*2015年04月27日:私のシンプルライフ
*2015年04月28日:A氏関係プロジェクト、着々と進む
*2015年04月29日:今日は静養(せいよう)日
*2015年04月30日:ついにYシャツ出勤
*2015年05月01日:「クラッシャージョウ/美神の狂宴」
*2015年05月02日:大ニセモノ博覧会/曖昧☆美少女アート展
*2015年05月03日:ブリヂストン美術館/ヴァニラ画廊など
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*2015年04月27日:私のシンプルライフ


 ..と書くと、なんだかアーバンでスタイリッシュでロハスでエコだよね。[^J^](← 概念の衝突をお楽しみください。[;^J^])

 昨日は暖かい一日で、車では冷房を入れた。夜もエアコンを今シーズン初めて冷房モード。夏布団の上に毛布を1枚掛けているから、夜、暑いのかなぁ..[;^J^] とはいえ、昨秋から半年間(まるまるひと冬)、夏布団の上に毛布を1枚、で切り抜けたのであるが..[;^J^]

 ..これが、私の「シンプルライフ」である。[^J^](← 概念の横滑りをお楽しみください。[;^.^])

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*2015年04月28日:A氏関係プロジェクト、着々と進む


 残業せずに帰宅する。

 Sさんから、A氏関連本の収録作品の最終リストが送られてきた。カッ飛んでいるラインナップである。実現すれば(というか、確実に実現するだろうが)、欣喜雀躍する人々の顔が、くっきりと見える。興味の無い(堅気の)人々には、路傍の石よりも「目に見えない」存在となるであろうが。[;^J^]

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*2015年04月29日:今日は静養(せいよう)日


 ..水(すいよう)曜日 [_ _]..見逃してくださいよ、この程度の罪のないオヤジギャグ..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]

 とにかく、まともに上京できていないので、展覧会の予定が溜まりまくっている。もう手遅れなものもある。このゴールデンウィークは、5月2日(土)から6日(水)までの5連休だけ。(月末月初に、4/30とか5/1とか5/7とか5/8とかに有休を取って前後の祝休日とつなげることなど、不可能である。[;_ _])この5日間に、どれだけ展覧会観覧を詰め込めるか。強行軍になる。天気がいいと助かるのだが..

 11:00前に車で外出。BOOK OFF。シューズ愛ランドで、靴をもう1足買う。複数の靴を「休ませながら」交互に履く方が靴の寿命が延びると、読者の方からご教示いただいたからである。「ザ・フライ」の主人公みたく(← この幼児語、意外と嫌いではない [;^J^])、全く同じ靴でも良かったのだが、それだと交互に履く際、識別しづらくなるので [;^J^]、微妙に異なるデザインのものを買った。

 浜松駅構内で、実家への土産を買う。(5月2日にこだまで帰省するのだが、早朝の便なので、その時点ではまだ土産物屋が開いていないはずだからである。)、セブンイレブンで、連休用の軍資金を下ろし、遠鉄ストアで買い物してから、13:00前に帰宅。

 あとは、静養(せいよう)日..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]

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*2015年04月30日:ついにYシャツ出勤


 暖かい。ついにスーツを脱いで、Yシャツ出勤。

 久々に22:00まで仕事。(すまん、今夜はこれだけ。[_ _])

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*2015年05月01日:「クラッシャージョウ/美神の狂宴」


 残業せず。Sさんに画像データ送付。

 このところ、映画を観る余裕もなかった。(時間的には余裕があっても、気持ちに余裕が無ければ、映画は観られない..)「プリデスティネーション」「イミテーション・ゲーム」は、見逃してしまった。BS/CS、WOWOWでの放映を待つことにしよう..

