*2007年07月23日:夏オフ明け/国会図書館
*2007年07月24日:「百鬼夜行抄」など
*2007年07月25日:小説だって読んでます
*2007年07月26日:侵略/負け戦
*2007年07月27日:梅雨明けですか
*2007年07月28日:休日出勤/昆布の佃煮
*2007年07月29日:Y→B→M
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*2007年07月23日:夏オフ明け/国会図書館


 ここ数年、夏オフ明けの月曜日のアフターオフにはご無沙汰している。まったりのんびりとしたなかなか心地よいオフなのだが、今年もまた用事が込んでおりまして [_ _]..言うまでもなく図書館である。金銭的にも、そうたびたび上京できるわけではないのだから、上京した「ついでの機会」を見逃すわけにはいかないのである。

 ホテル(マロウドイン赤坂)を8時頃に発ち、赤坂見附駅から千代田線で東京駅へ向かい、銀の鈴のコインロッカーに大荷物(シンセ)を預け、千代田線で引き返して永田町駅に着いたのが9時過ぎ。国会図書館へ。

 ちなみに、東京駅から国会図書館へ向かう場合、前記の経路は歩行距離が長く、全くお薦めできない。JRで有楽町駅へ向かい、北口を出て有楽町線へ。ホームの一番手前の入り口から乗り込んで永田町駅でそのまま直近のエスカレーターで地上に出るのが、もっとも賢い。それがわかっていながら、なぜ千代田線で向かったかというと..千代田線で東京駅に着いてから、JR構内の「銀の鈴」のコインロッカーに向かうときに、何を血迷ったか「入場券」を買って入ってしまったからである。入場券では電車に乗れない。いったん改札から出て改めて有楽町までの切符を買わなくてはならないのだが..JRの改札を出てからJRの切符を買い直すなんて、心理的に不可能である。それで、わざわざ千代田線に戻ったのである。アホである。[;_ _][;^.^]

 本日読破したのは少女漫画系を中心に21冊。実質8時間半にしては物足りない冊数だが、仕方がない。東京駅19:24発のこだまで浜松に帰る。

 湿度はいささか高かったにせよ、概して(梅雨時にもかかわらず)天候に恵まれた夏オフであった。大荷物を担いで移動する身としては、本当に助かった。

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*2007年07月24日:「百鬼夜行抄」など


 先々週も書いたことだが、図書館やマンガ喫茶(やブックオフでの立ち読み [;^J^])に頼らず、この機会に(新刊書店やネット古書店やブックオフなどで)購入しているマンガも結構ある。条件としては、「読むのに時間がかかりそう」かつ「手元においておく価値がありそう」といったところか。坂田靖子の短編集などは、読む時間はさしてかからずすらすらと読めてしまうのだが、明らかに手元に置いておく価値があるので、迷わず購入している。(10年以上昔になるが、彼女の作品はいくらか読んでいたので、その値打ちを知っているのである。)同様に今回購入している(やや巻数の多い)作品としては、「百鬼夜行抄」(今市子)「ファイブスター物語」(永野護)「夢の碑」(木原敏江)などがある。

 「百鬼夜行抄」はマンガ喫茶でチラ見して「これは読むのに時間がかかりそうだ(時間あたりのコストがかかるマンガ喫茶で読むわけにはいかない)」と判断して、新刊書店で文庫版をまとめて購入したのだが..ヤな予感がもろに的中し、完全にハマってしまった [;_ _]。特定の作品にハマってる時間はないというのによぅ..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^] おかげで「ファイブスター物語」にも「夢の碑」にも着手できていない。前者は前者で「年表の勉強」が必要らしいし..時間がかかるんだろうなぁ..[/_;] 後者は文庫版を買い集めたのだが、第9巻(「渕となりぬ(中編)」)が入手できていない。アマゾンのマーケットプレイスに出ているのだが、1230円もするので見送っている。浜松市内の古本屋(ブックオフなど)でも探しているのだが、今のところ見つかっていない。「夢の碑」を読み始めるのはもう少し先になるが、その時点までに廉価で入手できていなければ、やむを得ず1230円で買うことになる。

