*2016年07月11日:パスポートとかマイナンバーとか
*2016年07月12日:緊急上京(ネゴ)決定
*2016年07月13日:大ニュース、2件
*2016年07月14日:幻想美術選「仮面が弔鐘を鳴らす」オディロン・ルドン
*2016年07月15日:タベルナ、閉店 [/_;]
*2016年07月16日:出光美術館/新宿で飲み
*2016年07月17日:国立西洋美術館/国立新美術館×2
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*2016年07月11日:パスポートとかマイナンバーとか


 与党、改選過半数..予想どおり過ぎて、面白くもなんともない。まぁ、毎度のことだが..「与党が選ばれた」のではなく、「野党が選ばれなかった(忌避された)」のだ。たとえ「どれほどのリスク」があろうとも、今の野党たちに国の運営をまかせるよりは、「まだマシだ」、と、国民が判断したのである。(英国の国民投票のような僅差ではなく、有意な大差で。)野党たちは、このことを真剣に考えているのだろうか。彼ら野党は(野党が使いたがる言葉を使えば)「悪魔にも劣る」、と、見限られたのである。このことの重大さを、本当に認識しているのだろうか。「まぁた、負けちゃった♪(テヘペロっ♪)」、という、いつものルーチンなのだろう..いないほうがマシだな、こんなのは。

 午前半休。自転車で市役所。パスポート申請..昔取得したやつは、とっくに期限切れで、ついでに紛失済みときたもんだ [;_ _][;^.^]。別に海外旅行の予定があるわけではない。業務上、いつ(突然)海外出張に行くことになるかわからんので、準備しておけと命じられたという次第でしてね。

 ついでに、マイナンバーカードもゲット(今ごろ [;^.^])。なくても特段困らんものは、後回しになるのよ、どうしても。[;^J^]

 伊藤ユミ、5月18日に亡くなっていたとのこと。享年、75歳。まだ早い..

 永六輔も、逝去。享年、83歳。こちらは、大往生というべきか..

 合掌..

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*2016年07月12日:緊急上京(ネゴ)決定


 緊急事態、発生である。今月25日に、なんとしてでも神保町に行かなくてはならない!(..あ、仕事の話ではありませんので。[;^J^])月曜日か..有休とれるかなぁ..ネゴしなくては..

 おフランスに発注していた画集が、届いた。遺憾ながら、大嫌いなアマゾンは便利である。事実は事実として認めざるを得ない。

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*2016年07月13日:大ニュース、2件


 一昨日に引き続き、今日も午前半休。8:10頃に車で出て、まず、浜松西郵便局。引き続き浜松医療センターの耳鼻科に、アポの9:00に余裕を持って到着。少し早めに診てもらえ、9:45、帰宅。

 午後から出勤。残業は30分程度。

 大ニュースの1本目。ハーグの仲裁裁判所、南シナ海の中国主権、認めず..まぁ、これまた意外性がゼロなので、「大ニュース」とはいえないか。しかしこれで、中国、またもや日本(の陰謀)のせいにして、国内の不満のはけ口にするんだろうなぁ..もぅ、うんざり..(なんとなく、太平洋戦争前の日本の立ち位置を思い出すよね、今の中国って..← 嫌味です。中国人の読者の方がいらっしゃいましたら、すみません。[;_ _])

 大ニュースの2本目。天皇陛下、生前退位の意向。法曹関係者は、おおわらわだろうが..この御高齢。激務から解放してさしあげたいというのは、偽らざるところである。

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*2016年07月14日:幻想美術選「仮面が弔鐘を鳴らす」オディロン・ルドン


 第20回。前回に引き続き、(倉田にとって)「特に」ノスタルジックな作品シリーズ。(これまでのラインナップは、「幻想美術選」をご覧下さい。)

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「“エドガー・ポーに”より“仮面が弔鐘を鳴らす”」(オディロン・ルドン、1882年)

 前回述べたように、いまは亡き「カマキン」(神奈川県立近代美術館 鎌倉)で1973年9月に開催され、観に行った「オディロン・ルドン展」が、ほぼ、私の美術鑑賞人生の基点のひとつである。それ以前にも実家で画集は見ていたし、家族連れで(というか父に連れられて)美術館には何度も行っている。中学一年のときには、「マグリット展」も観に行ったはずだ。