 クラッシャージョウ [12] 美神の狂宴」(高千穂遙、ハヤカワ文庫)を、しばらく前に読了していたのだった。

 美術(オークションに先立つ鑑定)ネタだということもあるが、心地よく感情移入でき、派手なバトルも楽しめる、理想的なスペースオペラ。リンリン、ランランの、ほとんど超能力に近い「拳法」の破壊力にはあまりノレないが、ディザスターズ(ガイア、スピナー、ブリッツ)の超絶破壊力はいかにもSF的で、ワクワクする。今後の再登場が楽しみだ。全ての黒幕は、もちろん、最初から怪しかった、あの人。[^.^]

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*2015年05月02日:大ニセモノ博覧会/曖昧☆美少女アート展


 4:30に起きて、5:20に発ち、(まだ始発バスが出ていないので)徒歩で浜松駅に向かい、6:18のこだまで上京する、という予定だったのだが..目が覚めたら5:10。[;^.^]

 瞬速で支度を整え、朝食その他はもちろん略して、自宅を発ったのが5:27。小走りというほどでもないが早足で浜松駅に着いたのが、6:08。もちろん、6:18のこだまには楽勝で間に合ったが..書き忘れていたが、快晴。暑い。[;^J^]

 東京に着いてから、さらに総武本線快速エアポート成田行きで、佐倉に着いたのが9:07。駅前から9:21のバスで、9:37、国立歴史民俗博物館着。「大ニセモノ博覧会−贋造と模倣の文化史−」である。(この日記をアップする頃には会期は終わっている。(5月6日まで。))

 前回来たときは、駅から35分、歩いたんだったかなぁ..佐倉城址が広大な庭園になっており、その中心という素敵なロケーション。問題は、江戸を守るための戦闘用の(実用的な)城だったわけで..つまり、高いところにあるのである。[;^J^]

 例によって音声ガイドを借りようとしたら、なんとこれがスマホ用のアプリで、わざわざダウンロード/インストールさせられたのである [;^.^]凸。ついでに言うと会場は地下(というか電波の届きにくい場所)で、そこでこの事態に気が付いたので、わざわざ電波の入りやすいエントランスまで引き返して..[;^.^][;^.^][;^.^]凸。まぁ、そこにいきなり、アプリのご案内の立て看板はおかれていたので、気が付かずにスルーしてエレベーターに乗った私には、裁判では勝ち目は無いが、しかしまさかこんなことになっているとは想像もつかなかったので、そんな看板は目に入らなかったのである [;_ _]。なまじ、展覧会慣れしているからである。[;^J^](無料なのは助かったけどね。[;^J^])

 思っていたよりは小規模だったが、なかなか面白い、よくまとまった展示である。「安南陶器ニセモノ事件」を掴みに、「暮らしの中のフェイク」「フェイク −偽文書、偽造の世界−」「コピー・イミテーションの世界」「ニセモノの創造性」「博物館の「レプリカ」と「コピー」」、という構成。「ニセモノの創造性」の章では、人魚のミイラの実物が展示されており、これもなかなか面白かったが、やはり一番楽しかったのが、「暮らしの中のフェイク」の章。要するに書画骨董の「贋作」なのであるが、それは必ずしも否定的な存在ではなく、地方の「名家」の「箔付け」のためには、必要な存在であったこと。山口県のM家、兵庫県のN家(さすがにいずれも実名は伏せられている)から沢山出品されているのだが、それらはまさに玉石混淆で、本物もあれば贋作もある。そしてその贋作を「騙されて買ったのか」「承知の上で買ったのか」、今となっては、わからない。多分、後者の例も少なくなかったはずである。本物であろうが偽物であろうが「雪舟」が必要だった、という事例は。

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 残念ながら図録には収録されていないのだが、ひとつひとつの作品に「教授(鑑定家)」のコメントが付けられており、これが滅法、楽しいのである [^J^]。例えば右図は「谷文晁」の「山水図」なのだが、「この大きさで本物であれば..惜しい」とか。他にも、「迷うところですが、本物でしょう。この程度の作品を描くこともあるでしょう」(つまり、ニセモノと判定されかねない、あまり上手ではない絵だったのである [;^J^])とか、「今回の贋作の中で最高の評価を得た作品。正直申し上げて、私も最初は本物と判断しましたが、同業の研究者にも見てもらったところ、顔の描き方が違う、とのことでした」とか。



