*2007年09月24日:カーペットの掃除方法
*2007年09月25日:謎のアナウンス
*2007年09月26日:トントンオムレツ成功!
*2007年09月27日:カーソル位置について
*2007年09月28日:「今日の早川さん」
*2007年09月29日:「破壊魔定光」
*2007年09月30日:夏ブトン問題
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*2007年09月24日:カーペットの掃除方法


 考えるまでもない。掃除機をかければ良いのである。しかし、常駐している6畳の和室に敷き詰められているカーペット上のあちこち(床面積の約半分)に、書籍やら雑誌やらその他の書類やらクリアファイルやらCDやらDVDやらDVD−RAMドライブやらハードディスクやらの不安定なタワーがそびえている場合、そのタワー間の(最大数センチ幅の)隙間に掃除機をかけることは、不可能である。

 ここで、これらのタワーを「片付ける」という選択肢は、ないものとする。そんなことが可能ならば15年前に実施しているはずだからであり、机上の空論に過ぎないからである。(この場合は床上の空論だが。)また、「敢えて隙間は掃除しない」という選択肢も、ないものとする。ここは布団を上げ下ろしする部屋でもあり、かなりの量の埃が生成されているのである。

 そこで取り出だしたるのが、梱包テープ。例の、透明な幅広テープである。これを鋏で20cm〜25cmぐらいに切って、自分が座る定位置の周辺とタワーの隙間を重点的に、ペッタンペッタンペッタンペッタン..大体10回もペッタンすれば、髪の毛やら埃やら(以下、体面のため詳しい描写は控えるが)やらが一面に付着して粘着力を失うので、ごみ箱にポイ。これを5〜7回も繰り返すと、一応、見た目的にも健康的にもさほど問題が無い水準まで綺麗になるという寸法である。

 あー、いろいろ突っ込みたくてうずうずされていることは承知しておりますが [;^J^]、粘着ドラムをゴロゴロ転がす方式と異なり、タワーを動かさずにタワーの隙間の埃を吸い取る(貼り取る)ことができるし、細かい隅々まで埃を取ることができるし、何よりも、仕事の成果が(粘着力を失った)梱包テープの枚数(長さ)という形で「量」に換算され(「見える化」という奴である [^.^])、かつ、埃をタンク(パック)に溜め込む掃除機とは異なりその場で廃棄できるところに、一種の爽快感(と清潔感)があるのである。

 マルセル・マルソー死去。

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*2007年09月25日:謎のアナウンス


 先日上京したときの日記に書き忘れていた。東京に向かう新幹線車中のアナウンスであるが..


1. 男性の声で、「次は品川に止まります」
2. しばらくしてから女性の声で、「失礼いたしました。品川には止まりません。先ほどのアナウンスは間違いです。申し訳ございません」
3. しばらくしてから男性の声で、「失礼いたしました。次は品川に止まります。先ほどのアナウンスは間違いです。申し訳ございません」

 ..まぁ私は品川には用は無いんで、好きなようにしてもらえればいいんだが [;^J^]、それにしても、余計な妄想が私の読書の邪魔をする [;^.^]。こういうとき、原因(と物語)をパパパッと5つぐらい思いつけないと、物書きにはなれないんだろうな。

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*2007年09月26日:トントンオムレツ成功!


これまでのあらすじ

 先週末の日曜日、新たに購入した鉄製のフライパンでプレーンオムレツを作ったところ、やはりトントン回転はせず卵がフライパンに貼り付いてしまったものの、貼りついた箇所の面積はごく小さく、火加減と油加減と調理の速度を工夫しつつ練習を重ねることにより、克服できるように思われたのだった。


 ..とはいえ(コレステロールも気になるし)毎日毎日オムレツばかり食べているわけにも行かないので、月、火とインターバルを置き、本日再びプレーンオムレツに挑戦した。

 教科書どおり、フライパンを強火で熱したら、ぬれ布巾に乗せてジュッと粗熱を取る。これをもう一度繰り返し、三度目に熱したところで、サラダオイル(やや少な目)を入れ、全面に行き渡らせたら、バターを10g投入。バターが溶けきる前に溶き卵(卵×2 + 牛乳30cc + 塩小さじ1/6 + 胡椒少々)を入れ、菜箸で表面のみさらさらとかき混ぜ、半熟やや手前ぐらいの段階で卵の手前の端を向こう側に少し折り返し、トントンを始める。

 回らない..回らない..しかし、フライパンを左右に振ってみたら、丸く広がっている卵全体も左右に動く。つまり、貼り付いていない! これならまだチャンスはある、と、左手首のスナップでフライパンを跳ね上げてそれを右の拳でたたき落とす、という感覚でさらに何度か試みたところ、ついに回った、折り返した!

