*2017年06月26日:眼鏡新調
*2017年06月27日:車酔いの追憶
*2017年06月28日:保湿ボックス順調
*2017年06月29日:幻想美術選「火星に旅した船」ウィリアム・ティムリン
*2017年06月30日:プレフラ(別の意味で)ムカツク [;^.^]
*2017年07月01日:サブ機立ち上げ
*2017年07月02日:フラワーパーク/しおり/ビック
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*2017年06月26日:眼鏡新調


 残業はほどほどで切り上げ、帰路、メガワールドに寄る。先週新調した眼鏡の受け取りである。うむ、だいぶ見やすくなった(..つーか、この歳になっても度が進むというのは、いかがなものか。[;^J^])

 夏オフが近い。そろそろシンセの動作確認をしておかないと。(数年前のことだが、かなり目前になってから鍵盤不良が判明し、いささか慌てたことがあったからな..修理、間に合ったとはいえ。)

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*2017年06月27日:車酔いの追憶


 子どもの頃は酷く悩まされていたのに、大人になってから(嘘のように、あるいは夢のように)消えてしまったものが、ふたつある。「霜焼け」と「車酔い」である。

 小学生の頃、霜焼けは本当に酷かった。主として手足だが、冬の初め、ある個所が霜焼けになると、そこは春まで治らないのである。手足の指は、ほぼ全て罹患したし、その他の箇所も赤く痛痒く腫れた。クラスの中でも、特に霜焼けの程度が酷い方だったと記憶する。それが..いつの間にか、霜焼けと縁が切れてしまった。

 25歳で浜松に就職して以来、この温暖な地に腰を落ち着けているからかも知れないが、それでも、寒い場所にいくことも、寒い日も、あるのである。にもかかわらず、今では霜焼けと無縁である..というか、そういう機会が皆無ではないのだが、それは、「何かで長時間圧迫された」とか、そういう、異常事態に伴って発生する「霜焼け」であり、これは、病気というよりは事故(怪我)だと思う。

 そして、「車酔い」。子どもの頃は(食事中の方はすみません [_ _])家族で自動車旅行する際には、吐瀉物用の「袋」が手放せなかった。酔い止め薬など、ほとんど効かない。学校のバス旅行が憂鬱だった。ちなみに、ほかにも車酔いする子は多く、みな、紙袋の類を持参していたのだが、私は、しばしば海外出張する父の土産 [;^J^]、「飛行機に備え付けられている吐瀉物袋」を愛用していた。これは開口部を塞げるようになっており、使用後、中身をこぼす心配がないのだ。

 そんな私も、とんと、車酔いしなくなった。いったい、いつ頃からだろう? 無論、船やら飛行機やらにガンガン乗っている人ではないので、これからまだまだ、酔う機会はあるのかも知れないが..

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*2017年06月28日:保湿ボックス順調


 カメラ&レンズ用の保湿ボックス内の湿度は、安定しているようである。外部(自宅室内)の湿度は40%から70%まで振れているが、ボックス内の振れ幅は40%から50%ぐらい。レンズの理想湿度は40%らしいが、これならまずまず心配ないか..(レンズに黴が生えたら、たまったもんじゃありませんからね..[;_ _][;^J^])

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*2017年06月29日:幻想美術選「火星に旅した船」ウィリアム・ティムリン


 「幻想美術選」、第70回。「挿絵の黄金時代」ミニシリーズの第3回である。これも絶品!

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「火星に旅した船」(ウィリアム・ティムリン、1923年)

 William Timlin(1893-1943)もまた、荒俣宏に教えてもらった挿画家である..いや、ほとんど魔法使いと呼ぶべきか..

 本職は建築家であったティムリンは、寡作な挿絵本(というか絵本)作家だったらしい。私は彼の作品を、荒俣宏の「妖精画廊」でしか知らないのだが、本書(「火星に旅した船(THE SHIP THAT SAILED TO MARS)」)については、多少、情報を集めてみた。主人公は老学者であり、妖精たちを助手にして宇宙船(帆船)を創り上げる。その船で火星に旅立ち、火星の王女に出会い、紆余曲折の大冒険の末、火星の王女は(主人公が救い出した)火星の王子と結ばれ、主人公(老学者)は火星の住人となって幸福に暮らしました、というハッピーエンドらしいのだが..

