*2009年12月28日:世間では年末年始の連休
*2009年12月29日:紅白歌合戦 2008 [;^.^]
*2009年12月30日:「喜劇綺劇」
*2009年12月31日:「NOVA 1」/紅白歌合戦 2009
*2010年01月01日:「ロケットガール」
*2010年01月02日:恐怖の時計
*2010年01月03日:新春秋葉オフ 2010
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*2009年12月28日:世間では年末年始の連休


 ..に入っているところが多数派ではないかと思うのだが、私の勤務先は、明日まで仕事なのである。[;_ _]凸

 道路がムカツくほど空いてるので、たちまち会社に着いてしまったではないか。腹が立つので、今日の日記は、これだけっ [;^.^]凸

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*2009年12月29日:紅白歌合戦 2008 [;^.^]


 当然、今日も道路がムカツくほど空いてるのであるが、こちらも今日が仕事納めであるので、ここは我慢のしどころだ。[;_ _]

 帰宅してから、今年最後の録画消化にかかる。先週の日記に書いたとおり、現在、未視聴のまま積読(積視聴)状態の録画が533枚あるのだが、この中で、どうしても年内(というか12月31日の夜まで)に観ておかなければならない未視聴番組(DVD−RAM両面でトータル4時間以上)があったので、頑張って片付けた。

 ..昨年末の、紅白歌合戦の録画である。

 (↑ ..1年がかりのボケですので、ここんとこ、笑っていただかないと、辛いです [;_ _]。よろしくお願いいたします。[;_ _][;^.^])

 ..というわけで、昨年の紅白のインプレを(ほとんど一言だが)書いておく。[;^J^]

布施明「君は薔薇より美しい」
最も歌謡曲らしい歌謡曲を歌う歌手である。私にとっては、彼の歌が聴けるだけでも、紅白歌合戦の値打ちがある。
藤岡藤巻と大橋のぞみ「崖の上のポニョ」
うーん、ちょっと下手だなぁ..子ども=下手、とは限らないし、下手なら可愛いってもんでもねーぞ..とボヤきたいところだが、しかし清少納言の御言葉どおり、悔しいかな、「小さきものはみな美し」[;^.^]。曲自体は、さすがに素晴らしいと思う。
木山祐策「home」
初めて聴いたが、いい曲だ。
いきものがかり「SAKURA」
これは聞いたことがある。
大塚愛「愛」
はなはだ遺憾ながら、この人は上達ならぬ下達((C) 西原理恵子)をしているような気がするのだが [;_ _]、かつてはファンだっただけに、頑張ってもらいたいものである。
Perfume「ポリリズム」
うむ。やはりこの「声」は、気持ちがよいぞ。[;^.^]
ジェロ「海雪」
普通に上手いという水準を、確かに越えている。
TOKIO「雨傘」
普段はほとんどバラエティ番組の人たちとして認識しているのだが [;^J^]、一定の実力はあると再認識。
青山テルマ「そばにいるね」
これも聞いたことがある。
倖田來未「TABOO」
悪くないね。
森山直太朗「生きてることが辛いなら」
こんなのが、言葉狩りにあったのだね。自殺を助長しているだって? 言葉尻にしか反応できないクレーマーは、全く度し難いものである。(最後まで聴かないのかね。)いい曲だと思いますよ。
羞恥心 with Pabo「羞恥心 〜 陽は、また昇る 紅白スペシャル」
あー、小島よしおがNHKの激怒をかったってのが、これね [;^J^]。これは仕方がないよなぁ。彼のコスチュームなんだものなぁ。NHKもこのくらいは大目にみるべきだよなぁ..(民放の女子アナ(中村仁美)が出演しておる。[;^.^])
和田アキ子「夢」
さすがの貫禄。
氷川きよし「きよしのズンドコ節」
デビュー9年で、紅白のオオトリ。出世したなぁ。歌唱力もタレント性も見事なものである。まさにサクセスストーリーだ。素晴らしい。
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*2009年12月30日:「喜劇綺劇」


 薄々気が付いていたのだが(これまで見てみぬふりをしていたのだが [;^.^])、母艦PCでDVD−RAMに書き込んでいると、リセットがかかることがある。修理もままならんしなぁ..ドライブ交換だけで凌げるだろうか。マザーボードになんらかの原因があるような気もするし..外付け(USB接続)HDDをバックアップメディアのメインにしつつあるので、致命的ではないものの..(てゆーか、そういうことをしているから、DVD−RAMドライブがスネているのか? [;^.^])

