*2011年10月03日:今秋、初イソジン
*2011年10月04日:「子どものしあわせ」の出版社
*2011年10月05日:“シニアグラス”を買う [;^.^]
*2011年10月06日:スティーヴ・ジョブス逝去
*2011年10月07日:用賀で降りたい..
*2011年10月08日:「はやぶさ/HAYABUSA」
*2011年10月09日:江ノ島に行きたい
*目次へ戻る *先週へ *次週へ


*2011年10月03日:今秋、初イソジン


 朝、かな〜り涼しく、長袖にするべきかどうか少し迷ったのだが、自転車で走れば必ず暑くなるのだからと思い直して、今日もTシャツ1枚で出発。正解。会社に着いた頃には例によって汗だくで、持参した着替えのTシャツとすぐに交換。

 帰路も同様、重ね着せずにTシャツ1枚で正解だった(走り出す前は完全に肌寒かったが、自宅に着いた頃にはポッカポカになっていた)のだが、喉が微妙に痒くなってしまった。この時期に風邪をひきたくない。(昨冬は数週間、風邪のため自転車に乗れなかったのだ。)さっそく、今秋、初イソジンである。

*目次へ戻る


*2011年10月04日:「子どものしあわせ」の出版社


 来年の日本SF大会(7/7〜7/8@夕張)の旅費を旅行業者に振り込む。

 浜松市立中央図書館から、国会図書館関西館にコピー依頼していた資料が届いた、との連絡が来たので、受け取りに出向く。

 実は、二度手間の調査(再調査)なのである。先日、浜松市立中央図書館経由で北海道教育大学附属図書館に依頼して、「子どものしあわせ」1961年10月号に掲載されている手塚治虫のエッセイ「児童雑誌論ノート」の本文及び奥付のコピーを入手したのだが、その奥付によると、発行所が「福音館書店」なのである。これは、従来の調査結果と矛盾する。作品リストには、「子どものしあわせ」を初出誌とする作品を、下記の3点記載しているが、これらの発行所は「草土文化」なのである。国会図書館のウェブで検索/確認しても、「草土文化」である。

母の肖像(エッセイ):1:2:子どものしあわせ:74/03:別巻13 395
表紙絵::1:子どものしあわせ:79/06/05 臨時増刊号:0
マンガの王さま 手塚治虫さん こんにちは(インタビュー)::6:子どものしあわせ:82/06 臨時増刊号:0

 しかし、1961年10月号の奥付の現物(のコピー)には「福音館書店」と記載されているという、動かぬ証拠がある。つまり、1974年までのどこかの時点で、発行所が変わったのだろう..

 ..という推測でまず間違いないはずだが、やはり現物に当たって裏を取っておかないと、というわけで、従来一度は確認している「マンガの王さま 手塚治虫さん こんにちは」(1982年6月臨時増刊号)の、本文と奥付のコピーを、改めて入手したのであった。(手元の調査記録ファイルには、奥付のコピーが保存されていなかったのだ。)ちなみに、どうせ再確認するのなら3点全部、あるいは1点だけにするのなら「母の肖像」(1974年3月号)を確認すべきではないかと思われるかも知れないが、今回のケースでは、「発行所が2つ存在する」ことを立証できれば必要十分なので、容易にみつかった「1982年6月臨時増刊号」の取り寄せだけでよし、と判断した次第である。

 なるほど、確かに出版社は「草土文化」であり、かつ、編集は(発行所が異なる)1961年10月号と同じく「日本子どもを守る会(編集責任 羽仁説子)」なのである。つまり、同じ名前の別の雑誌なのではない、という裏も取れた。

 ..と、ただこれだけの確認のために、結構な時間とお金を費やしている人もいるんですよ、という、トリビアでした。[;^.^]

*目次へ戻る


*2011年10月05日:“シニアグラス”を買う [;^.^]


 雨模様なので自動車で出勤。この状況を利用して、会社からの帰路、6キロほど回り道をして都田のカインズモールに寄って、買い物することにする。

 「この状況を利用して」というのは、会社からカインズまで、自転車で行く気にはなれないからである。距離はたいしたことはないのだが、途中、都田総合公園の西側を登る、きつい坂がある。RunKeeper でログを取り、帰宅後に確認してみたら、約1000mで53mのアップ。つまり傾斜5.3%であり、してみると、距離も傾斜も、毎日帰宅時に自転車で登っている祝田の坂とほとんど同じなのだが、これはマクロに見た場合であり、こちらの坂はやや長い平坦な中間部をはさんで前半と後半にわかれており、前半の傾斜が9.3%、後半の傾斜が4.7%なのである。つまり、この前半の傾斜がね..[;^J^]

 ちなみに、カインズで買ったのは、メガネ、鞄、スポイト、サークラインなどである。先週末に購入したワンデイタイプのコンタクトレンズを、今日も装着しているのだが、先週の日記に書いたとおり、遠近両用ではない近視用のレンズなので、手元を見るには(誠に遺憾ながら)はなはだ具合が悪い [;_ _]..つまり「補助用のメガネ」が必要になるのである。

 というわけで、「シニアグラス」売場へ。なるほど、便利な言葉があるものだ [;^J^]。調べてみたら、やはり和製英語。「老眼鏡」と完全同義なのかどうか、よくわからないけど、まぁ、刺青とタトゥーぐらいの違いはあるのだろう [;^J^]。なんにせよ、本日私が買ったのは断じて「老眼鏡」などではなく、「シニアグラス」ですからねっ [;^.^]

 閑話休題。iPhone 4S のアナウンス。どうしたものかねぇ..