 しかしそれでも、この「オディロン・ルドン展」は、特別なのだ。父に連れられてではなく、初めて自主的に、友人(T君)と連れだって観に行った展覧会だからだ。そしてその内容も、かなり鮮明に憶えている。それは、自宅(廃墟城)に図録を確保しているからということもあるが、(ただし、43年前に展覧会の会場で買ったのか、後年、神保町あたりでみつけて、懐かし〜、と購入したのかは、判然としないが、)しかしこの図録に頼らずとも、この展覧会のイメージは、(比喩的に言えば「悪夢にうなされるほど」)強烈に私の魂に焼き付けられているのである。

 それは、「黒のルドン」の恐るべき迫力と幻想換起力だ! 私はそれまで、このような絵画作品が存在するなど、夢にも思わなかったのである。

 ルドンに親しんでいる方ならどなたもご存知のように、ルドンの前半生は「黒のルドン」、後半生は「色彩のルドン」である。いずれの時代にも、超一流の幻想美術が目白押し。この展覧会に来ていて、私の魂に強烈に刻みこまれた「黒のルドン」に限っても、「エドガー・ポーに」「ゴヤ頌」「聖アントワーヌの誘惑(全3集)」「幽霊屋敷」「ヨハネ黙示録」「悪の華」など、超弩級の傑作(連作)の大山脈であり、また、これらのいずれにも属さない単品の傑作も、厖大にある。

 選べるものではない。選びきれるものではない..こういう時は、唯一の尺度として、「ノスタルジー」に頼るしかない。だから、この作品なのだ。これが最高傑作というわけではなく、この作品と同等の(あるいはそれ以上の)「黒のルドン」の傑作も山ほどあるのだが、その中から1点を選ぶことは、できなかったのだ。

 この作品のどこが、私の「ノスタルジー」をかき立てるのか。確か、かの(43年前の)展覧会で、T君が、このリトグラフのポスターを購入したのである。(あるいは私が購入したのだろうか..いや、確か、T君が買ったはずだ..)その記憶が、私の人生の重要な1シーンとして、潜在意識の底に沈殿しているのである..

 ちなみに、「エドガー・ポーに」という連作の一部ではあるが、特定の作品の挿画というわけではない。強いていえば「鐘楼の悪魔」だろうが..無理にポーの著作に結びつける必要はあるまい。ポーの作品にインスパイアされた、ポーへのオマージュだと捉えておけば、十分だろう。

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*2016年07月15日:タベルナ、閉店 [/_;]


 今日になって気がついた。舘山寺街道、弥生坂の、イタリアンレストランの「タベルナ」が、閉店している [/_;]。車を降りてよく見てみたら、しばらく前に閉めていたようである。気がついていなかった..数年に一度しか来ない店だが、また久しぶりに、美味しいパスタやニョッキを食べに来ようかと思っていたのに..[/_;]

 この、「気がついていなかった」というのが、この店のウィークポイントだったかも知れない。とにかく、街道沿いにあるというのに、見つけにくいのだ。今ではカーナビが発達していて精度もいいから、さほど苦労しないかも知れないが、昔は、この店を狙って行っても、たいてい、その前を通り過ぎていた。それほど、目立たないのだ。看板は一応出てはいるのだが、電飾しているわけでもなく..また、駐車場が僅か4台分というのも、ハンディではあった..この店の上品でさりげない佇まいは、いわば欧州仕様。日本では、もっと自己主張しないと、埋もれちゃうよねぇ..まぁ、それが閉店の原因だったかどうかは知らないが..なんにせよ、残念。[_ _]

 (書き忘れていたが、25日の有休もぎ取りネゴ成功!![^.^])

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*2016年07月16日:出光美術館/新宿で飲み


 曇天だが明るい。トルコでクーデター騒ぎ。真相は、まだ不明。

 7:00に出て、浜松駅北口バスロータリーから、渋谷新宿ライナー浜松号の、いつもより1時間遅い8:00の便。(かなり最近になって、いきなり今日の上京を決めたのだが、そりゃ、夏休み直前の三連休の上京バスの、時刻的に一番美味しい便(7:00)の席が空いてるわけないわな [;^J^]。8:00の便の席が取れただけでも、ラッキーというもの。)