 今日から帰省。普段はいったん都内に出てアレコレしてから横浜の実家に帰るのだが、今年はとにかく冬休みが短いので、実家に滞在する時間をいくらかでも長くするために、上京はパスして浜松発9:10のひかりで新横浜へ。午前中は実家が留守なので、横浜駅近辺(ジョイナスやCIAL)で時間をつぶし、昼飯はCIALの嘉禾屋で牛すじカレーうどん(950円)。まずまず。

 実家の近所の(うら寂れている)小さな商店街に、新しく古本屋が開店しているのを発見。非常に小さな店なのだが、品揃えの趣味が(異様に)良い。例えばコミックは店内の一角のコミックコーナーに集められているわけであるが、一般書籍の棚にも何人かの作家がピックアップされて並べてられており、それが例えば、横山光輝、水木しげる、吾妻ひでお、大友克洋、谷口ジロー、岩明均、高野文子、西原理恵子なのである。画集や展覧会のカタログ、古雑誌なども、間違いのないところを押さえている。

 はっきりいって、この町には過ぎたる店である。絶対に食っていけるわけがない [;^J^]。店が小さすぎるので、在庫の回転率も悪いであろう。新規の仕入れも難しそうだ。店番のおかみさんに訊いたところ、去年の9月に開店したとのこと。1年以上ももっている..ということは、この店は趣味で(あるいは内職/サイドビジネスとして)やっているのであろう。(くどいようだが、一家の家計を支える力はないのである。)だとすると、まだ当分は(このおかみさんの体が動くうちは?[;_ _][;^.^])つぶれない、と期待したい。

 13時過ぎに実家着。今日は穏やかな好天だったが、夕方になって風が強くなり、急激に冷えてきた。

 iPhone で「Classical Music Master Collection」をひたすら流し聞きしながら読書する。惹句を信用するなら(165曲で)100時間ほどあるらしいのだが、せっかくダウンロードしたのだから、全部聴かないと「もったいない」というわけで..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]。115円なんだから、気にすんな、うっちゃっとけ、というのが、もちろん正解なのではあるが。[;^J^]

 「喜劇綺劇 異形コレクション 44」(井上雅彦編、光文社文庫)を読了。特選が、一種の小宇宙ものである「第二箱船荘の悲劇」(北野勇作)、単純にギャグが面白い「地獄の新喜劇」(田中啓文)、自在に時間線を行き来するという「インキーに詫びる」(R・M・グリーン・ジュニア)にちょっと似ている手法と読後感の「夜なのに」(田中哲弥)。佳作が、「調伏キャンプ」(加門七海)、「ぼくのおじさん」(霞流一)、「アシェンデンの流儀」(井上雅彦)(マツケンサンバに、不覚にも噴いた [;^J^])、「終末芸人」(真藤順丈)。ほか、「首狂言天守投合」(朝松健)、「成程それで合点録」(かんべむさし)、「李連チェイの妻」(長谷川純子)、「山藤孝一の『笑っちゃだめヨ!!』」(牧野修)、「名もなく貧しくみすぼらしく」(清水義範)などを収録。

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*2009年12月31日:「NOVA 1」/紅白歌合戦 2009


 快晴。年賀状を(ようやく)書き上げる [;^J^]。投函がてら、母と、二俣川の長崎屋まで買い物に行く。今日も(陽光が差している間は)暖かい。

 「NOVA 1」(大森望責任編集、河出文庫)を読了。傑作多数。特選が、「相互作用の結果、物体側は波動関数が収束し、脳側には記憶という痕跡が残る」から「記憶に残らない存在があるのなら、その存在の波動関数は収束しない」に持ち込むロジックがスリリングな「忘却の侵略」(小林泰三)、深宇宙をゆく無人探査機ものに甘酸っぱい味付けをした「エンゼルフレンチ」(藤田雅矢)、ゆる〜いバカSF [;^.^] である「ガラスの地球を救え!」(田中啓文)、「非常識な隣人」パターンをグロとスカトロ側にさらにひと押しした「隣人」(田中哲弥)、“記述もの”である「自生の夢」(飛浩隆)。佳作が、正統派のミステリーだが、トンデモ説に流される大衆への風刺がメイントリックと密接に絡んでいる「七歩跳んだ男」(山本弘)、悪筆によって超現実的な状況(妻が28人になってしまう)が引き起こされる「ゴルコンダ」(斎藤直子)、記述による現実改変を武器とする戦隊物だが、その部分を除けば意外にストレートな「黎明コンビニ血祭り実話SP」(牧野修)など。伊藤計劃の絶筆「屍者の帝国」は、長編のプロローグのみ。最後まで読みたかった..

