*2005年01月10日:怪物三昧
*2005年01月11日:「赤死病の仮面」
*2005年01月12日:「光る眼」
*2005年01月13日:背伸びの徳
*2005年01月14日:テレビ今昔物語
*2005年01月15日:「スティングレイ」「イノセンス」
*2005年01月16日:堕ち続ける
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*2005年01月10日:怪物三昧


 3連休の3日目。昨夜、少々夜更かしをしたので、午前中は惰眠する。極楽である。昼前にイオンにブラブラしに行く。昼飯は3Fで「はなまるうどん」とやらを、初めて食べてみた。う〜ん、まぁ、こんなものなのかなぁ。

 帰宅後、改めてジョーシンに出かけなおして、昨日入荷連絡が来たDVDを5枚、引き取る。今日の午後は、RD−X5(ハードディスクレコーダー)のマニュアルの読み込みにあてる予定だったのだが、なんかもぅ、気持ち的に負けていて [;^J^]、この5枚を順次消化するという自堕落モードにチェンジする。

 「地球防衛軍」(東宝、TDV2604D)- 数十年前にテレビか何かで観たっきりだったのだと思う。改めて感心した。ストーリー的にはどうってことはないし、延々と続く光学戦が単調で、やや飽きが来る面もあるのだが、とにかく絵的に美しく、迫力がある。何しに出てきたんだかわからないモゲラが、間抜けでキュート。

 「大アマゾンの半魚人」(ユニバーサル、UJSD-35002)- これはもしかしたら、観たことがなかったかも知れない。(各種スチール写真は、物心ついた頃から色々観てきたので、記憶が混濁している可能性がある。)探検隊が閉じこめられる「ブラック・ラグーン」という「閉塞宇宙」が、なかなか良い。それにしても常識的に考えれば、半魚人が「一匹だけのわけがない」のだが。

 「吸血鬼ノスフェラトゥ」(アイ・ヴィ・シー、IVCF-2051)- これは、正真正銘の初見であった。吸血鬼映画史上、極めて重要な古典(1922)。今の目で観ると、古びていることは否めないのだが..(古い映画でしばしば用いられる手法なのだが、なぜ、微速度撮影するのだろう? 登場人物の動きがチョコマカチョコマカせわしなく、なんだかギャグっぽく見えてしまうのである..)しかし、「疫病の化身」としての吸血鬼の造形は、見事である。

 「狼男」(ユニバーサル、UJSD-24700)- あいやー。これは絶対確実に(幼少のみぎりに)テレビで鑑賞しているのだが、ほとんど内容を憶えていなかったあるよ。「銀の弾丸」じゃなくて、「銀のステッキ」じゃん! 正直なところ、さほど感動はしなかったのだが、手元に(この「廃墟城」に)備え付けておくに値する古典映画であることは、間違いない。

 (ここで時間切れ。最後の1枚の「赤死病の仮面」は、明日に回す。)

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*2005年01月11日:「赤死病の仮面」


 朝からもう、無茶苦茶寒い [>_<]。ついに冬本番か。あと2ヶ月弱の辛抱だ。

 残業を早めに切り上げて(といっても、19:50を回ったが)、「はるやま」まで車を飛ばして、つい先日購入した冬物のスラックスを2本、引き取る。私が所有しているその他のスラックスは、全て夏物なのだ。明朝もこの気温だとすると風邪をひく恐れがあるので、本日無理矢理、ゲットしたという次第。

 帰宅してみたら、消印無しの年賀状が、まだ届いてきているよ..こいつら、去年に投函されてるんだぜー..これでも文明国と言えるのか。[;-_-]凸

 今夜のDVDは、「赤死病の仮面」(エスピーオー、CPSD-S115)である。ロジャー・コーマンの一連のポー・シリーズ中、最高傑作とされているものだが、これも未見であった。何しろ、ロジャー・コーマンのポー・シリーズといえば、小中学生時分に、いくつか(確か「陥穽と振子」とか)を観たものの、さほどの印象はなく、数年前に中古LDで入手した「アッシャー家の惨劇」を観た際には、確かになんたるB級よ..[;^J^] と、世評の再確認をしてしまったほどなので、この「赤死病の仮面」も、特に期待せずに観はじめたのだが..

