*2019年10月14日:Bunkamuraザ・ミュージアム/タワレコ渋谷店
*2019年10月15日:奈良に変更 [;^J^]
*2019年10月16日:逆撒き餌かよ [;^.^]凸
*2019年10月17日:逆茹でガエル蛙現象
*2019年10月18日:予防接種/テレビぶれる [;_ _]/四季のコンサート
*2019年10月19日:古代への情熱展/テレビ発注
*2019年10月20日:エアフェスタ浜松2019/負傷少々 [;_ _]
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*2019年10月14日:Bunkamuraザ・ミュージアム/タワレコ渋谷店


 曇天。6:30に出て、バスで浜松駅へ。駅南のすき家でTKG。7:51のひかりで上京。9:30、Bunkamuraザ・ミュージアム。「リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」(〜12月23日(月)まで)である。開館は10:00。

 ヨーゼフ・ノイゲバウアーの「リヒテンシュタイン侯フランツ1世、8歳の肖像」画像検索結果)、フランチェスカ・マジョットの「バッカスとアリアドネ」画像検索結果)。ヘンドリク・ファン・バーレンの「エウロパの略奪」画像検索結果)は、うまく検索できているであろうか。エウロパが牛に乗る前、という、珍しい図像である。

 グイド・レーニの「マグダラのマリア」画像検索結果)、ルーカス・ファン・ファルケンボルフの「滝と水車のある山岳風景」画像検索結果)、フィリップス・ワウウェルマンの「鷹狩り」画像検索結果)は、いずれも検索はできるものの、結果が絞り切れていない。ルーラント・サーフェリーの「打ち上げられたクジラ」、フェルディナント・ゲオルク・ヴァルトミュラーの「ダッハシュタイン山塊を望むアルタウスゼー湖の眺望」、フランツ・クサーヴァー・ペターの「アオボウシインコのいる花と果物の静物」、同じく「ヨウムのいる花と果物の静物」あたりは、検索にヒットしない [;_ _]。なんとか、フェルディナント・ゲオルク・ヴァルトミュラーの「磁器の花瓶の花、燭台、銀器」画像検索結果)は、ご紹介できるかな。要するに、今回も図録を(いまいち満足できなかったため)買ってこなかったので、スキャンできないのです。[;_ _]

 11:50に退出。Bunkamura の前にあるJ.S.CURYで昼食。ここのカレーは、なかなか悪くないと思う。

 12:30、タワーレコード渋谷店。「諸星大二郎×佐藤健寿 展」(後期:パプアニューギニア・マッドメン編:〜10月14日(月・祝)まで)である。(本当は、一昨日に来る予定だったのだが、台風で交通網が全滅でしたのでね。[;^J^])書籍では先刻承知している写真たちだが、こうして大判パネルで展示されて、本物のマッドメンたちに囲まれると、やはり衝撃的である。諸星大二郎の生原稿(「天国の鳥」)も、眼福であった。(この宣教師たちが、いい気味でねぇ..[;^J^])

 下のフロアでCDを購入して浜松へ。沼津魚がし鮨で一息ついて、帰宅したのは19:10頃だったかな。書き忘れていたが、今秋初めて、(半袖ではなく)長袖ワイシャツで外出したのであった。[;^J^]

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*2019年10月15日:奈良に変更 [;^J^]


 11月中旬〜下旬頃に、未知の島・秘境四国(こらこら [;^J^])を旅しようかと心積もりしていたんですけどね..これはどうも、(今の)私には、無理だ [;_ _]。3泊4日程度では、十分な観光はできそうもないと判明。[;_ _]

 調べれば調べるほど、四国は、自動車を使わないと効率よく観光スポットを巡れない(あるいはそもそも行けない場所がある)島なのだ。そして私には、自動車旅行のスキルがないのであった。[;_ _]

 なにしろいまだに、ETCカードの使い方を知らない..ポケットに入れているだけではダメなんだよね? 何か車に装置を取り付ける必要があるの? 免許を取得してから35年ぐらい経っているけど、この間、多分2〜3回しか高速道路を走っていないので使いみちがなく、そういう投資をしていないんだけど..