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*2007年07月25日:小説だって読んでます


 ..というわけで(年内は)覚悟を決めて完全に「マンガシフト」しているため、小説の読書量が激減しているのだが、全く読んでいないわけでもない。

 「伯爵の血族 紅ノ章 異形コレクション 37」(井上雅彦監修、光文社文庫)- 特選が、「影武者」(石田一)、「混血の夜の子供とその兄妹達」(三川祐)−(この作品の“仕掛け”はなかなか面白いが、しかしいかに“鬼畜”であろうとも、そりゃ物理的に不可能だろうとも思う。[;^.^])。佳作が、「<隻眼流廻国綺談>石の城」(菊池秀行)、「赫眼」(三津田信三)、「蝶の断片」(加門七海)、「緋衣」(朝松健)−(襲い来る“虫”の集団を“霧”、それが立てる音を“溜息”と表現しているのがなかなか巧みで、「三つ目がとおる」(手塚治虫)中のとあるエピソードを想起させる)、「森は歌う」(田中文雄)。他、「≒0.04%」(平山夢明)、「楽園回帰」(飯野文彦)、「春浅き古都の宵は……」(森真沙子)、「ドラキュラの家」(福澤徹三)、「王国」(飛鳥部勝則)など。

 「クルンバーの謎」(Arthur Conan Doyle、北原尚彦、西崎憲編、創元推理文庫)- 佳作が「クルンバーの謎」−(インド(あるいはアジア)で何かをやらかした(あるいは何かを盗んできた)結果、謎のインド人(あるいはアジア人)が追跡してきて因果応報、という、ものすごく古いタイプの定型なのだが、私はこういう物語が(懐かしくて)好きだなぁ)。他、「トトの指輪」など。

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*2007年07月26日:侵略/負け戦


 ふと気が付いたらいつの間にか、部屋の入り口を入ったすぐわきに、本の山(ハードカバーと文庫本、合わせて10冊ぐらい)が出来ている。片付ければしまいである。しまいであるのだが..どこに?

 6畳間を長手方向に使って、一端(の窓の前 [;^J^])に低いラックを置き、その上に42インチディスプレイを置いている。かつては、フトンを敷いたときに枕元とラックの間にできるスペースに本を広げて、眠る前に読書をしていたものだが..いつしか枕元とラックの間に、本の山の列が「3列」できている。(「百鬼夜行抄」も「ファイブスター物語」も「夢の碑」も、この山の中にあるのである。)山の高さはごく低いものだが(30cm以下)、山は山である。手前の山とフトンのあいだにはもはやほとんどスペースがなく、テレビとDVDレコーダーとアンプとエアコンのリモコン(計4つ)を「隙間に横に並べて」置くことしかできない。つまり、本を広げられないのである。まぁ、(手前の)本の山の上に広げられないことはないのだが..

 夏オフで聞いた心温まるエピソード。Nさんの友人(女性)の部屋にはフトンを平らに敷くスペースがなく、フトンを(両端から迫る本の山の間に)「V字型」に敷いて、いわば谷間に寝ているのだとか。(それはそれで気持ちよさそうな気もするが。[;^J^])私の部屋はまだそこまでの状態ではなく、ちゃんとフトンを平らに敷くことができる。しかし、あいている床のスペースがフトンの面積とほぼ等しいので、フトンを敷くときにちょっとしたコツが要るのもまた、事実。

 書籍軍との陣取り合戦。言うまでもなく、この戦(いくさ)に「勝ち」はないのである..[;_ _][;_ _][;_ _][;_ _][;_ _]

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*2007年07月27日:梅雨明けですか


 ニュースによると、東海地方の梅雨が明けたらしい。なんかあんまり、梅雨って気分でもなかったけどね。

 まぁ、雨が降ったとしても車通勤だし、日中は終日(ブラインドを下ろした)室内でデスクワークしているのだし、休日は休日で、マンガ喫茶に籠もっているか、自宅で録画を消化しているか本/マンガを読んでいるかで、要するに天候など関係ない生活を送っているのだから、梅雨入りも梅雨明けもなんら実感を伴わないのは当たり前だわなぁ。(← オタクの鑑と呼んでくれ。[;^.^])

 とはいえさすがに、新刊書店やブックオフやスーパーに出入りするときに雨が降っていれば傘をさすわけだが..確かに、傘をさす回数が少なかった(というか、濡れた傘を乾かす回数が少なかった)とは思う。靴もあまり濡らさなかったしね。

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*2007年07月28日:休日出勤/昆布の佃煮


 ひっさびさの休日出勤。午前中に片付くと思っていたのだが、結局終わったのは20時である [;_ _]。午後の予定(マンガ読みとか録画消化とかマンガ読みとか録画消化とかマンガ読みとか)が全部すっとんでしまった。トホホ [/_;]。まぁしかしこれでなんとか、月曜日から無事にラインが流れそうだ。やれやれ。[;^.^]

 ダシをとったあとの昆布を捨てていてはいかん、と心を入れ替えて、ネットで適当にレシピを探して、佃煮にしてみた。


材料: ダシをとったあとの昆布【30グラム】水【150cc】酢【30cc】砂糖【5グラム】醤油【10cc】みりん【少々】削りかつお【3グラム】
(本来のレシピはこの倍量であるが、別にこの量でも調理しにくいことはない。)
 