 もちろん、全然、完璧ではない。フライパンを熱しすぎていたらしく、バターがなかば焦げかかって風味を損なっているし、私のつもりとしてはフライパンの向こう側の端で回って欲しかったのだが、何故か手前で回ってしまい、形が全然まとまらなかったし [;^.^]、どちらかと言えば「回転させた」というより「返した」という感が強いし。

 しかしとにかく、やれば出来ることはわかった。もうあと何回かプレーンオムレツを練習してから、具入りオムレツ、それからオムライス、と、再度、階梯を登り直しましょうかね。とにかく時間が勝負の(秒単位の)調理法なので、具だのライスだのを入れるというロスタイムを経てから回るものかどうか、現時点では(やはり)全く自信がないのである。

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*2007年09月27日:カーソル位置について


 これは私の勤務先の「風土」なのだろうか。たまたま私が仕事で関与する人々に、こういう癖を持っている人が多いというだけのことなのだろうか。

 エクセルの文書を保存する際、最後のカーソル位置が記憶され、その文書を開いたときにはこのカーソル位置が再現される。(この機能はオフできるのかも知れないが、私は知らない。)それは別に構わないのだが..エクセルはこういう振舞いをするということがわかっているのに、「保存するときのカーソル位置について、無頓着である」人が、実に多いのである。文書を開くや否やとんでも無い場所にカーソルがあり、閉口することが少なくない。

 私だって、自分だけがワーキングに使うエクセルファイルであれば、いい加減なカーソル位置のまま保存することもあろうが、(まぁ、「自分だけのワーキング用」にエクセルを使うことなどほとんどあり得ず、大概はタブ区切りのテキストファイルなのであるが、それはさておき [;^.^]、)少なくとも他人への「提出用」のエクセルファイルであれば、「全てのシートについて」、必ずカーソルを「ホームポジション」(左上隅か、または最初に入力/着目して欲しい場所)に移してから、保存するようにしている。

 これは「整理・整頓」以前の、あったりまえの礼儀の問題だと思うがなぁ。書類はきちんと重ねて提出する、という次元の。社内ウェブに掲載されている「書式(テンプレート)」を開いたときのカーソル位置が出鱈目なんて、論外ではあるまいか。

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*2007年09月28日:「今日の早川さん」


 帰宅時、イオンに寄り、3FのHMV浜松で「HPラヴクラフトのダニッチホラー」(幻冬舎ルネッサンス、GANI-0015)を発注する。驚くべき人形アニメであるらしく、今から入荷が待ち遠しい。

 それにしても、この店で発注すると、担当者が端末で検索し、商品名や番号を画面を見ながら「ご注文カード」に手で書き写しているのであるが..HMVって、どこもこうなの? ジョーシンでは、当たり前のようにプリントアウトされていたんだけど..HMVって、実はローテク?

 「本の王国」に寄ってから帰宅。

 「今日の早川さん」- 廃墟通信の読者であれば、かなり多くの人が以前から知っていたのではないかと思われるが、私は不覚にも、今月号のSFマガジンの紹介ページを見るまで、知らなかった。言われてみれば確かに書店か、あるいはネットのどこか(mixi日記だったかも)でこのタイトルを目にしていたような記憶はあるのだが、まさか「今日の早川さん」というタイトルの本が早川書房から出るとは思わず、なにげにスルーしていたようであるが..

 ..はまった [;^J^]。帆掛舟ちゃん、萌え〜♪(← 踏まなくてもいい地雷を踏んでみるテスト。[;^.^])

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*2007年09月29日:「破壊魔定光」


 上期最後の土日である。朝から小雨模様。ゆう遊空間、郵便局、クリーニング出し、と回って、午前中10:30に帰宅。

 「破壊魔定光」(中平正彦、1999〜2005、ヤングジャンプコミックス)- 「はかいま・さだみつ」と読む。全12巻だが、貸本屋(「本の王国」)で第1巻をパラ見してみたところ、宇宙怪獣らしきものと(やけにデザインがダサい)ヒーローらしきものが戦っているし、タイトルもタイトルだし、これなら短時間で気楽にサラサラと読み流せるだろう、と、借りてみたのだが..思惑違いもいいところ。なんじゃこりゃ!?[;^.^]

 地球に次々に「流刑体(るけいたい)」と呼ばれるエイリアンが漂着し始める。彼らはその名のとおり宇宙社会における「犯罪者」であるのだが、経緯は省くが彼らの島流し先が地球になってしまった。その数たるや尋常なものではなく、既に数万体、最終的には2000万体やってくる。その「流刑体」を「殺すのではなく、回収して宇宙に送り返す」、というのが、巻き込まれ型のパターンで(「随行体(ずいこうたい)」と呼ばれる宇宙人のロボットのようなものと共に)ヒーローになった主人公(椿定光)の役割である..という具合にスタートするのだが..なんか、モヤっと感が漂っているでしょう?

