*2007年10月15日:夜の迷走
*2007年10月16日:「赤ずきんチャチャ」「ミルモでポン!」
*2007年10月17日:包含関係
*2007年10月18日:要塞について
*2007年10月19日:海老名出張/少し風邪気味
*2007年10月20日:大砲コンサート
*2007年10月21日:現代マンガ図書館/まだ風邪気味
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*2007年10月15日:夜の迷走


 マンガ喫茶「ゆう遊空間 宮竹店」は自宅から約7キロで、大体土日の早朝に通っている。平日の夜に行ったことはまだないが、仮に行くとすると、会社から自宅まで約14キロなので、合計21キロである。しかしこれは地図で確認すると、明らかに三角回りである。会社から「ゆう遊空間 宮竹店」まで直線で結ぶ経路はないが、いったん自宅を経由するよりは近い道順がありそうだ..と、地図を調べてみた。一応、ある。それでも17〜8キロ程度はありそうなので距離的にはたいして変わらないが、この時間帯にこちらの道の方がすいているのならば、利用価値がある。何ごとも試してみなくてはわからない。

 というわけで、仕事がはねてから「ゆう遊空間 宮竹店」に直行してみた..というか、直行することを試みてみた [;^J^]。いや確かに、浜松環状線を東進して国道296号に入るところまでは、間違いなかったんだ。しかしそこからどうやら国道45号に入るところで失敗したらしく、ふと気が付くと、「ゆう遊空間 宮竹店」に向かって南下していたはずなのに、いつしか、「ゆう遊空間 宮竹店」を背にして北上していたのである [;_ _]。なにもかも棚上げにして言わせてもらうが、これが浜松の道路の恐いところなのである。[;^.^]

 既に相当距離が離れてしまっていたこともあり、ここから引き返すのも業腹だったので、そのまま自宅へ直行..するつもりが、心がちぢに乱れていたためであろう、二度三度と判断ミスを繰り返し、結局31キロ、90分の無駄なドライブの果てに、ようやく帰り着いたという次第であった。[;_ _][;^J^](めんどうなので、「良かった探し」は省略 [;^.^] ..つーか、カーナビ、買えよ。[;^o^])

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*2007年10月16日:「赤ずきんチャチャ」「ミルモでポン!」


 というわけで腹が立ったので(逆ギレである)、会社からの直行はヤメ。どうせ数キロも変わらないし、こちらの道が無茶苦茶混んでいるというわけでもないので、いったん自宅に帰ってから「ゆう遊空間 宮竹店」へ行ってみた。21.3キロで、1時間はかからない。

 2時間で切り上げたところ、利用料は840円。そうか。通常の時間帯は420円/時だったか。いつも早朝に利用していたので、なんとなく早朝価格の約300円/時の感覚でいたのだが..こりゃ高いわ。無理無理。やはり早朝か深夜にしないと。(このようにして、ヒトは不健全な泥沼に沈んでいくのである。[;^J^])..てゆうか、こんなことはわざわざ店に来なくとも、ホームページか電話で確認できたはずのことなんだがなぁ。[;^J^]

 本日この店で読み終えたのが、「赤ずきんチャチャ」(彩花みん)。ほぼ同時期に、本の王国からレンタルしていた「ミルモでポン!」(篠塚ひろむ)も読み終えたが..いずれも、非常に面白い。(さすがに「赤ずきんチャチャ」のタイトルには見覚えがあったが、「ミルモでポン!」は全く未知の作品であった。)これまで、この類の「小学生向け」というか「女児向け」のマンガは全く眼中に無かったのであるが、認識を改めた。(も、もしかして..幼児化してたりする? 私が? [;^.^])

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*2007年10月17日:包含関係


 「ザテレビジョン」誌には「中部版」と「静岡版」がある。浜松市は静岡県に含有されているので、たとえ静岡県が中部地方に含有されていようとも、当然「静岡版」の記述が有効である。しかるに、浜松市内で(「静岡版」ではなく)「中部版」を売っているコンビニや書店が複数存在するとは、どういうことか。