 ..なるほど。確かに素晴らしい。複数の原作小説のアマルガムであり、「青髭公の城」のモチーフも入っているのであるが、それらがバラバラにならず、うまく混交している。ただ、まとまりが良すぎるというか大人しすぎるというか、他のB級(Z級)作品群の、B級(Z級)ならではの臭み、頽廃趣味、グロテスク趣味が、いささか稀薄になってしまっているのが、残念。やや矛盾した要求ではあるし、無い物ねだりだとは解っているのだが..[;^J^]

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*2005年01月12日:「光る眼」


 1/8(土)に観たDVDの感想を、書き忘れていた。「未知空間の恐怖/光る眼 & 続・光る眼/宇宙空間の恐怖」(ワーナー・ホーム・ビデオ、DL-67058)である。「光る眼」の原作は、ジョン・ウィンダムの「呪われた村」(The Midwich Cuckoos)であり、映画の原題は「VILLAGE OF THE DAMNED」。これに「光る眼」という邦題を当てるのは(この映画のなかの“唯一の”SFXでもあるし)妥当だと思うが、「未知空間の恐怖」というサブタイトルはいかがなものか [;^J^]。「続・光る眼」のサブタイトルに至っては「宇宙空間の恐怖」であり、原題(「CHILDREN OF THE DAMNED」)にも内容にも、全然関係がない。[;^J^]

 「光る眼」は、例によって幼少のみぎりに観たっきり。「続・光る眼」は、初見。「光る眼」が原作にどのくらい忠実かは、原作の「呪われた村」を読んだのも大分以前のことなので自信が無いが、読書記録によると、序盤の正体不明のガスも、一斉妊娠も、原子砲によるソ連の町の抹殺も、焼き打ちも、原作にある。かなり忠実な映画化と言えるのではないかな。

 余談だが、4〜5年前にもこの日記に書いたのだが、この「呪われた村」は、「デビルマン」を強く想起させるのである。例えば上述の、(「悪魔」に汚染された)ソ連の町をソ連政府が原子砲で抹殺するエピソードや、「悪魔」を村人たちが焼き討ちにしようとするエピソードなどが、そっくりなのである。永井豪が「呪われた村」か「光る眼」の影響を受けた可能性は、十分、あると思う。

 「続・光る眼」は、エスパーが6人、という点で、どこか「人間以上」を想起させる。無論、物語は全然異なるのだが。主役の少年の不気味さ(と「美しさ」)では「光る眼」に一歩を譲るが、これもなかなかの佳作であった。

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*2005年01月13日:背伸びの徳


 「kakaku.com」のBBS(「¥価格.com¥ 口コミ掲示板」)は、非常に有益な情報交換の場なのだが、今の私は、RD−X5がどうこう以前に、ハードディスクレコーダー(と、最近のテレビ技術 [;^.^])に関する基礎的な知識が欠けすぎているので、質問を書き込むこともできないのである。なにしろ、その質問がレベルが低いのかどうかも判断できないのだから。[;^J^]

 この掲示板に限ったことではないが、こういう「場」で、もっとも軽蔑されるタイプのユーザー像、というのがある。それは、「なんかわからないけど、取りあえず世間で評価の高い高性能機を買ってみましたが、使い方がわかりませ〜ん」、という奴だ。つまり..私のことだ。[;_ _][;^.^]

 でもね..でもね..これは、いわば確信犯というか、そういう作戦を敢えて採ったのである。自分にとってオーバースペックであるかどうかもわからない(つまり、全く無駄な機能にお金を払ってしまったのか否かも判断できない)機械を敢えて買う、というリスクを取ったのである。

 なにしろ、26年間のブランクがあるのだ。その間にテレビとテレビを取り巻く状況がどれほど激変したのか(ソフト的には衛星放送等、ハード的にはハードディスクレコーダー等)、極力短期間でキャッチアップするためには、ハイエンドクラスの高性能・高機能機器を購入して使うのが、最も効果的である、と踏んだわけだ。無駄金だったとしても、それは教科書代として割り切れる。だから、ガタガタ言われる筋合いは無い! ..のだが..やはり、掲示板に質問をアップするには、勇気の力が足りない。[;_ _][;^J^]