 やがて、事態はとんでもない様相を見せ始める。この作品は、実は、「可能性の数だけ(従って事実上無数の)宇宙がある」、という「平行宇宙(パラレルワールド)」宇宙観をベースとしているのだが、この膨大な数の「流刑体」は、全て、「平行宇宙の椿定光たちがこの宇宙に転生してきたもの」なのである。なぜ「流刑体」に転生するかというと、「椿定光」のままこの宇宙にやってくると、椿定光が複数存在することになり、矛盾するからである。つまり、椿定光と流刑体の戦い(最初のうちは殺さずに回収することに腐心していたが、ある時点からそんなことは言っていられなくなり、殺しまくることになる)は、「自分との戦い」なのである。さらに、「流刑体」とは別に、流刑体を操る「敵」と呼ばれる存在も、「仮想空間」に存在することが明らかにされるが、それも実は「平行宇宙の椿定光」なのである。「兄弟喧嘩」ですらなく、戦いの敵も味方も、自分・自分・自分! これに「母」が絡む(というか「母」がこの状況の原因である)のであるが、全く、これほど感情移入しにくく爽快感に欠ける「戦い」はあったものではなく、一体これは本当に少年マンガなのか、と。[;^.^]

 そもそも、「敵」が「流刑体」を操って椿定光を殺そうとする理由は何か。これがSFとしてはかなり本格的な大ネタであり、キーとなるのは椿定光が持つ「予知能力」である。「予知能力」といっても、何十年も先を見通す本格的なものではなく、戦いの最中に敵が次の瞬間にどのように動くかがわかる、という、いわば「射程距離の短い」予知能力なのであるが、その程度の予知能力であっても、「宇宙全体(平行宇宙群)」にとっては、壊滅的な脅威なのである。

 この作品では、「普通の予知能力」というのは、「隣の平行宇宙をちょっと覗いてくる」ようなものだ、と、設定されている。隣の平行宇宙だから、この宇宙とほとんど同じであり、行って帰ってくるあいだに多少の時間差も発生する..「予知」や「タイムマシン」は、このメカニズムで説明されている。この場合、「予知」をいくら行っても、平行宇宙群にとっては別に何の問題もない。

 ところが、椿定光の「予知能力」というのは、「隣の平行宇宙ではなく、“この”宇宙の(現在の時間線の)未来を見てくる」という「本当の時間旅行」なのである、と設定されている。これをやられると、「未来がそれに確定するので、それ以外の可能性の宇宙は、全て消滅する」。つまり、椿定光は「無数の宇宙を破壊し、消滅させる存在なのである」!(これが「破壊魔」の通り名の謂れである)..そう、現代ハードSFの読者ならばどなたもご存知の、「アレ系」なのであった![;^.^](SFファンでないあなたは、私の説明を、ここまで読み通せましたか?[;^.^])

 こんなものを、少年マンガ雑誌でやるか!? 一体、ウルトラジャンプの編集者(編集長)は何をしていたのだ。作者にだまされたのか!?[;^.^] なかなか頼もしいことである。(誰が? [;^.^])しかも驚くべきことに、打ち切られた形跡がない。ちゃんと最終巻で着地している。もちろん、少年マンガらしいカタルシスに欠ける、いまいちスッキリしない結末であるが..こんなネタである以上、これは全くやむを得ないことである。

 Wikipedia で調べてみたら..


「アニメはWOWOWで2001年1月から放映された。ストーリーは原作とは異なったオリジナルであり、登場人物(流刑体含む)の設定などもかなり差異が見られる」

 ..あったり前だのクラッカー。[;^.^][;^.^][;^.^][;^.^][;^.^]

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*2007年09月30日:夏ブトン問題


 今日も朝から小雨模様。ついに起床時、「寒い」と思った。さてここからが(これからが)問題である。「布団を、どうしようか」..実は、私が所有している掛け布団は、夏用のものが1枚だけなのであった。[;_ _][;^.^]

 これまでは夏用の掛け布団を2枚持っており、これらにさらに毛布を重ねることで冬を乗り切ってきたのだが、数ヶ月前、この2枚のあちこちの破れなどが目に余るので(恐らく10年以上使ってきたことでもあるし)ついに2枚とも廃棄し、新品を1枚だけ買いなおしていたのである。その時点では夏だったので(春だっけ?)、2枚買う理由がなかったのであるが..さて、冬に向かって、もう1枚買い足さなくてはなぁ..と、押入れの中を眺めてみれば..2枚目の掛け布団を収めるべきスペースは、既に(数ヶ月の不在中に)書籍とDVDに占有されていたのであった。[;_ _][;^J^](あったり前だのクラッカー。[;^.^])ま、夏仕様の掛け布団の体積など知れているので、なんとかなるとは思うが..

 ゆう遊空間、本の王国、と回って、昼前に帰宅。あとは終日、ヒッキーである。極楽である(← 語弊がある [;^J^])。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Oct 3 2007
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