 ..さて、今年の紅白歌合戦のインプレであるが [;^J^]、まず第一に物申したいのは、子どもを使うとは卑怯ナリ!..ということである [;^.^]凸。テレビドラマだったか映画だったかCMだったか、なんのセオリーだったか忘れたが、子どもと動物を使えば(安易に)ウケてしまうのであって、だからこそ逆に「禁じ手」だったのではないのか!? 来年は動物(犬さんや猫さんたち)を舞台に上げるとでも言うのか!? 兎年にちなんで仲間由紀恵がバニーガール姿で司会をするというのなら、それはそれで大歓迎であるが..

 ..閑話休題。[;_ _][;^.^]

 昨年の録画を一昨日に観たばかりなのではっきりと判るのだが、大橋のぞみが大きくなっていることに驚いた。9歳から10歳への変化なんだから、そりゃ成長するわなぁ..(歌唱力(ポニョ)は変わっておりませんでしたが。[;_ _][;^.^])以下、適当にサンプリングして一言インプレを書いておく。

AKB48「RIVERサプライズ! 紅白Remix」
顔と名前が一致する娘(こ)が5人ぐらいいるのだが(すごいでしょ〜 [;^.^])、この人数でぐるぐる回りながら歌われてしまうと、その顔を見つけてもすぐに流れてしまって、とても悲しい。[/_;][;^.^]
美川憲一「さそり座の女2009」
化け物が3匹3人(IKKOとはるな愛とオードリー春日)、サポートについておる [;^.^]。これもまた紅白ならではの楽しみである。[;^J^]
スーザン・ボイル「夢やぶれて - I Dreamed A Dream -」
初めて聴く人。まぁ、こんなものかな。悪くないが、とてもいい、とまでは思わなかった。
aiko「あの子の夢」
いいね、いいね。
Perfume「ワンルーム・ディスコ」
やっぱ、この声、きもちいい〜。[;^.^][;^.^][;^.^]
SMAPによるマイケル・ジャクソンのカバー
努力は認めるが、パチモン以上のものではない [_ _]。ダンスのキレが、全然違う。[_ _]
木村カエラ「Butterfly」
歌唱力はともかく、歌と歌手に存在感がある。
布施明「MY WAY」
オヤジソングの定番中の定番であるが [;^J^]、こういう曲を風格豊かに歌える歌手は、やはり素晴らしい。
小林幸子「万葉恋歌 あぁ、君待つと」
..こう来ましたか [;^J^]。これまで様々な妖怪的巨大オブジェを作ってきたのだが、最大の妖怪は小林幸子自身だったということで [;^.^]。来年のミッションは、この巨像を立ち上がらせることでしょうか。[;^O^](でもって、NHKホールを内側から破壊して、渋谷の街を蹂躙しまくるのだ。)
嵐「嵐x紅白スペシャルメドレー」
バラエティ番組でお馴染みの面々である。今、一番勢いがあるジャニーズ系らしいが、その勢いは、確かに感じられた。
矢沢永吉「時間よとまれ」「コバルトの空」
素晴らしい! これはマジでサプライズだったのか?

 明らかに白組の方に勢いがあると思ったが、予想どおり(これで5年連続)白組の勝ち。近年(ここ数十年 [;^.^])の歌手に疎い母と観ていたのだが、母に言わせると、「紅組には区別がつかない歌手がたくさんいるけど、白組はそうでもない」とのことである。[;^J^]

 一昨日に去年の紅白の録画に目を通したばかりなのだが、この2年間、出場歌手の歌唱力がかなりマトモというか、底上げされているのではないだろうか。少なくとも例年、どうしてこいつが選ばれたんだ/いったいどの音符を歌っているつもりなんだ/微分音音楽かよ!、という歌手が、必ず何人かいたものであるが、去年と今年は、その類は(ほとんど)いないように思う。(「底上げ」というよりは「足切り」ですか。)耳が(評価が甘〜くなるという)紅白シフト [;^.^] をしているのは事実だが、この印象は間違っていないと思う。(底辺を這っているのがSMAPであるのは、例年どおり。[;^.^])