 高速道路を走るのが恐い。掛川花鳥園に行くために国道1号線を走るのだが、これでも結構緊張する [;_ _]。それに高所恐怖症。20年以上昔、豊橋の古本屋に行くために国道1号線を西に走ったことがあるけれど、今切だったかな、高い橋をわたるとき、マジで怖かった..絶叫マシン的な..[;_ _][;_ _][;_ _]

 まだまだあるぞ [;^J^]。道を間違える [;^.^]。とにかく車に投資しない人なので、カーナビをつけていないのも悪いのだが、iPhone のマップをカーナビがわりにしていて、これ自体は、あるとないとでは100万倍ぐらい違う至便極まりないものであるとはいえ、まともなカーナビアプリではないので、「次の信号を左です」とか、言ってくれないし..(じゃぁ、まともなカーナビアプリをインストールしろよ..[;_ _])

 要するに、これらの症状を(根治するのは無理としても)いくらかでも軽くするまでは、自動車旅行は、無理 [;^.^]。四国は、無理 [;^.^]。私は、電車で地べたを這いまわっているのが、お似合いなのさ..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]

 ..というわけで、再検討した結果、奈良に変更することにした。京都は、主要スポットをほとんど回っているのに対して、奈良を「観光を主たる目的として」訪れたことがない。奈良県立美術館に展覧会を観に行くとか、コンサートを聴きに行くとか、知己のバーに行くとかのついでに、近鉄奈良駅の近くの、東大寺やら興福寺やらを訪れているだけなのである。高校の修学旅行で奈良を訪れたのは確実であるが(山野辺の道を歩いたという確かな記憶があるが)、法隆寺を訪れているかどうか、自信がない。唐招提寺は、多分、訪れていない。

 大阪にも立ち寄る要件があるので、割ける日程は2日半程度かな。うまくプランを立てないと..宿は、うまい具合に、1泊税込み2200円の(奈良駅から至近の)ゲストハウスを、3連泊で確保できた。

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*2019年10月16日:逆撒き餌かよ [;^.^]凸


 「撒き餌レンズ」とは、「お手ごろ価格ながら写りのいいレンズ」のことである。「実売3万円程度までの」「ほどよい明るさの単焦点レンズ」であって、一眼レフ(あるいはミラーレス)カメラを買ったときに付属してくる「標準ズームレンズ」とは、明らかに画質の違いがわかるレンズのことを指す。

 比較的気楽な追加投資で、この「違い」に気がついてしまった(不幸な)ユーザーは、「3万円でこれなら、5万円のレンズなら..?」「10万円のレンズなら!」、と、ずるずると「買いあがり」に誘導されることになる。なんの罪科もない人間を、入ったら出られない「レンズ沼」に引きずり込む、邪悪なトラップなのである。[-人-][-人-][-人-]

 さて、ニコンから、恐ろしいレンズが発売された。(というか、かなり以前からアナウンスされていたようだが、このほど、価格が決定/発表された。) NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct である。希望小売価格126.5万円。これはもちろん、定義上「撒き餌レンズ」とは言えない。そもそも(いくらなんでも)買えない。[;_ _](細かいことを言うと、私がもっているニコンのカメラ(D750)のレンズマウント(カメラのボディーとレンズとの接合部)の規格は「Fマウント」であるのに対して、このレンズは(新規格の)「Zマウント」なので、このレンズを使おうと思ったら、まず、Zマウントのカメラ本体も買わなくてはならないのだ..その追加投資は、もはや誤差であるとはいえ。[;^J^])

 まぁ、スペックには惹かれる点があるのだが(F0.95とは、明るいにもほどがある [;^.^])、これほどの価格ならば(買えないので)逆に財布が痛むこともないわけで、安心していたのだが..ふと振り返ると、やはり(数年前から)買うのを躊躇していた、同じ焦点距離のレンズがあったのだった。AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G である。「高い点像再現性と自然なボケ」を標榜する、希望小売価格23.1万円..