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*2005年01月14日:テレビ今昔物語


 隔世の感、とは、このことだ。

 これまでも新聞のテレビ欄は“眺めて”来たのだが、別にテレビ番組を“観る”わけではないので、本当にいい加減に、字面を舐めていただけなのである。従って、どういう種類の番組が多くて、どういう種類の番組が少ないかまでは、全然、読みとれていなかったわけだ。

 26年前の記憶と全く異なるのは、「アニメ番組と特撮番組の少なさ」である。それでもアニメはまだポツポツあるのだが..特撮番組は、目を疑うほど少ない。(しかも、その数少ない(貴重な)特撮番組のひとつである「ウルトラマンネクサス」は、私んちで唯一まともに受信できないチャンネルであるところのSBS、と来たもんだ。[;-_-]凸)昔は、毎日毎日、山のようにアニメ番組と特撮番組があり、裏番組に重なりまくりで頭を悩ませていたと思うのだが..記憶が私を欺いてる?

 ほんとに、一体どこが「アニメ大国」「オタク大国」なんだと思ってしまいますよ。それともみんな、CSとかCATVに引っ越しちゃったの?(いまんとこ、私んちで観られるのは、(SBSを除く)地上波と、BSアナログと、BSデジタルの無料分のみ。WOWOWとスカパー!は、未契約。WOWOWは後回しにして、先にスカパー!を、なんとかするかな..)

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*2005年01月15日:「スティングレイ」「イノセンス」


 午前中、まず、OAナガシマ。メディア(DVD−R、DVD−RAM)の値段チェック。もちろん秋葉原よりは高いのだが、まぁ許容範囲かな。引き続きジョーシンへ。「スティングレイ コンプリートボックス」(東北新社、TBD 9010)「イノセンス」(ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント、VWDS9102)、及びイエスのライヴのDVDを購入。DVDを3点追加発注。

 昼食は、天下一品でスタミナラーメン。なんか..ここ最近は、昔ほど美味いとは思わなくなったなぁ。味が変わったのか、私の味覚が変わったのか?

 昼過ぎ、帰宅してから、まず、「スティングレイ」の第1エピソードを観る。ををををを、カッコいい! 私は実は、「サンダーバード」よりも「スティングレイ」の方が好き..というか、「体に入っている」のである。とにかく、音楽が素晴らしい。日本版オープニングの音楽も(記憶通り)素敵だったが、今回初めて聴いたオリジナルのオープニングの音楽は、さらにクールである。全39話。少しずつ観ていきましょうかね。う〜ん、宝物。[^.^]b

 引き続き、「イノセンス」を観る。オーディオコメンタリー付きなので、時間が、倍かかる [;^J^]。やはりこれは、いいですよ。ただ、人形たちの「球状の腹を中心とする」造形は、公開時から疑問でしたけどね。合理的なフォルムだとは思えないのだ。セクサロイドとして使用する際には、不気味だろうし..ハンス・ベルメールの「人形」に、引きずられ過ぎているんじゃないのかなぁ。

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*2005年01月16日:堕ち続ける


 久々に休日出勤。備品管理関係やPCのセットアップなど。

 帰路、書店にて、「ザ・ストーリー・オブ・イエス」という本を見つけてしまい、買ってしまった。プログレ・バンドの「イエス」についての本である。読むに値する内容があるかどうか、あるいはそもそも知るに値する知識なのかどうか、非常に疑問なのだが [;^J^]、ま、「義理」というものもありましてね。プライオリティが高いわけもないし、当分、読むことはないだろう..

 ..ここまで書いて気が付いたのだが、もしかして今週は、DVDとテレビの話題ばっかりで、ようやく最終日に「書籍」の話になったかと思ったら、「当分、読むことはないだろう」っていうオチかい!? [;^.^](「お兄さま…あなたは堕落しました」)

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jan 20 2005
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