 紅白が終わってから「年越し雑学王」を見始めたのだが、太田光のMCぶりがあまりに酷すぎて見ていられず、スイッチを切った。饒舌すぎるというよりも、自己管理ができていないのである。とあるバラエティ番組でケンコバがぼやいていたが、爆笑問題がMCをする番組は、太田光の喋りの暴走のため、1時間の収録に10時間ぐらいかかることもあるそうな。去年あたり、何かの番組で「誰か、オレを止めてくれ!」と叫んでいたような気もするし [;_ _][;^.^]、この人は、ナマ放送は無理だと思う。

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*2010年01月01日:「ロケットガール」


 あっという間に2010年。この勢いでは、たちまち22世紀になってしまう〜。[;^.^]

 今日も快晴。昨年末から取り掛かっていた「ロケットガール」(野尻抱介、富士見ファンタジア文庫)「ロケットガール 2 天使は結果オーライ」(同)「ロケットガール 3 私と月につきあって」(同)を読了。(既刊4冊なのだが、第4巻が(適価で)入手できていない。)

 とある日本の宇宙開発団体(「ソロモン宇宙協会(SSA)」)が、日本初となる有人ロケットの打ち上げを計画していた。小型ロケットで人間を打ち上げるためには、小柄な体格の宇宙飛行士でなければならない..というわけで、女子高生にピッチピチのスーツを着せてロケットに乗せるという邪悪な [;^J^] 設定を科学的に正当化することに成功している作品である [;^.^]。とはいえ、作者自身「SFと呼ぶのがためらわれる」と述べているほど、科学技術的にはリアル。現代の技術を越えているのは、欧米諸国やロシアに対するSSAの重要なアドバンテージである高性能燃料と、ピッチピチの高性能スーツ [;^J^] だけであり、それらもいずれも、実現不可能というわけではない。

 A.C.クラーク直系の、堂々たる(技術系)ハードSFである。(「スラップスティックSFコメディ」と銘打たれているにせよ。[;^J^])第1巻のストーリーは、要するに地球周回軌道に上がって降りてくるだけ。第2巻では、地球周回軌道上で探査ロケットの修理をするだけ。第3巻は、月着陸しようとして事故って、なんとか月起動に戻るだけ。宇宙人も超科学も超能力も超文明も登場しない、地味〜な物語であるが..

 ..まっこと、手に汗を握る面白さである! 第3巻のクライマックスの、月からの奇跡的な脱出のシークエンスは、現代の科学技術の範疇から一歩も踏み出していない、物理的に可能な解決であり、だからこそ、圧倒的な感動をもたらすのである。

 第3巻の作者あとがきの結語が、実に“いい”ので引用しよう。

超自然現象に逃げないSFのリアリズムとは素晴らしいものです。なぜならそれは、あなた自身の物語になりうるからです。
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*2010年01月02日:恐怖の時計


 母から聞いたネタである。

 深夜、2階の寝室から台所に下りてきたら、電波時計の(夜光塗料が塗られている)短針が、闇の中で、びゅんびゅん回っていた..

 ..私なら、多分、気絶していたと思う [;^.^]。時刻調整かリセットなんだろうが..(「脱走と追跡のサンバ」(筒井康隆)の「井戸時計店の場」を想起いたしました。)

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*2010年01月03日:新春秋葉オフ 2010


 実家前のバス停から9:31のバスで発ち、神保町に着いたのが11:00過ぎ。開いている書店(書泉グランデ、書泉ブックマート、三省堂など)をざっと流してから秋葉原方面へ徒歩で移動。デニーズで時間調整をして、ラジ館前に13:00少し前に着。FCLA高齢恒例新春秋葉オフである。A氏、B氏、H氏と待ち合わせて4人で出発。途中2時間ほど、A氏の友人のO氏が合流して、この間は計5人。

 パーツ屋、石丸3号店、まんだらけ、PC屋、などなど。iPhone のサブ機が廉く手に入ればと思っていたのだが、iPhone 3G / 16GB が39,800と、これでは手が出ない。(修理中、一週間ほどピンチヒッターに使うだけなのだから。)

 〆は、例年どおり、秋葉原駅前プラザビルの2Fの「VICTORIAN PUB THE ROSE & CROWN」にしようとしたのだが、今日まで休業。そこで16:00過ぎにガード下の「矢まと」へ。19:20に散会して、東京駅19:56(遅れて20:07)発のこだまに乗り、浜松着は時刻どおり。バスで22:30帰宅。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jan 7 2010
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