 天候は不安定との予報だったが..たしかに、牧ノ原SA過ぎあたりから、ワイパーが動き始めた。仕方がない。ダイヤでは11:56に渋谷マークシティ着なのだが、(ほぼ予想どおり)首都高で渋滞発生中とのことで、運転手から、用賀PAに臨時停止して降りるという選択肢が、オファーされる。これも予想どおりである。11:58、用賀PAで降り、(小雨、止んでる、)田園都市線で、12:20、渋谷着。結果的に、オンタイム同然である。

 12:30、まんだらけ。10数冊持ち込んだのだが、半分は売れ残り、12:55に出たその足で、すぐ隣りのヤフOFF!へ。ここで残り全部、引き取ってもらえた。このハシゴ技が、私の定番である [;^J^]。まんだらけは、査定がしっかりしている。なにしろ、全国の店舗とオンラインでつながっており、在庫状況はリアルタイムで把握できるし、(よく知らないが)査定本部みたいな部署もあるのだろう(多分)。それなりの本は、時には定価の半額以上で引き取ってくれるが、逆に、在庫がだぶついている本は、どんなに売れ線でも、引き取ってもらえない。また、高度にマニアックな珍しい漫画など、まんだらけだからこそ引き取ってもらえると期待していたら、逆に門前払いだったりする。「需要がない」というわけで [;^J^]。そりゃ確かに、そういう漫画本の愛好筋は、既に持っているよな [;^J^]。その点、ヤフOFF!(BOOK OFFだかヤフOFF!だか、ややこしいのだが [;^.^])は、さばけたものである。傷さえついていなければ、なんでも引き取る。ただし、1冊10円とか5円とか [;^.^]。こちらとしては、商売しているわけじゃないんだから、売値にはこだわらない。そりゃ、数千円、時には1万円(以上)で売れれば嬉しいが、そうでもなければ、10円でも100円でも同じことである。要するに、捨てたくないだけなのだ。市場に還流させれば、いつか誰かが読んでくれる可能性があるからね。

 ちなみに、ヤフOFF!で査定を待ってるあいだ、店内をぶらついていたら、「ダーリンは70歳・高須帝国の逆襲」をワゴンに見つけてしまったので、速攻、確保。ほとんど即日絶版・回収本なだけに、プレミアがついているかと思ったが、ここはそういう店ではない。定価以下でした。[^.^]

 13:10に出て、13:15から13:50まで、タワレコ。ももクロのBDを1組と、CDを1枚。14:10、神保町。画集に強い店を中心に探索。書泉ブックマートがなくなっていたのは、ショック [/_;]。15:50、神保町を離脱。

 16:00、出光美術館。「開館50周年記念 美の祝典 III― 江戸絵画の華やぎ」(〜7月18日(月・祝)まで)である。

 もちろん、3期に分けて全巻展示された「伴大納言絵巻」画像検索結果)が最大の目玉であり、今回も大いに楽しませてもらったが、それに尽きる展覧会ではない。喜多川歌麿の「更衣美人図」画像検索結果)が、なんともいろっぽく [*^.^*]、英一蝶の「四季日待図巻」画像検索結果)も、素敵である。

 目立っていたのは、酒井抱一。「風神雷神図屏風」画像検索結果)、「八ッ橋図屏風」画像検索結果)は、どなたもご存知の定番であるが(私も何度も観ている)、驚いたのが、「紅白梅図屏風」画像検索結果)..これはなんという..まず、銀箔の効果と美しさに驚いたが、そこに描かれた紅梅と白梅の、完璧な造形と配置..琳派マニアならずとも、ここに、日本(人)の美学の極致を見出すのではないだろうか..そして、「十二ヵ月花鳥図貼付屏風」画像検索結果)!! この鮮やかな色彩と、巧みな構図。この楽しさ! 200万円までなら即金で買う!(← 桁が違いすぎます。[;^.^])