 「こんなに高価なレンズは買えない!」、と、そっぽを向き続けてきたのだが、「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」の126.5万円を見てしまうと..あぁら、なんてお買い得な..

 ..待て待て待て待て 待てっ!![;^.^]凸

 落ち着け。いったんパンフレットを閉じて、PCからも離れて、深呼吸しろ。これは、目眩ましだ。眩惑されているのだ。相対性のトリックなのだ。そうか〜〜、この超高価なレンズ(NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct)は、「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」を売るための、「買い上がり」ではなく「買い下がり」に誘導するための、トラップだったのだ。「逆撒き餌レンズ」だったのだ。この業界、怖いわ..[;^.^][;^.^][;^.^]凸


 ..しかし..これ、まじで安くなっているではないか。マップカメラの中古美品で、12万円..これなら..いかんいかんいかん!(..ト、膝ニないふヲ突キ立テテ、)この前、超望遠レンズを買ったばかりじゃないか![;^.^][;^.^][;^.^](参考文献:「レンズ沼の住人の金銭感覚」)

 ..まぁ、たぶん、買うことはない [;^J^]。どうも、使いこなしの難しいレンズらしく、別にそれは構わないのだが、ほかにも使いこなさなければならない(使いこなせていない、宝の持ち腐れ状態の)レンズが、たくさんありますのでね..

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*2019年10月17日:逆茹でガエル蛙現象


 茹でガエル蛙現象:

 「2匹のカエルを用意し、一方は熱湯に入れ、もう一方は緩やかに昇温する冷水に入れる。すると、前者は直ちに飛び跳ね脱出・生存するのに対し、後者は水温の上昇を知覚できずに死亡する」(Wikipedia より引用)という俗説から、「ゆっくりとした環境の変化に気づかず、気づいた時には手遅れになってしまっている」ことの喩え。

 逆茹でガエル蛙現象:

 エアコンの温度設定が不適切で、気がつかない程度に徐々に気温が低下している部屋の中で、いつしか冬眠しつつあることに気がつかない。典型的な状況として、ミーティング中。

 ..そんだけ。[;_ _][;^.^]

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*2019年10月18日:予防接種/テレビぶれる [;_ _]/四季のコンサート


 午後半休。昼食は久しぶりに、高丘のワンタン軒で、伊賀忍たまラーメン。

 大坂内科医院で、月いちの健康診断と、インフルエンザの予防接種。

 ビックカメラでテレビの相談。液晶にするか、有機ELにするかで、ぶれぶれになる。[;^J^]

 そもそも、4K液晶「程度」にしておこうと思っていたのである。なぜなら、劣化している現在のプラズマテレビをすみやかに置き換えたいとはいえ、4年後、横浜に引っ越すときには、改めて買い換える可能性があり、とすれば要するに、ワンポイントリリーフなのだから、あまり高価なものを買うべきではないと考えたからである。とりあえず液晶を買って、4年後に有機ELに買い換えようと思っていたのである。

 とはいえ、あまりに貧相な画質のもので4年間我慢するのも、願い下げである。置き換えようとしている現行のプラズマテレビは、デコードエンジンの仕様が古く(あるいはプロセッサの処理速度が時代遅れで)、アラが目立つようになったとはいえ、痩せても枯れてもプラズマテレビ。本質的に高画質なのである。中途半端な液晶テレビでは、リリーフにならないのである。

 となると、液晶ならばたとえば、PanasonicのTH−49GX85ということになる。(プラズマテレビもPanasonicなので、なんとなく惹かれているということはある。)

 約15万円..廉いとはいえない。ワンポイントリリーフの値段ではないと思う。

 いや..4年間使うとして、毎日見るだろうから、100円/日か..そう考えれば..

