*2015年05月25日:“ブランドもの”について..
*2015年05月26日:「電脳なをさん」最終回詐欺 [;^.^]
*2015年05月27日:新スキャナー使用開始
*2015年05月28日:ここには書けないが..[;_ _]
*2015年05月29日:「SF雑誌の歴史 黄金期そして革命」
*2015年05月30日:駿府博物館/静岡市美術館
*2015年05月31日:浜松市美術館/Time Eater [;^.^]
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*2015年05月25日:“ブランドもの”について..


 ..まったく、興味がない。(私を個人的にご存知の方々には、言うまでもないこととは思いますが。[;^J^])別に「ブランドもの」をディスるつもりもないんですけどね。

 ここでいう「ブランドもの」とは、狭義の「ブランドもの」である。「シャネル」とか「ティファニー」とか。私が目で見て認識できるのは「ルイ・ヴィトン」ぐらいのものであるが、あれって高価なの? とにかく、バッグとかハンカチとか、あまりに普及していて(完全にコモディティ化していて)猫も杓子も犬も猿も持ち歩いているので、逆に恥ずかしくて身につけられないような気がするんですが..(ブランドラブな人には..)私の中では、「ルイ・ヴィトンのバッグ」は「コクヨの大学ノート」と同じ箱に入っている。(もちろん、「コクヨ」も立派な「ブランド」ですが、「意味」というか「世界」が違うよね?)

 これがもう、「ティファニー」とか「クリスチャン・ディオール(だったっけ?)」になると、どのような形をしているのか、見当もつかない [;^J^]。要は、見る目が無いので、そんなものを見せびらかされても、全くの無駄というものである。認識できないんだから。「猫に小判、豚に真珠」というわけだが..

 ..しかし、この話、「狭義のブランド品」からスタートして、いくらでも適用範囲を拡げられるわな。(しまった、朝礼ネタにするんだった。[;^.^])

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*2015年05月26日:「電脳なをさん」最終回詐欺 [;^.^]


 プライベートで依頼されている某案件が、急転回。あらま。しばらく時間を稼げるかな..(まぁ、受け身の立場であるからね..)

 その後、同じ件で連絡あり..詳しくは書けないが、ややこしいな [;_ _]。まぁ当分は、別件に専念できるか..[;^J^]

 「週刊アスキー」(紙の雑誌としては)最終号発売..多少は感慨深くはあるが、しかし正直なところ、もう長年、「電脳なをさん」(唐沢なをき)ぐらいしか読んでいなかった雑誌ではある [_ _]。その「電脳なをさん」も、ピークは(遥か以前に)過ぎていたと思う。(作者には悪いが。[_ _])このマンガが一番面白かったのは、アップルが(まさに)迷走していた頃である。アップルユーザーである作者の「ルサンチマン」(← わからなければ、ぐぐれ)が、あのマンガに、最高の輝きを与えていたのである。そのアップルが立ち直り、世界のリーディングカンパニーとして、完全な「強者」の側に回ってしまったとき、ギャグマンガとしての「電脳なをさん」は、拠って立つ基盤が崩壊してしまったのだ。[_ _]

 その(紙媒体における)「電脳なをさん」の最終回は、大増量12ページ! あらゆる名作マンガのパロディを接続して読み応えがあったが..電子媒体で継続されるので、実は終わらない、という、ある意味、このマンガに相応しいと言えなくも無い「へなへな」な最終回。[;^.^]

 まぁ私は、前記の理由で、もはやたいして面白いとは思っていないので、多分、電子媒体で追っかけることはしない。だから、私にとっては、今週号が最終回。お疲れ様でした。[_ _][^J^]

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*2015年05月27日:新スキャナー使用開始


 某案件について某氏からメールをいただき、状況が大体把握できた。(連日、意味不明ですまんね。[;_ _][;^J^])私は能動的には、動かないことにする。

 快晴。今日も残業せず。(ここのところ、残業する気力を失っているのである [;_ _]。まぁ、仕事量が多からず少なからず、いい感じで推移しているということもあるが。)

 購入したまま開梱もしていなかったスキャナー、GT−X830のドライバをインストールし、テストスキャン。といっても、従来も同じEPSON機を使っていたので、使い勝手はまるで一緒。迷うポイント無し。[;^J^]