 「ザテレビジョン」誌の山がひとつしか見当たらない場合、それは当然「静岡版」であるという類推は論理的には全く正しく..というか、そもそも、その場所で使用できない番組表が載っているなどとは夢にも思うはずがなく、それに比べれば、表紙に小さく「中部版」と記載されているのを読み落としたなどは、落ち度とは到底言えないのではあるまいか。

 240円の大損害である。[/_;](しかも2回目。[;^.^])

 ヤフオクで落札した「ディスコミュニケーション」(植芝理一、全13巻)が届いた。

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*2007年10月18日:要塞について


 以前も書いたことだが、私のリブ100のバッテリーが、ほぼ寿命である。数分間と持たず、事実上、モバイルPCとしては使えない。バッテリーを買い換えればいいのだが、このジュラ紀のPCにいまさら1万8千円のバッテリーを買う気には、なかなか..というわけで、この傑作モバイル機は、もはや(ACアダプタでコンセントにつながなければ使えない)デスクトップPCなのである [_ _] ..

 ..という状況で、瞬間的に想起したSF小説がある。平井和正の「黄金の少女」である。(例によって、観念の飛躍(暴走)をお楽しみ下さい。[;^.^])

 経緯は省くが、この作品の後半は、アメリカのとある田舎町(チェンバーズ)を暴走族(セイタンズ)の大群が襲う、凄まじい戦闘シーンの連続である。完全武装の「セイタンズ」は数百人。十数人の警官しかいない田舎町など、たちまちのうちに蹂躙され暴行され殺戮されるはずだったが..この町には、度胸の据わった在郷軍人会(退役兵の老人たち)と、「兵器蒐集マニアの大金持ち」[;^.^] がいたのである..かくして彼らロートルとポンコツと警官の集団は、多大な犠牲を払いながらも数百人もの暴走族たちをほぼ全滅させるのであるが、しかしこの戦いの結末は(どちらが勝ったのかは)描かれていない..

 印象的なシーケンスをいくつか挙げると..「セイタンズ」の主力の大群が町に突入してくるときに通る隘路(峡谷)に罠を仕掛け、迫撃砲と地雷とワイヤーで封じこめ、重火器・小火器・手榴弾を雨あられと浴びせかける。セイタンズが近場の空港を襲撃して奪ってきた巨大なガソリン車(18輪車)でチェンバーズ近郊の野山を焼き払いにかかると、チェンバーズの装甲車がそれに対峙する。チェンバーズの最大の戦力は、電動バルカン砲を備え付けた軍用ジープであり、この、圧倒的な機動力と破壊力を併せ持つ神出鬼没のジープは、セイタンズの拠点や兵器を次々と破壊していく..

 そして、戦車。チェンバーズのM48戦車は、荒地を越えて襲いかかってくるセイタンズのモトクロッサーたちと対峙しているのだが、バッタのように身軽に飛び跳ねるモトクロスバイクの集団に対して、戦車は(破壊力は抜群だが)動作がいかにも鈍重で、分が悪い。そしてついにセイタンズのバズーカ砲で無限軌道(キャタピラ)を破壊され、(まだ砲撃能力はあるものの)動けなくなってしまう。そのときの戦車の指揮官の言葉..「やむを得ん。我々はここで要塞になるんだ」..

 ..とまぁ、そんな次第である。[;^.^]

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*2007年10月19日:海老名出張/少し風邪気味


 8:37のバス、9:23のこだま。10:41に小田原に着き、小田急で海老名へ。業務用ソフトを導入している某社へ出張(打ち合わせ)である。例によって仕事の話は割愛する。

 それにしても海老名(駅前)は、まだまだ意外なほどの田舎である。片側にはマンションやデパートが林立しているのであるが、もう片側は(市街化調整区域なのであろうか)田圃が広く残っている。まぁそのうち、駐車場やアパートになってしまうのであろうが、1968〜71年頃に小学校に通っていた、狛江市猪方の風景を想い出したりした。

 打ち合わせが終わったあと、先方のスタッフと共に計4人で本厚木の居酒屋へ。ここから(実家がある)相鉄線鶴ヶ峰までは呆れるほど近い。21:20には実家へ。(つまり、出張というよりは 交通費会社もちの帰省(上京)だったのです。[;^J^])

 実は今朝から、鼻の奥が少しおかしい。昨夜は寒かったからなぁ。夏布団+毛布ではそろそろヤバイか..[;_ _][;^.^]