 ..待て待て待て! この計算は、よくない。[;^J^]

 どこか、邪悪だ。[;^.^]

 そもそも、4年間で買い換えるという前提自体が、おかしいのではないか。(ワンポイントリリーフとして)49型、または55v型を買おうとしているのである。4年後に、これを、さらに大型でさらに美麗な(有機ELの)テレビに買い換える必要があるであろうか。4年後に、有機ELテレビの相場がたとえば半額以下になる見込みならともかく、そこまで廉くはならないだろう。また、引っ越し先の(リフォーム後の)家に、そんなに広い部屋を作る予定もない。結局、55v型どまりであろう。となると、買い換えなど見込まず、最初から、55v型の有機ELを買えばいいのではないか。

 TH−55GZ1000なら、28万程度。要するに、液晶の倍だわな。廉くはない。さて..(← イマココ [;^.^])

 ちなみに、せっかく、3,840×2,160ピクセルのディスプレイを買うのならば、標準的なPCのデスクトップ(1,920×1,200)が4つ入るじゃないか! 広いデスクトップを使いたいことも時々あるし! ..という野望を抱いていたのだが、これはいったん、見送ることにした。現在使用しているノートPCは、この解像度をサポートしていない。(1,920×1,200どまりである。)GPUのドライバを最新にしてみようと更新を試みたら、なぜか失敗した..だいたい、このPCのドライバのアップデート自体が、不安なのだ。なぜならそもそもWin8.1機で、あとからWin10を買ってきてインストールしているからである。まんいちトラブルが発生した場合でも、最悪、OSから最インストールすればリカバリーできるだろうが、そんな時間をかけていられないし..

 このPCを買ってから、もう5年半である。そう遠からず買い直す日が来るので、そのときに、3,840×2,160ピクセルをサポートしている機種を選択すればいい。

 引き続き、アクトシティ。四季のコンサートである。三浦文彰のヴァイオリンリサイタル(ピアノ:三浦舞夏)で、プログラムは、以下である。

ドビュッシー/ヴァイオリンソナタ
モーツァルト/ヴァイオリンソナタ第40番変ロ長調 K.454
ベートーヴェン/ヴァイオリンソナタ第7番ハ短調 Op.30-2

 デーモンが感じられるような名演だったとは、思わない。が、いずれの曲にも、破綻無く連れていってくれたという印象である。なんだかディスっているように聞こえるかも知れないが、そうではない。簡単にできることではないからである。毎度毎度デーモンに付き合ってられるか、ということもある [;^J^]。ピアノについては、いまひとつメカニカルな精度が欲しかったような気がするが、これは私の偏見(先入主)の可能性もある。

 アンコールは、「愛の喜び」と「真田丸」。会場を出たら、結構な雨。帰宅したのは、21:00。

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*2019年10月19日:古代への情熱展/テレビ発注


 6:35に出て、バスで浜松駅へ。雨は、ぎりぎりやんでいる。すき屋でTKG。7:25のJR在来線で東上。8:50、草薙着。駅前、すっきりと整備されたなぁ。9:10のバスで、9:20、静岡県立美術館。開館は10時なので早すぎるのだが、バスが1時間に1本しかないんだから、仕方がない [;^J^]。歩いても30分程度なのだが、後半は上り坂だし、雨が降るかもしれないし、ちょっと歩く元気はでない。

 「古代への情熱―18世紀イタリア・考古学と芸術の出会い」(〜11月17日(日)まで)である。

 定番中の定番ともいうべき、ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージの、「ローマの古代遺跡」画像検索結果)、「ローマの景観」画像検索結果)、「牢獄」画像検索結果)の各連作のほか、昔から格別の思い入れがある異形作、「ネロの墓」画像検索結果)が来ているのが嬉しい。(前記各連作の全作品が展示されているわけではない。セレクションである。)ユベール・ロベールの「ローマのパンテオンのある建築的奇想画」は、残念ながら、うまく検索できなかった。

 これら「常連たち」の代表作/有名作を並べるだけの展覧会では、ない。西洋文明の「礎」としての古代ローマ帝国と、今なお西洋文明の「故郷」といえる「ローマ/イタリア」が、16〜18世紀の芸術家たちをどのようにインスパイアしたきたかにフォーカスしている、好企画であった。