 気の毒なので(というか面倒なので [;^J^])図版のスキャンは省略するが、「今回の贋作の中で問題なく最低ランクの評価の作品。絵心がまったく感じられない。プロの作品とは考えられない。印章の確認をするまでもないでしょう。これを池大雅と言い張るところに、別の意味で感心します」、なぁんてのも [;^.^]。あと、面白かったのが、それらの贋作の屏風・掛け軸で麗々しく飾られた(箔付けされた)大広間での宴会風景の再現写真が展示されているのであるが..キャプションの端っこに、「協力:佐倉市」..間違いなく、佐倉市の職員たちである [;^J^]。「飲食はしていません」、と、言わずもがなの追記がされているあたり、もう確実。[;^.^]

 あと、「博物館の「レプリカ」と「コピー」」の章では、いわば「音のレプリカ」としての「蓄音機」が展示されていたのだが、これの操作体験(ゼンマイ巻き、鉄針の着脱も含めて)が出来、面白かった。(実物を触ったことは、無かったのです。)

 展示を見終えたのが、11:25。館内の「レストラン さくら」で昼食。11:52に発ったのだが、美術館前のバス停のバスの時刻を読み間違えていて、バスが出るのは12:00ではなく12:23。ここで25分、待つことが出来ないのである、この私は [;_ _]。歩いてしまうのである、駅まで35分 [;^.^]。道はわかっているし、なかなかいい感じの道なのだが..佐倉駅に戻ったのが12:30過ぎ。12:43の電車で、13:43、浅草橋着。10分弱歩いて(普通に歩けば5分強。既に朝から脚を使いすぎているのである [;^.^])、TODAYS GALLERY STUDIO着。ここに来るのは初めて。「曖昧☆美少女アート展」である。

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 別に18禁ではない、フェチ写真展である。お子さまが観ても安心 [^J^]。太っ腹なことに、写真撮影OKなので、会場内の写真をいくつかサンプルにご紹介しておこう。(当たり障りのないところを。[;^J^])



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 特に太股(ふともも)系の写真には「健全なお色気(古語)」が..「だから、そんな目で私を見るな! [;^.^]凸」



 5月10日(日)までなので、あなたがこれを読む頃にはもう終わっているかな。しかし、展示写真の多くは写真集として出版されているようなので(マイナーな出版社が多いが)ネットでちょっと捜せば買えるだろう。

 14:30に発ち、16:15、へとへとになって、横浜・鶴ヶ峰の実家へ。[;^J^]

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*2015年05月03日:ブリヂストン美術館/ヴァニラ画廊など


 実家前のバス停から8:41のバスで発ち、9:47、東京駅。ブリヂストン美術館に、開館時刻10:00の5分ほど前に着く。「ベスト・オブ・ザ・ベスト」である。とりあえず長蛇の列だが [;^J^]、入ってしまえば、そんな大混雑ではない。1月31日に、およそ前半(および、3月末までしか展示していない作品)を観ておいたので、今日は残りを片づけるだけである..といっても、1時間半以上かかったが。

 前回も書いたが、ほとんど「美術の教科書」状態である。見覚えのある絵が山ほど並ぶ。

 前回は見られなかった作品からは、青木繁のご存知の2点。「海の幸」画像検索結果)と、「わだつみのいろこの宮」画像検索結果)。前者は普通に見ると描きかけの未完成作品なのだが、その迫力たるや、何度見ても物凄い。とはいえ私が好きなのは、後者の品格なのではあるが。[;^J^]

 アンリ・マティスを何点か。「画室の裸婦」画像検索結果)の、赤と緑の強烈な対比。「コリウール」画像検索結果)の、まるで「点々」にしか見えない人体(というか群衆)表現も面白く、楽しい。「縞ジャケット」画像検索結果)も、イラスト風のモデルの表情が、実に細やかに愛情を持って描かれている。