 18:00少し前に退出。20:00に新宿三丁目で待ち合わせなので、少し時間をつぶす。18:15から18:35まで、八重洲ブックセンター。洋書の美術書なし。18:50から19:20、オアゾ内丸善。洋書は美術書も含めて遙かに豊富だが、美術書はいわゆる「ファインアート」がほとんど。イラスト集の類は、ほぼなし。日本の美術書のフロアに降りてきたら..伊藤若冲 浮世絵ぬり絵などという、恐ろしいものがあった [;^J^]。正気か [;^.^]。パラ見してみたが、これはもう、塗り絵などというものでは..画材は何をつかっても構わないが(色鉛筆でもインクでも)、「塗る」というより「描く(ペン入れする)」感じで。[;^.^]

 19:47、新宿三丁目駅の改札に着き、20:00過ぎ、Y君、Yさんと落ち合う。さっそく、二丁目(三丁目だっけ [;^.^])方面へ。Aという店に、21:45頃まで。その後、私も名前だけは知っていた「鳥貴族」へ。廉さというか、コストパフォーマンスの高さに驚いた。十分、美味いし。こりゃ、繁盛してるの、当たり前だわ。

 四方山話をいろいろしたなぁ。カメラの相談にものってもらったし。0:40に店を出て、もはや新宿での定宿と化した [;^.^] カプセルホテル「はたごや」に、0:50。風呂も文句ないし、3200円なら廉いと思うよ。歌舞伎町の出口付近なので、安心感が違う 駅から近いし。[;^J^]

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*2016年07月17日:国立西洋美術館/国立新美術館×2


 8:00に「はたごや」を発ち、新宿駅ビルの地下でうどんを食って、8:50に、国立西洋美術館。「聖なるもの、俗なるもの メッケネムとドイツ初期銅版画」(〜9月19日(月・祝)まで)である。ぽつ雨。この美術館の門の前には屋根がなく、傘をささないと暇つぶしに読んでいる本を濡らしそうなので、少し離れた木の下に避難して、読書しつつ9:30の開館を待つ。(予想どおり、30人程度しか列がのびなかったので、正解。)

 私、きらいじゃないです。しかしやはり、一般ウケはしないだろうな..という事前の予想どおりに、いい感じの空き具合。[;^J^]

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 図録は買ってこなかったので、絵葉書からスキャン。左は「モリスカダンス」(本来、円形の図像なのだが、絵葉書なので左右をトリミングされております [;_ _]。まぁ、本質的な部分は切られていませんが。)この展覧会のメインビジュアルだけど、何やら面白いでしょ。雌の気を惹くための雄どものダンスかな。結構アヴァンギャルドなイメージだと思うよ。右は、「ズボンをめぐる闘い」。よくわからんけど(特に、後ろにいる悪魔(?))、要するに夫婦喧嘩か痴話喧嘩でしょう。(特に女性の)表情が、実にいい。この2枚、いずれも「女性上位」の図像、という共通点があるな。



 10:55に発ち、11:45、国立新美術館。まずは、「オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展」(〜8月22日(月)まで)である。

 私の嗜好に詳しい読者であれば、倉田が「印象派」の展覧会を観に来るとは、意外でしょ [;^J^]。確かに、これが「セザンヌ展」「ゴーギャン展」だったら、パスしていた可能性が高い。(「マネ」「モネ」「ゴッホ」あたりになると、来る作品次第かな。)ただ、ルノワールだからね。それも、すごい作品が来るんだからね。やはり、観とかないと、だめでしょう..まぁ、「表敬訪問」の感が、拭えなくもないが。[;^.^]

 それにしても、国立西洋美術館のメッケネム展とは、桁が違う、とまでは言わないが、それに近い混雑ぶり..「これが、格差というものだっ!」[;^.^]

 「陽光のなかの裸婦(エチュード、トルソ、光の効果)」画像検索結果)は、確かに、ちょっと不気味な肌の色。まるで死体だという(まだ色彩が「解放」されていなかった)当時の批判は、理解できる。「読書する少女」画像検索結果)、懐かしい。小学生の頃、実家の画集で親しんでいたと思う。(記憶の捏造かも知れないが。)そして、「イギリス種の梨の木」画像検索結果)!! こんな絵が描けたらなぁ..(今から、こんな絵を描く技量は身に付けられそうもないから、写真に心惹かれているということは、白状しておこう..「写真をなめるな!」、というお叱りは、甘受いたします。[_ _])

 そしてそして! 「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」画像検索結果)!! もちろん、これを観に来た。もちろん、これを観に来たのである! 問答無用、言葉も出ない..