 バスで草薙駅に戻り、浜松へ。浜松駅構内の沼津魚がし鮨で食事と昼酒。いきおいがついたところで [;^J^]、隣のビックカメラへ。有機ELのTH−55GZ1000を購入した。来週日曜日(10月27日)に届けてもらう。なぜ土曜日にしなかったのかというと、大型TVを入れ替えるためのワーキングエリア(というか、そもそもテレビが設置されている場所への通り道)を作るための時間が必要だからである [;^J^]。大仕事なのである。[;^.^]

 17:00、帰宅。

 川崎市民ミュージアムの収蔵庫が、台風の増水で水没したとの報道。絶句..

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*2019年10月20日:エアフェスタ浜松2019/負傷少々 [;_ _]


 4:50に、徒歩で発つ。まだ夜である [;^J^]。「エアフェスタ浜松2019」なのである。1984年から浜松に棲んでいるというのに、この催しを見学するのは、今年が初めてなのであった。

 どうしてこんな時刻に発ったのかと言うと、加減がわからないから。オープニングは8:30、開門は7:30なのであるが、多分、その時点で、かなり長大な行列ができているはずである..となると、その1時間前、6:30には門に着いているべきである。そしてこの時刻には、まだ始発バスが動いていないのだが、幸い、私のアパートは、会場である航空自衛隊浜松基地から、6キロほどである。歩けばいいのだ [;^J^]。カメラ+レンズ、7キロを背負って。[;^.^](書き忘れていたが、基地内に一般駐車場は設けられておらず、周辺の各企業に協力を要請して設置された臨時駐車場の駐車券の抽選は、とっくの昔に終わっている。つまり、自動車で会場に行くことは、できない。)

 途上、コンビニでサンドイッチとおにぎり、お茶を仕入れ、基地の湖東門の列に並んだのが、6:15。コンビニでのロスタイムが15分なので、所要時間70分。まぁこんなものかな。私の前に、120人いる [;^J^]。7〜8割は、自転車できている。私も、自転車を考えないことはなかったのだが、荷物置き場の無いクロスバイクであって、荷物はすべて背負わなければならないこと、そして、超望遠レンズを運ぶために必須のカメラリュックには、弁当を入れる場所などないことから、自転車は諦めたのであった。

 少し早めに、7:10に開門。門に入ってからが、長い [;^J^]。保安検査場を抜け、寄り道せずに、滑走路/航空機展示場に向かったのだが、最前列から2列目ぐらいまでは、既に埋まっていた [;^J^]。(「湖東門」では私は120人目だったが、別の入口(「北門」)もあるのである。私より先に、300人以上は入場していたのではあるまいか。)なるほど。来年、最前列を取りたいのならば、5:00には来ること。自宅を発つのは、4:00前だ。[;^.^]

 とはいえ、この時点では、最前列が正解なのかどうかも、実はわかっていない。この航空祭の経験がないからである。人が密集しているところでは、上空を飛ぶ航空機を超望遠レンズを振り回して追い掛けるのは、難しいかもしれない。そこで、あえて、最前列から10メートル程度下がった、人口密度の低いあたりに陣取った。(まぁ、午後には、人口密度の低い場所など、なくなってしまったのだが。[;^J^])

 この会場の問題点として、観客席の南側に滑走路があり、基本的に南側上空で演技/デモ飛行が行われるため、逆光になりがちだということがある。無論、太陽は一箇所にしかいないのだから、空の全てのエリアにおいて常に逆光になるということはない。辛抱強く狙っていれば、うまい具合に太陽光を味方につけることもできる。練習を積めば、だが。

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 航空機展示場には、ブルーインパルスが6機、並んでいた。想像していたよりも、小柄な機体である。ブラスバンドは諸事情により、このアングルでしか撮れなかったのだが、なかなか味があると思うぞ、私は。[;^J^]

