この年末年始、最悪、iPhone なしで乗り切らなければならないかも..[;_ _])

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*2019年12月27日:横浜で恒例の宴会


 3:15、起床。iPhone は充電中!(13%)..やれやれ。やれやれ..[;_ _][;^J^]。4:25、70%。5:45、99%。当面の危機は乗り越えられたようである [;^J^]。とりあえず、「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」で「最大容量」を確認すると、「99%」である。バッテリーは劣化してない。ノー問題。そりゃ、10ヶ月前に交換したばかりだからな..今回の頓死の原因は、別にある。むしろ単純な故障(接触不良)のようにも見えるのだが、それでは、AC充電で回復することの説明がつかないし..まぁ、いいや [;^J^]。当面はだましだまし使い続けることにしよう。

 天気晴朗なれど、朝のうち、風強し。午後半休取得済み。半日早く仕事仕舞いというわけである。[^.^][^.^][^.^][;^.^]

 コンビニで、展覧会のチケットを購入。私はいまだに紙のチケットを買っているのである [;^J^]。昨秋の大道芸ワールドカップでは、試しにイープラスで電子チケットを購入したのだが、入場するまでの不安感といったら無かった [;_ _]。慣れの問題だとは承知しているが、iPhone にインストールしたイープラスのアプリが起動するとは限らないし、起動したアプリが正しく動作する保証もないし、会場の受け付け担当者が、アプリを誤操作する可能性だってあるのである。そもそも昨夜、iPhone が頓死したばかりではないか。回復させるために、ACに10時間もつないでおく必要があったのである。入場する直前にこの事態が発生するかもしれないのだ。

 高丘のアマノ書店に寄り、ワンタン軒でニンタマラーメン。高丘のヤマトの営業所で荷物を受け取り、浜松西郵便局。クリーニングの出し入れをすませて帰宅したのは、14:20。荷物をまとめて、15:15に自宅を発つ。(大忙しである。)

 浜松駅を16:12に発つひかりで、横浜に向かう。市内某所での恒例の某宴会は、18:30開始予定が19:00開始にずれこんだので、コンビニなどで時間調整をする。

 総勢5名での宴会で話した話題については、特にここに書くほどのこともない。概ね、他愛ない内容である。音楽の話、本の話、コミケの話、漫画の話。映画の話もしたかな。持参した白ワインが好評だったが、この日記を書いている時点で、既に銘柄の記憶も記録も無い。[;^J^]

 最寄りの某駅から22時40分台の便で発つ。(駅を特定されるリスクを減らすために、時刻の記述を曖昧にしております。[;^.^])鶴ヶ峰駅前の店でつけ麺を食べ、0:35、鶴ヶ峰の家。

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*2019年12月28日:ゴッホ展/サラ・ベルナールの世界展


 晴れ。最寄りのバス停から7:01のバスで発つつもりが、年末とはいえ、まだ休日ダイヤではなく土曜日ダイヤだったのであった [;_ _]。寒いバス停で10分間も待つ気になれなかったので鶴ヶ峰駅まで歩き始めるが、(徒歩25分程度なのです、)白根通りで別の路線のバスに追いつかれたので、それに搭乗して鶴ヶ峰駅へ。[;^J^]

 7:53、上野の森美術館。「ゴッホ展」(〜1月13日(月・祝)まで)であるが..開館時刻は9:30 [;^J^]。行列ゼロ [;^J^][;^J^]。寒い..[;_ _][;_ _][;^.^]

 8:45に15人。15分前倒しにして9:15に開場していただいた頃には、100〜200人規模の行列となった。

 先頭(集団)で入ったので、館内にはまだ、ほぼオーディエンスがいない。だからといって、順番にじっくりと観ていると、もちろん、あとからあとから入ってくるわけである。メインとなる絵は終わり頃にあるので、どのような絵が展示されているのか、ざっと把握しながら、早足でどんどん進み、最終室へ。そこでたっぷりと時間をかけて「吸収」してから、遡って観つつ第一室に戻り、(そしてこの時点ではかなり混んできているのだが、)改めて順に最後まで観通した。

 これは、なかなか良い展覧会である。新発見も少なくなかった。上野では1月13日までなのだが、1月25日から3月29日まで、兵庫県立美術館に巡回するらしい。西日本の人には、チャンスである。強くお薦めする。

 「ハーグ派の画家たち」のセクションが、まず、面白い。この画派の作品が「まとめられている」のを観るのは、おそらく初めてだと思う。

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 左端のヤン・ヘンドリック・ウェインブルフの「黄褐色の帆の船」が、とにかく素敵である [^J^]。私は、このタイプの絵が、一番好き [^J^]。この小さな帆船に乗って、この河をどこまでも遡行し..あるいは、この河辺の道をどこまでも辿り..(..話を先に進めるためにここまでとします。[;_ _][;^.^])