 ..やや不思議に思われる方も多いだろう。このパターンなら、主人公の老学者は火星に着いたら若返り、大冒険の末、火星の王女と結ばれるはずである。しかし、このティムリン作品における老学者の立ち位置と心情、わかるなぁ、わかるなぁ..そんな「色気」は、もうどうでもいいのだ。若い連中(王子と王女)には幸せになってもらい、自分は自分で、この浮世離れした桃源郷の片隅で、老後を穏やかに幸せに過ごせれば、それでいいのだ..私はこの老学者に、完全に感情移入しているのだった..[;^.^][;^.^][;^.^]

 それにしても、まったくもう、まったくもう..なんという「絵」だ! 「妖精画廊」に収録されているのは、全50葉ほどのうち7葉だけだが、ここにご紹介する1葉は、特に私が愛惜してやまない逸品! 美しくも物寂しい光に包まれた(薄暮の?)広大な風景の中、火星に旅立つ帆船が、上方に小さく見えている。それを見送っているのは、手前の人物、ただひとり..いや、彼女にしても、その帆船を見ているのかどうかは定かでない..この、なんともひそやかな、寂しげな幻想..!(※)

 この絵本(「THE SHIP THAT SAILED TO MARS」)は、「星の帆船」という邦題で立風書房から出版されていたことを、つい最近まで知らなかった。不覚である。「妖精画廊」に耽溺していた当時のことを顧みれば、まさかこの絵本が翻訳される日が来るとは夢にも思わず、そして、この豪華本(原書)が手に入る可能性などさらに夢見ず、もう、「妖精画廊」という「窓」を通して眺めやるしかないものと決めてかかっており、探しもしなければアンテナも張っていなかったのだろう..さて、それでは早速入手(とっくの昔に絶版なので、探索というべきか)に動くか、というと..これが、微妙なのである。

 立風書房からどのような装丁で出版されたのかは知らないが、荒俣宏が絶賛している原書の美しさ(「途轍もなく凝った造りの上に大型本で、モロッコ皮の装丁」)には、到底、及ぶまい。幻滅するのではあるまいか..そのような中途半端なものは見ない方がいいのではあるまいか..(いや、現物を見ていないので、中途半端と決まったわけではないのだが..)「妖精画廊」に収録された、僅か7葉の「複製」から、「原書」(本物)を想像し、憧れ、夢見ている方が、幸せなのではあるまいか..

 ..しかし、待て。それを言ってしまえば、わが廃墟城の豊かな「美術品」の大部分は、画集などに収録された「複製品」ではないか。「本物」では「ない」ではないか。ここで「原書」(本物)にこだわることは、私のコレクションの依って立つ基盤を、根底から覆す。「妖精画廊」も複製。立風書房版も、複製なのだ。その価値には、なんのかわりも無いではないか..(何をわかりきったことをぐだぐだ書いているのだと思われるでしょうが、ここは倉田にとって重要なポイントなので、辛抱してください。[;_ _][;^J^])

 ..よし、入手しよう。この老学者とともに(あるいは彼に憑依して)、火星に旅立つこととしよう..

(※)(2017/07/14 追記)

 後日、「星の帆船」(William M. Timlin、舟崎克彦訳、立風書房)を入手した。物語も挿画も最高で、期待を裏切らないどころか遙かに上回っていたのであるが、私の壮大な勘違いも判明した [;_ _]。この素晴らしい絵は、「地球から火星に飛び立つ」シーンだと思っていたのだが、実は、「火星の市街に到着した」シーンだったのであった [;^J^]。負け惜しみではないが、私の勘違い解釈の幻想換起力も捨てたものではないので、敢えて削除/上書きせずに、残しておく。[;^.^]

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*2017年06月30日:プレフラ(別の意味で)ムカツク [;^.^]


 毎月毎月、その日の終わり際に気が付くのだ。プレミアムフライデーだったことに [;^J^]。忙しくて忙しくて、そんなことを思い出している暇も無い日だからなっ![;^.^]凸

 しかしなによりショックなのは(というより、ボディーブローを食らうのは)..しょっちゅう、来ることなのである。プレミアムフライデーが。前回、来たのは(そしてディスったのは)つい先日だったような気がするのに..

 あっと言う間に、一か月が過ぎてしまった..この歳になると、一か月は貴重なのに、まとまったことはほとんどできず、公私ともに山をなしている宿題が、いかほども片付いていない(むしろ増えている)というのに..そんなことを今更ながら思い知らせてくれるプレミアムフライデー、むかつく..[;_ _][;_ _][;_ _](← それは、逆恨み。[;^.^])

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*2017年07月01日:サブ機立ち上げ


 曇天から徐々に薄晴れになった。9:30に車で起動。

 クリーニング出ししてから、浜松駅前のビックカメラへ。某外国メーカー製のWin10ノートPCを購入。もちろん、一番廉価なモデルを選んだのである。どうせ、メインPCを修理出ししているあいだのワンポイントリリーフだ。性能など、どうでもいい。[;^J^](とはいえ、某メーカー製品は諸々の理由から対象外としましたが。[;^.^])

 アオキに寄って、夏物スラックスやシャツなどを買う。昼前に帰宅し、夕方までかかって環境設定が終わり、ほぼほぼ、現在のメインPCの代役として(一時的には)使えるようになった。もちろん、想定外の事態もあったが..