 UF−60Jは、ごつくて格好いい。どう見ても、肉食の大型蜻蛉(トンボ)である。



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 左から、T−400、U−125A(確か)、UH−60J。後ろ姿になりがちなのは、私のカメラが追いついていないからである。[;_ _][;^.^]



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 E−767。アンテナを回転させながら飛行していることろを見られたが、これはエアフェスタででもなければ、滅多に見ることができないらしい。



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 F−16。さすがの迫力である。米空軍の友情出演?らしく、このときだけ、アナウンスが(米軍の)ヤンキーねーちゃんになったのが、なんともそれらしい [;^.^]。見事なベイパー(急旋回等の急制動時に現れる、水蒸気の凝固)。操縦席では手を振ってますな。[^.^]



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 F−2。F−16と良く似ている..と思ったら当たり前で、F−16がベースになっていたのね [;_ _]。無知ですみません。[;_ _]



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 左はF−2。右はRF−4。RF−4が属する偵察航空隊は今年度末に廃止され、RF−4も退役する、と、アナウンスされ、えぇ..なんで? と、ぐぐってみた。

2018年12月26日 17時26分 読売新聞

航空自衛隊の偵察航空隊が2019年度末に廃止され、40年以上にわたって日本周辺を空から監視してきた偵察機「RF4」が退役する。F4戦闘機をベースにし、“音速の忍者”とも呼ばれた部隊は、乗員が上空から撮影したフィルム写真を地上で現像するアナログなスタイルを貫いてきたが、最新鋭偵察機のデジタル化・無人化の波に押された格好だ。空自幹部は「戦い方がよりスピード重視になり、時代の流れだ」とする。

茨城・百里基地の滑走路。訓練を終えて帰還したRF4の機体下部から、同隊の隊員がフィルムを取り出し、基地内の暗室に駆け込んだ。待ち構えていた別の隊員が現像機を動かし、出てきたフィルムをミリ単位で動かしながらつなぎ合わせる。地上の様子を写した1枚の大判写真が仕上がると、隊員らがルーペをのぞき込み、1ミリ四方の目標物を次々見つけていった。

 ..なるほど。確かに、これは古い [;^J^]。むろん、アナログならではの良さも何かしらあるのだろうが、これは「置き換え対象」になるのだろうなぁ..しかし、この機体のアナログ写真撮影装備をデジタル偵察機器に換装するなどして、延命させられないものなのかなぁ..素人のタワゴトですが、いかにも勿体ない..



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 そして、ブルーインパルス、登場。



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 よくまぁ、超高速で、こんな密集隊形で飛べるものだと感心するが、米空軍のサンダーバーズや、米海軍のブルーエンジェルスの密集編隊は、さらに凄いらしい。



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 フレームに収まりきらなかったが、右から2枚目の写真では、3機が背面飛行している。



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 最後の演技飛行。1機が直進してくる周囲を、もう1機が螺旋状に巡る。



 以上で、エアフェスタ初体験は、終了である。今年の目的は、来年以降はどのような体制で臨めばいいかを探る「偵察」だったのであり、それは十分に達せられた。

* 最前列に陣取る値打ちは、確かにある。最前列に座ることのデメリットとして危惧していた「長いレンズを振り回しにくいのではないか」という件については、どうやら案ずるほどのことはない。
それよりも、滑走路を走る航空機の写真を撮れるメリットが、圧倒的に大きい。
特にブルーインパルスの場合、目の前にとまっている6機のそれぞれに飛行士が乗り込み、整備士と連携を取りながら動作確認をし、滑走路に向かい、という、30分ほどの過程すべてを眼前で見ることができるのだ。私は今回、人波の後ろにいたので、これらを全く見ることができなかった。
* カメラが2台、必要だ。[;^J^]
私は今回、200−500mmの超望遠ズームレンズと、28−300mmの標準/望遠ズームレンズを持参した。これはもちろん正しかったのだが、デモ飛行の最中に、これらを換装している時間は、ない。遠方の航空機は、もちろん、500mmで掴まえる必要があるのだが、その一瞬後には、空の広大なエリアに(広角レンズでなければ収めきれない)スモークの模様が描き出されている。これは、たちまち消えてしまうのだ..
繰り返すが、レンズの換装をしている時間は、ない。超望遠レンズをつけっぱなしのカメラと、標準ないし広角ズームレンズをつけっぱなしのカメラと、2台、首からぶら下げていないと、対応できないのだ。[;^.^][;^.^][;^.^]

