*2019年06月03日:幻想美術選「雪解け」ボブ・エグルトン
*2019年06月04日:6〜7月の展覧会観覧予定
*2019年06月05日:山里亮太、蒼井優と結婚
*2019年06月06日:いつの写真だ [;^J^]
*2019年06月07日:梅雨入りですか..
*2019年06月08日:花菖蒲/「ゴジラ キングオブモンスターズ」
*2019年06月09日:6ヵ月点検/アクトシティで「復活」
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*2019年06月03日:幻想美術選「雪解け」ボブ・エグルトン


 「幻想美術選」、第163回。今回は、アメリカを代表するSF画家のひとり。

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「雪解け」(ボブ・エグルトン、1993年)

 一見して、どこかの惑星上の光景のようであるが..「下の方」を見ると、「岩」らしきものは「浮いている」ようにも見える..だとすると、「雲」。巨大なガス惑星の上空、あるいは惑星間空間か..いずれとも決めかねる、いわばダブルイメージの「風景画」であるが、仮に前者であるならば、この見えている範囲のスケールは、数キロメートル乃至数十キロメートルといったところだろうが、後者とするならば、そのスケールは一気に1000倍、または1万倍となる。

 おそらく、恒星(あるいは銀河)からのエネルギーを浴びて、星間物質が変容しつつあるところを描いているのであろう、この壮大な宇宙風景画の原題は、「Thaw」。宇宙空間を描く作品のタイトルを「雪解け」と邦訳するのもどうかと思うが、「溶解」「解凍」などの訳語をあてても、どうもピンと来ないので、ここは幻想寄りにしてみた。[;^J^]

 (さらに言えば、ふとした瞬間に、たとえば鷲座のM16星雲の有名な「巨大な柱」のようにも見えないだろうか。だとすると、この図像の「見えている」範囲のスケールは、さらに桁がいくつも跳ね上がることになる..遠方に浮かんでいる球体が「惑星」だとするのならば、その(あまりに巨大な)見え方は「錯覚」ということになるが、しかしこれらが「惑星」であるという根拠はどこにもなく、直径数百万光年もの「球形に見える」構造物が宇宙空間に存在しないなどと、誰が断言できようか。)

 Bob Eggleton は、1960年生まれ。幼少時より怪獣や宇宙計画に熱中し、それらの絵を描いていたという。まさに万能のSF画家で、ドラゴンをはじめとする異生物や異文明、メカから壮麗でファンタスティックな宇宙風景画まで、描けぬものはない。

 日本のサブカルチャーへの造詣が深く、特にゴジラやジブリ映画が好きだという。新作のハリウッドゴジラを、どう評価しているのだろうか。

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*2019年06月04日:6〜7月の展覧会観覧予定


 6月は、少な目ではあるのだが..

*世田谷文学館
 「萬画家・石ノ森章太郎展
 〜6月30日(日)まで

*ヴァニラ画廊
 「シリアルキラー展2019
 6月18日(火)〜7月11日(木)まで

*国立新美術館
 「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道
 〜8月5日(月)まで

*サントリー美術館
 「遊びの流儀 遊楽図の系譜
 6月26日(水)〜8月18日(日)まで

*東京ステーションギャラリー
 「メスキータ
 6月29日(土)〜8月18日(日)まで

 ..とはいえ、石ノ森章太郎展に行けるかどうか、極めてあやしい。月末に上京するのが、難しいのだ..

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*2019年06月05日:山里亮太、蒼井優と結婚


 驚いた。山里亮太、蒼井優と結婚。あなたがこれを読む頃には報道も(多分)鎮静化しているだろうから、詳しくは書かないが..

 非常に嬉しい [^J^]。私は昔から、山ちゃんのファンだった。常に「情けない」キャラのポジションだったが、常に面白かった。不快な印象を受けたことは、一度もなかった。(炎上騒ぎは何度かあったらしいが、よくしらない。)「そのようには見せない」ようにしているが、「頭の良さ」は疑いようもなかった。

 それにしても、このバズり方は、ほとんど異常である。芸能界に限ってもろくでもないニュースが続いているので、芸能ニュースの受け手も(そしておそらく送り手も)、「明るいニュース」を渇望していたのだろう。

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*2019年06月06日:いつの写真だ [;^J^]


 日本経済新聞の水曜日の夕刊に(昨日から)連載が始まった、N女史による「絵画で楽しむミステリー小説」。例によって全4回となると思われるが、第1回の題材は、トマス・ハリスの「レッド・ドラゴン」と、ウィリアム・ブレイクの「巨大なレッド・ドラゴンと日をまとう女」。彼女の著作のどれかに含まれている内容だと記憶するが(勘違いかもしれないが)、なかなか面白い。

 問題は、著者近影で..いったいこの宣材写真、何年前に撮ったやつだ [;^J^]。あつかましい 可愛いじゃないか![^.^][^.^][^.^][;^.^]

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*2019年06月07日:梅雨入りですか..


 関東甲信越、東海、梅雨入り。つまり、今年も前半が終わりつつあるということだ。今さらどころではない嘆きだが..時の流れが早すぎる [;_ _]。このままあっと言う間に(何もできずに)今年が終わってしまいそうだ。年内には、リフォームの一次案を固めたいのだが..