 その右、ヨゼフ・イスラエルスの「縫い物をする若い女」は、フェルメールを想わせるタイプ。右2点はアントン・マウフェで、「4頭の曳き馬」と、「雪の中の羊飼いと羊の群れ」。「羊飼い」のキリスト教的含意は明らかであるが、それを差し引いても、驚くほど少ない色彩とシンプルな構図で、必要十分に主題を具現化している。



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 左図、ヤコブ・マリスの「街の眺め」を見て、フェルメールの「デルフト眺望」画像検索結果)を想起しないでいることはほとんど不可能であるが、画面の小ささをうまく生かしている。右図、マディス・マリスの「ウォルフヘーゼ近くの羊小屋」の、存在感。



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 「農民画家としての夢」のセクションに集められているのは、すべて、フィンセント・ファン・ゴッホの作品である。左から、「器と洋梨のある静物」「秋の小道」「秋の夕暮れ」。ご覧のように、この時期の作品は、基本的に暗い。この3点の中では、「秋の夕暮れ」が、最も好み。ゴッホの想いはともかくとして、私は彼の作品ではやはり、肖像画や静物画よりも、風景画が好きである。



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 「パリでの出会い」のセクションも、ゴッホの作品のみ。左図の「パリの屋根」は、ゴッホと言われても「そうかぁ?」であろうが [;^J^]、悪くない。右は、「花瓶の花」



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 「印象派の画家たち」のセクションが、ポイントとなる。まず、アドルフ・モンティセリの、「陶器壺の花」「ガナゴビーの岩の上の樹木」。恥ずかしながら、この画家を認識していなかった。ゴッホの晩年(というか、ラスト数年)の作風の源流。ものすごい厚塗りと、鮮やかで強烈な色彩。二次元ではお伝えできないのがもどかしい。右図の白い「岩」に至っては、完全に三次元の造形なのである。



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 左図は、クロード・モネの「ロクブリュヌから見たモンテカルロ、エスキス」。今回来ているモネの作品は、いずれもいまいち私の琴線に響かないのだが、これは結構、いいんじゃない?(← ちょ〜うえから。[;^.^][;^.^][;^.^])

 中図は、ピエール・オーギュスト・ルノワールの「ソレントの庭」。これはもう、問答無用の素晴らしさである。この、とろけるような色彩と空気感と空間構成!

 右図、ポール・シニャックの「レザンドリー、橋」は、新印象派の始まりの頃の作品。これも、なかなかよいのではないかと思う(斜め上から。[;^J^])



 以降は、ゴッホの作品のみ、2セクション。

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 「アルルでの開花」のセクションから、3点。左から、「麦畑とポピー」「サント=マリー=ド=ラ=メールの風景」「麦畑」。「麦畑」の小麦色は、多くの人の心に届くだろうし、私の心にも、ある程度、届いている(← まだ言うか。[;^J^])



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 そして最終セクション、「さらなる探求」

 「サン=レミの療養院の庭」「薔薇」も素晴らしいが、とにもかくにも、とにもかくにも!

 とにもかくにも!!

 右図、「糸杉」!!!

 私が、入館直後、最終室まで早足で歩き抜けて辿り着いて、いの一番に見続けた作品が、展覧会のアイコン(メインビジュアル)にもなっている、これ。これは..もう..なんという..

 「凍りついたように、ただ、見入り続けた..」という慣用表現は、適用できない。なぜなら私は30秒間と止まらず、「動き続けていた」からである。あらゆる角度の、あらゆる距離から、「糸杉」を見るために..開館直後、この最終室には私しかいなかったので、こころゆくまで「これ」ができたのだが、この部屋を再訪したときにも、もう人がかなり多かったにも関わらず、「これ」をやった。(ガッチガチに混んでいるわけではないので、できたということもある。)また、私のほかにも、「これ」をやっている人が、多かった。さまざまな角度から見たくなってしまうのである。

 なぜなら、これは、「油絵」というより、ほとんど「レリーフ」だからだ。糸杉が、そして糸杉だけでなく草むらも、山も、雲も、空も、とんでもなく立体的に盛り上がっており、だから、見る方向と距離によって、異なって見えるのである。しかも、私が見たところ、実際にはそこまで分厚くうずたかく絵の具が盛り上がっているわけでもない。おそらく、高低差は1cm程度なのではないだろうか。にも関わらず、尋常ではない立体感で迫ってくるのは、おそらく、色彩変化にサポートされているからだ。

 この「糸杉」は..「怪物」である。「怪物」としか言いようがない、その異様な存在感に魅入られ、絵の前から離れられなくなってしまうのだ。よくぞ、このような作品を描けたものである。



 10:30に退出して、渋谷へ。11:30、Bunkamura の先、松濤美術館に向かう道すがら、「カレー屋さん リトルショップ」に長い行列が出来ているところに通りすがり、評判の店なのだろう、と、並んだ。快晴。寒い..[;_ _]