 ..光学ドライブが、BDではなく、DVDだった [;^.^]。そりゃ、廉いだけのことはあるわな [;^.^]。まぁいい。どうせこのCPU性能では、動画再生などまともにできないだろうと、そもそも映像系のアプリはインストールしなかったんだし。

 夜更け、この廉価ノートが、極端に遅いことに気が付く..というか、エクスプローラーが開かないじゃん、そもそも [;^.^]。最初は、Cドライブが消滅したかと思ったぐらいだが(← んなわけあるかいっ(← ノリ突っ込みです、念の為))、コマンドプロンプトから確認したら、もちろんあるのである。(当たり前だ。[;^J^])これでは使い物にならないので、もっとも基本的な対処方法であるところの、再起動..あ、エクスプローラーが開く。(当たり前だ。[;^.^])まぁ、いいや。ワンポイントリリーフなんだから、こんなもんでも。[;^J^]

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*2017年07月02日:フラワーパーク/しおり/ビック


 快晴。8:30過ぎに車で出る。最初の目的地は、はままつフラワーパーク。9:00に到着。

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 オオガハス。いずれの写真も「AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」で、それなりに絞っている。右写真は、距離があるからか、画面全体にはピントが合わない..



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 左はアジサイ、右はポンテデリア。いずれも「AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G」で、絞りは開放少し手前。ポンテデリアの群生は構図が難しく、なかなかフレームに収まらなかった。これでも、マシな方なのである。[;_ _]



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 本日のメインターゲットである、ササユリ。先月、うまく撮れなかったので、リベンジに来たというわけだ。先月と同じく、「AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G」を、ほぼ開放で。

 イメージの源泉は、もちろん、オディロン・ルドン(← 韻を踏んでいることに注意。[^.^])ソーントンの「フローラの神殿(夜の女王)」も、少しはいってます [;^J^]。言うまでもなく、テーマは、幻想的なボケに浮遊する花。ピンは蕊にあっており、前後に奥行のある花弁全体にはあっていない(少しボケている)。これはこれで「味」だともいえるが、私の意図としては、花全体には、もう少しくっきりとピンを合わせたかった。しかし、背後の樹木や草との距離が取れておらず、絞りを開放にしなければ、背景が綺麗にボケなかったのである。

 ちなみに、オートブラケティングで撮影した。これは、シャッターを切るたびにパラメータを少しずつ変化させる機能。たとえば、露出補正のモードにして、補正ステップを0.3、撮影コマ数を7、と設定すると、シャッターを切るたびに、露出補正が、0、−1.0、−0.7、−0.3、+0.3、+0.7、+1.0、と、7回、異なる値(この場合は、明るさ)で撮影される。さらに、7回もシャッターを切るのは面倒なので(というか、パラメーラを変化させて連続撮影する場合、時間要素を排除して一気に(一瞬で)撮影すべきなので)、レリーズモードを「高速連続撮影」にする。すると、シャッターボタンを「押下している」だけで(毎秒6.5コマのスピードで)カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャッ、と、明るさが少しずつ異なる写真が、一気に7枚、撮影できる。これをアングルとかその他のパラメーラとかを変えながら何度か繰り返し、結果として採取できた数十枚の写真から、一番いいのを選ぶ..デジカメならではの(ほとんど暴力的な [;^.^])物量作戦である。(オートブラケティングは、露出補正以外のパラメータ、たとえばホワイトバランス(要するに色味)などを変化させながら連続撮影することもできる。)

 このテーマ(幻想的なボケに浮遊する花)は、さらに掘り下げなくては..一生かかるぞ(ワクワク。[^J^])



 10:50、退出。駐車場で気がついたが、車内が暑い! 次の目的地で、駐車場に停めた車の中に、カメラと交換レンズを置きっぱなしにするのは危険である(と思う)。

 11:25、次の目的地(=湯風景しおり)。カメラとレンズは館内に持ち込み、貴重品ロッカーに入れた。サウナと読書。15:30、退出。

 ビックカメラ。PCの電源不良?(たまに頓死する)について相談したところ、それはスリープではないかと指摘される [;^.^]。そんなはずはないのだが、確信が持てないので、いったん引き下がる。[;_ _]

 16:25、帰宅。PCを確認。そらみろ、スリープ設定なんかしてないぞぃ![;^.^]凸 ..まぁ、修理出しすると、故障してなくても5千円かかるので、単なる設定違いの可能性がある場合は、極力、修理出ししない方向に誘導する、という、ビックカメラの担当者の判断自体は、もちろん正しい。再現条件を絞り込めるかな..ハードの故障でなければ、パターンが見えるはずだ。

 シンセの動作確認、OK。さて、とっくにディスコンのこの名機。いつまで修理してもらえるかな..[;^J^]

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jul 6 2017
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