1. 昆布は2,3センチぐらいの大きさに切る。
2. 鍋に昆布、水、酢をいれて強火にかけ、沸騰したら弱火にしてアクをとりながら煮る。
3. 昆布が表面に顔をだしてきたら、砂糖、しょうゆ、みりんを入れて時々混ぜながら中火で煮る。
4. 煮ている間に粉かつおを作る。
フライパンにかつおぶしをいれて中火でこがさないように木べらで混ぜながら煎る。カサが減って手で崩れるようになったらザルにあげ、木べらでもみくずしながら漉す。
5. 3.の水気がほとんどなくなったら火を止めて、少しづつ粉かつおをふり入れる。さまして冷蔵庫へ。

 うーむ、これは美味い! [^.^] 人によっては、塩辛いと思われるかも知れないが、その場合は醤油の量を減らせばいいかな。また、粉かつおの量が微妙に多い気がしなくもないが、せっかく煎って漉した粉かつおがもったいないので全部振りかけてしまった、という、いつものパターン。[;^.^]

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*2007年07月29日:Y→B→M


 例によって勤勉な休日が始まる。5:50起床、6:40車で出発。6:55から9:55までゆう遊空間宮竹店。以前はあった(ここで読めるとあてにしていた)のに見当たらなくなっているタイトルがいくつもある。考えてみれば当然で、新刊がバンバン入ってくるんだから、古いのは当然、押し出されるわなぁ。図書館じゃないんだし(図書館だって古い本はビシバシ廃棄してるんだし)「蔵書」が安定してるわけではない。油断してると危ないぞ。(「図書館」には(それでも)「使命感」があろうが、「マンガ喫茶」に使命感などあるはずもなく。[;^.^])

 10:00から11:30までブックオフ原島店。ここに来るのは初めてだが、特筆すべき点はない。ゆう遊空間宮竹店から近いのは値打ちである。昼前に自宅直近のスーパーでクリーニング出し。昼は久しぶりに「チキンのカレー味フランス風」を2食分作り、半分は冷凍庫へ。

 以前も書いたかも知れないが、レシピを記しておく。


材料: (4人分)鶏もも肉【600g】玉ねぎ【1個】バター【大さじ2】りんご【1個】塩こしょう【少々】
A.カレー粉【大さじ1】生クリーム【1カップ】マッシュルーム缶【1缶】
 
1. 玉ねぎはみじん切りにし、りんごは皮をむいてすりおろす。
2. 鶏肉を適当に切り分ける。
3. 玉ねぎをバターで透き通るまで炒め、りんごとAを加えてよく混ぜ合わせ器にとる。
4. ナベを中火にかけて熱し、鶏肉を入れ、塩、こしょうをふり、フタをして両面こんがり焼く。
5. 4に3で作ったソースをかけ、フタをして弱火で5分程煮る。

 このメニューの勘所は「鶏の脂」だと思う。私はビタクラフトの鍋で、サラダ油もオリーブ油も使わずに鶏の腿肉を焼いているのだが、この時に鶏肉から出る脂を全部残したままソースを入れて煮込むと、さすがに脂っこくて辟易する。しかし、脂を全部拭き取ってしまうと、それはそれで味気ない(さっぱりし過ぎてしまう)のだ。ほどほどに脂を残すのがポイントなのである。とにかく実に美味。

 午後いちで投票してから、溜まっている録画のうち「探検ロマン世界遺産」「迷宮美術館」など何本か片付ける。早めの夕食は(昼食からあまり時間が経っていないので)一杯のかけそば。17:10頃に再度車で出発。スーパーに寄ってからマンガ食堂Mへ。18:00から24:00までひたすら読み続け、午前様帰宅。

 今日は、いままで気になりつつも未読のまま放置していた「からくりサーカス」(富士鷹ジュビロ (C)島本和彦 藤田和日郎)に着手した。予想どおり、読み飛ばしできない作品である。

 17巻まで読んだが、この作品の読破速度は実測値で2.5冊/時間。残り26巻なので約10時間もかかる。26巻全部読むのはやめて、現在のエピソード(前半のクライマックス)を読み終えたところで打ち切る、という判断もありうるのだが..この作品に関して言えば、それは惜しい。がんばって最後まで読もう。(具体的な作品名は挙げないが、基本設定だけ把握したらあとは秒殺、という例だってあることはあるのだ。)

 深夜にニュースをチェック。大方の予想通り自民惨敗。民主党には、「勝った(積極的に選ばれた)のではなく、負の選択をされたにすぎない」ということをわきまえていただきたいものである。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Aug 1 2007
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