 ジョルジュ・ルオーの「郊外のキリスト」画像検索結果)は、全ルオー作品の中でも、私がもっとも偏愛するもの。およそ宗教画らしくない表現ではあるが、案外、これが宗教の本質なのかも知れないな、と、(無宗教の私は)想ってみたりする。マリー・ローランサンの「二人の少女」画像検索結果)は、お馴染みの作品。これもここにあるのである。ジョルジョ・デ・キリコの「吟遊詩人」画像検索結果)も素晴らしい作品だが、キリコには同じタイトルで同じ構図の作品が、山ほどある [;^J^]。それこそ、昨日観た展覧会ではないが、作者自身による「レプリカ」が厖大に存在する状況なのであるが..この作品には、制作年が描きこまれていない。何番目に描かれた「吟遊詩人」なのかもわからないのだが..そんなことに拘泥せずに、純粋にこの作品を楽しめ、という、作者からのメッセージなのだろう、多分、きっと。[;^J^]

 カイム・スーティンの「大きな樹のある南仏風景」画像検索結果)は、未知の作品であった。検索できたのは小さな図版で申し訳ないが、画面左半分のうねり狂う樹木と、画面右半分のやはり歪んだ集落の対比には、目が引きつけられた。ザオ・ウーキーの「07.06.85」画像検索結果)の、青の素晴らしさ!(これも、前回は観られなかった作品だな。)白髪一雄の「昏杜」画像検索結果)は、うまく検索できているかなぁ、黒と黄色の作品なのだが。ほとんど彫刻に近いほど盛り上がった絵の具の迫力は、やはり実物を観ないと伝わらないかなぁ。

 この展覧会、5月17日(日)までで、その後数年間、この美術館自体、ビルの改修のために閉館してしまう。未見の人は、急げ!

 11:40に退出し、新橋駅から5分ほど歩いて、12:10、ヴァニラ画廊。「ビブリオテカヴァニラ Bibliotheca Vanilla」である。

 残念ながら、本展覧会については、画像資料、無しである。上記リンクの乏しい情報から、想像(妄想)を膨らませて欲しい [_ _][;^J^]。とにかく(怪しい)書物についての展覧会。書物自体の展示もあるし(触れないものも(手袋着用の上で)触れるものもある)、「書物を素材とする作品」もある。大型本だと思って開いてみたら、内側に..とか、恐竜紹介の絵本に落書きして、宇宙探検隊の異星の怪物との苦闘の物語にしたり(← これは、身に憶えのある人もいるはずだ [;^J^])、あるいは、「開く」という動作に着目したインスタレーションだったり..

 客を選ぶ展覧会だとは思うが、廃墟通信の読者なら「大丈夫」ではないかと思う [;^J^]。これも、5月16日(土)までである。興味を持たれた方は、お急ぎのほどを。

 13:10に退出し、江戸川橋へ。13:50、麺珍亭で油そば。14:00から14:35まで、現代マンガ図書館。会員証の延長手続きと、若干のチェック。寄贈予定の古雑誌が既に所蔵されているかどうかの確認である。結果、半分ほどはダブっているようだが、まとめて寄贈してしまえ。[;^.^](次回訪問時に持参する予定である。)

 ここで、テレビ(あさチャン!)に取材された [;^J^]。質問内容は型どおりのもので、ま、そつなく答えておいた。(後日確認したところ、確かにこの番組で現代マンガ図書館が取りあげられていたのだが(5月5日だったかな)、僅か数分間の尺であり、私へのインタビューは使われていなかった。ま、こんなもんだろう。(実際に放送に使える素材を採取するために、放映時間の何十倍もの素材を集めているのだろう。))

 渋谷に転進。15:20から15:45まで、まんだらけ。2冊売って1400円。1冊買って6000円。負けである。[;_ _](そういう問題では。[;^J^])15:50から16:00まで、タワレコ。ももクロのシングルを購入。

 横浜の実家に、17:25に帰宅。(下の)妹夫妻、来訪中。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: May 10 2015
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