*2012年01月02日:「黒揚羽の夏」「マインド・イーター」
*2012年01月03日:「イリヤの空、UFOの夏」
*2012年01月04日:池袋モンパルナス/新春秋葉オフ2012
*2012年01月05日:危うく冬眠 [;^.^]
*2012年01月06日:ThunderBird のアホなところ ["^.^]
*2012年01月07日:雑件こちゃこちゃ [;^J^]
*2012年01月08日:DVD−RAM/DVD−R保全作業再開
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*2012年01月02日:「黒揚羽の夏」「マインド・イーター」


 薄曇りと晴天をいったりきたりの一日。毎年恒例、1月2日は、妹一家(二組)が揃って来訪する日である。単に食事したりお喋りしたりテレビを観たりするだけであるが。[;^J^]

 黒揚羽の夏」(倉数茂、ポプラ文庫)読了。地方の小都市に於ける、数十年越しの連続幼女誘拐殺人事件。戦時中の忌まわしい事件がトリガーとなっている。ミステリー的要素と幻想文学的要素が混交しているのだが、後者を取り除いても、この物語は成立する。その意味では不可分に融合しているとまでは言えず、幻想文学的要素がいわば「過剰である」とは言え、そこが評価の分かれ目になるだろう。私自身は、「過剰な」作品が大好きなのであるが。[^.^]

 マインド・イーター[完全版]」(水見稜、創元SF文庫)読了。1984年頃の連作短編であるが、私は当時、単行本では読んでいなかったと思う。雑誌掲載時に何篇か読んだだけで、作品の全体像というか世界観を掴み切れておらず、だから今ひとつ記憶に残っていなかったのではなかろうか。

 本書には、当時の単行本に収録されなかったエピソードも含まれており、シリーズの全貌を初めてまとめて読むことができるようになった。なるほど、小松左京直系の「文化系の」ハードSFである。シリーズを通しての(強固な)統一感は感じられず、マインド・イーターの設定も、作品ごとに微妙に矛盾していたりするあたりを、あるいはネガティヴポイントと捉える人もいるだろうが、私は必ずしもそうは思わない。逆に、これほど大規模な時空間の設定においては、マインド・イーターを記述する(観察する/認識する)主体によって、その記述がぶれるのは、むしろ自然だと思う。

 個別の作品について言うと、月面を舞台とする「夢の浅瀬」の幻想的ヴィジョンがとりわけ恐ろしくも美しく、小松左京の最高傑作群への挑戦ともみなせる「おまえのしるし」もまた、忘れがたい。超お薦め。

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*2012年01月03日:「イリヤの空、UFOの夏」


 曇天。朝から、というか、昨夜から、寒い寒い。

 イリヤの空、UFOの夏」(その1〜その4)(秋山瑞人、電撃文庫)読了。架空の戦時体制下における学園ドラマであるが、登場人物たちのキャラ設定は、まるで、アスカとシンジと綾波とミサトと加持のごとくである [;^J^]。もちろん、単なるコピーではない。総じて、キャラクターの造形は、非常にうまい。背景では(人類の命運をかけた?エイリアンとの?)戦争が進行しているらしいのだが、戦闘シーンが正面切って描かれるわけではなく、それどころか、肝心要の(..あとは、未読の方のために、伏せておこう)。むろん、いわば綾波的なポジションに設定されている「イリヤ」の正体というか設定が謎の根幹なのであり、それは考えてみれば完全に必然的であり、さまざまな伏線から、十分に推測できたはずなのであるが、しかしやはり、それが明かされる結末は痛ましく、衝撃的であり、しかも、単なる悲劇としては終わらないのである。

 驚くべき傑作だと思う。

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*2012年01月04日:池袋モンパルナス/新春秋葉オフ2012


 正月休みは、今日まで。実家直近のバス停から6:59のバスで発ち、板橋区立美術館 に、9:30少し過ぎに着く。「池袋モンパルナス展」(1月9日に終了)である。

 気に入った(あるいは、気になった)作品を挙げておこう。中尾彰「残塁」−青緑色の空がノスタルジック。小川原脩「ヴィナス」−着衣のヴィナスである [;^J^]。浜松小源太「世紀の系図」−鳥のイメージ、くっきりとした寒色。真鍋(金子)英雄「水辺」−むせかえる緑の魔境。丸木位里「ラクダ」−薄い黒のマッスの迫力。

