*2011年01月03日:エヴァ芸と腹話術
*2011年01月04日:新春秋葉オフ 2011
*2011年01月05日:「創世の島」
*2011年01月06日:文字化け対策、完了
*2011年01月07日:「不確定世界の探偵物語」
*2011年01月08日:自転車初回点検など
*2011年01月09日:オフな中日(なかび)
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*2011年01月03日:エヴァ芸と腹話術


 陽は射すが、雲が多い。午後、散歩。風が無く暖かい。

 TBSの「お笑いDynamite!2011」、鉄板ネタを持ってきた芸人が多く、概してハイレベルで見応えがある。M−1組はもちろん、オードリー、サンドウィッチマンなど、さすがである。

 しかしそれらの優れた芸を圧倒して記憶に残ったのが、椿鬼奴の芸(なのか?これは [;^.^])である。エヴァンゲリオン初号機のコスプレをして片膝をつき、右手に持った豆腐を見つめたままじっと動かず..(背後に流れるのは、第9交響曲第4楽章中間部のコラール..)そして55秒後、コラールが途切れた瞬間、豆腐を、クシャッと握りつぶす!(以上)

 ..これはいったいなんなんだ、という(多くはOLか女子大生である)オーディエンスのざわめき [;^J^] に、MCのくりぃむしちゅーが、「(有田)本当にああいうシーンが、あるんです。エヴァンゲリオンで!(会場:へえ〜〜..)あそこの豆腐は渚カヲル君という使徒なんですけども、友達なんですよ、エヴァンゲリオンのパイロットと友達で、ずーっと最後、あれぐらいの間で..」「(上田)あのさ、司会者が説明しなきゃいけないネタって何?」..[;^.^][;^.^][;^.^]

 まぁ、(今なお映画化されているとはいえ)15年も前のアニメなのだから、わからないほうが当然ではある。ついでに指摘しておくと、有田は(正しく)「渚カヲル君という使徒」と言ったのだが、字幕は「渚カヲル君という人」になっていた [;^J^]凸。情けないといえば情けないが、まぁこのくらいのミスはやむを得ないという気もする。(カヲルは正しく書けているのに、惜しかった。[;^.^])さらに言うと、以上述べたように、この芸?、けっして受けたわけではないのだが、最後の締めのMCの上田の「今回のネタで使った豆腐は、家に持ち帰っておいしく頂く予定だそうです」が、一番受けていた [;^.^]。ここまで含めてネタだと言って言えない事は無い(わけが無い [;^J^])。

 ..という宴会芸 [;^.^] とは真逆の存在として、圧倒的に素晴らしかった正統派の芸が、いっこく堂の腹話術である。とにかく驚いた。ネタは「千の風になって」で、まずは秋川雅史の歌真似からスタート。さすがに完コピとはいかないにせよ、一定の水準には達している歌真似をひとくさり披露したあと、人形が「歌い継ぐ」。もちろん腹話術であるから、いっこく堂本人は口を閉じているのだが、私は最初、状況がわからずに、混乱した。「声量も声色も全く変えずに、シームレスに」人形が歌い継いだからである。録画を何度プレイバックしても、いっこく堂の体から声が出ているようには見えない..人形が歌っているようにしか見えない(聞こえない)のだ。そして、「さだまさし風 千の風になって」、「谷村新司風」、「松山千春風」と、同じパターンを繰り返す。いずれの歌真似もそれ自体本格的なものであるが、それを、クオリティを落とさずに、腹話術でも行なうのである。

 会場のどよめきと喝采は、大変なものであった。私は、腹話術の平均的な水準を知らず、あるいはこのくらいは常識なのかも知れないが..とにかく、椿鬼奴のエヴァ芸とあわせて、保存版としてDVD−RAMに切り出した。(エヴァ芸も保存するのかよ。[;^.^])

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*2011年01月04日:新春秋葉オフ 2011


 今日は有休取得済み。実家前のバス停から8:41のバスで発ち、まずはみなとみらい線の日本大通り駅へ。横浜都市発展記念館の「モダン横濱案内」展の開館時刻(9:30)にぴったり間に合うはずだったのだが..迷った [;_ _]。まぁ、近くのビルの守衛さんに訊くときに、建物の名称を間違えた私が一方的に悪いのではあるが [;_ _][;^J^]、それにしても横浜都市発展記念館のHPの「利用案内」欄の「日本大通り駅 徒歩0分」を、話半分に読まずに、少しは信じるべきだったのである。まさか、駅の真上にあったとはね [;^.^] ..ま、おかげで20分ぐらい無駄足踏んだとはいえ、怪我の巧妙というべきか、この駅の周辺は歴史的建造物が多く、実に味わい深いのだ。(ここで降りたのは、初めてなのであった。)いずれまたゆっくりと散策したいものである。