 スキャン速度が非常に速いのは、快感。(というか、従来機が(もしかすると不具合/整備不良で)遅すぎたのだが。)画質(というか解像度)に若干の疑問があるが、これは設定の問題だろう。(あるいは後処理をする別アプリの。)

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*2015年05月28日:ここには書けないが..[;_ _]


 うーむ、某案件、ややこしくなる一方である [;_ _] ..とにかく静観。とにかく静観..下手に動くと話がこじれる..[;_ _]

 タニス・リー、逝去。享年、67歳。ちょっと私のツボから外れていたところがあり、あまり読んではいなかったのだが..合掌。[_ _]

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*2015年05月29日:「SF雑誌の歴史 黄金期そして革命」


 曇天。

 今いくよ、胃がんで逝去。享年、67歳。(..偶然の一致か..)合掌。[_ _]

 大規模火山活動、相次ぐ。(こういうのを「地球温暖化」とすぐに結びつける風潮にも困ったものだが、「安倍政権へのガイアの怒り」と読み解くキ●ガイどもが(マジで)実在するんだからねぇ..まぁ、日本には、尊い「言論の自由」があるのだが..)

 SF雑誌の歴史 黄金期そして革命」(Mike Ashley、牧眞司訳、東京創元社)、読了。(現時点では、本国では)3部作の第2巻の邦訳。(第1巻の邦訳は、SF雑誌の歴史 パルプマガジンの饗宴。)第4巻、第5巻の準備も進められているらしいが..本巻では、1959年から1970年までの(主として米英の)SF雑誌の消長を取り扱っているのだが..めっちゃ面白い![^.^] 廉い本ではないが、SFの歴史に興味があるのなら、必読! ..というより、買って書架に備え付けろ! 超A級の資料(史料)である!

 全編を通じて印象的な通奏低音が、雑誌の盛衰について回る(というか雑誌の命脈を握っている)のが「配本」の問題であるということ。(こんにちの日本でも、まったく同じ状況か。)何ヶ所か抜粋すると、「40年代のSFが汚名を着せられたいちばんの原因はパーマーにあり、それはたんに愚作を掲載したからではなく(実際、ほかのパルプ誌にはもっと酷い小説が載っていた)、SFをほかの異端信仰と結びつけたことによる。その信仰を真面目に追求しているならば、そのこと自体は悪いことではないが、パーマーはそうではなかった。彼は熱狂的な人心に迎合し、そうすることで掲載するSFの価値を損ねたのである」(236頁)。「残念ながら、これらは数百とあるうちの三作品(『禁断の惑星』『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』『縮みゆく人間』)にすぎなかった。『禁断の惑星』に比肩できるのは、『マックイーンの絶対の危機(ピンチ)』(1958年)、『ゴジラ』(1954年)、『宇宙船の襲来』(1958年)、『妖怪巨大女』(1957年)、『X星から来た吸血獣』(1958年)など、せいぜい1ダース程度だ。さらに残念なことに、こうした映画によって、大衆はSFを認識したのである。世界の科学の力に対する大衆の興味(もしくは恐れ)にSFが応えることができた、まさにその時期に、SFは狭い場所で子どもだましをおこなっていたのだ」(236頁)。

 ..まぁ、177頁では、F&SF誌の1956年10月号から12月号に連載された『夏への扉』(ハインライン)を、「こんにちでは時代遅れになった作品だ」の一言で片づけており、思わずムカッとしたりもしたが [;^.^]凸、見解(視点)の違いだ。ご愛敬。ご愛敬。[;^.^][;^.^][;^.^]

 末尾の「参考 非英語圏のSF雑誌」と題された章では、「メキシコ」「アルゼンチン」「スペイン」「イタリア」「フランス」「ドイツ」「北欧」「オランダ」「ベルギー」「ルーマニア」「ユーゴスラヴィア」、と続き、最後が「日本」。この、日本に関する記述が非常に正確・妥当で、かつ、称揚され気味なので、くすぐったく思っていたら、「柴野拓美氏とのあいだの数年にわたる文通に負うところが大である」、と、注記されていた。なるほど、納得である。とすると、同様に、各国のキーパーソンに対する謝辞が注記されている各国の情報も、かなり信憑性が高いということになる。