 靉光「シシ」−ダブルイメージで、尻が豚の怪物に見える。同じく靉光の「鳥」画像検索結果)は、鳥の頭蓋骨をモチーフとする有名な作品。レオノール・フィニー風と感じるが、別に、画家をおとしめる連想ではあるまい。井上長三郎「トリオ」−荒涼たる砂漠の中でピアノトリオ。ダリ風かな [;^J^]。吉井忠「二つの営力−生と死と」の書き割り的な画面構成は、同じ作者の「落日」「女」共々、ヨーロッパのお手本が透けて見えすぎるところはある。

 寺田政明「芽」は、暗褐色が印象的。茸だろうか? 同じ作者の「静物の創造」をはじめとする一連の作品の質感や、鳥・植物・貝殻のモチーフは、確かにエルンストを想起させる。以下、古沢岩美の作品を4作。「誘惑」は、青空と赤マントのコントラストが強烈。「地表の生理」は、どこかタンギー的。「女幻」は、椅子に女の首。「憑曲」の赤い風景の中、空中浮遊する小悪魔どもや、地表の荒涼たる広大な風景は、確かにボス/ブリューゲルに由来する。

 10:50に発ち、11:45にメトロで神保町。昼食は、キッチンジローでカキフライライス。秋葉原に徒歩で移動。

 13:00に秋葉原駅前でA氏、B氏と待ち合わせて、毎年恒例の新春秋葉オフ。ただただ秋葉原をうろつくだけのオフである。[;^J^]

 チチブ電器で、リブ100の(お亡くなりになった)バッテリーの処分を依頼する。クレバリー2号店。ドスパラでは、SATA→IDE変換アダプタを買う。次の店の店名は失念。その後、旧ザ・コンビルへ。なるほど、フィギュアビルになってましたか [;^J^]。良いと思います。[;^.^]

 ダイナミックオーディオ。次の店の店名も失念したが、ここではSDの価格をメモしておいた。秋葉原最低価格と謳っているが、32Gで1980円。確かに廉い。間に合ってるから買わなかったけど。[;^J^]

 トモカ(旧石丸3号店の3Fと2F)、清真商会、と回って、最後はヨドバシカメラ。ワイヤレスマウスと iPhone の電源ケーブル(ソフトバンクのお墨付きのサードパーティ製)を買う。長年探していた純正品を買い損なってしまった(後ろを振り向けばそこにあったのに気が付かなかった)顛末については、あまりに痛ましく、これ以上書くことはできない..[/_;][/_;][/_;][;^.^]

 〆は、例年どおり、秋葉原駅前プラザビルの2Fの「VICTORIAN PUB THE ROSE & CROWN」で、17:05から21:20まで。秋葉原駅で散会して、22:00東京発のひかり。23:16、浜松着。23:30、帰宅。

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*2012年01月05日:危うく冬眠 [;^.^]


 仕事始めであるが、どういうわけか暖房の効きが悪く、あまりに凶悪な寒さに、ほとんど身動きできない [;_ _]。仕事どころではない、これはもはや節電の範疇ではない [;_ _]。あやうく冬眠するところだったぞ。[;^.^]

 1月22日に東京で法事があるのを失念していた。21日から22日まで別件で上京する予定だったので、スケジュールを組み換えなくてはならない。(所詮は美術館と図書館巡りなので、どうにでもなるのですよ。[;^J^])

 林光、逝去。享年80歳。合掌..

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*2012年01月06日:ThunderBird のアホなところ ["^.^]


 寒いには違いないが、昨日よりはマシである。

 会社では、メーラとして Thunderbird を使っており、概ね満足してはいるのだが、ひとつだけ、なんとも我慢しがたいというか、あまりの間抜けさに1日に1回は(多少のイライラ込みで)苦笑せざるを得ない「仕様」がある。

 設定によってオンオフできるとは思うのだが、Thunderbird には(最近はこういう言い方はしないのかも知れないが)「biff 機能」がある。メールが届くと、画面の片隅に「誰それからのメールが届いたよ」、と、ポップアップしてくれるのである。便利である。便利であるのだが..