*目次へ戻る


*2011年10月06日:スティーヴ・ジョブス逝去


 (ロイター)享年56歳。夭折とまでは言えない程度の、早世である。最高の医療を受けられただろうに、なんとかならなかったのだろうか..と、死因を確認してみたら、膵臓癌でしたか..(そういえば、栗本薫も膵臓癌で亡くなったはず..と調べてみたら、享年が同じではないか..)

 合掌..

 手塚治虫関連調査の進展あり。浜松市立中央図書館経由で京都大学付属図書館に、“「小一教育技術」の1962年4月号に「入学のよろこび」という手塚治虫のエッセイが掲載されているのならば本文と奥付をコピーしてくれ”、と依頼していたのだが、同号に掲載されていることが確認できた、という連絡が入ったのである。

 そもそもどうして、「掲載されているのならば」という条件付きだったのかと言うと、このエッセイが収録されている手塚治虫漫画全集に記載されている初出誌情報は「1963年4月号」なのだが、国会図書館でこの号を閲覧しても掲載されておらず、周辺状況から正しくは「1962年4月号」ではないかと強く推測されたものの、国会図書館にはその号は所蔵されておらず、普段利用している都立図書館などにも見当たらないので、先送りしていたのである。このたび、改めて各地の大学図書館を検索したところ、京都大学付属図書館に所蔵されていることがわかったので、問い合わせていたのである。

 さて、情報は得られたが、この時点ではまだ厳密には「伝聞情報」である。現物を見なくてはならない..というわけで、もちろんコピーを送ってもらうのだが、ここは前金制。しかも現金書留オンリーである。コピー代よりも送金代の方が高くつく。できればネットで送金したいものであるが..[;_ _]

 ..と、ただこれだけの確認のために、結構な時間とお金を費やしている人もいるんですよ、という、トリビアでした。[;^.^](← 火曜日の日記からコピペしてみました。[;^J^])

*目次へ戻る


*2011年10月07日:用賀で降りたい..


 ..用が無くても..ではなく。[;_ _][;^.^]

首都高渋滞時、高速バスから鉄道乗り換え可能に

 首都高速道路会社は6日、名古屋方面から東名道と首都高速を利用して都心に向かう高速バスの乗客が、首都高の渋滞時に鉄道に乗り換えられるサービスを13日から始めると発表した。

 東京都世田谷区の用賀パーキングエリア(PA)内に降車専用のバス停を設け、約300メートル離れた東急田園都市線の用賀駅から乗り継げるようにする。

 用賀―渋谷駅(渋谷区)間の運賃は通常190円だが100円に割り引く。首都高が渋滞している場合、用賀PAから都心の霞が関インターチェンジ(千代田区)まで1時間程度かかることもあるが、乗り換えで大幅な時間短縮が見込めるとしている。
(2011年10月7日07時57分 読売新聞)

 ..えーと、これ、今年の2月19日にやってもらったんですけど [;^J^]、その時点ではあくまでもイレギュラーな処理だったのを、制度化する、ということなのかな? それにしては、100円券も用意されていたし運転手さんの処理も手慣れていたし、既に十分実績のある「制度」だという印象を受けたのだが..いずれにせよ、これは助かります。

 帰宅してから、徒歩で街中へ。バスの方がもちろん楽なのだが、徒歩でも40分はかからない。週末はどうかすると、バスを使う方が(渋滞で)到着が遅くなりかねませんので..とはいえ、途上、とあるバス停を通り過ぎるタイミングで、ちょうどバスが来てしまったので、少しだけ乗りましたが。[;^J^]

 19:30から有楽街のアグリという店で、Nさん夫妻とAさんと、計4人で会食。店名からしてヘルシーな精進料理みたいなものばかり食わされるのかと警戒していたのだが [;^J^]、野菜だけでなくベーコンなども美味しく、ワインの種類も多い、なかなか素敵な店でした。[^J^]

 23:00過ぎにお開き。徒歩で帰宅したのが、23:50。タクシーを使うと、深夜料金で1300円かそこら。時間と費用のトレードオフが実に微妙で、いつも迷っているのである。[;^J^]

*目次へ戻る


*2011年10月08日:「はやぶさ/HAYABUSA」


 快晴であるが、午前中にワインが(代引きで)届く予定なので、サイクリングどころか、買い物にすら出られない。フトンを干すが、なんか曇ってきたし。[;^J^]