 繰り返すが、これは第1級の資料である。資料派オタクの貴方は、絶対に買えっ

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*2015年05月30日:駿府博物館/静岡市美術館


 快晴。6:50に徒歩で出て、バスで浜松駅へ。7:25のJRで東上、8:39、静岡着。ちょっと早すぎて、9:03のバスを待つ。

 9:20、駿府博物館着。9:30の開館待ち。(静岡駅から歩いても30分ぐらいのようだが、このクソ暑いのに歩けるかっつーのっ [;^.^])「生誕一三〇年 特別展「川瀬巴水展-郷愁の日本風景」」である。気が付くのが遅れたので、既に後期展示で、会期は6月7日(日)まで。この日記を読んでから駆けつけても、間に合わないかな?

 まずは、「"川瀬巴水"」で、ざっと画像検索しておこう。どうです。いーでしょ。素晴らしいでしょ [^J^]。スティーブ・ジョブスが魅了され、買い集めたというが..私はこの男、大っ嫌いなのだが、ただこの一点で、「まぁ、よし」、としている。(← 何を上から。[;^.^])

 毎度お馴染みの代表作も数多く展示されており、いちいち挙げていたらきりがない。(たかがウェブ日記で「川瀬巴水画集」を編纂している場合ではないのだ。[;^J^])だから、先週の日記にも同じようなことを書いたが、瞬間的にひっかかった数点のみ、ご紹介。

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 左図は、「越中氷見光照寺」。どうです。なんということもない、さりげない風景でしょ。しかしこのさりげない(どこにでもあるような)風景の、なんという魅力! ほとんど魔法に近いとすら、思う..そして右図が、「雪の増上寺」..これがもう、辛抱たまらん! 増上寺を描いた巴水の名作はあまたあるのだが、私はこれが、一番好き! 特に、後ろ姿の男が洋装をしているのが、実にいい。



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 左図は、「修繕寺の雨」。この作品は、以前も紹介したかもしれないな..と、検索してみたが、その形跡がない。(記憶力、ガタガタ..[;_ _])まぁ、いいや [;^J^]。屋外の温泉を使っているこの小さな人影。あきらかに女性でしょう。ところが、スケッチの段階では、男性なのだ。作品にする段階で、女性に差し替えたというわけである..エンタメとして、正しい!(..他人(私)の品性を云々している場合ではないぞ。あなたも(男子なら確実に)そう思ったはずだ。[^.^]◎)そして右図が、「平泉金色堂」..これはもう、挙げなければ仕方が無い。なぜならこれが、巴水の絶筆だからだ。この作品の完成を見ずに、旅立ってしまったからだ..なんかもう、かっこ良すぎでしょ..



 10:25に退出し、バスで静岡駅に戻って、まずは昼食。11:40に、静岡市美術館。「大原美術館展 名画への旅」である。残念ながら5月31日(日)までなので、この日記を書いている時点で、既に終了している。見逃した方々、大原美術館まで、観に行ってください。[;_ _][;^.^]

 こちらは(工数のバランスということもありまして [;_ _][;^J^])基本的に、画像検索結果へのリンクですまさせていただく。児島虎次郎の作品は数多く展示されていたのだが、代表でひとつだけピックアップすると、「アルハンブラ宮殿」画像検索結果)。ジョルジュ・デヴァリエールの「ミュージック・ホール」画像検索結果)は、女たちの表現が、ちょっと異様でぎょっとする。ジャン=ルイ・フォランの「舞台裏−青のシンフォニー」画像検索結果)は、うまく検索できたかしら? タイトルはまるでホイッスラーだが、作品にも、少しその気(け)がある。

 ジョアン・ミロの「夜の中の女たち」画像検索結果)。土田麦僊の「ヴェトゥイユ風景」画像検索結果)、は、小さな図版が先頭に検索されてると思うが、実にシックな、洒落た作品である。荻須高徳の「中庭」は、残念ながら、うまく検索できなかった。