 それはともかく、「モダン横濱案内」展。やや驚くほどこぢんまりとした展示であるが、非常に内容が良く、昭和初期の横浜の魅力を堪能することができる。この展覧会のためだけにここまで足を運ぶのはどうかと思われるかも知れないが、なにしろ地の利が良いので、ほかに「ついで」は山ほどある [^J^]。今月一杯だが、横浜(あるいは昭和初期の「モダン」文化)に興味があるのなら、一見の価値はありますよ。お薦め。

 11:15頃に発ち、半蔵門線で神保町へ。といっても、どこに立ち寄る暇もなく、単に秋葉原方向へ、待たずに食える店を探しながら歩き抜けただけ [;^J^]。途上の立ち食い寿司屋に入るが..なにしろ、空いているのである。廉い店なのに、空いているのである [;^J^]。これは大変、よくないニュースだが [;^.^]、まぁなんとか料金相応のものは食えたので、文句は言わない。[;^J^]

 秋葉原駅でAさん、Bさんと待ち合わせ。毎年(毎正月)恒例の新春秋葉オフである。Aさんが少し遅れるとのことなので、先にBさんとラジ館をざっと視察。(とうとうフィギュア店が、1Fまで降りて来たか..[-人-][-人-][-人-][;^J^])ひととおり眺め終えてから(Aさんを待ちながら)ラジ館の入口で、新たに「アトレ」という駅ビルが整備された秋葉原駅方向を見ていて..違和感の原因に気がついた。目の前に、トラックの搬入口がある..そう、つまりここは、「アトレの裏口」なのである! なんと、秋葉原駅電気街口の、ラジ館方面は、秋葉原駅の「裏口」にされてしまったのである! なんということだ。なんということだ!

 ..落ち着こう。[;_ _][;_ _][;_ _][;^J^] まぁ冷静に考えれば、それは確かに、ダイビル方面が、表口だわさ..

 ..閑話休題 [;^.^]。Aさんも合流して、13:30過ぎにスタート。まずはアトレから視察するが、確かに秋葉にはおよそ不似合いな、おされなテナント群 [;^J^]。成城石井(おされなスーパー)が入っているのは便利な気もするが、皆で探しても、何故かSPAM缶は無かったり。[;^J^]

 引き続き、まんだらけ、ダイナミックオーディオ、クレバリー2号店など。アーツ千代田3331にも寄ってみたが、HPでは1/4から開いているということだったのだが、実際には、玄関が開いているだけで、展示会やハンダ付けカフェなど、全てクローズドであった。[;^J^]

 石丸ソフト本店にも寄る。3/27に完全閉店とのことだが(アイドル館も [;^J^])、これで秋葉原には、まとまった規模のCD/DVD屋が無くなるわけか..(石丸本店とか、ヨドバシ8Fのタワレコとか、ワンフロア規模の店はあるにせよ。)

 〆は、例年どおり、秋葉原駅前プラザビルの2Fの「VICTORIAN PUB THE ROSE & CROWN」で、17:00から21:30まで。秋葉原駅で散会して、22:00東京発のひかりで、浜松に戻る。

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*2011年01月05日:「創世の島」


 「創世の島」(Bernard Beckett、早川書房)読了。(ネタバレを回避すると)まことに書きにくいのだが、要するに(口頭試問という形式の)対話篇であり、神話語りである。(最終的には、ある「原罪」が、語られるのだ。)どんでん返しの構造もまた、極めてオーソドックスな(ある主の物語群の原型に近い)ものであり、その意味でも(二重に)神話的であるといえる。

 もともとジュヴナイルとして発表されたらしく、確かに読みやすいのであるが、読後感は充実している。具体的な内容をさっぱり書けなかったが [;_ _]、お薦めできる。[;^J^]

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*2011年01月06日:文字化け対策、完了


 昨年末(12/23)の日記で、マイクロソフトがやらかしてくれたお陰で、私のウェブページ(倉田わたるのミクロコスモス)全体が、IE6/7/8に最新のセキュリティパッチを適用すると、文字化けしてしまうハメになった顛末を述べた。

 その時点では、放置して、マイクロソフトの対応を待つつもりだったのだが、マイクロソフトが対応する保証は全くなく、対応するとしてもいつのことになるか見当もつかず、それまでは、私のウェブページは(IEユーザーには)文字化けしっぱなしということになってしまうのである。リドローすれば読めるとはいえ、それに気が付かれず、「ここもとうとう腐ったか。巡回から外すか..」、と、見放されてしまう可能性が極めて高い。[/_;][/_;][/_;]