 ..問題は、この機能が「下書き保存フォルダへの書き込み時にも、効く」ことなのである。多少の時間をかけてメールを書いているとき、自動的に定期的に、下書きが下書き保存フォルダにセーブされる。そのとき、「倉田さんからのメールが届いたよ」、と、ポップアップされてしまうのである [;^.^]。「えーっ! 書きかけなのに、うっかり間違えて送信しちまったかーっ!?」、と、慌てるハメになるのである [;^.^]。まったく、アホかとしか言い様がない。下書き保存フォルダへの書き込みなんぞ、どう考えても「(意味のある)メールの受信」ではありえないだろーが! [;^.^][;^.^][;^.^]凸

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*2012年01月07日:雑件こちゃこちゃ [;^J^]


 先々週、間違えて購入してしまった [;^J^] SATAのDVDドライブに、先日の新春秋葉オフで購入してきたSATA→IDE変換アダプタを装着し、無事に、我が家のデスクトップPC(IDE仕様)に組み込むことができた [;^J^]。従来使っていたDVDドライブがハード的に不安定なのではないかとの疑念があり、交換したかったのである。やれやれ。[;^J^]

 ..で、新品のDVDドライブを使っても、やはり某作業で某DVDを読み込むことができない [;_ _]。ソフトがエラーで落ちる [;_ _]。うーむ..まぁ、不要不急の案件だから、いずれゆっくり調べるか..

 今日は湯風景しおりに行く予定はなかったのだが、あまりに天気がいいので、ついうっかり [;^J^]。それも、単に好天であるだけではなく、容赦なく寒いところがよろしいではありませんか [;^J^]。野天風呂での日光浴の戦闘意欲が湧くというものである。さっそく、自動車で出動したが..

 ..無論、あっけなく、負け [;_ _][;^.^]。野天風呂に入っている間はもちろん快適だが、湯から出ている顔や手は十分寒く、この状態で読書するのが精一杯。ベンチに横になって寒風に身を晒したりしたら、それこそほとんど変質者である [;^.^][;^.^][;^.^]。結局、10:40から14:10まで。引き続き直近のハードオフ(オフハウス)でフトン乾燥機や古鞄などを売却し、駅前に回り、メイワンの無印良品でジャージ、ビックカメラでBDメディア。最後に、自宅直近のブックオフで数冊売って、帰宅。

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*2012年01月08日:DVD−RAM/DVD−R保全作業再開


 あらららら。昨日の日記で書いた、DVDドライブを使った「某作業」であるが、エラーを起こすDVDメディアを後回しにして、別のDVDメディアを試してみたら、あっけなく成功 [;^.^]。もしやこのトラブルは、ハードウェア(DVDドライブ)要因ではなく、メディア要因だったのか? もしかしてDVDドライブを買い替える必要は無かったのか? 確認することは、いともたやすい。DVDドライブを元に戻してみればいいのであるが..もちろん、そんなことはしない。ここでわざわざ現実と向き合う必要は、無い。[;^.^]

 閑話休題 [;_ _][;^J^]。問題のメディアを別にすれば「某作業」を続行できることはわかった。「某作業」とは、録画メディアの「保全作業」である。私は、テレビ番組の私的な録画を、末永く「私的に」観る権利を有しているのだが、その権利を確保するための作業なのである。(これを行わないと、いずれ必ず観ることができなくなる=権利を不当に侵害される。)

 といっても、2千枚近い録画メディアの全てについて、この保全作業をするつもりはない。それは全く無駄なことである。映画とか、名のあるTVドラマやドキュメンタリー番組などは、多くの場合、いつでも必ず(あるいはいつかは必ず)手に入る。観ることができる。個人的にリソースを投入して保全する必要はない。それらは人類社会から失われはしない。

 失われるのは、くだらない(言い換えれば、社会的にあるいは客観的に、保存する価値を認められていない)バラエティ番組である。それらは、個人的に(資金や時間を投入して)保全しなければ、人類社会から永久に失われてしまう。

 バラエティ番組以外にも、参考資料として「必要なときには、即座に、必ず」観られる状態にしておかなければならないドキュメンタリー(主としてサブカル系)なども、保全作業の対象となる。それやこれやで、トータル約310枚(両面DVD−RAMは2枚と数える)が保全対象だったのだが、約260枚終わったところで、前述のトラブルに引っかかってしまい、中断していたのであるが、それを再開したという次第。残りざっと50枚。

 この類の機械的作業を始めてしまうと猿化する私である [;^J^]。快晴だというのに終日没頭し、一気に30枚以上、片付けた。[;^J^]

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jan 12 2012
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