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 北条貴子の「Warning Light - muison-so -」も、うまく検索できなかったのだが、あまりに惜しいので、パンフからスキャンした。(だから、解像度が低い(粒子が粗い)のは、ご勘弁。[_ _])。いいでしょ、これ! [^J^]



 13時過ぎに出て、静岡駅13:21のJRで、14:33、浜松駅。15:15、帰宅。結構疲れたので、ワインをグビグビ飲んで眠り、気が付いたら23:00。

 寝惚けまなこで、PCでニュースをみたら、20:24、地震が発生していた。関東地方で震度最大5。神奈川でも4。静岡もそれなりに..まったく、気が付かなかった [;^.^]。もう遅いので、横浜の実家には、明朝、電話することにしよう。

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*2015年05月31日:浜松市美術館/Time Eater [;^.^]


 雲が多いが晴れ。8:00、横浜の実家の母に電話。震度4ぐらいには感じられたらしいが、何も倒れなかったし、どうということはなかったとのこと。

 朝からひたすら、廃墟通信執筆 [;_ _]。昼前、アップ。3日遅れである。[;_ _]

 車で出て、まず、佐鳴台の「餃子の王将」で昼食。ホリデーセット(ラーメン+餃子+炒飯という、身も蓋もない..[;^.^])。うーむ..以前から不思議で仕方がないのだが..「餃子の王将」の餃子って、そんなに美味いかなぁ..もちろん、不味くはない。「まるで、普通の味」なのである。私にとっては..世間では(少なくとも「食レポ系」のバラエティ番組では)、「餃子の王将」の餃子を食べた芸能人(レポーター)は、例外無しに「うまっ!」、なんだけどねぇ..私って、バカ舌なの? それとも、グルメ過ぎるの? [;^.^]

 12:55、浜松市美術館。「〜粋な謎解き〜見立て浮世絵の世界」。6月5日(金)までだし、最終日が平日ではあるし、もう間に合わないね。[;_ _](今月の美術館行脚は、会期終わり間際の展覧会を慌てて回っていたので、こういうパターンが多い。すまんね [_ _]。ときどき(ネタが無い日に [;^.^])向こう数ヶ月の観覧予定をまとめてアップしているので、そちらの方を参考にしてください。[_ _])

 さて、この展覧会..ちょっと苦しい..つまり、各作品のキャプションが圧倒的に足りていないのである。なんの見立てなのか、どのように読み解けばいいのか、わからないのである。[;_ _](なかには、わかる(というか、答えを知っている)のも、あるけどさ。[;_ _])ちょっと残念。それよりは、併催されていた「珠玉のガラス絵展」のほうが、単純に楽しめた。大サイズの、ちょっと「おおっ」と思わせる筆致の作品があったと思ったら、案の定、遠藤彰子の作品だったり [;^J^]。13:50、退出。

 浜松駅で6月12日の博多までの新幹線のチケットを買い、ビックカメラで酒を買う。(ここで買い物をすると、駐車券がもらえるからである。[;^J^])

 帰宅して、夜になったら、スカパーで「用心棒」の録画が始まった。DVD−RAMには録画を確保してあるのだが、標準画質ですのでね。繰り返し観る映画なので、やはりBDにHD画質でないと..

 しかし、「用心棒」は、やばい。私にとって、最悪の「タイム・イーター」なのである。何年前か忘れたが、DVD−RAMに標準画質で録画したときのこと。「ちょっと、名場面だけ飛ばし観しておくか」、と、再生を始めたのが、運の尽き。最初から最後まで、名場面しか存在しない [;^.^]。なすすべもなく、茫然と、最後まで見届けることになってしまったのでありますよ [;^.^]。今回も、絶対にそうなる。忙しいときには、絶対に手を出してはならない..

 なんというか、「用心棒」は、「ちょうどいい」のだ。もちろん、「七人の侍」も「椿三十郎」も、好きだ。(特に「七人の侍」は、「神品」としか言い様がない..)しかし、「七人の侍」は、ある意味、「重い」。そして、「椿三十郎」となると、ちょっと「軽い」のだ。「用心棒」は、重さと軽さのバランスが、絶妙なのである。あぁぁ、また、観たくなってきた。そんな暇はない。そんな暇はないというのに..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jun 4 2015
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