 ..というわけで、もうこうなったら仕方がない。「倉田わたるのミクロコスモス」を構成する千数百のファイルの文字コードを全て、ISO-2022-JP から Shift_JIS に変換することにした。こう書くと簡単なようだが、単に変換するだけではなく、ヘッダ行を書き替える必要もあり、さらに、ツールによって自動生成されるファイルも多数存在し、それらについてはツール側の修正が必要、等など、まことにややこしく手間がかかる作業なのである。

 終わったのは、深夜2時よりは3時に近い刻限であった [;_ _]。やれやれ..

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*2011年01月07日:「不確定世界の探偵物語」


 「不確定世界の探偵物語」(鏡明、創元SF文庫)読了。例によって3年以上前に新刊で買ったまま積んでいたのだが [_ _]、そもそもは1984年に出た単行本の文庫化である。超寡作な(正確に言えば、単行本の数が極端に少ない)作家の場合、少々積んでいても、旬を外した気にならないということは、確かにある。[;^J^]

 ハードボイルド仕立ての探偵小説であり、主人公はあまり腕っ節の強いほうではなく、助手の美女の戦闘力が極めて高い、など、オーソドックスなパターンやツボはひととおり押さえており、その意味ではフォーミュラフィクション的であると言える..世界でただひとつのタイムマシンを操る存在によって、過去が随時改変され、その影響で現在のありようもまた、バンバン変化してしまう(犯人が別人になってしまうどころか、そもそも事件も、あるいはそれを取り巻く状況も、全く存在しなくなってしまう)、ということを、別にすれば。[;^J^]

 読み始めてしばらくのあいだは、ご都合主義的というより、あまりにいい加減な設定だとしか思えなかったのである [;^J^]。なにしろ、過去を改変すると(当然)新しい時間線が発生するのであるが、その時間線上にいながら、旧時間線の記憶や、物理的な形跡が残っているのである [;^J^]。そしてそれは少しずつ薄れていくのであるが..どう考えても屁理屈すらつけられない [;^J^]。SFの様々なサブジャンル中、もっともロジックに淫すべき「時間テーマ」としては、失格ではないか..というあたりが、実は作者の狙いらしい。

 あとがきによれば、時間テーマのSFは「辻褄合わせの鮮やかさ」にこだわるあまりの自縄自縛に陥っているのではないか、というのが、作者の問題意識であり、もっと大らかな時間改変の物語を繰り広げてもよいのではないか、という主張なのであって、それには確かに同感できる。実際、「辻褄合わせの鮮やかさ」といいながら、時間テーマの作品の多くは、どこか釈然としない読後感=もやっと感が残るものなのである。それは、そもそも無茶な論理のアクロバットを(詭弁を弄してでも)行っていることに起因しているのであるが、どうせ結局もやっとするのなら、最初からもやっとありきの世界観にしてしまえ..という開き直りのようにも読める。[;^J^]

 なかなか悪くない作品である。他の書籍をさておいてでも優先的に読め、とまでは言わない(言えない)が、読んでも損をすることはない。

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*2011年01月08日:自転車初回点検など


 まず10時に(自宅から500メートルのスーパーに)クリーニング出しをして、すぐに帰宅。そしてすぐに(自宅から800メートルのナカノサイクルセンターに)自転車点検出しをして、すぐに帰宅。(近場でこちゃこちゃ動き回っております。[;^J^])

 改めて車で高丘方面へ出動。ガソリン入れ、アマノ書店、O内科。昼過ぎにいったん帰宅。改めて車で出て、湯風景しおりに12:50から1時間弱。遅い昼食は青空きっどでつけ麺。

 その足で駅前に回り、チケット屋で新幹線回数券購入、メイワン谷島屋で数冊購入、成城石井でイタリアンな食材を購入、ビックカメラで梅酒を購入、りそな銀行で金を下ろし、谷島屋本店に回ってから帰宅。

 夕方、ナカノサイクルセンターに自転車を受け取りに行く。初回点検なので、無料。らっき。

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*2011年01月09日:オフな中日(なかび)


 快晴である。本来、朝いちで起動して上京し、展覧会を3つハシゴする、という、大変充実した三連休の中日を過ごす予定だったのだが、微妙に寝過ごしたことと、企画に一枚噛んでいる某展覧会関係の作業が入ったことから、上京は中止。

 前記の作業は半日もかからずに終わってしまい、あとは結局、だらだらと過ごしてしまった。[;^J^]

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jan 13 2011
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