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*2019年06月08日:花菖蒲/「ゴジラ キングオブモンスターズ」


 昨日の雨は朝までにあがって、快晴。8:35に車で発って、8:55に久々にフラワーパーク。このあと天候は、ほどよい曇天、快晴、曇天、と、くるくる変わる。

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 ササユリは、少しソフトフォーカス、かけすぎた。[;^J^]



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 花菖蒲は、満開一歩手前。



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 いろいろ小賢しい手を使うものの、とにかく難しい。[;^J^]



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 昨年どうよう、今年も、琴の野外演奏会に巡り会えた。



 10:55に発って、多少の寄り道をして、11:40にいったん帰宅。12:25に改めて発ち、湯風景しおりへ。散髪と、ゆったり読書。16:00に発つ。

 ハードオフで、これまで使っていたAVアンプを売る。3000円で引き取っていただけたので、御の字だ。端子に多少の経年劣化はあるかもしれないが、おそらくどこも壊れてはいないはず。今度こそ、ハイスペックを使いこなしてくれる主人に巡り合って、存分に性能を発揮できる幸せなセカンドライフを送れることを、祈る。[_ _][^J^]

 サンストリート浜北へ。20:05からの回で、「ゴジラ キングオブモンスターズ」を観た。(以下、ネタバレなしである。)

 いちおう、傑作と認定しておこう。(上から..[;^J^])大怪獣映画として、押さえるべきポイントは全て押さえているし、夾雑物 [;^J^](家族のドラマ [;^.^])も必要最低限で、邪魔にならない。怪獣たちの造形とバトルの迫力には、文句をつける余地など、一切、ない。印象的なのは、モスラの美しさと強さ。もともと最強クラスの怪獣だが、脚が長く太く頑丈になって、物理的にも強靭になった。

 にも関わらず、「文句なしの傑作!」とは言い難いのは、「怪獣映画ならではの(良くも悪くも)いい加減なところ」も、しっかりと実装しているからである。(だから、これらを欠点とはいいたくないのだが..)

 もっとも気になったのは、キングギドラの位置づけがブレているところである。宇宙怪獣である件は、了解。つまり、他の怪獣たちとは、出自が違う。ここで決定的にわかりやすく「地球怪獣対宇宙怪獣」の図式を展開してみせてくれるのが、日本のゴジラ映画。ところがこの映画では..(以下、ネタバレに近づくので伏せておくが)モヤっと感が残るのである [;^J^]。世界史から「聖なる(多頭の)竜」が存在していたという証拠を掘り出すシーンもあるが、そういう視点ならば、日本の「護国聖獣」設定(「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」)の方が、優れている。

 怪獣使いの女、もとい、怪獣をコントロールできる装置の使われ方が、整理されていないし..それに(各所の)セキュリティはどうなっているんだ、どうやって咎められもせずに逃げ出せたんだ..などなど、突っ込みだすときりがないのだが [;^J^]、しかし、こけつつ、突っ込みつつ観る、というのは、このジャンルの映画の重要な楽しみのひとつである [^J^]。突っ込みの連打に耐えるだけのクオリティは、確実にある。

 一見をお薦めしておく。

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*2019年06月09日:6ヵ月点検/アクトシティで「復活」


 今日は雨もよう。クリーニングを受け取ってから、10:40に、はなまるうどん浜松西伊場店でブランチ。予約していた11:00に、浜松日産伊場店。キューブの6ヵ月点検である。

 12:00過ぎに完了。このまま車で街中へ。12:30過ぎに、アクトシティの中ホール。アウローラ・フィルハーモニック管弦楽団(指揮:永峰大輔)の「復活」(マーラー)の公演だが、開場は13:30。読書をしながら待つ。

 14:00開演。正直に書いておくが、演奏上の傷は、いろいろあった。中ホールの舞台に全員乗れていたのには感心したが、多少の無理はあり、ソプラノ(田上知穂)とメゾソプラノ(長谷川忍)が舞台前面ではなく、弦楽器奏者たちの後方(というか内部)に位置しており客席から多少遠いせいか、いまひとつ声が届いてこないという問題もあった。

 それでも、この、長くて散漫な曲(悪口ではない、私はこの交響曲が大好きである)が、形になっていたし、コラールの響きにはっとするところもあった。成功した演奏会だったと思う。

 改めて実感したのだが..この曲は、体感時間が長い [;^J^]。ベートーヴェンの第九とほぼ同じ長さのはずなのだが、少なくとも私の主観的には、明らかに「復活」の方が(5割ぐらい)長い [;^.^]。ディスっているように聞こえるかもしれないが、必ずしもそうではない。同じ客観時間を消費していながら、より長い主観時間を堪能できる(音楽に耽っていられる)、とも、言えるからだが..それにしても第3楽章は長すぎるだろ..(← などとはっきり書くと、ディスになる。[;_ _][;^J^])「第九」は(第4楽章を除けば)構造と形式が合理的で緊密であり、だからそんなに長くは感じないのだ。(私はね。)繰り返すが、これはこの2曲の性格の違いであって、優劣の問題ではない。

 15:30頃、アクトシティを発つ。雨上がる。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jun 15 2019
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