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*2007年10月20日:大砲コンサート


 実家前のバス停9:16。大泉学園着11:10。駅前バスロータリー直近の吉野家で牛丼を食べてからバス停で朝霞行きのバスを待っていたところ、Aさんと「運良く」合流。何故に「運良く」かというと、会場に着いてからPHSで連絡を取り合う予定だったのだが、会場の自衛隊朝霞訓練場では、PHSのアンテナが立たなかったのである [;^J^]。そうでなくとも、目印のわかりにくい会場内でうろうろ探し回るのは非現実的であった。

 今日、ここで本物の大砲(空砲)を使うコンサートが行われることは、実はほとんど直前にmixiでAさんの日記を読んで知ったのだった。(3年ごとに催されているらしい。)ほぼ目の前に、105ミリ榴弾砲が4門並んでいる。凄い迫力である。少し押して13:20からスタート。1曲目はスーザの「なんじゃら歩兵連隊」[;^J^](タイトルのアナウンスを聞き落としました。[;_ _])この曲のエンディングで(挨拶がわりに?)早くも榴弾砲炸烈! ..わかっちゃいたけど、飛び上がった [;^.^]。完全に非日常的な音響である。

 吹奏楽の本体から離れたところで、しかも指揮者に背を向けているので、副指揮者が必要なはず..と思ったら、これが面白い。各榴弾砲に対応して、4人が赤/黄/青/緑の手旗を持って、榴弾砲からは離れたところに指揮者が見える角度で起立している。各榴弾砲の背後にもひとりずつ付き手旗担当者を見ており、(演奏個所が近づくと)挙手する。手旗が揚げられ、振り下ろされると、榴弾砲の背後についている担当者の手も振り下ろされ、それを見て引き金(だかなんだか知らないが)が引かれ、大音響。

 ドリルをはさんで、ベートーヴェンの「ウェリントンの勝利」(別名「戦争交響曲」)。離れた場所なので良く見えなかったが、小銃隊が「譜面通りに」演奏した。この曲の後半は(小銃の出番がないためか?)演奏されなかった。

 ここで本日のサプライズ。練馬というか大泉ゆかりの漫画家である松本零士の挨拶。そして交響組曲「宇宙戦艦ヤマト」。隊員のひとりがマイクを持って歌ってくれたが、わかりやすく形容するとカラオケ水準であり、いとをかし [;^.^]。曲の途中、クイーンエメラルダス 飛行船が、背後の空をゆっくりと横切っていったのも、心憎い演出である。(いや、演出ではなかったのかも知れませんが。[;^J^])この組曲中でも1回、榴弾砲が炸烈した。

Picture Picture

 そして和太鼓の演奏をはさんで、「大序曲1812年」。榴弾砲の連射を堪能した [^J^]。榴弾砲のことしか覚えていないが [;^.^]。下記に、動画へのリンクをいくつか貼っておく。(ちなみにここに掲載した左側の写真は派手に手ブレしているが、言うまでもなく、轟音の驚愕の巧みな視覚化である。[^.^])



 * http://www.ascii.jp/elem/000/000/077/77014/
 * http://www.youtube.com/watch?v=MJa4mBtt63Y
 * http://www.youtube.com/watch?v=3_MwovnLBDs
 * http://www.youtube.com/watch?v=Pnvk5hOElKQ

 自衛隊の広報宣伝行事でもあるわけで、軍事オタクならば涎を垂らしそうな兵器が多数展示されており、演奏後にはこれも楽しんだ。Aさんとふたり、ちょっと手間取ったが和光市駅になんとか辿り着き、池袋の居酒屋でビールなど。

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*2007年10月21日:現代マンガ図書館/まだ風邪気味


 実家前のバス停10:01のバス。現代マンガ図書館で30冊。退去した19時頃にはかなりの空腹でとても浜松の自宅に帰るまでもつとは思えず、さりとて新幹線で弁当、という気にもなれなかったので、江戸川橋のらんぷ亭で親子丼を試してみる..自分で作る親子丼のほうが、遙かにマシであった。[;^J^]

 寄り道もせずに浜松に直帰。まだ(少し)風邪気味である。イヤだなぁ..

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Oct 24 2007
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