 12:15、ようやく入店できた [;_ _][;^J^]。立て看板で一押しになっていたスペシャルカレーを注文したところ..わはは、これは確かに高コスパ [;^O^]!! とにかく、具材が山盛り。唐揚げ、照り焼き、カツ、ナス、ブロッコリ、レタス、キャベツ、ひじき、トマト、ピーマン、チーズ、卵(2個)、(まだあったかな?)ライスの量も非常に多い。味ももちろん問題ないが、それよりなにより、800円でこれなのだから、そりゃ、並ぶわ。

 12:55、松濤美術館。「サラ・ベルナールの世界展」(〜1月31日(金)まで)である。これは横須賀美術館での会期に間に合わず見逃していたもの。横須賀のカタキは渋谷で打つ。[^.^]

 「サラ・ベルナールと、その時代」の展覧会である。彼女の存在の大きさを、再認識。関連アーティストとして、ミュシャとラリックが大きく取りあげられているが、もちろん、彼らにとどまるものではない。また、造形芸術家としてのサラ・ベルナールを、これまであまり認識していなかったのは、不覚であった。「キメラとしてのサラ・ベルナール」(ブロンズ)(画像検索結果)は、とくに興味深かった。

 16:10に退出して、横浜へ。西口のヨドバシでVictorの50GB BD−RE(5枚パック)を買う。このメーカーのBD−REを買うのは初めてである。

 18:20、鶴ヶ峰の家へ。読みさしだった「チャンネルはそのまま!」(佐々木倫子)と「パタリロ源氏物語!」が、無くなってる [/_;]。それぞれ、最初の1巻ぐらいしか読んでいなかったのだが、妹が(もう読み終えただろう、と判断して?)持ち帰ってしまったらしい [/_;]。寂しいよ..[/_;] と、妹にメールする。[;^.^](代わりに、「月館の殺人」(佐々木倫子、原作:綾辻行人)上下2巻が、置かれていた。)

 18:45、徒歩で発つ。すぐ近所に「竜泉寺の湯 横濱鶴ヶ峰店」があることに、つい最近気がついたという次第でして、タオルを持って出かけたところ、15分で着いた。これは、「道を選んでいた」ロスタイム込みなので、もっと早く着ける。

 なかなか結構。広さは申し分なし。浜松の湯風景しおりよりは人口密度が高いので、浴場が混み合い気味の感はあるが、いわゆる「芋洗い」状態ではなく、十分、許容範囲内。(これはまぁ、日時によって大きく変わるとは思うが..)食事も問題なし。料金もリーズナブル。何よりも近いので、これから、しばしば利用することになりそうだ。[^J^]

 22:42に出て、22:52に、白根の家。10分だ。これは少し長めに測定しているので、所要時間、8分といったところか。

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*2019年12月29日:「月館の殺人」「パタリロ源氏物語!」


 快晴。午前中、妹たち来訪。「チャンネルはそのまま!」と「パタリロ源氏物語!」の揃い(及びその他のパタリロスピンオフ作品5〜6冊)を持ってきてくれた。やれ嬉しや [^.^]。特に打ち合わせとかもせず、昼前に帰った。確定申告前に相談したい案件があるのだが、これは1月に会う機会があるので、その時にしよう。

 午後は、近所の相鉄ローゼンで買ってきた酒と惣菜で、年末の無為な半日をごろごろと過ごす。[;^.^]

 「月館の殺人」(佐々木倫子、原作:綾辻行人)(上巻下巻)、「パタリロ源氏物語!」(魔夜峰央)()、読了。

 「月館の殺人」は、綾辻行人の原作小説があるのかと思ったら、どうやら、この漫画のために原作を書き下ろしたらしい。フーダニット型。テツ(鉄道オタク)の生態(性癖 [^.^])を上手に組み込んでおり、犯人も意外。(「古典的な意外さ」の中に留まっている、とは言えるが。)佳作だと思う。

 前半(上巻)の「幻想的な大トリック(実は●●が●●ていなかった)」は、まさに綾辻行人。見事である。それが判明する最終頁のビジュアルは、衝撃的。その一方で、これは、「漫画だから成立する」トリックでもある。小説でもまぁなんとかなるかもしれないが、実写もアニメも無理。漫画の語法ならではの「ある種の省略」に依存しているのだが、そもそも漫画用に書き下ろされた原作であり、媒体の特性をうまく利用していると言えよう。(細かいギャグも面白く、4回ほど読み返してしまいました。[;^J^])

 「パタリロ!」のスピンオフはほとんど読んでいなかった。「パタリロ源氏物語!」も未読だったので、今回まとめて読了したのだが..なるほど [;^J^]。光源氏役のバンコランは、まさにはまり役だが..なんで源氏物語に魔界の魔王共が [;^.^][;^.^][;^.^]。いーけど [;^.^][;^.^][;^.^]。六条御息所を、もっと描いて欲しかったかな。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jan 5 2020
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