 どう喩えようか..そうだな、日頃、ヴァーグナーやらマーラーやらブルックナーやらショスタコーヴィチやらの、幾分誇大妄想気味の壮大な大管弦楽作品ばかり(眉間に皺を寄せて)聴いているやつでも、(シュトラウス・ファミリーなどの)最高水準のウィンナ・ワルツを聴けば、間違いなく、頬が緩み、笑顔になる。小難しい理屈は後回しにして、とりあえず人生、幸せになる。(← 私のことなんですけどね。[;^J^])そういう作品。もっと具体的に喩えようか。ヨハン・シュトラウス2世の喜歌劇「こうもり」。もちろん、カルロス・クライバー指揮、オットー・シェンク演出、バイエルン国立管弦楽団の、1986年のライブ! 私は、誇張ではなく、これをLD、DVD、合わせて確実に100回以上観ている。「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」も(クライバーの1986年の)「こうもり」も、人類史上の至宝なのである..

 「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」にちなんで、舞踏会系の作品が、他の画家の作品も含めて集められている。ジュール・シェレの「狂気と陽気」画像検索結果)は、ほとんど検索できなかった。検索結果の最初の1枚だけかな。なかなかセンスがいい。ジャン・ベローの「夜会」画像検索結果)は、いいね、いいねぇ..しかしいずれも、「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」の高みには、届かない。

 以下、すべてルノワール。「ピアノを弾く少女たち」画像検索結果)..これも来ていたのか。懐かしい。「ジュリー・マネ あるいは 猫を抱く子ども」画像検索結果)..娘も猫も、ここまでくると、もはやこの可愛らしさ、凶器である。[;^.^]

 以下、裸婦。「水のほとりの3人の浴女(《大水浴》のための習作)」画像検索結果)は、有名ですね。「後ろ姿の横たわる裸婦あるいは浴後の休息」画像検索結果)..ほかにも引用(紹介)したい裸婦像はたくさんあるのだが、タイトルから絞り込めず、断念しているのである [;^J^]。そして問題は、最高傑作(のひとつ)とされている「浴女たち」画像検索結果)..この三段腹を、許容できるか否かだ [;^J^][;^J^][;^J^]。あなたの器量が、問われているのである。[;^.^][;^.^][;^.^]

 12:50に会場を出て、美術館B1Fのカフェテリアで昼食。13:50から、同じ美術館内の別のフロアで、「日伊国交樹立150周年特別展 アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」(〜10月10日(月・祝)まで)..これがまた、ルノワール展とは比較にならない、会場の歩きやすさ、鑑賞しやすさ..「これが、格差というものだっ!」[;^.^][;^.^][;^.^]

 マレスカルコに帰属の「受胎告知の聖母」は、画像検索失敗。ボニファーチョ・ヴェロネーゼの「父なる神のサン・マルコ広場への顕現」画像検索結果)は、劇的な表現に驚く。ティツィアーノ・ヴェチェッリオの「受胎告知」画像検索結果)..でかい!(画像検索結果が散っていると思うが、縦横比2:1ぐらいの、縦長の作品である。)これは..見応えがある。確かに..

 パリス・ボルドーネの「眠るヴィーナスとキューピッド」画像検索結果)のエロス。ヤコボ・ティントレットの「動物の創造」画像検索結果)は、構図(というか、全員左を向いているという構想)が、面白い。ヤコボ・バッサーノの「悔悛する聖ヒエロニムスと天上に顕れる聖母子」画像検索結果)は、やはり検索結果の最初の1点だけかな..

 なかなか面白い展覧会であった。15:30、退出。

 16;10、品川からひかりに乗り、浜松着が17:32。例によって八丁蔵に寄ってから、ビックカメラ。19:30、バスで帰宅。

 トルコのクーデター騒ぎ。ほぼ終息。真相は、まだ不明。

 このどさくさで先送りになりかけたが、国立西洋美術館、無事、世界遺産に登録。斜(はす)に構える必要はない(そういうのは、子どもにしか似合わない)。ここは素直に喜ぶ私。[^J^]

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jul 21 2016
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