 11:00にワインが届く。薄曇りならぬ薄晴れに立ち直ったので、フトンは干したまま11:15に車で出て、I医院で薬をもらう。昼食は久しぶりにCoCo壱。帰宅は14:00。

 フトンを取り込んでから、改めて街中に出る。まずはトーホーシネマで「はやぶさ/HAYABUSA」。

 はやぶさが好きな(あるいは興味を持っている)人ならば、いろいろなドキュメンタリー番組を既に観ていることと思うが、それらに対する格別な付加情報があるわけではないので(漁連の説得/接待シーンとかは、報道されたことは無かったと思うけど [;^J^])、そういう視点からはさほどの価値は無い。むしろ、多少なりとも情報が不足気味である。(フレアによる最初のダメージとか、なぜ弾丸が発射できなかったのにサンプルの採取に希望が持てたのか(その根拠)とか。)

 となると、俳優陣を目当てで観ることになる。その観点からは、非常に素晴らしい。

 おそらく、川口マネージャーをモデルとする川渕マネージャーを演ずる佐野史郎に注目が集まっているであろうけれど、それよりも見事なのは、的川対外協力室長をモデルとする的場対外協力室長を演ずる西田敏行と、ほとんど唯一特定のモデルが存在しない(複数の実在人物の合成らしい)水沢恵(主役)を演ずる、竹内結子である。

 ドキュメンタリー映画ではないので、もちろんフィクション(虚構)が含まれているわけで、特に、架空の存在である水沢恵の物語が(当然)虚構なのだが、非常に適量だと思う。これより多いと鼻につき、これより少ないと物足りない。「理科系の女子」の役作りもまた、素晴らしい。竹内結子のファンならば、必見レベルではないか。

 映画は17:50に終わり、18:45から浜松市教育文化会館で、四季のコンサート。今夜は錦織健のリサイタルである。(ピアノ:多田聡子)

 第1部の前半がヘンデル(メサイア、リナルドなど)、後半が日本の歌。第2部の前半がギターを弾きながらの(ドニゼッティ、ロッシーニらの)セレナーデ、後半がミュージカルナンバー。実に妥当というか、このコンテンツならばこれ以外の配列は考えられないだろう。もちろん満員で、まぁ普段はクラシックを聴いていないんじゃないかな、と思われるおばさま方もいらっしゃいましたが [;^J^]、マナー的には問題無し。(ヘンデルを早めに片付けておこう、という錦織健の真意は、しっかりと汲み取れました。[_ _][;^.^])

 極力公平な耳で聴いたつもりだが、全体的に高音がやや安定せず、十分安心して聴いていることはできなかった [_ _]。トークの質は、好悪がわかれるかなぁ。総体的に見て、良いコンサートだったとは思います。

 終演は21時頃。晩飯がまだだったし、帰宅してから作る気にもなれないしで、ひさしぶりに、有楽街のこだわりやま。週末のこの時刻にしては、すいていて助かった。

 ..うっかり、安ワインを1本(以上)空けてしまった [;_ _]。帰宅時刻は..憶えてないや。[;_ _][;^J^]

*目次へ戻る


*2011年10月09日:江ノ島に行きたい


 快晴。浜松西郵便局でアマゾンからの荷物を受け取ってから、湯風景しおりへ。10:20から15:30まで。16:25に帰宅。

 湯風景しおりでの日光浴は早くもシーズンオフ..というわけでもないが、十分長時間、陽光を浴びることが、しにくくなってきた。男子の野天風呂は、塀ではなく林で囲まれているのだが、秋分の日も過ぎて、太陽が(目に見えて)低くなってくると、南側の木々の梢に遮られて、野天風呂内で日陰になるエリアが広くなるのである。そして今年は去年よりも、そのペースが明らかに早い(ような気がする)..もしや、南側の木々が成長している(高くなっている)のだろうか..[/_;][/_;][/_;](まさか、剪定しろとも言えないし。[;^.^])

 金曜日の深夜に録画した「モヤモヤさまぁ〜ず2」を観る。(好きなんですよ、このゆる〜い番組。[;^J^])今回は、江ノ島そぞろ歩き(モヤモヤ歩き [^.^])である。

 実はわたくし、江ノ島に行ったことが無いのですが [;_ _]、この録画を見て、非常に、非常に気に入ってしまった! これは是非とも、行かなくては! ちなみに、浜松からはいささか遠いという印象があったのだが、調べてみたら、浜松発7:31のこだまに乗れば、片瀬江ノ島に9:50に着くではないか。やはり国会図書館よりは遠いのだが(← そういう尺度は考え物です [;^.^])、楽勝で日帰りで遊んでこれる。検討しよう。

 ちなみに、江ノ島を描いた絵画作品は無数に存在するであろうが、私が偏愛するデフォは、歌川国芳の「相州江之嶋之図」(画像検索結果)である。どうです、ほとんど怪獣でしょう。[^.^]

*目次へ戻る *先週へ *次週へ


*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Oct 13 2011
Copyright (C) 2011 倉田わたる Mail [KurataWataru@gmail.com] Home [http://www.kurata-wataru.com/]