 14:40に会場を発ち、自衛隊基地の門から出られたのは、その15分後 [;^J^]。徒歩で自宅への帰途についたのだが..西山の交差点で、転んだ [;_ _]。われながら、ちょっと信じられないのだが、アスファルトの歩道に、顔から着地してしまった(額と眼鏡で頭突きしてやった [;_ _][;^.^])のである。

 最初は単なる「蹴躓き(けつまずき)」だったのだが..「おっとっと..」、という、前方への体重移動がとまらず、地面へのダイブに到った最終段階で、もちろん、右腕で顔と額をガードしたのだが、先に着地した右腕の上を上体がスライドして前方に飛び出し、接地した..「疲労のため、下半身が上体を支え切れていなかった」「背中には7Kgのカメラリュックを背負っており、しかもこれの重心がかなり高く、従来、あまり経験したことのない重量バランスであった」、というあたりが原因だろう。「カメラリュックが、私の上体を前方に飛ばした」のは、間違いない。

 もちろん、すみやかに立ち上がり、なにごともなかったかのようにスタスタと歩き続けた。眼鏡のレンズが割れなかったのは幸いであったが、かなり深い擦り傷がついてしまったので、どの道、交換しなくてはならない。やれやれ、物いりだ..と溜息をつきながら、ふと、道路脇に駐車していた車のサイドミラーで顔を映してみたら..おぉ、これは凄い [;^.^]。なんだなんだ、この巨大なたんこぶは [;^.^]。幼少期以来、ほとんど半世紀ぶりのたんこぶではあるまいか。これは、病院に行かなくては..日曜日の午後だけど..[;_ _]

 16:05、帰宅。洗面所で、被害確認。眼鏡損傷。額にたんこぶ。鼻のつけねにも擦り傷..これは、眼鏡に受けた衝撃によるものだろう。右手と左手の掌底の擦り傷は、たいしたことなし。右膝痛い。左膝痛い。どちらも打撲だが、右は出血なし。左は多少の出血あり。

 以前、日曜日に、ごく近所のとあるクリニックに診てもらったことがあるので、取り敢えずそこに行ってみたが、閉まっていた。改めて救急外来を検索。なんだ、すぐそこの医療センターが開いているではないか。

 ..というわけで、診てもらった。実のところ私は暢気で、「このみっともないたんこぶをなんとかしてもらえないものだろうか」、ぐらいに構えていたのだが、むしろ医者たちの方が色めき立っていた。「転んで、頭を打った」、というのは、大インシデントなのである。

 「転んだ瞬間に意識はあったか」「転ぶ前後の記憶はあるか」と、さまざまな医師/看護師に、3回ぐらいきかれた。要するに、「転んだ原因」と「頭を打った結果」の確認だ。そしてもちろん、CTスキャン。

 今日の診察結果としては、なにごともなし。脳内出血もしていない。「ただし、微細な出血があっても、それはCTスキャンではわからないから、これこれの症状が現れたら、すぐにうちの脳外科に来なさい」、と、印刷物を渡された。

 大病院で診てもらって、正解であった。安心感が、まったく違う。(ちなみに、たんこぶの治療は、「清潔にしときなさい」、と、何もしてくれませんでした。[;_ _][;^.^])18:00、帰宅。

 さて、眼鏡を作り直さないと..明日までにたんこぶ、ひっこまないだろうなぁ..[;_ _][;_ _][;_ _]

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*解説


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Last Updated: Oct 26 2019
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